防火地域で鉄骨より木造耐火住宅という選択
お子様は元気な男の子二人のT様ご家族。賃貸マンションにお住まいでしたが、ご実家近くで土地が売りに出されたことで計画を開始しました。土地を購入した不動産業者からは防火地域ということで鉄骨業者を紹介されていましたが鉄骨では柱の太さが影響して思うようなプランが出来ません。また予算もかなりオーバーしてしまうということで、当社の“木造耐火住宅”に行き当たられました。木造なら鉄骨のような太い柱が出ず、予算も鉄骨ほど高くありません。
墨田区 T 様邸 /
敷地面積:44.36㎡(13.41坪)
延床面積:88.16㎡(26.67坪)
お子様は元気な男の子二人のT様ご家族。賃貸マンションにお住まいでしたが、ご実家近くで土地が売りに出されたことで計画を開始しました。土地を購入した不動産業者からは防火地域ということで鉄骨業者を紹介されていましたが鉄骨では柱の太さが影響して思うようなプランが出来ません。また予算もかなりオーバーしてしまうということで、当社の“木造耐火住宅”に行き当たられました。木造なら鉄骨のような太い柱が出ず、予算も鉄骨ほど高くありません。
T様邸ご計画の最大の難関は “敷地間口3m65cm”という限られた間口の中で、なおかつ “木造耐火住宅”での計画。建物の間口は2620mmと一間半を切る、クレバリーホーム城東店でも前例の無い最小間口計画となりました。前面道路は4m以下でセットバックが必要なほど狭く、敷地内に部材置場も取れないので近隣で広めの月極め駐車場を借りて対応。まさに東京の狭小地という環境での建築となりました。
プランでは敷地内で自転車置き場も取れません。建物外にそのスペースを取ると建物自体が小さくなる。その代わりに玄関土間を自転車が入るぐらい広く取りました。細長い建物形状はこまめに収納を配置することで無駄スペースを作らない設計がポイント。一般的な戸建て注文住宅のキッチンの幅は2m55cm。今回の建物の間口は2m62cm。奥様の夢が対面式キッチンですが、人の通行部分を作ることが出来ないため普通に設計したのでは作れません。またL字型も奥様としては採用したくないということで、今回は二の字型のシンクとコンロがセパレートされた二の字対面キッチンにしました。
間口が狭い敷地でも工夫次第で広々とした開放感のある住宅は計画できます。
また、最近では多く知られてきましたが、“防火地域”でも木造住宅は建てられます。