防火地域で木造4階建ては建てられる?耐火建築物のメリットや注意点、よくある疑問にも回答

防火地域で木造4階建ては建てられる?建て方、メリットや注意点、よくある疑問にも回答

「防火地域に木造4階建てを建てることは可能ですか?」
こうした質問を頂くことがあります。

結論から言えば、防火地域でも木造4階建ては建築可能です。

ただし、「耐火建築物」として建築基準法に定められた基準を満たすことが前提となります。

本記事では、建築基準法のルールや最近の法改正、防火地域と準防火地域の違い、そして木造で4階建て住宅を建てるための費用や技術的なポイントを解説します。

建築費用の節約や敷地活用の面で注目される木造4階建てのメリットや注意点、Q&Aも紹介しますので、東京23区内で木造4階建てを計画中の方はぜひ参考にしてください。

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防火地域に木造4階建てを建てることは「可能」

結論から言うと、防火地域でも木造4階建ては建築可能です。

ただし、「耐火建築物」として建築基準法に定められた基準を満たすことが前提となります。

防火地域での木造4階建てに関する耐火基準

防火地域で木造4階建てを建てられる理由は、木造でも建築基準法が定める耐火基準を満たすことが可能であるためです。

具体的には主に以下の条件を満たせば、防火地域内でも木造4階建てを建てられます。

  • 建物が耐火建築物である(60分以上の耐火性能など)
  • 主要構造部(柱・梁・床・壁・屋根など)が一定の耐火性能を満たす

木造でも防火地域内で4階建ては可能ですが、こうした規制を受ける点には注意が必要です。

関連記事:防火地域内の『耐火建築物・準耐火建築物』特徴を解説

防火地域の法改正(建築基準の制限緩和)も確認

防火地域における木造4階建ての推進について

引用:国土交通省 建築基準法改正による木造建築物の防火規制の合理化

従来、防火地域において木造での4階建てには厳しい建築制限がありましたが、2019年の建築基準法の法改正により制限が緩和されました。

高さ16m超、4階建ての木造建築でも、木材を表面に見せるなど柔軟な設計が可能となっています。

アパートや非住宅でも木造4階建ては可能

防火地域において木造4階建てが可能なのは、戸建て住宅に限りません。

共同住宅(アパート)や店舗併用住宅、事業用など非住宅の建物でも建築は認められます。

たとえば、木造4階建ての賃貸アパートや、1階が店舗、2~4階が住居の併用住宅でも、防火性能を確保した設計であれば建築許可を受けられます。

木造はRC造や鉄骨造に比べてコストを抑えやすいため、賃貸住宅や店舗の収益率を高めたい方に注目されています。

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防火地域、準防火地域の違いと制限を紹介

木造4階建てを検討する際は、建築予定地が防火地域か準防火地域かを正しく把握することが重要です。

地域によって求められる構造の厳しさや、建てられる建物の条件が異なります。

防火地域と準防火地域について確認

防火地域と準防火地域は、いずれも火災の被害拡大を防ぐために指定される地域ですが、構造などに求められる要件に違いがあります。

区分防火地域準防火地域
主な指定場所都市中心部、繁華街、駅周辺など住宅街、再開発地域など
建築制限3、4階建てはすべて「耐火建築物」
規定の面積以下の3階建ては「準耐火建築物」も可能
設計の自由度低め(規制が厳しい)
高め(緩やかな条件で建築可能)

 

このように、地域によって求められる制限は異なりますので、建築予定地がどの規制地域に含まれるのか確認することが重要です。

 

防火地域、準防火地域については以下の記事で詳しく解説していますので、合わせて参考にしてください。

関連記事:防火地域・準防火地域(耐火建築物・準耐火建築物)とは? 種類や違いを一覧比較

新たな防火地域(東京都独自基準)にも注意

東京都では、防火地域や準防火地域に加えて、「新たな防火地域」と呼ばれる独自の指定区域があります。

木造住宅が密集するエリアにおける火災対策として設定されていて、準防火地域より厳しく、防火地域よりは緩やかな中間的な規制が設けられています。

木造4階建てを検討する際には、自治体独自の基準や条例による追加条件にも注意が必要です。

関連記事:新たな防火規制区域とは?

木造4階建てを建てるための技術

耐火性の高い住まいを実現できする「木造4階建て」

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防火地域で木造4階建てを建てるには、法的な条件を満たすだけでなく、耐火構造や構造計算、特殊部材や現場施工に至るまで、すべての工程で高度な専門性が求められます

たとえば、設計段階では「耐火建築物」として認められるための材料選定や構造仕様を確定させる必要があり、構造計算では許容応力度計算をはじめ、層間変形角、偏心率、剛性率、保有水平耐力など、4階建て特有の構造安全性を総合的に検証する高度な計算が法的に義務付けられています。

