賃貸併用住宅の価格相場|間取り例ごとの建築費用や適正な住宅ローン、初期費用の抑え方

賃貸併用住宅の価格相場|間取り例ごとの建築費用や適正な住宅ローン、初期費用の抑え方

本記事では、賃貸併用住宅の価格相場間取り例ごとの建築費用適正な住宅ローンについて解説します。

初期費用を抑えつつ、収益性の高い賃貸併用住宅にするコツなどもご紹介するため、賃貸併用住宅の建築をご検討の方は、ぜひ記事を参考にしてくださいね。

 

賃貸併用住宅の価格相場

賃貸併用住宅の価格相場

賃貸併用住宅の価格相場は、構造ごとに異なります。

延床60坪の建築費の相場(本体工事費)は、下記の通りです。

  • 木造・・・・・・・・・4,320万円
  • 鉄骨造・・・・・・・・6,240万円
  • 鉄筋コンクリート造・・6,960万円

 

本体工事費は、「坪単価×延床面積」で、目安を確認できるため、構造別の坪単価を次で見てみましょう。

構造別の坪単価

令和7年度の国税庁による全国平均と東京都の建築費の坪単価は、下記の通りです。

【建築費の坪単価の平均】

構造全国平均の

坪単価

東京都の

坪単価

木造約72万円約76万円
鉄骨造(S造)約104万円約127万円
鉄筋コンクリート造(RC造)約116万円約142万円

参照サイト:国税庁 地域別・構造別の工事費用表【令和7年分用】

構造別の坪単価は、都心になるほど高くなる傾向です。

延床面積ごとの本体価格の目安

先ほどの全国平均の坪単価を基に、「坪単価×延床面積」でシミュレーションした結果は、下記表の通りです。

 

【本体価格の費用目安】

40坪60坪80坪
木造2,880万円4,320万円5,760万円
鉄骨造4,160万円6,240万円8,320万円
RC造4,640万円6,960万円9,280万円

 

同じ広さの賃貸併用住宅でも、鉄骨造や鉄筋コンクリート造と比べて、木造は2,000万円程度、安く建築することが可能です。

建築費総額の計算方法

建築費総額の計算方法

続いて、賃貸併用住宅の総額の計算方法を確認してみましょう。

賃貸併用住宅にかかる総額の内訳は、大きく分けて「本体工事費」「付帯工事費(別途工事費)」「諸費用」の3つであり、土地がなければ「土地購入費」もかかります。

工事内容によって費用は異なりますが、一般的な費用割合は、下記の通りです。

 

【建築費の内訳】

項目総額に占める

費用割合

工事内容
本体工事費70%建物の骨組みや屋根、内装など
付帯工事費

(別途工事費)

20%給排水引き込みや外構工事など
諸費用10%ローン手数料や税金など

 

つまり、本体工事費が「6,000万円」の場合、「6,000万円÷0.7=8,571万円」となり、総額の目安は「8,751万円」です。

ただし、賃貸併用住宅の場合、キッチンなどの設備の数建物仕様によって、費用が異なるため、必ず、住宅会社の見積書を比較することが、大切です。

 

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賃貸併用住宅の間取り例と建築費

賃貸併用住宅の間取り例と建築費

▶賃貸併用住宅の間取り事例

賃貸併用住宅には、大きく分けて3つの間取りタイプがあります。

【間取りタイプ】

  • 上下タイプ・・・・・1階が自宅、2階・3階が賃貸など、フロアで分ける
  • 左右タイプ・・・・・左側が自宅、右側が賃貸など、建物を左右に分ける
  • マンションタイプ・・マンションの1室が自宅

間取り例ごとの特徴と建築費について、解説します。

1階自宅:2階・3階賃貸の間取り

都市部に賃貸併用住宅を建てる場合、縦長の上下分離型の間取りが、人気です。

土地を有効活用して、高い収益性快適な居住空間を確保できます。

【設定条件】

  • 木造:3階建て
  • 敷地面積:30坪
  • 延床面積:60坪
  • 建ぺい率80% 容積率200%

 

【延床60坪の賃貸併用住宅の間取り例】

間取り広さ
1階

自宅

2LDK20坪
2階・3階

賃貸

ワンルーム:4戸40坪

 

【建築費の一例】

  • 本体工事費:4,320万円
  • 総額:6,171万円

収益重視のマンション型間取り

収益性を重視した場合、マンション型の賃貸併用住宅を検討できます。

マンションの一室をオーナーの自宅とした間取りです。

【設定条件】

  • RC造:3階建て
  • 敷地面積:60坪
  • 延床面積:120坪
  • 建ぺい率80% 容積率200%

 

【延床120坪の賃貸併用住宅の間取り例】

間取り広さ
自宅2LDK20坪
賃貸ワンルーム:11戸100坪

 

【建築費の一例】

  • 本体工事費:1億3,920万円
  • 総額:1億9,885万円

 

関連記事:東京23区の賃貸併用住宅でクレバリーホームが選ばれる7つの理由

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賃貸併用住宅の住宅ローン借入額の目安と注意点

賃貸併用住宅の住宅ローン借入額の目安と注意点

賃貸併用住宅の予算を決める際に、住宅ローンの借入額の目安を確認することは、大切です。

そこで、適正な住宅ローン借入額とローンの注意点を見てみましょう。

住宅ローンは年収の何倍?

