ZEH住宅ってどんな家?
住宅展示場やハウスメーカーのホームページでよく見かける『ZEH』という文字。なんとなく意味はわかるような気がするものの、実はよく分からない…という方も多いのではないでしょうか。
『ZEH』はゼッチと読み、地球環境に優しいこれからの家づくりに欠かせないキーワードです。今回は、これからの大きく変わる日本の住まいに欠かせない『ZEH』の性能や、私たちの暮らしにおけるメリットやデメリットをまとめてご紹介します。
コラムのポイント
・ZEH住宅とは、つくるエネルギーを増やし、使うエネルギーを減らすことを目的とした環境に優しい住宅です。
・メリットとして、光熱費を抑えることができる、生み出したエネルギーで災害に備えることができる、補助金を受け取ることができる、資産価値の高い家を建てることができる、などが挙げられます。
・、高断熱や高気密といった高性能で、私たちの暮らしを快適にするだけでなく、環境への配慮もあります。これからはZEH住宅を建てて、理想の暮らしを実現していきましょう。
− table of contents −
◼ ZEH住宅とは
・① 断熱
・② 省エネ
・③ 創エネ
◼ ZEH住宅の普及に向けた目標
◼ 【ZEH住宅】私たちのメリット・デメリットは?
・メリット
・デメリット
◼ これから建てるならZEH住宅を!
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(台東区) - 【デザイナーズレジデンス】敷地46坪|延床93.2坪!
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(江戸川区) - 【6階建て共同住宅】敷地28.91坪|延床111.80坪!
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屋上から望めるスカイツリーと夜景が自慢です
(台東区)
ZEH住宅とは
『ZEH』とは、ゼッチと読みます。ZEH住宅には、以下のような性能が備わっています。
外皮の断熱性能等を大幅に向上させるとともに、高効率な設備システムの導入により、室内環境の質を維持しつつ大幅な省エネルギーを実現した上で、再生可能エネルギーを導入することにより、年間の一次エネルギー消費量の収支がゼロとすることを目指した住宅
つくるエネルギーを増やし、使うエネルギーを減らすことを目的とした住宅で、断熱性能を上げ、冷暖房などのエネルギーをたくさん使わなくても快適な室温を保つことができます。
ZEH住宅は、以下の3つが主な特徴と言えます。
① 断熱
夏は涼しく冬暖かい、断熱性能の高い家にすること
② 省エネ
エネルギーの収支を確認できるHEMSの導入や、省エネ性能の高い照明や設備を設置しすることで、消費電力を減らした省エネの暮らしを実現すること
③ 創エネ
太陽光発電を利用し、二酸化炭素を消費するよりも多くのエネルギーをつくりだすこと
ZEH住宅の普及に向けた目標
ZEH住宅の普及に向けた政府の主な計画内容は、以下の3つです。
① エネルギーの基本計画
2014年に閣議決定された第4次エネルギー基本計画で、2020年までに新築住宅はZEH住宅を標準とすること、2030年までに新築住宅の平均がZEH住宅になることを目指す、と設定しています。
また、2018年に閣議決定された第5次エネルギー基本計画では、2020年までに新築の注文住宅の半数以上、2030年までに新築住宅の平均でZEH住宅の実現を目指す、としています。
② 地球温暖化対策計画
2016年に閣議決定された地球温暖化対策計画で、2020年までに新築の注文戸建住宅の半数以上をZEH住宅にすることを目指す、としています。
③ 未来投資戦略2017
2017年に閣議決定された未来投資戦略2017では、2030年までに新築住宅の平均でZEH住宅を目指す、としています。
【ZEH住宅】私たちのメリット・デメリットは?
