狭小住宅の自転車置き場

狭小敷地に建てる狭小住宅は、敷地のほとんどを家が占めてしまう為、庭がない、自動車や自転車が置けないという問題がおこります。庭がなくても生活はできます。自動車が置けなければ、近所で貸し駐車場が利用できるでしょう。しかし、自転車は自宅の敷地内に置いてこそ活用できる乗り物です。

狭小敷地で自宅の敷地内に雨に濡れないで自転車を置く方法を考えてみましょう。

狭小住宅の自転車置き場


狭小敷地で自転車置き場を作る為には、どのような工夫があるのでしょうか?具体的な方法を確認していきましょう。

テラス屋根を使う自転車置き場

テラス屋根とは、建物の出入り口や、壁につける屋根のことです。掃き出し窓とベランダやテラスの間につけて洗濯物を干したり、勝手口につけて、ごみの仮置き場にしたりと多彩な用途があります。

そしてこのテラス屋根は自転車置き場としても活用できます。狭小住宅では隣家との距離が狭いので、自宅の建物の壁と、境界線ギリギリに建てた支柱の間にテラス屋根を取り付け、自転車置き場にすることができます。オプションの物干しをつけておけば、雨の日の洗濯物干しにも利用できます。

もう一つの方法としては、玄関の脇にテラス屋根を設置する方法があります。
玄関に半透明で、長めの庇をつけたようなイメージです。雨の日に両手いっぱいの荷物を持っていても、屋根の下に荷物が置けるので、濡れずに鍵が出せる便利さもあります。

敷地に支柱を建てるほどの余裕がない、又は、支柱があると見た目が鬱陶しいという場合には、支柱を立てないテラス屋根もあります。
道路との距離が狭く、支柱をつけると通行の邪魔になりそうな状況でも、道路にに面した壁面に設置できます。

テラス屋根の自転車置き場以外のメリット

テラス屋根には、自転車置き場にする以外にも、様々なメリットがあります。具体的なメリットを確認しておきましょう。

雨から自転車を守る
自転車は雨風にさらされると、長持ちしません。見た目も汚くなってしまいます。また、雨の中出かけなくてはならない際に、雨ざらしに自転車では、サドルやハンドルを拭かなくてはならず、手間がかかります。テラス屋根があれば、ひどき吹き降りでもない限り、自転車を濡らさずにすみます。

鳥の糞から守る
ベランダの手すり、自動車のフロントガラスなど、都心部の暮らしであっても鳥のフンは悩みの種です。拭きとるだけでは落ちず、水洗いが必要だからです。テラス屋根があれば、鳥のフンで自転車を汚される心配がありません。
・洗濯物が干せる
吹き降りの時には干せませんが、小雨程度なら洗濯物が干せます。特に子供の多いご家庭では、雨の日でも洗濯は欠かせないので便利です。

紫外線を遮断し、色褪せと劣化を抑える
テラス屋根にはポリカーボネートという建材が使われています。ポリカーボネートには、紫外線を遮断する働きがあるので、大切な自転車の色褪せ防げます。
紫外線は色褪せ以外にもタイヤのゴムやサドル部分のひび割れなどの劣化も早めます。テラス屋根は紫外線を遮断するので、色褪せ、ひび割れを防ぎ、パンクもしにくくなります。

雨や道路からの視線を気にせず窓を開けておくことができる
テラス屋根があると、雨が降っても室内に雨が降りこむ心配がありません。

また、窓を開けたいけれど、通りに面しているから室内が丸見えになってしまうというような状況を解決できます。テラス屋根には前面に目隠しパネルを取り付けるというオプションがあるからです。目隠しパネルの面積を広くしてしまうと、風通しが悪くなってしまうことが心配な場合は、視線を遮れる最小範囲に目隠しパネルをつけられます。

オーニングを使う自転車置き場

陽ざしを遮る為に使われるオーニングを自転車置き場として活用する方法です。日本では昔から細く割った竹で作られたよしずという日よけを窓のある壁に立てかけて、陽ざしを遮ってきましたが、オーニングはヨーロッパで使われてきた布製の日よけです。

