住宅ローン金利による利息額の計算方法|シミュレーション一覧や返済額を減らす方法も解説

住宅ローン金利による利息額の計算方法|シミュレーション一覧や返済額を減らす方法も解説

住宅ローンの金利によって、利息はいくらになるのでしょうか?

そこで本記事では、住宅ローン金利による利息額の計算方法金利ごとにシミュレーションした利息額一覧について、ご紹介します。

住宅ローン返済額を減らす方法についても解説するため、適用金利を減らして、お得に住宅購入したい方や利息額を知りたい方は、ぜひ記事を参考にしてくださいね。

 

住宅ローン金利による利息額の計算方法

住宅ローン金利による利息額の計算方法

住宅ローンの利息は、「住宅ローン残高×月利=月々の利息額」で計算できます。

金利(年利)は、通常、年単位で表示されるため、「年利÷12カ月=月利」で、月利を求めます。

 

【例】

  • 住宅ローン金利0.9%÷12カ月=0.075%(月利)
  • 4000万円(残高)×0.075%(月利)=3万円(利息/月)

 

上記例では、月の利息額が「3万円」となりました。

住宅ローン返済方法ごとの計算方法

住宅ローン返済方法ごとの計算方法

住宅ローンの返済方法には「元利均等返済」「元金均等返済」があります。

どちらも毎月の利息額の計算方法は同じですが、利息総額を求めるためには、毎月の返済額と元金返済額を計算する必要があり、計算方法は複雑です。

元利均等返済の計算方法

元利均等返済とは、毎月の返済額が一定「元金+利息の合計」であり、一般的に選ばれる返済方法です。

返済当初は、住宅ローンの借入残高(元金)の割合が少なく、利息の割合が多くなりますが、返済が進むにつれて、元金の割合が増える特徴があります。

借入残高(元金)が減少するペースは遅くなりますが、返済当初の住宅ローン返済額を抑えられるメリットがあります。

 

【計算方法】

  • 毎月の返済額=(借入金額 × 月利 × (1+月利)^返済回数)÷((1+月利)^返済回数-1)
  • 利息返済額=住宅ローン残高×月利
  • 元金返済額=毎月の返済額-利息返済額

元金均等返済の計算方法

元金均等返済とは、「一定の元金+利息」を返済する方法です。

住宅ローン残高(元金)が一定になるため、返済が進むにつれて、利息が減少し、毎月の返済額も減少する特徴があります。

返済当初の住宅ローン返済額が多くなるため、初期の負担が大きくなるデメリットがあります。

一方で、借入残高(元金)の減りが早くなるため、元利均等返済と比べて、総返済額を抑えることが可能です。

 

【計算方法】

  • 元金返済額=借入金額÷返済回数
  • 利息返済額=住宅ローン残高×月利
  • 毎月の返済額=元金返済額+利息返済額

 

関連記事:【2026年以降】住宅ローンの変動金利はどこまで上がる?日銀政策の影響や10年後の予想

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住宅ローン金利別シミュレーション|利息額一覧

【住宅ローン金利別】シミュレーションで利息額一覧

住宅ローンの金利ごとに、利息額がいくらになるのかシミュレーションした結果をご紹介します。

住宅ローン3000万円~6000万円までの利息額や返済額を見てみましょう。

住宅ローン3000万円の場合

【借入金額3000万円・返済期間35年間・元利均等返済の場合】

金利月々の返済額月々の利息

(返済当初)

総返済額総利息額
1.0%8.5万円2.5万円3,557万円557万円
1.5%9.2万円3.8万円3,858万円858万円
2.0%10.0万円5.0万円4,174万円1,174万円

 

住宅ローン4000万円の場合

【借入金額4000万円・返済期間35年間・元利均等返済の場合】

金利月々の返済額月々の利息

(返済当初)

総返済額総利息額
1.0%11.3万円3.4万円4,743万円743万円
1.5%12.3万円5.0万円5,144万円1,144万円
2.0%13.3万円6.7万円5,566万円1,566万円

 

住宅ローン5000万円の場合

【借入金額5000万円・返済期間35年間・元利均等返済の場合】

金利月々の返済額月々の利息

(返済当初)

総返済額総利息額
1.0%14.2万円4.2万円5,928万円928万円
1.5%15.4万円6.3万円6,430万円1,430万円
2.0%16.6万円8.4万円6,957万円1,957万円

 

住宅ローン6000万円の場合

【借入金額6000万円・返済期間35年間・元利均等返済の場合】

金利月々の返済額月々の利息

(返済当初)

総返済額総利息額
1.0%17.0万円5.0万円7,114万円1,114万円
1.5%18.4万円7.5万円7,716万円1,716万円
2.0%19.9万円10.0万円8,348万円2,348万円

 

関連記事:住宅ローン控除額の計算方法|いくら戻るのか年収別の一覧表や申請方法、いつ戻るかについて

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住宅ローン返済額を減らす方法とは?