また、木造の4階建てでは、鉄骨やRCと同等の耐火、耐震性能を確保するため、通常の木造とは異なる施工準備と資材手配も欠かせません。

こうした中、クレバリーホーム東京では、以下の体制で木造4階建ての建築を実現しています。

  • 一級建築士・高坂昇(ou2株式会社専務取締役)をはじめとした木造耐火構造の専門チームによる設計・施工体制
  • 耐火構造認定資格を持つ建築士による設計対応
  • 構造設計士による4階・5階建て対応の構造計算
  • 木造4階建てで耐震等級3の取得にも対応
  • 高精度加工が可能な構造材専門工場と提携
  • 防火部材や特殊施工に対応した現場監督の配置
  • 狭小地や変形地、10坪台の土地でも設計可能なノウハウ

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木造4階建ての特徴や注意点を紹介

木造4階建てには、コストや敷地活用の面でのメリットがある一方で、防音、耐震や施工技術といった面での注意も必要です。

具体的にどういった特徴や注意点があるのか紹介します。

鉄骨造やRC造と比べて建築費用を抑えやすい

木造は構造材が比較的安価で、鉄骨造やRC造と比べて建築費を抑えやすい特徴を有しています。

たとえば防火地域で耐火仕様を満たしたうえでも、RC造と比べて建築費用を百万円単位で抑えられるケースもあります。

コストを抑えながら、耐火性、耐震性をもつ住まいを検討中の方は、木造4階建ての選択肢が現実的です。

関連記事:木造を耐火構造にするコストは?

限られた敷地でも十分な床面積を確保できる

木造4階建ては、狭小地でも有効な床面積を確保できる点が大きな魅力です。

例えば10坪台の敷地でも、4階層を確保することで、延床面積100㎡超のプランが可能になります。

関連記事:狭小地に住宅を建てる、5つのメリット・3つのデメリット紹介

クレバリーホーム東京では、柱や壁の厚みまで最適化することで、10cmも無駄にしないプラン提案を行っています。

より具体的に、東京23区内での注文住宅に適した設計仕様について確認したい方は、以下の記事をご覧ください。

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十分な耐震設計が必要になる

4階建ては建物自体の高さと重さが増し、地震時の揺れや負荷も大きくなります。

このため、木造であっても構造設計を慎重に行い、必要に応じて制震、耐震補強を施す必要があります。

耐震等級3の取得や制震技術の導入といった対策で、鉄骨造やRC造に劣らない安全性を確保し家を建てましょう。

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設計、施工には高い専門性が必要になる

木造4階建ては、通常の住宅とは異なる法規制や構造要件に対応する必要があるため、設計者、施工者ともに専門性が求められます

耐火建築物としての仕様を満たす図面作成や、確認申請に必要な書類作成も複雑です。

設計から施工、審査対応まで一貫して任せられる実績ある会社を選ぶことが成功のカギとなります。

防火地域での木造4階建てに関するQ&A-費用からハウスメーカーの探し方まで

記事の終わりに、防火地域で木造4階建てを検討する際によくある疑問をまとめました。

Q.木造4階建ての建築費用はどれくらいですか?

A.防火地域で木造4階建てを建てる場合、坪単価はおおよそ80〜100万円が目安です。

通常の木造住宅より高額になりますが、鉄骨造やRC造に比べるとコストを抑えやすく、トータルで数百万円の差が出ることもあります。

設計内容や仕様によって変動するため、具体的には検討中のハウスメーカーに見積もりを取る必要があります。

関連記事:注文住宅の新築を建てる費用相場

Q.将来的に建て替えやリフォームは可能ですか?

A.可能ですが、防火地域での木造4階建ては耐火性能を満たす構造ですので、リフォーム時もその仕様を損なわない設計が求められます。

たとえば、耐火被覆材の復旧や、大臣認定部材への交換が必要になるケースもあります。
また、変更内容によっては、確認申請が再度必要になる場合もあります。

Q.対応するハウスメーカーの探し方はありますか?

A.防火地域の木造4階建てに対応する会社を選ぶ際は、「木造耐火建築の実績」や「3、4階建ての住宅の建築実績」の有無がポイントです。

また、構造計算や申請対応まで一貫して行える体制が整っているかも確認しましょう。
ホームページを確認して、施工事例が豊富な会社に相談することもおすすめです。

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まとめ│防火地域の木造4階建てはクレバリーホーム東京へ

【台東区】耐火・耐久性の高いタイルを利用した防火地域の木造4階建て

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防火地域での木造4階建ては、現在の法制度と技術を元に十分に実現可能な選択肢です。

耐火性能を満たす設計、構造、そして高度な施工技術があれば、アパートや賃貸併用住宅としての活用も視野に入ります。

 

ただし、その実現には専門的な知識と豊富な経験を持つパートナーが欠かせません。

クレバリーホーム東京では、建築士や構造設計士、現場監督すべてが木造4階・5階建てに対応できる体制を整えており、狭小地や変形地でも安心してご相談いただけます。

敷地のポテンシャルを最大限に活かした住まいを建てたいと考えている方は、クレバリーホーム東京までお気軽にお問い合わせください。

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監修者情報

高坂 昇

高坂 昇ou2株式会社 専務取締役 一級建築士

木造密集地域や防火地域において、木造ならではの施工性や設計の柔軟性、コストパフォーマンスを活かして木造耐火4階建て住宅(もくよん®)や、災害時の避難場所となる地下室や屋上を備えた災害住宅も提唱しています。

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