注文住宅の先輩が教える、 使いやすいキッチン周りの設計工夫とは②
東京の注文住宅だからこそ、2階建て、3階建て、二世帯住宅にかかわらず、
日々の使い易さ・家事ラクにとことんこだわった住まいを検討してみてはいかがでしょうか?
新築計画の先輩方が新築を建てて暮らし始めていく中で実体験して気が付いた点、
思った点の中から、今回は水回りの工夫のうち、
キッチンの手元隠しとして大活躍の『立ち上がり』があるキッチンについてご紹介します。
さて、ここで「立ち上がりとは?」と思った方はいらっしゃらないでしょうか?
実際に、手元の目隠しとして役立つキッチンの流し前の立ち上がりを見てみましょう。
図の中に矢印で示したカウンターが高くなっている部分をいいます。
この手元隠しがあることで、リビング側からキッチンを見ると、
このように、キッチン内が見えにくくなります。
キッチンに常備されるスポンジや洗剤などの雑多や、
調理中のものがたくさんある状態を隠すことができるため、
リビングから見たキッチンをスッキリきれいに見せることができます。
また、当社ならではの工夫として、
この手元隠しを検討されているお客様にはコンセントの設置をお勧めしています。
通常はキッチン後ろの棚に設置されていることが多いのですが、
フードプロセッサーやミキサー、泡だて器など様々な調理家電を使うのに、
いちいち後ろを向かなくてすむため、使い勝手がいいと大変ご好評を頂いています。
さて、この立ち上がりのあるキッチンの注意が必要なポイントですが、
作業スペースが見えないことがメリットとなる反面、
デメリットはオープンタイプのキッチンと比べると、壁がある分、
圧迫感を感じることや食事の提供のしやすさの面では使い勝手が悪く感じること、
複数人での同時作業では作業スペースや通路が手狭に感じる点が挙げられます。
新築計画の先輩方は、どのタイプのキッチンがより望ましいか、
専門知識豊富なスタッフとの打ち合わせや、
実際にショールームへ行って体感するなど様々な検討を重ねて選ばれています。
そのため、キッチンの手元隠しがあるタイプを実際に採用された方からは
「洗剤などの雑多を隠せるから急な来客にも安心」
「リビングからキッチンを見たときに、作業中の物が見えずスッキリして見える」
といった内容が多く聞こえます。
次回は、共同作業のしやすさやシルエットがスッキリとしていて素敵な
『オープンタイプのキッチン(←Click!)』についてご紹介します。