斜線制限のある地域で、一回り大きなお部屋をつくる知恵。
斜線制限という言葉を耳にしたことはありますか?
これは、お家の建つ土地の前面道路や隣地から一定部分に建物が入ってはいけませんという、
建物の高さを制限する法規です。
道路やお隣のお家の南側の採光や通風を確保するための大切な制限でもありますが、
東京という狭い道の入り組んだところが多かったり、
お隣との距離が近かったりする地域での建築では厳しい制限となっている場合もあります。
今回はそんな斜線制限があるなかの内装についてご紹介いたします。
こちらのお施主様のケースでは、お家の屋根を支える梁(ハリ)のさらに上、
屋根の形にそって、できる限界までお部屋の天井にさせて頂いております。
制限をしっかり守った中でも、最大限気持ちのいいリビングにするべく、
梁(ハリ)も白い壁紙で覆った素敵な空間へとなりました。
ただし、この方法でご注意いただきたいのは空調計画です。
部屋が高い分、冷暖房効率を考えなければ夏、暑く・冬、寒い空間になってしまいます。
こちらのお宅では、シーリングファンを用意して、
しっかり空気が循環できる様なご計画となっております。
感じ方も、空気も、気持ちのいい住まいの作り方にご興味がおありの方は、
ぜひ一度ご相談ください。