後悔する狭小住宅になってしまう原因の一つは窓

東京の狭小住宅,注文住宅,窓

窓は、快適で健康的な生活をする上で、非常に重要な部分です。室内環境を調え、心と身体に必要な太陽の明るさや、気持ち良い風を採り入れてくれます。その一方、窓はプライバシーを守りにくくしたり、耐震性を揺るがせたり、外観デザインのセンスを損なったりもします。

別荘地や、広大な敷地に建つ豪邸であれば、デザインだけにこだわって、窓をつけることも可能かもしれません。しかし、一般的な住宅においては、窓で暮らしは変わります。特に、東京の密集した地域に建つ狭小住宅では、窓が住宅の快適性に大きな影響を与えます。

■ 四季の変化に応じて、最小限の冷暖房で、常に快適な室温を維持させる窓

■ 外部からの視線が気にならない居心地の良い空間を作る窓

■ 住宅に洗練された外観を与える窓

そんな窓のある家は、快適で、健康的な生活ができる家です。

家づくりプランを作っている時には、間取りや内装に重点を置いてしまいがちですが、窓についても、たくさんの情報を仕入れ、家づくりプランに活かすことが大切です。

窓と住宅の断熱性の関係

住宅に屋根や壁、床には、高性能な断熱材が使われています。さらに、ここ数年来の住宅は、高気密住宅です。その仕上げになるのが、窓です。

現在、一般的な住宅に採用されている窓は、アルミ樹脂複合サッシと複層ガラスが組み合わされた断熱窓です。この窓は、昔の窓は比べ物にならないほど、断熱性の高い窓です。ただし、もしもっと高い断熱性を求めるのであれば、樹脂サッシとトリプルガラスの窓や、北欧から輸入されている木製サッシとトリプルガラスの窓もあります。

日本は、世界の先進国に比べると、住宅の断熱性で、後れを取っています。その原因の一つが窓なのですが、樹脂サッシとトリプルガラスの窓や、北欧から輸入されている木製サッシとトリプルガラスの窓は、世界基準を満たす断熱性能を持っています。

特に狭小住宅では、断熱性を損なう恐れのある吹き抜けやスキップフロアを採用することが多いので、住宅に高い断熱性を持たせる必要があります。その為には、窓にこだわらなくてはならないのです。

* クレバリーホームは、お客様の断熱性とインテリア性に対するお客様のご要望に合わせて、最適な窓をご提案します。

窓と住宅の採光性の関係

東京の狭小住宅,注文住宅,窓

壁が面している方向、高さなど、窓を設置する位置によって、太陽光の入り方が変わってきます。

東京の密集した地域に建つ狭小住宅は、居住面積を確保する為に、3階建て、4階建てにすることが多い為、日当たりの悪い家になってしまいます。その問題を解決するためには、窓のサイズと形状、設置する位置が重要です。

■ トップライト+吹き抜け+スケルトン階段

効果的な方法のひとつとして、トップライトと吹き抜け、スケルトン階段の組み合わせがあります。別荘地や、建ぺい率、容積率、斜線制限の厳しい第一種低層住居専用地域に建つ住宅であれば、家中に大開口をつけることもできるかもしれません。また、それ以外の地域でも、公園や広い道路に面しているという環境であれば、大開口も可能です。しかし、隣家との距離が近い場合に、大開口をつければ、「隣家からの視線が気になって、シャッターを下ろしたまま」ということになりかねません。そうなってしまえば、窓は窓としての役割を果たせません。

一方、トップライトは、天井に設置するので、外部からの視線は入ってきません。「トップライトがあると、夏は日差しが入り過ぎて暑いのでは?」と心配される方もいらっしゃいますが、そんなことはありません。トップライト専用の日よけをつける、遮熱機能のある窓ガラスを入れるなどの工夫で、夏も心地よく過ごせます。

そのトップライトからの陽射しを、階下の部屋まで届けるために、吹き抜けやスケルトン階段との組み合わせが有効なのです。吹き抜けは、1階から3階までの空間を、縦に繋げるので、天井からの陽射しが、床に遮られず、階下の部屋まで届きます。スケルトン階段は、骨組みだけの構造の階段なので、天井からの陽射しが、踏み込み板に遮られず、階下の部屋まで届きます。

■ ハイサイドライト+スキップフロア

ウナギの寝床のように、間口が狭く奥行きが狭い狭小地に建つ家の場合には、スキップフロアとハイサイドライトの組み合わせが効果的です。ハイサイドライトは、頭より高い位置に設置する為、外部からの視線が入ってこない窓ですが、十分に光を採り入れられます。窓が面している外部の環境によっては、空や木々が揺れる景観を切り取ったような借景を楽しむこともできます。

