二世帯住宅の相場|安く建てるポイントは?

二世帯住宅の相場|安く建てるポイントとは

※2018年12月現在

親世帯と子世帯が共にくらし、経済面でも生活面でも支え合いながら生活をしていく二世帯住宅。都会では単身世帯はまだまだ多いものの、最近では、二世帯住宅を建てる人も多くなってきています。

二世帯住宅に限らず、家を建てる時にどうしてもきになるのが費用面です。いくらかかるのかは、家を建てる前に知っておきたいですよね。

そこで今回は、二世帯住宅の相場となるべく安く建てる方法を見ていきましょう。

 

 

 

二世帯住宅の間取りの種類


二世帯住宅の間取り

 

家を建てる時に、費用に大きく影響するのは間取りです。二世帯住宅にはいくつかの間取りが存在します。

 

二世帯住宅の間取り① 完全分離の間取り

完全に二世帯が分離されている間取りで、玄関、バス、キッチンなど、すべてが各世帯に別々ある間取りです。お互いに気兼ねなく別々に暮らしながら、孫や休日のイベントなどを介して二世帯での交流をすることもできます。

例えば、玄関を2箇所、1階に親世帯、2階に子世帯という間取りの取り方があります。この場合、近くに住んでいるという安心感を持ちながらも、お互いに気兼ねなく暮らすことができます。

 

二世帯住宅の間取り② 隣居スタイルの間取り

これは、各世帯が自由にできる空間を持ちつつ、それぞれが使えるシェア空間がある間取りです。そのため、同居の安心感と近居の距離感、二つの点で利点があります。

例えば、左側の棟と右側での棟に分かれて各世帯が住むという間取りがあります。玄関を別々に設けて、それぞれの家族が集う空間を1階と2階に分けて設けることで、親世帯と子世帯の独立性を確保できます。場合によっては、共有スペースで季節の行事やイベントなどを親世帯と子世帯が集まって楽しむことができます。

 

二世帯住宅の間取り③ 玄関共有の間取り

これは、玄関は1つで、浴室やキッチンは別々にあるという間取りです。この間取りであれば、郊外部でも狭小地である都心部でも、親世帯と子世帯の生活空間を分けることができます。

玄関を入るとまずは共有スペースですが、各階で世帯を分けることで親世帯と子世帯でそれぞれの空間を確保することができます。

 

二世帯住宅の間取り④ 玄関・浴槽共有の間取り

これは、玄関と浴室のみを共有し、キッチンは親世帯と子世帯に別々にあるという間取りです。分離した間取りで暮らしたいのが本音だが、建築コストを考えて経済的なメリットを優先させたい、という家族にオススメな間取りです。

玄関と浴室は共有ですが、洗面所を各階に設けることで、混雑しがちな朝でもスムーズに行動することができます。キッチンは別々なので、子供の学校や塾、習い事で帰りが遅くなり夕食の時間が遅くなる時でも、親世帯を気にせず夕食を食べることができます。

 

二世帯住宅の間取り⑤ 完全共有の間取り

これは、玄関や浴室、キッチンがすべて1カ所で、親世帯と子世帯で一緒に使うという間取りです。親世帯と子世帯が一緒に暮らすことで、そばに誰かがいること、そんな安心感をいつも実感することができます。常に、お互いの状況や生活を共有することができるので、いつでも安心して生活することができます。

 

 

 

このように、二世帯住宅にはいくつかの間取りの種類があります。それぞれの良さがあるので、利点を考えながら話し合いを進められるといいですね。

 

 

 

 

二世帯住宅の相場は?


二世帯住宅の相場

二世帯住宅はどのタイプの二世帯住宅にするかによって相場や費用、予算が変わってきます。二世帯住宅の建築にかかる費用の大まかな相場は、次のような要素によって決まります。

 

・どのタイプの二世帯住宅なのか

・延べ床面積はどのくらい必要か

・住設機器(キッチン、お風呂、トイレ等)は、何箇所必要か

・ハウスメーカーに依頼するか、地元工務店に依頼するか

・木造、軽量鉄骨等構造体はどうするのか

・工法はどうするのか

・完全フルオーダーにするか

・建て替え、新築にするのか、フルオーダーリフォームにするのか

これらを踏まえて、相場を見ていきましょう。

 

 

完全同居型二世帯住宅の場合

完全同居型二世帯住宅の相場

この完全同居型二世帯住宅は二世帯住宅中でも比較的安く建てることができます。完全同居型の相場は、2000万円〜3000万円です。価格は普通の住宅を建てるのとほぼ変わりません。特に費用が高くなるお風呂やトイレなどの水回りを1カ所にできることで、安く建てることができます。しかし、単一の住宅よりも二世帯が暮らすことになるので、床面積がそれなりに大きくなり、建築費用が高くなる傾向です。坪単価は、工法やハウスメーカーによって異なりますが、坪50万〜80万円ほどをみておきましょう。

家族が多ければ、必要な部屋数も多くなります。そうなってくると、既存建物の中では収まりきらない場合もあるので、間取りを考える時は、どこまで共有するのかを家族で十分に話し合う必要があります。

 

部分共有型二世帯住宅の場合

部分共有型二世帯住宅の相場

どこの部分を共有して、どこの部分を別々にするのかによって金額が大きく変わってきます。部分共有型二世帯住宅の相場は、2500万〜4000万円です。浴室は広さとユニットバスのグレードによっては、数十万円〜百数十万円の価格の違いがあり、2カ所作るとなるとその分金額も高くなります。

設備費用が場合によっては2倍かかってくるということ、また水道代やガス代、電気代等のランニングコストが後々倍になってしまうことも考えて建てることが大切です。

 

完全分離型二世帯住宅の場合

完全分離型二世帯住宅の相場

完全分離型二世帯住宅は、単一世帯の住宅を2棟建てることと同じです。なので費用は単一世帯の一戸建ての1.5倍〜1.8倍ほどの費用がかかってしまいます。そのため、完全分離型二世帯住宅の相場は、3500万〜4500万円です。

完全分離型二世帯住宅は、費用が高くて手を出しにくいかもしれませんが、プライベート面や安全面、将来賃貸として貸し出すこともできることなどを踏まえると、費用をかけるだけの価値はあります。

 

 

 

 

 

二世帯住宅を安く建てる方法は?


二世帯住宅を安く建てる方法

二世帯住宅は、建て方によってはどうしても費用が高くなってしまいます。そんな二世帯住宅の費用をいかに安く抑えるかを見ていきましょう。

 

ポイント① 共有スペースを多くする

お風呂やキッチンなどの水回りを別々にしてしまうと、費用は高くなってしまいます。そこで、キッチンやトイレはそれぞれ用意して、お風呂は共有するなど、予算と照らし合わせて話し合うことが大切です。

ポイント② 外見や間取りをシンプルにする

外見は、こだわった造りで複雑な形状にするよりも、シンプルにする方が材料費を抑えることができます。その分手間も減るので人件費を抑えることができます。間取りをシンプルにすることで、延べ床面積を減らしてコストをカットすることもできます。

ポイント③ ローコストのハウスメーカーで建てる

ローコストのハウスメーカーは、部材を工場で大量生産または大量発注することで、現場で組み立てて家を建てます。現場で加工する必要がないため、工期も短くなり人件費を抑えることができます。

ポイント④ 複数社の見積もりを取る

複数社の見積書をとることで、どこが安く建てられるかがわかります。同じ条件の間取りでも、会社によって金額が変わるので、安いところを選ぶことができます。

 

 

これらのポイントをおさえることで、二世帯住宅を極力安くすることが出来ます。

 

 

 

 

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