カフェの野外席に張り出されている大型のオーニングは、雰囲気作りにも一役買っていますが、一般的な戸建て住宅で使えるオーニングも生産されています。戸建て住宅用のオーニングも、電動アームとキャンバス地で作られていますが、小さなサイズも揃っています。

テラス屋根はあまりおしゃれじゃないから嫌だな…という人には、オーニングの方が良いかもしれません。多彩なカラーヴァリエーションが揃っているので、外壁や屋根の色に調和する色や柄を選べるからです。

敷地が狭くても、窓に設置したオーニングのアームを調整して張り出させ、屋根のような形態にすれば、その空間に自転車が置けます。もし、支柱を建てるだけの余裕があれば、境界線ギリギリの位置に支柱を建て、アーム部分の角度を調整すれば、屋根のような形状にできます。建物と境界線の間の距離に応じて、自転車が出し入れしやすい方法を選びましょう。

オーニングの自転車置き場以外のメリット

オーニングには自転車置き場にする以外にも、様々なメリットがあります。具体的なメリットを確認しておきましょう。

オーニングは、もともと日差しを遮るという機能を持っています。自転車を置く場所を確保する働き以外に、その機能のおかげで、室内の環境にも良い影響があります。

また、電動アームで角度を調整することができるので、陽ざしを遮る、陽ざしを取り込む、視線を遮るなど、状況と環境に合わせて、活用できます。

エネルギーの消費量を削減→光熱費が抑えられる
夏、冷房をしているのに室内が涼しくならない理由は、窓から侵入する太陽の直射熱です。最も太陽に近い屋根や、窓よりはるかに面積の広い外壁は、窓ガラスより厚みがある上に、断熱材が組み込まれています。その為、夏の暑さは窓から侵入してくる率が非常に高いのです。

オーニングはその熱い日差しを遮る働きをするので、冷房の効率がよくなり、消費電力をさえられます。オーニングは収納できるので、冬の晴れた日にはオーニングを収納して暖かい日差しが取り込めます。その為、冬に日当たりが悪くなる心配はありません。

家具や壁の色褪せと劣化を防ぐ
太陽の光に含まれている紫外線は、室内に侵入すると、壁や家具に反射して部屋中に広がります。その為、家の中でも日焼け止めクリームを塗らなくてはならないのですが、家具や壁はそういう訳にはいきません。その結果、クロスの色が褪せてしまったり、家具が劣化してしまったりします。

オーニングには紫外線を遮断する働きがあるので、クロスや家具の劣化を防げます。

プライバシーを確保できる
オーニングは、アームを調整して角度を変えられます。その為、オーニングをつける窓が道路や隣家の窓に接していて、窓が開けにくい言う状況であれば、目隠しとしても役立ちます。

住宅のデザイン性を向上させる
オーニングには多彩な色や柄が揃っています。外壁や屋根に使われている色や質感、住宅のデザイン性に調和する色や柄を選ぶと、住宅のデザイン性を向上させられます。

自転車置き場はいつ作るべき?

暮らし始めてから、雨でも濡れない自転車置き場がないことに気付いた場合には、後付けで設置することもできます。しかし、テラス屋根もオーニングも家の外観に大きな影響を与えます。

新築時に設置しておけば、住宅の建材の質感や色に調和するテラス屋根やオーニングがつけられます。特にオーニングの場合は、バリエーションが豊富なので、デザイン性の向上にも役立ちます。

テラス屋根を後付けでつけると、家のデザイン性が損なわれてしまう恐れがあります。新築時に設計士に自転車置き場のことも相談して、外観を損なわないような位置にデザイン性を低下させる恐れのないタイプのテラス屋根をつけてもらいましょう。

テラス屋根とオーニングの違いを確認した上で、家の外観や周辺の状況に合わせて選ぶこと、できれば新築時に設置することが理想的な方法です。

 

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