3台分あるビルトインガレージを建てたい|間取り実例や費用相場、4つの注意点や広さなど

3台分あるビルトインガレージを建てたい|間取り実例や費用相場、4つの注意点や広さなど

本記事では、3台分の駐車スペースがあるビルトインガレージの間取り実例費用相場、間取りの注意点について解説します。

3台分に必要な広さ建築費用を抑える方法などもご紹介しているため、ガレージのある家づくりをご検討の方は、ぜひ記事を参考にしてくださいね。

 

ビルトインガレージとは?

ビルトインガレージとは、建物内部に設けた駐車スペースのことで、インナーガレージとも呼ぶことがあります。

ガレージの広さによって、車の保管以外にも、バイクや自転車、お子様の外用おもちゃの収納など、多目的に使用できます。

都市部では、コンパクトな土地を活用して駐車スペースを確保できる3階建て・3.5階建てのビルトインガレージ付き住宅が人気です。

土地代を抑えて、広々としたガレージと居住スペースを確保できます。

3台分に必要なガレージの広さ

3台分に必要なガレージの広さ

車3台分のガレージを造るためには、どのくらいの広さが必要になるのでしょうか?

国土交通省が、指標としている駐車スペースは「普通車:幅員2.5m×長さ6.0m」です。

ですが、ビルトインガレージは、3面が壁で囲まれているため、指標サイズより、一回り大きい下記サイズが、おすすめです。

 

【ビルトインガレージの広さの目安】

車の台数長さ坪数
1台分幅員3.0m×長さ6.0m4坪〜5坪
2台分(並列)幅員6.0m×長さ6.0m8坪〜10坪
3台分(横2台+縦1台)幅員6.0m×奥行き12.0m(手前2台分6m+奥1台分6m)15坪〜18坪、L字型実面積:約16坪

 

東京23区で3台分のビルトインガレージを実現する場合、手前2台を横並び・奥1台を縦に配置する「横2台+縦1台」が標準的な配置です。この場合、間口約6m・奥行き約12mが目安となり、延床15〜18坪程度が必要になります。

なお、幅員8.5mの横3台並列は間口9m以上の敷地が前提となるため、東京23区では実現できるケースが限られます。

必要な広さは敷地の面積・間口・形状によって大きく変わります。

敷地の間口が6m未満の場合は横2台並列自体が困難になるため、まず敷地図を住宅会社に見せて計画の実現可能性の確認が必要です。

旗竿地や三角地など変形敷地では、ガレージの向きや配置が制約されるため、早い段階での確認が重要です。

また、前面道路の幅員が4m未満の場合は切り返し回数が増え、実際の使い勝手に影響するため、あわせて確認しておきましょう。

参照サイト:国土交通省「駐車場設計・施工指針について」

 

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3台分のビルトインガレージの費用相場や安く抑える方法

3台分のビルトインガレージの費用相場や安く抑える方法

3台分の費用相場

3台分のガレージの費用といっても、住宅の一部として造るため、住宅を建築する際の構造によって、費用の目安は異なります。

そこで、ガレージ3台分(15〜18坪)+居住スペース35坪=延床50坪の3台ガレージ付き住宅の建築費総額目安を、東京都の実態建築費(ou2株式会社調べ・2026年2月時点)をもとに確認してみましょう。

 

【3台ガレージ付き住宅の建築費総額目安(延床50坪・ou2株式会社調べ・東京都・2026年2月時点)】

構造本体工事費(延床50坪)総額目安(付帯・諸経費込)
木造準耐火4,000万〜4,500万円5,700万〜6,400万円
木造耐火4,500万〜5,500万円6,400万〜7,900万円
鉄骨造(S造)1億2,500万円約1億7,900万円
鉄筋コンクリート造(RC造)1億2,500万円約1億7,900万円

