50坪のビルトインガレージ|間取り実例や費用相場、注文住宅での注意点や間取りポイント

50坪のビルトインガレージ付き注文住宅では、どのような間取りが検討できるのでしょうか?
そこで本記事では、延床50坪と土地50坪に建てられるビルトインガレージの間取り例や費用相場、建築する際の注意点や押さえておきたい間取りポイントについて解説します。
延床50坪前後のビルトインガレージの間取り実例もご紹介するため、家づくりをご検討の方は、ぜひ記事を参考にしてくださいね。
【50坪】ビルトインガレージの間取り例や広さ

まずは、延床50坪と土地50坪に建てられるビルトインガレージの間取り例や広さを確認してみましょう。
延床50坪のビルトインガレージの間取り
延床50坪は、平方メートルに換算した場合「約165.3㎡」です。
国土交通省による令和6年度の住宅市場動向調査では、新築戸建ての平均床面積は、「約34.4坪/113.8㎡」なため、延床50坪は、平均と比べて約1.45倍の広さになります。
広さが十分あるため、二世帯住宅や吹き抜けなど、こだわりの家づくりが可能です。
延床50坪の間取りで考えられる一例は、下記の通りです。
【延床50坪の間取り例】
| ガレージ | 間取り | 広さ |
| 車1台の場合 | 広々とした4LDK~5LDK | LDK:25畳~30畳 個室:6畳~8畳 |
| 車2台の場合 | 4LDK~コンパクトな5LDK | LDK:22畳~28畳 個室:5畳~7畳 |
ビルトインガレージは、ガレージの坪数が延床面積に含まれるため、同じ延床50坪の住宅でもガレージが広いほど利用できる居住スペースが狭くなります。
参照サイト:国土交通省「令和6年度 住宅市場動向調査」(令和7年6月)
土地50坪のビルトインガレージの間取り
土地50坪に建てられる住宅の広さは、土地ごとに定められている「建ぺい率」と「容積率」で目安を確認できます。
建ぺい率とは、敷地面積に対する建築面積(建物を真上から見たときの投影面積)の割合であり、容積率は延床面積の上限です。
一例として、建ぺい率60%、容積率150%の50坪の土地に建てられる広さを下記表で見てみましょう。
【土地50坪に建築できるビルトインガレージ付き住宅】
| 建物の階層 | 延床面積の上限 | うち容積率算入 | うちガレージ(緩和分) |
| 平屋 | 30坪 | 24坪 | 最大6坪 |
| 2階建て | 60坪 | 48坪 | 最大12坪 |
| 3階建て※ | 94坪 | 75坪 | 最大19坪 |
※3階建ては、建ぺい率による単純計算(建築面積30坪×3階=90坪)が容積率の上限(75坪)を超えるため、容積率上限75坪を基準に算出しています。そのため各フロアの床面積は平均25坪(75坪÷3階)となり、1・2階を広く、3階を小さくするなど階層ごとに面積を配分する設計が必要です。ガレージの緩和分(最大19坪)もこの75坪を基準に計算しています。
ビルトインガレージの場合、「延床面積の1/5を限度として、容積率の計算から除外できる」という容積率の緩和措置を適用できます。※建物全体の延床面積に占めるガレージ部分が1/5を超えた場合、超過分は容積率に算入されます。
そのため、一般的な住宅より、広く建てることが可能です。
2階建て・3階建てを検討することで、土地50坪ほどに、延床70坪~94坪程度の広々とした注文住宅を建てることができます。
完全分離型の二世帯住宅など、6人~8人家族が、のびのびと暮らせる6LDK以上の間取りを検討できる広さです。
ただし、実際に建てられる住宅の広さは、土地ごとに定められている細かな法令上の制限によって異なるため、必ず、住宅会社に確認しましょう。
車1台・2台に必要なガレージの広さ
ガレージに必要な広さは、車種やサイズによって異なりますが、目安を確認しておくと、間取りのイメージがしやすくなります。
【ビルトインガレージの広さの目安】
| 車の台数 | 推奨寸法(有効) | 延床面積の目安(壁芯) |
| 1台分 | 幅員3.0m×長さ6.0m | 約5.5坪〜6坪 |
| 2台分(並列) | 幅員6.0m×長さ6.0m | 約11坪〜12坪 |
| 2台分(縦列) | 幅員3.0m×長さ12.0m | 約11坪〜12坪 |
東京23区の場合、普通車で1台なら約6坪、2台分なら約12坪、3台分なら約16坪ほどの広さをイメージすると良いでしょう。
国土交通省が指標としているサイズは「普通車:幅員2.5m×長さ6.0m」ですが、三面が壁で囲まれているビルトインガレージは一回り大きい上記サイズがおすすめです。
参照サイト:国土交通省「駐車場設計・施工指針について」
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50坪のビルトインガレージの費用相場