住宅ローン返済額を減らす方法とは?

住宅ローン返済額を効率的に減らすためには、どのような方法があるのでしょうか?

順番に解説します。

  • 変動金利の住宅ローンを選ぶ
  • 返済期間を短縮する
  • 返済負担率を下げる
  • 頭金を増やして借入金額を減らす
  • 金利優遇を受けられる住宅ローンを選ぶ

変動金利の住宅ローンを選ぶ

金利の低い変動金利を選ぶことで、返済額を抑えることが可能です。

 

【住宅ローン4000万円 返済期間35年間 元利均等返済の場合】

金利月々の返済額総返済額
変動金利

0.7%

10.7万円4,511万円
固定金利

2.37%

14.0万円5,889万円

 

変動金利の相場は、「0.6%~0.8%(2026年2月時点)」であり、固定金利の代表格であるフラット35は、「2.26%~2.37%」です。

上記例では、同じ4000万円の住宅ローンでも、月々の返済額が「3.3万円」、総返済額が「1,378万円」も異なります。

令和6年度の国土交通省による民間住宅ローンの実態調査によると、新規契約による変動金利の利用者割合は、「84.3%」と過半数を占めており、年々上昇傾向にあります。

 

参照サイト:国土交通省 令和6年度 民間住宅ローンの実態調査

長期固定住宅ローン【フラット35】

返済期間を短縮する

返済期間を短くすることで、利息の支払う期間を短縮できるため、住宅ローン返済額を減らすことができます。

ですが、一般的に、借入当初は、35年間などの長期で返済期間を設定し、家計にゆとりができたタイミングで、繰り上げ返済するケースが、一般的です。

返済負担率を下げる

住宅ローンの審査の項目でもある返済負担率を下げることで、金利の低い優良な金融商品を選ぶことができるケースがあります。

返済負担率が低いほど、収入に対して、住居費の負担が少なく、金融機関にとって、融資する際のリスクが低くなるためです。

一般的に、「返済負担率が手取り額の25%以内」が理想とされています。

頭金を増やして借入額を減らす

頭金を増やして借入額を減らす

住宅ローン残高に応じて、利息額が変わるため、頭金を増やして、借入額を減らすことで、利息額を減らすことができます。

また、金融機関によっては、融資額を住宅価格の9割以下に抑えることで、金利の低い金融商品を選べるケースもあります。

金利優遇を受けられる住宅ローンを選ぶ

長期優良住宅やZEH住宅など、省エネ性の高い住宅の場合、金利優遇を受けられる金融商品があります。

例えば、フラット35の場合、5年間金利が引き下がる「フラット35S」に申し込むことが可能です。

参照サイト:【フラット35】S|【フラット35】

住宅ローンをシミュレーションする際の注意点

住宅ローンをシミュレーションする際の注意点

住宅ローンをシミュレーションする際に、注意したいポイントについて、確認してみましょう。

  • 変動金利は金利が上昇するリスクがある
  • 諸費用を含めて計算する

変動金利は金利が上昇するリスクがある

変動金利は、金利が上昇して、住宅ローン返済額が増えるリスクがあります。

実際に、2024年以降から、変動金利は上昇傾向に転じており、「0.3%~0.5%程度」で推移していた金利が、近年では、「0.6%~0.8%程度」(2026年2月時点)に上がってきています。

金利上昇によって、返済がすぐに滞ることがないように、無理のない借入額をシミュレーションすることが、大切です。

諸費用を含めて計算する

住宅価格のほかにも、「住宅ローンの手数料」「不動産会社に支払う仲介手数料」「登記費用」などの諸費用がかかります。

新築住宅の諸費用の相場は、「10%~12%」程度です。

つまり、4000万円の住宅の場合、諸費用は「400万円~480万円」かかります。

高額な住宅ほど、諸費用も高くなるため、資金計画する際には、諸費用も含めて計算しましょう。

まとめ

住宅ローン金利による利息額の計算方法やシミュレーションした利息額一覧、住宅ローンの返済額を減らす方法について、解説しました。

金利が上がることで、利息も増えるため、複数の金融商品を比較検討して選ぶことが重要です。

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監修者情報

高坂 昇

高坂 昇ou2株式会社 専務取締役 一級建築士

木造密集地域や防火地域において、木造ならではの施工性や設計の柔軟性、コストパフォーマンスを活かして木造耐火4階建て住宅(もくよん®)や、災害時の避難場所となる地下室や屋上を備えた災害住宅も提唱しています。

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