※出典:ou2株式会社調べ(2026年2月時点、東京都)
※総額=本体工事費÷0.7(本体:付帯:諸経費=7:2:1)で算出した概算値です。必ず施工会社の正式見積もりをご確認ください。
※S造・RC造の坪単価は都内狭小地・多層階条件での実態値です(一般的な坪単価より高くなります)。

 

3台ガレージ付き住宅の総額目安は、木造準耐火で5,700万〜6,400万円、S造・RC造では1億7,000万円超となり、構造によって大きく異なります。

ビルトインガレージを安く抑える方法

建築費用を抑えるためには、コストパフォーマンスに優れる木造がおすすめです。

木造がS造・RC造より安い主な理由は、①材料費・加工費の低さ、②工期短縮による仮設費・人件費の削減、③建物重量が軽いことによる地盤改良費の抑制、の3点です。

ただし、ビルトインガレージは開口部が広いため木造で実現するには高い設計・施工技術が必要です。

たとえば、東京ならクレバリーホーム城東店・新宿店の「もくよん®」が、木造4階建て・大開口・耐震等級3を同時に実現した施工実績を持ち、東京23区の狭小地で選ばれています。

延床50坪の場合、木造準耐火(総額5,700万〜6,400万円)とRC造(総額約1億7,900万円)の差は約1億1,500万〜1億2,200万円に上ります(ou2株式会社調べ・東京都・2026年2月時点)。

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「ビルトインガレージの固定資産税はかからない」はウソ?

「ビルトインガレージの固定資産税がかからない」はウソ

ビルトインガレージは「家屋の一部」として固定資産税の課税対象面積に含まれます。「固定資産税がかからない」という情報は誤りです。

勘違いの原因は、ビルトインガレージの「延床面積の1/5を限度として、容積率の計算から除外できる」という緩和措置(建築基準法第52条)によるものです。この緩和は「建てられる面積を増やせる」制度であり、固定資産税とは無関係です。

例えば、敷地100㎡・容積率150%の場合、通常の建築可能な延床面積は150㎡ですが、30㎡のビルトインガレージ分を除外することで180㎡まで建築できます。ただし固定資産税はこの180㎡全体に課税されます。

なお、ガレージ部分は内装仕上げが居室より簡素なことが多いため、㎡あたりの評価額は居室より低く算定されるケースがあります。結果として固定資産税が居室と比べて割安になる場合はありますが、非課税にはなりません

3台分あるビルトインガレージの間取りの注意点

3台分あるビルトインガレージの間取りの注意点

3台分のビルトインガレージ付き住宅を建築する際に、事前に知っておきたい注意点について、順番に解説します。

  • ガレージの広さ+必要な居住スペースを確認
  • 耐震強度を確保する
  • 換気設備を適切に設ける
  • シャッターの費用を計算する

ガレージの広さ+必要な居住スペースを確認

ビルトインガレージ付き住宅では、ガレージが延床面積に含まれます。

そのため、「必要な居住スペース+駐車スペース」の広さを確認してから、住宅の広さを決めることが大切です。

例えば、車3台分の広さの目安は15坪になるため、居住スペースが35坪必要であれば、延床50坪の家づくりが必要になります。

居住スペース35坪なら広々とした3LDK〜4LDK、45坪なら広々とした4LDK〜5LDKを検討できる広さです。

耐震強度を確保する

駐車スペース3台分を確保したビルトインガレージ付き住宅は、1階の間口が広くなるため、耐力壁を確保できる場所が減り、建物の水平剛性が低下しやすくなります。これがビルトインガレージ付き住宅で耐震性の確保が難しいとされる主な理由です。

対策としては、開口部を耐力フレーム(門型フレーム)で補強する工法や、許容応力度計算による精密な構造設計が用いられます。

2025年4月の改正建築基準法施行により、木造2階建て以上の全ての住宅で構造審査が義務化されました。3台分の大開口を持つガレージハウスでは、許容応力度計算による構造の裏付けがこれまで以上に重要です。