スキップフロアは、1階と2階の間に中2階、2階の3階の間に中3階を設ける間取りのことです。中2階、中3階によって、間仕切壁ではない段差による区切りができることが特徴です。その結果、ハイサイドライトからの陽射しが、家の奥まで届きます。

* このような狭小住宅に陽ざしを採り込む手法の組み合わせは、無限にあります。クレバリーホームは、敷地の形状、住宅の階数、住宅の向き、周囲の環境に合わせて、最適な組み合わせをご提案します。

窓の住宅の採風性の関係

最近は、24時間換気が設置されている住宅がほとんどですが、快適な暮らしには、窓からの風が欠かせません。窓は、家の中に風の通り道を作ります。風の通り道のある家は、空気が滞らない爽やかな空気が満ちる家です。ジメジメして、カビが発生したり、嫌な臭いがこもったりする心配がありません。風通しの良い家と、窓の位置や開閉方法には、大きな関わりがあります。

窓の開閉方法には、様々なタイプがあります。一般的に多く使われている窓は、引き違い窓です。しかし、引き違い窓は、壁に沿って通り抜けてしまう風は採り込めません。そのような位置につける窓には、縦すべり出し窓、ドレーキップ窓が向いています。

縦すべり出し窓は、縦方向を軸にして外側に押しだして開ける窓です。窓ガラスに当たった風が、室内に入ってくるので、ウィンドキャッチャーとも呼ばれます。ドレーキップ窓は、ヨーロッパで多く使われている窓で、縦軸で内開き、上部の横軸で内倒しにできる窓です。内倒しにしておくと、防犯性を損なうことなく、常時開けておくことができ、換気ができます。また、北欧で多く使われている180度回転する窓もあります。この窓も、角度を小さくしておくと、窓から常に風が取り込めます。どちらも、木製サッシなので、自然な雰囲気のインテリアがお好きな方に好まれています。

* クレバリーホームは、窓の向きに合わせて、最も風を採り込みやすい窓の開閉方法をご提案します。

窓と音の出入りの関係

近くに幹線道路や線路、商業施設がある場合、家の中にも騒音が侵入してきます。反対に、赤ちゃんの泣き声や、子供のピアノの練習音が、近隣に迷惑をかけているのでは?と心配になることもあります。お子さんが音大受験を目指しているというようなお宅では、近隣への迷惑を考え、後付けで防音室を作るというようなケースもあります。

このような音の出入りは、窓で解決できます。外部からの騒音の流入も、内部からの騒音の流出も、そのほとんどが、窓を通り道にしているからです。住宅に、防音と遮音の機能を持たせたい場合に、最も効果的な方法は、二重窓です。二重窓は、室外側と室内側に2つの窓をつける窓で、窓と窓の間が広ければ広いほど、防音と遮音の性能が上がります。

また、狭小住宅では、周辺の住宅からの生活音が、意外と間近に聞こえてくることがあります。シャワー、換気扇、トイレなど、様々な生活音が、常に間近に聞こえてくる生活は、ストレスを生みます。反対に、「これだけよその家の生活音が響いてくるということは、自分の家からの生活音も響いているのでは?」と不安になることもあるでしょう。家づくりプランの作成時までに、何度か現地に足を運び、周辺の環境を確認し、騒音が気になりそうな環境であれば、新築時に二重窓にしておけば安心です。

* クレバリーホームは、周辺の環境に合わせて、最適な防音と遮音ンプランをご提供します。

クレバリーホームは、東京で注文住宅を作っています。

■ クレバリーホームの考え方 ■

■ お客様のご要望を ただうかがうのではなく、お客様の想いにしっかり耳を傾けるとともに、お客様の想像を超えるプランをこちらからご提案すること

■ 商品の機能や値段ではなく、それをお客様が使うシーンを提案すること

この2つを礎に、お客様と密度の濃いコミュニケーションを持ちながら、大手企業にはない柔軟性と独創性を活かし、ご家族の暮らしに寄り添った家を実現します。

狭小地に建てる注文住宅は、クレバリーホームにご相談ください。

クレバリーホームの建築実例

 

 

イエトレ狭小

LINEでお問い合わせ

監修者情報

高坂 昇

高坂 昇ou2株式会社 専務取締役 一級建築士

木造密集地域や防火地域において、木造ならではの施工性や設計の柔軟性、コストパフォーマンスを活かして木造耐火4階建て住宅(もくよん®)や、災害時の避難場所となる地下室や屋上を備えた災害住宅も提唱しています。

詳しいプロフィールはこちら