セカンドハウスローンと住宅ローンの違い|金利や取り扱い銀行、二拠点生活のローンについて

「セカンドハウスでも、住宅ローンは組める?」
「セカンドハウスローンって、住宅ローンとなにが違うの?」
上記のように、自宅とは別に、第二の拠点となるセカンドハウスを購入する際のローンについて、疑問に思われている方は、多いかと思います。
そこで本記事では、二拠点生活をおくるためのセカンドハウス購入で、利用できる「セカンドハウスローン」と「フラット35提携住宅ローン」について、わかりやすく解説します。
取り扱い銀行や金利などもご紹介しているため、ローンを比較したい方も、ぜひ記事を参考にしてくださいね。
【二拠点生活】セカンドハウスで住宅ローンは組める?

都会と郊外など、二拠点生活のためのセカンドハウスに、住宅ローンを組むことは、できるでしょうか?
結論から言いますと、別荘や別宅などのセカンドハウスでは、一般的な住宅ローンは組めません。
住宅ローンは、自宅を購入する際に、組めるローンだからです。
そのため、セカンドハウスを購入する際には、「セカンドハウスローン」または、「フラット35提携住宅ローン」を利用します。
フラット35は、住宅金融支援機構が銀行などと提携して、提供する住宅ローンであり、セカンドハウスでも、適用条件を満たせば利用できます。
セカンドハウスローンと一般的な住宅ローンの違いやセカンドハウスでフラット35を適用する条件などについて、順番に解説します。
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セカンドハウスローンとは?住宅ローンとの違い

セカンドハウスローンとは、別荘や別宅、2軒目の住宅購入や建築の際に、利用できるローンです。
おもなセカンドハウスローンと住宅ローンの違いは、下記の通りです。
- 金利が住宅ローンより高い
- 住宅ローン控除が使えない
- 住宅ローン審査が厳しい
- 取り扱い銀行が限られる
金利が住宅ローンより高い
一般的な住宅ローンと比べて、セカンドハウスローンは、金利が高く設定されています。
実際の金利は、金融機関によって異なりますが、金利が「2%~3%」に設定されていることが、多いです。
住宅ローンの変動金利では、0.6%~0.8%(2025年6月時点)など、1%未満が多いため、セカンドハウスローンは、2倍以上になります。
金利による返済額の違いを見てみましょう。
【借入額3000万円 借入期間20年の場合】
| 金利 | 月々の返済額 | 総返済額 |
| 2.2%(セカンドハウスローン) | 15.5万円 | 3,710万円 |
| 0.6%(住宅ローン) | 13.3万円 | 3,180万円 |
住宅ローン控除が使えない

住宅ローン控除は、10年~13年間、最大455万円(2025年時点)を所得税や住民税から控除され、マイホーム購入にかかる経済的負担を軽減してくれる制度です。
ですが、セカンドハウスローンでは、住宅ローン控除は、適用できません。
ローンを組んだ初年度から、控除なしのローン返済がスタートするため、注意が必要です。
関連記事:【2025年以降】住宅ローン控除はなくなる?改正点や年収ごとの控除額、いくら戻るかについて
住宅ローン審査が厳しい
別荘や別宅といった2軒目の住宅は、自宅と合わせて維持費が高くなることから、問題なく返済ができるのか、金融機関は契約者の返済能力を慎重に審査します。
また、住宅ローンの返済期間中に、セカンドハウスローンを組む場合、返済額が高額になるため、金融機関側のリスクが高くなります。
このような背景によって、住宅ローンと比べて、セカンドハウスローンは、審査が厳しくなる傾向です。
金融機関にもよりますが、「前年度の年収が500万円以上」など、条件を設けているケースがあります。
取り扱い銀行が限られる
多くの金融機関で、住宅ローンの金融商品を取り扱っている一方で、セカンドハウスローンを取り扱っている銀行は、数が限られます。
すべての銀行でセカンドハウスローンを組めるわけではないことを覚えておきましょう。
セカンドハウスでもフラット35を利用できる