十分な予算をかければ、鉄骨造や鉄筋コンクリート造で建築することも可能ですが、木造の高耐震設計の実績がある住宅会社であれば、コストパフォーマンスに優れた地震に強いビルトインガレージ付き住宅を実現できます。

東京23区のコンパクトな敷地で3台分のビルトインガレージを実現するには、木造・鉄骨造・RC造、さらに混構造まで柔軟に対応できる住宅会社を選ぶことが重要です。

その上で「ビルトインガレージで耐震等級3の施工実績があるか」を具体的に確認しましょう。単に「対応できます」と答える会社は多いため、ガレージ付きの施工実例を見せてもらうことが判断の基準になります。

▶「耐震」+「制震」で実現する地震に強い住まい【制震王】

換気設備を適切に設ける

3台分のガレージでは、エンジン始動・暖機運転・アイドリング時に排出される一酸化炭素(CO)がガレージ内に滞留しやすくなります。

1〜2台と比べて排気量が増えるため、換気設備の容量と配置が安全上の重要な設計ポイントです。

対策として、ガレージの床面近く(低位置)と天井付近(高位置)の両方に換気口を設けることで、滞留しやすい排気ガスと熱気を効率よく排出できます。

電動シャッターと連動して換気扇が自動起動する仕様にすると、閉め忘れによるCO滞留リスクを低減できます。

居住空間との間仕切り壁の気密性も確認が必要です。ガレージと室内の間に隙間があると、排気ガスが生活空間に流入する恐れがあります。

換気計画は建築基準法上の居室換気とは別に、ガレージ固有の要件として設計段階で住宅会社に確認しておきましょう。高級車3台を所有する場合、COセンサーと連動して換気量を自動調整する強制換気システムの導入も選択肢のひとつです。

シャッターの費用を計算する

開口が広くなることで、シャッターの面積も広くなり、価格も割高になる傾向です。

シャッターには、手動式と電動式がありますが、3台用の場合、電動式巻き上げシャッター電動式オーバースライダーが一般的です。

費用相場は、巻き上げの場合70万円〜90万円、オーバースライダーでは100万円〜150万円ほどです。

別途取り付け費用もかかるため、見積書を確認のうえ、予算に含めて資金計画を立てることが大切です。

3台分あるビルトインガレージの間取り実例

駐車スペースが3台分あるビルトインガレージ付き住宅の間取り実例をご紹介します。

3台駐車できるビルトインガレージ

▶車3台が置けるビルトインガレージ 実例

手前に2台、後ろに1台、合計3台分の駐車スペースを確保したビルトインガレージ付き住宅です。

車2台を並列駐車するために開口部は5m近くありますが、独自の工法によって木造で鉄骨造並みの広い開口部を実現しています。

3台分あるビルトインガレージ間取り実例

車+バイクが駐車できるビルトインガレージ

3台分あるビルトインガレージ実例

▶車+バイクが置けるビルトインガレージ実例

10.59坪のコンパクトな土地でも、車とバイク2台の駐車スペースを確保した3階建てのビルトインガレージ付き住宅です。

広々としたガレージと居住スペースを確保するために、1階は鉄骨造、2階・3階は木造の混構造を採用しました。

3台分あるビルトインガレージ実例

まとめ

3台分の駐車スペースを確保したビルトインガレージの間取り実例や費用相場、必要な広さや注意点について、解説しました。

開口部が広いガレージでは、耐震性を落とさずに、使い勝手のよい広さを確保することが大切です。

東京でビルトインガレージ付き注文住宅をご検討の方は、23区内での施工実績が豊富なクレバリーホーム城東店・新宿店まで、お気軽にご相談ください。

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監修者情報

高坂 昇

高坂 昇ou2株式会社 専務取締役 一級建築士

木造密集地域や防火地域において、木造ならではの施工性や設計の柔軟性、コストパフォーマンスを活かして木造耐火4階建て住宅(もくよん®)や、災害時の避難場所となる地下室や屋上を備えた災害住宅も提唱しています。

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