住宅ローンの借入額は、金融機関よって年収の「8倍~9倍」まで借りることができますが、無理のない借入額は年収の「6倍~7倍」が定説です。

世帯年収800万円であれば、「4800万円~5600万円」が、理想的な住宅ローンの借入額となります。

賃貸併用住宅は住宅ローンが組めないケースもある

賃貸併用住宅の場合、「自宅部分が延床面積の50%以上」でなければ、住宅ローンは利用できす、金利の高い不動産投資ローンを利用することになります。

住宅ローンと不動産投資ローンでは、同じ借入額でも返済額が大きく異なるため、注意が必要です。

一例として、返済額の違いを下記表で確認してみましょう。

 

【借入額8,000万円 借入期間30年間の場合】

毎月の返済額総返済額
住宅ローン

金利0.8%

25.0万円9,000万円
不動産投資用ローン

金利4.0%

38.2万円1億3,750万円

 

金利は、2025年11月時点で、住宅ローンの変動金利は「0.8%未満」の金融商品が多く、不動産投資ローンは「2%~6%」が相場です。

 

関連記事:『賃貸併用住宅はやめとけ?』後悔を避けるため知るべき7つ理由、後悔を避ける8つの対策も解説

賃貸併用住宅の初期費用の抑え方と収益性UPのコツ

賃貸併用住宅の費用を抑え方と収益性UPのコツ

▶1階賃貸の賃貸併用住宅の事例

賃貸併用住宅の成功のポイントは、初期費用を抑えつつ、高い収益性を見込める間取りづくりです。

そこで、押さえておきたい費用の抑え方と収益性UPのコツについて、順番に解説します。

  • 木造で建てる
  • 土地活用で収益性UP+土地代を抑える
  • 賃貸併用住宅に強いハウスメーカーを選ぶ

木造で建てる

木造で建築することで、建築費を大幅に抑えることができます。

また、木造は鉄骨造やRC造と比べて建物重量が軽いため、高額になりやすい地盤改良費を抑えられるメリットもあります。

近年では、木造でもマンションのような高級感のある賃貸併用住宅も建築できるため、集客率UPに繋げることも可能です。

ただし、木造4階建てで耐震性3を取得できるハウスメーカーは、圧倒的に数が少ないため、事前に住宅性能を確認することが大切です。

 

もくよん賃貸

▶コンパクトな敷地でも高い利回りを実現する【木造4階建て賃貸住宅】

土地活用で収益性UP+土地代を抑える

都市部では、4階建て・5階建ての賃貸併用住宅にすることで、コンパクトな土地でも、部屋数を増やすことが可能です。

十分な自宅スペースを確保しつつ、賃貸経営として、収益性の高い物件にできます。

また、土地代の高い東京都では、土地1坪100万円~200万円するエリアも多いため、広い土地に2階建てより、狭小地の4階建てのほうが、総額がお得になるケースが珍しくありません。

参照サイト:東京都財務局 令和7年地価公示価格

賃貸併用住宅に強いハウスメーカーを選ぶ

予算に合わせて、希望の間取りにしたい場合、賃貸併用住宅の建築実績が豊富なハウスメーカーを選ぶことが重要です。

快適な居住空間と安定した収益性を見込める賃貸プランの提案が、期待できます。

ハウスメーカーのHPやパンフレットでの建築実績を確認してみましょう。

まとめ

賃貸併用住宅の価格相場や間取り例ごとの建築費用、初期費用を抑える方法について、解説しました。

利便性の良い都市部では、縦に階層を増やして、収益性を高められる賃貸併用住宅が人気です。

東京で賃貸併用住宅をご希望の方は、23区内での施工実績が豊富なクレバリーホーム東京まで、お気軽にご相談ください。

 

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監修者情報

高坂 昇

高坂 昇ou2株式会社 専務取締役 一級建築士

木造密集地域や防火地域において、木造ならではの施工性や設計の柔軟性、コストパフォーマンスを活かして木造耐火4階建て住宅(もくよん®)や、災害時の避難場所となる地下室や屋上を備えた災害住宅も提唱しています。

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