セカンドハウスでも、金融機関によっては、「フラット35提携住宅ローン」を利用できます。
セカンドハウスでフラット35を利用するためには、週末などに、自身が居住用に利用する住宅取得を目的とした場合になります。
フラット35で組むことで、住宅ローンと同じ低い金利で、ローンを組むことが可能です。
参照サイト:フラット35 セカンドハウスについて:長期固定金利住宅ローン
住宅ローンと同じ金利で組める
金利の高さがネックとなって、セカンドハウスの購入に踏み出せない方も、多いかと思います。
そこで、一つの選択肢となるのが、固定金利の代表格であるフラット35です。
フラット35は、35年間、金利が固定される金融商品であり、変動金利と比べて、金利は高くなりますが、それでも2%前後で組むことが可能です。
3%の金融商品も多いセカンドハウスローンと比べて、比較的、低い金利で組むことができます。
自宅購入とほぼ同様の融資条件
セカンドハウスでフラット35を組む際の融資条件は、融資額や融資期間なども含めて、自宅購入の際の条件とほぼ同様です。
セカンドハウスとしてのおもな制限は、下記の通りです。
- セカンドハウスの2軒目(サードハウス)の取得には利用できない
- 賃貸目的では利用できない
- 住宅ローン控除が利用できない
- 金融機関によっては、取り扱っていない
関連記事:「二拠点生活(デュアルライフ)は疲れる」理由は?5つの対策、2つの拠点に住むメリットも解説
セカンドハウスローンの金利と取り扱い銀行を比較

セカンドハウスローンやセカンドハウスでも利用できるフラット35を取り扱っている銀行と金利、適用条件について、ご紹介します。
全期間固定金利のフラット35が利用できる銀行を選ぶのか、金利が低い変動金利がある銀行を選ぶのかなど、複数の銀行を比較し、ご自身の条件に合った金融商品を選びましょう。
楽天銀行
楽天銀行では、セカンドハウスでも、住宅ローンの「フラット35」を利用できます。
| 適用金利 | 【団信なし】 ・15年~20年以下 年1.25% ・21年~35年以下 年1.64% 【団信あり】 ・15年~20年以下 年1.45% ・21年~35年以下 年1.84% |
| 借入期間 | いずれかの短い年数 ・15年以上35年以内(1年単位) ・完済時年齢80歳まで |
| 借入額の上限 | 100万円以上8,000万円以内(1万円単位) |
※2025年7月時点
団体信用保険への加入を必須条件としていないため、「過去に大きな手術をした」「通院している」など、健康状態に不安がある方でも、申し込むことが可能です。
参照サイト:セカンドハウス|新規お借入住宅ローン|楽天銀行
三菱UFJ銀行
三菱UFJ銀行では「セカンド住宅ローン」という、セカンドハウス・別荘向けの金融商品を取り扱っています。
変動金利と固定金利を選ぶことができ、どちらも住宅ローンの金利に0.8%上乗せした利率になります。
| 適用金利 | 【変動金利】 ・年1.395%~年1.475% 【固定金利】 ・3年固定 年2.27%~年2.35% ・10年固定 年2.68%~年2.76% ・20年固定 年3.42%~年3.50% |
| 借入期間 | 2年以上35年以内(1年単位) |
| 借入額の上限 | 500万円以上2億円以内(1億円以上は別途ローン) |
| 適用条件 | ・年齢が借入時の年齢18歳以上70歳 ・完済時の年齢80歳まで ・団体信用生命保険への加入 など |
※2025年7月時点
「セカンド住宅ローン」では、団体信用保険が自動付帯となり、保険料は銀行負担となります。
参照サイト:セカンド住宅ローン | 三菱UFJ銀行
SMBC信託銀行プレスティア
SMBC信託銀行で利用できるセカンドハウスローンは、変動金利・固定金利が選べるほか、そのなかでも複数の金利プランを選ぶことが可能です。
| 適用金利 (プレミアムゴールド/プレスティアゴールドプレミアムのお客様) | 【Aプラン 金利重視】 ・変動金利 年1.57% ・10年固定 年2.56% 【Bプラン 初期費用重視】 ・変動金利 年1.82% ・10年固定 年2.81% |
| 借入期間 | 1年以上35年以内 |
| 借入額の上限 | 1,000万円~2億円 |
| 適用条件 | ・加入時年齢18歳以上 ・完済時年齢80歳まで ・団体信用保険への加入 など |
※2025年7月時点
参照サイト:セカンドハウスローン|ローン|SMBC信託銀行プレスティア
各金融機関の金利をご紹介しましたが、金利は、毎月変動するため、ご契約前には、必ず最新の情報を確認するようにしましょう。
まとめ
セカンドハウスローンと住宅ローンの違い、セカンドハウスローンを取り扱っている銀行の比較、セカンドハウスでフラット35を利用する適用条件などを解説しました。
金利や適用条件、総返済額などを確認し、ご自身の条件に合う金融標品を選ぶことが大切です。