ZEH住宅普及に向けた目標が掲げられ、様々な施策がある中で、ZEHは私たちの暮らしにとってどんなメリットやデメリットがあるのでしょうか。
メリット
メリット⒈ 光熱費を抑えることができる
ZEH住宅を建て、自家発電を行うことで、光熱費を抑えることができます。ZEH住宅は断熱性が高いため、冬は暖かい部屋、夏は涼しい部屋といった年間を通して快適な室温を保つことができるのです。さらに、太陽光発電によってエネルギーをつくり出すことができるので、そのエネルギーを必要な電力として使用することができます。
メリット⒉ 生み出したエネルギーで災害に備える
自家発電でつくりだしたエネルギーを蓄電池に蓄えておけば、停電時に使うことができます。自然災害による停電が起こった時、いざという時などに慌てることなく安心です。もちろん、蓄えたエネルギーは日々のエネルギーとして使用することができます。
メリット⒊ ヒートショックから身を守る
冬場、お風呂やトイレに行く前後の急激な温度変化により、血圧が変動し体調に支障をきたすことをヒートショックといいます。交通事故よりも事故率が高く、場合によっては死にいたる症状です。
ZEH住宅は、断熱性能によって家全体を快適な室温に保つことができるので、ヒートショック予防にもなります。
メリット⒋ 補助金をもらえる
ZEH住宅の普及は国が勧めている施策です。そのため、国が定めた基準を満たすと補助金をもらうことができます。年度によって受け取れる補助金額や申請期間は異なるため、事前に確認しておく必要があります。
メリット⒌ 資産価値の高い家に
性能の高いZEH住宅として評価をするための、BELS(ベルス)という制度があります。この制度は、省エネへの取り組みがどの程度できているかについて、星マークによって5段階をしたもので、国が定めている評価制度です。星が多ければ性能の高い家として評価されるため、引っ越しなどによる売却時も高く売ることができます。
メリット⒍ 地震に強い家
耐震性の高さによる強さはもちろんのこと、災害時のリスクに対する強さもあります。もし、電気やガスなどのインフラ整備がストップしたとしても、蓄電システムが整っているので大きなダメージを受けません。ZEH住宅は、いざという時でも対応できるという安心も備えているのです。
デメリット
デメリット⒈ 初期費用がかかる
ZEH住宅には、高気密や高断熱といった高い性能が備わっていること、太陽光発電システムや省エネに必要な設備を導入すること、などが求められます。そのため、通常の住宅に比べると費用がかかります。後で補助金を受け取れるとしても、最初の出費は大きくなります。
デメリット⒉ 安定しない発電量
省エネのために導入する太陽光発電ですが、季節や天候によって発電量は大きく左右します。天気の良い真夏などは良いのですが、梅雨の時期や曇天が続く冬などは日照量が減ってしまうため、どうしても発電量が減ってしまいます。そのため、期待していたほどの省エネや電気代削減にはならない可能性があります。
また、発電したエネルギーは電力会社に買い取ってもらうこともできるのですが、売電価格は年々下がっているのが実情です。
デメリット⒊ 家のデザインが制限される
太陽光パネルを屋根に設置する場合、憧れの三角屋根や片流れ屋根にすることができなくなる可能性があります。設置による安全性や日当たりを良くするため、平らな屋根にしなければならないケースがあるからです。
建てる家のデザインをすでに考えている場合は、対処法などをハウスメーカーの担当者に確認しておきましょう。
- 【もくよん】防火地域内の木造4階建て
(台東区) - 【デザイナーズレジデンス】敷地46坪|延床93.2坪!
室内での快適性、こだわりのキッチンや照明プランニングを実現しました
(江戸川区) - 【6階建て共同住宅】敷地28.91坪|延床111.80坪!
10㎝も無駄にしない!知恵が詰まった都内に建てる多層住宅
(港区) - 【2世帯屋上付き住宅】敷地21.4坪|延床48.2坪!
屋上から望めるスカイツリーと夜景が自慢です
(台東区)
これから建てるならZEH住宅を!
ZEH住宅は、高断熱や高気密といった高性能で、私たちの暮らしを快適にするだけでなく、環境への配慮もあります。これからはZEH住宅を建てて、理想の暮らしを実現していきましょう。
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