50坪のビルトインガレージ付き住宅の費用相場について、参考値として令和7年度の国税庁データと、弊社(クレバリーホーム城東店・新宿店・ou2株式会社)が2026年2月に調査した東京都の実態相場を合わせてご紹介します。
【参考①国税庁 地域別・構造別の工事費用表(令和7年分・全国平均】
| 構造 | 坪単価(全国平均) | 延床50坪 本体工事費 |
| 木造 | 約72万円/坪 | 3,600万円 |
| 鉄骨造(S造) | 約104万円/坪 | 5,200万円 |
| 鉄筋コンクリート造(RC造) | 約112万円/坪 | 5,600万円 |
出典:国税庁「地域別・構造別の工事費用表(1m²当たり)【令和7年分用】」(全国平均値)
【注意】国税庁の「地域別・構造別の工事費用表」は税法上の参考指標です。
建築着工統計をもとに全国平均値を算出しているため、昨今の資材・人件費の高騰や、東京都特有の施工条件、個別仕様は反映されていません。たとえば、都心の「防火地域による建築制限」や「重機が入らない場所での特殊運搬費」、さらにガレージの「構造補強費」などが含まれていないのです。
新築の資金計画には、必ず施工会社の正式見積もりをご確認ください。東京都の実際の新築費用は下表の「東京実態相場」を参考にしてください。
【参考②】弊社・ou2株式会社調べ 東京都の実態建築費相場(2026年2月時点)
| 構造 | 坪単価(実態) | 延床50坪 本体工事費 | 付帯工事・諸経費込の総額目安 |
| 木造準耐火 | 80〜90万円/坪 | 4,000〜4,500万円 | 5,700〜6,400万円 |
| 木造耐火 | 90〜110万円/坪 | 4,500〜5,500万円 | 6,400〜7,900万円 |
| 鉄骨造(S造) | 180〜220万円/坪 | 9,000万円〜1億1,000万円 | 1億2,900万〜1億5,700万円 |
| 鉄筋コンクリート造(RC造) | 170〜220万円/坪 | 8,500万円〜1億1,000万円 | 1億2,100万〜1億5,700万円 |
※出典:ou2株式会社調べ(2026年2月時点、東京都)
※総額 = 本体工事費 ÷ 0.7(本体:付帯:諸経費 = 7:2:1の一般的な比率で計算)
実際の建築費は、構造・仕様・立地・施工会社によって大きく異なります。必ず複数社から見積もりを取得し、ご確認ください。
注文住宅でビルトインガレージを建てる間取りポイント

注文住宅でビルトインガレージを建てる際に、押さえておきたい間取りのポイントについて順番にご紹介します。
「機能的な間取り」や「明るく開放的な住空間」など、おしゃれで暮らしやすい住宅にするために、ぜひ参考にしてくださいね。
室内からガレージまでの動線
室内からガレージまでの動線では、雨に濡れずに移動できる間取りがおすすめです。
「ガレージ内に直接玄関を設ける」「玄関とは別の勝手口をガレージに設ける」など、スムーズに移動できる動線を検討してみましょう。
ガレージをカスタマイズ

ガレージは、車の駐車スペースだけではなく、自転車やバイク、アウトドア用品やお子様が使う外用のおもちゃの収納など多目的に利用できます。
大容量の収納棚や照明など、使用用途に合わせてカスタマイズすることで、趣味を思いっきり楽しめるスペースにすることも可能です。
開放的な間取り

ビルトインガレージは縦長の家になるケースが多く、縦の空間設計が重要になります。
例えば、「吹き抜け」や「スケルトン階段」、「勾配天井」や「折り上げ天井」などは、開放的でおしゃれな空間に仕上げることが可能です。
収納の位置
1階がガレージ、2階以上が居住スペースとなるため、収納の位置が機能的な間取りにするためには大切です。
「玄関にシューズクローク」や「リビングの収納の充実」など、生活動線上に収納を配置することで、スムーズな動線を確保し、暮らしやすい住空間を実現します。
関連記事:ビルトインガレージは危ないってホント?耐震性を高める方法や後悔しやすい事例と対策を解説
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注文住宅でビルトインガレージを建てる注意点

注文住宅でビルトインガレージを建てる際の注意点について、順番に解説します。
- 耐震性を落とさない
- 騒音や換気対策をおこなう
耐震性を落とさない
ビルトインガレージは1階の間口が広くなるため、耐力壁を確保できる場所が減り、建物の水平剛性が低下しやすくなります。
これがビルトインガレージ付き住宅で耐震性の確保が難しいとされる主な理由です。
対策としては、開口部を耐力フレーム(門型フレーム)で補強する工法や、許容応力度計算による精密な構造設計が用いられます。
依頼前に「ビルトインガレージで耐震等級3の施工実績があるか」を具体的に確認することが重要です。
単に「耐震等級3に対応できます」と答える会社は多いため、ガレージ付きの実例を見せてもらうことが判断の基準になります。
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騒音対策と換気対策をおこなう
建物内部にガレージがあるため、エンジン音やシャッター音が、室内に響く可能性があります。
そのため、「静音タイプのシャッターを導入」「ガレージの真上に寝室や書斎を配置しない」「遮音性の高い家づくりをする」など、効果的な騒音対策を検討しましょう。
また、排気ガスを充満させないためにガレージ内の換気対策が必要です。
【50坪】ビルトインガレージのある間取り実例
延床50坪前後のビルトインガレージのある間取り実例をご紹介します。
充実の収納を実現した3階建て

延床49.34坪の3階建てビルトインガレージ付き注文住宅です。
リビングと一体となるガラスパネルで仕切られた個室は、趣味の部屋としても、ご家族のカバンやコートを収納するスペースにもできます。


おしゃれな二世帯住宅

延床51.89坪の白を基調としたビルトインガレージ付き二世帯住宅です。
南側のスケルトン風の階段には、採光を遮らないガラス戸を採用しており、実用的でおしゃれな空間を実現しています。
クレバリーホーム城東店・新宿店には、今回ご紹介していない施工実績が多数あります。
東京23区でビルトインガレージを実現するなら、木造3階建て・4階建てという選択も可能ですので、ぜひこちらのページもチェックしてみてください。
まとめ
50坪のビルトインガレージ付き注文住宅の間取り実例や費用相場、注意点や間取りのポイントについてご紹介しました。
広さが十分あり自由度が高いからこそ、間取りで失敗しないために、まずは実績豊富な住宅会社に相談することがおすすめです。
東京23区でビルトインガレージ付き注文住宅をご検討の方は、クレバリーホーム城東店・新宿店まで、お気軽にご相談ください。















