省エネ住宅を建てるともらえる補助金について
※2019年12月現在
家を建てるだけで補助金がもらえる、だったらもらいたい!というのはこれから家づくりを始める人の本音ではないでしょうか。
補助金にはいくつか種類があり、中身も複雑なものが多くあります。手続きや建築条件なども、詳しく把握しておかないと結局もらえなかった…ということにもなりかねません。今回は、省エネ住宅を建てるともらえる補助金についてまとめました。これからの家づくりの参考になれば幸いです。
コラムのポイント
・省エネ住宅とは、住宅の冷暖房エネルギーを抑え、断熱と遮熱ができている家のことです。低炭素住宅や長期優良住宅、ZEH、スマートハウスなど様々なタイプがあります。
・補助金には、次世代住宅ポイント制度、すまい給付金、2019エネファーム設置補助、などがあります。それぞれ補助内容や申請期限などが異なります。あらかじめ確認しておきましょう。
・補助金に関する最新の情報は、プロに確認すると安心です。いつでもクレバリーホーム東京にお問い合わせください。
− contents −
◼ 省エネ住宅とは
・ポイント
・低炭素住宅
・長期優良住宅
・ZEH
・スマートハウス
◼ 省エネ住宅のメリット
・光熱費の削減
・快適な室内
・遮音性・耐久性の高さ
◼ 補助金の種類
・次世代住宅ポイント制度
・すまい給付金
・2019エネファーム設置補助
◼ 最新の情報はプロに確認を
省エネ住宅とは
これから家を建てようと検討している人で、『省エネ住宅』という言葉を聞いたことがない、という人はほとんどいないのではないでしょうか。しかし家づくりをするならマスト!という雰囲気を感じるものの、どんな住宅でどんな機能があるのかはよくわかっていない、という人も多いかもしれません。
省エネ住宅のポイント
省エネ住宅の基準となる省エネ基準は、「エネルギーの使用の合理化に関する法律(省エネ法)」の制定に対応して1980年に制定されました。
省エネ住宅とは、住宅の冷暖房エネルギーを抑え、断熱と遮熱ができている家のことをいいます。夏は涼しく快適に、冬は暖かい空気を保ったまま過ごすことができる家なら、冷暖房エネルギーを抑えても過ごすことができます。そのため、省エネルギー住宅は、年間を通して快適な暮らしができる住宅であるといえます。
省エネ住宅には、いくつか種類があります。
① 低炭素住宅
低酸素住宅とは、市街化区域などに建てられる、生活する上で発生する二酸化炭素の排出を抑制する装置が設置されている住宅のことです。
省エネルギー基準を超える性能を持っており、低炭素化する装置が設置されている、低酸素化促進の基本方針に適している、資金計画が適切、という全てを満たすことで、諸官庁に申請し、低炭素建築物として認定を受けることができます。
② 長期優良住宅
長期優良住宅とは、長期にわたり良好な状態で使用するために、構造や設備が整っており、住環境への配慮、一定面積以上の住戸面積を保有、維持保全期間が決まっている住宅のことです。
この長期優良住宅は、住宅ローン控除だけでなく、登録免許税や固定資産税など多岐にわたって優遇されます。
③ ZEH
ZEHとは、「外皮の断熱性能等を大幅に向上させるとともに、高効率な設備システムの導入により、室内環境の質を維持しつつ大幅な省エネルギーを実現した上で、再生可能エネルギーを導入することにより、年間の一次エネルギー消費量の収支がゼロとすることを目指した住宅」のことです。
経済産業省 資源エネルギー庁
https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saving/general/housing/index03.html
ZEHの普及で、家庭のエネルギー需給構造を抜本的に改善することを目的としています。
④ スマートハウス
スマートハウスとは、家庭の消費エネルギーをITによって最適に制御された住宅のことです。 家電や太陽光発電システム、蓄電池などのコントロールをITで行うことで、CO2排出削減をします。
施工事例
省エネ住宅のメリット
補助金を出すほど国が推し進めている、ということはそれだけのメリットが省エネ住宅にはあります。
光熱費の削減
省エネ住宅は、住宅で使用するエネルギーを抑えます。そして抑えるだけでなく、同時にエネルギーも作り出すのです。結果的にエネルギー使用量が±ゼロになる程、光熱費の削減には大きな力を発揮します。
快適な室内
高断熱、高気密なので家の中の室温は常に一定です。夏は涼しく、冬は暖かい暮らしを保つことが出来ます。
断熱性が高く、気密性も高い家なので、冷暖房のエネルギーが少なくて済みます。冬あたたかく、夏は涼しく、快適に暮らすことができます。寒暖差が生じにくいことで、結露の心配がなくカビも発生しにくくなります。また、急激な温度変化によるヒートショックの危険も抑えられます。
遮音性・耐久性の高さ
省エネ住宅は、気密性・断熱性が高い家です。それは同時に、遮音性・耐久性も高くします。外からの音や中から響く音の遮断、結露の発生を抑える、なども出来ます。結露の発生を抑えることは建物を守ることにもつながります。耐久性の向上につながり、結果安心な暮らしにつながります。
補助金の種類
省エネ住宅を建てた場合どのような補助金をもらえるのか、詳しく見てみましょう。
⒈ 次世代住宅ポイント制度
様々な商品と交換できるポイントを発行する制度を次世代住宅ポイント制度といいます。
消費税率10%が適用されており、一定の省エネ性や耐震性、バリアフリー性能を満たしている住宅を新築したりリフォームしたりされた方が対象です。原則として令和元年度末までの契約・着工が対象なので、期限が迫っています。
詳しくはこちら》》
https://www.jisedai-points.jp
⒉ すまい給付金
消費税率が引き上げられたことにより、住宅取得者の負担を緩和するために作られた制度です。住宅ローン減税の拡充による負担軽減効果があまりない収入層に対し、負担の軽減を図ったものです。そのため、給付金額は収入によって変わる仕組みになっています。
詳しくはこちら》》
http://sumai-kyufu.jp
⒊ 2019エネファーム設置補助
家庭用燃料電池システムのエネファームを住宅に導入する場合、その購入費用の一部を国から補助金としてもらえるものをいいます。
一般社団法人 燃料電池普及促進協会 「補助金事業センター」
http://fca-enefarm.org/subsidy31/index.html
⒋ ZEH補助金
設置するシステムや条件を満たした上で、消費エネルギーを削減、新たなエネルギーの生成によって、年間のエネルギー量が±0以下の場合、補助金を受けることができます。
・ZEHの定義を満たしたもの 定額70万円
・ZEHと高性能なZEH 定額115万円/戸
・ZEH+R 定額125万円/戸
補助金の額は毎年同じではなく、予算によって変わります。また申請締切時期も年度によって変わるので、注意が必要です。
自治体によっては独自の補助金制度を設けている場合も
各自治体によってはその地方に移住した方向けの補助金を提供しているケースもあります。住宅を購入する予定の自治体がどのような補助金制度を扱っているのか、市区町村のホームページなどを確認してみましょう。
最新の情報はプロに確認を
補助金に関する内容は、時期によって変わったり、締め切り前に募集が打ち切られていたりすることは珍しくありません。利用を考えているのであれば、早めに申請をし、利用出来る段取りを立てておきましょう。
また、こういった家づくりに関する情報についてはプロに聞くのが一番です。補助金を利用したい、省エネ住宅に興味がある、など詳しい内容についてはクレバリーホーム東京にお気軽にお問い合わせください。