40坪・30坪台のビルトインガレージの間取り例|間取りの考え方や車2台分の広さも解説
30坪~40坪台のビルトインガレージについて、「機能的な間取りにするには?」「車2台分を確保するには?」など、悩まれている方も、多いと思います。
そこで本記事では、ビルトインガレージの延床30坪~40坪台の間取り例や土地30坪~40坪に建てられる大きさ、間取りの考え方について、解説します。
車1台・2台に必要な広さや知っておきたいデメリットもわかるため、ビルトインガレージを検討している方は、ぜひ記事を参考にしてくださいね。
40坪・30坪のビルトインガレージの広さは?
まずは、40坪・30坪のビルトインガレージの広さがどの程度なのか、確認してみましょう。
40坪・30坪台のビルトインガレージの広さ
延床30坪~40坪の広さは、平方メートルに換算すると、「30坪/約99㎡」「40坪/約132㎡」です。
国土交通省による令和6年度の住宅市場動向調査によると、新築戸建ての床面積は、全国平均で「約34.5坪/114.0㎡」なため、平均前後の広さになります。
ただし、ビルトインガレージの場合、「必要な居住スペース+ガレージの坪数」が必要です。
例えば、必要な居住スペースが延床30坪で、車1台分のガレージが希望の場合、延床35坪のビルトインガレージ住宅を検討します。
参照サイト:国土交通省 令和6年度 住宅経済関連データ
車1台、2台に必要な広さ
つぎに、ガレージに必要な広さを見てみましょう。
国土交通省が、一般的な駐車スペースとして、指針としているサイズは、「普通車:幅員2.5m×長さ6.0m」です。
ですが、ビルトインガレージは、周りが壁で囲まれているため、一般的なサイズより、一回り大きいサイズが、おすすめです。
【ビルトインガレージの広さの目安】
車の台数 | 長さ | 坪数 |
1台分 | 幅員3.0m×長さ6.0m | 4坪~5坪 |
2台分(並列) | 幅員6.0m×長さ6.0m | 8坪~10坪 |
2台分(直角) | 幅員3.0m×長さ12.0m | 8坪~10坪 |
ただし、「車種のサイズ」や「ドアの開閉に必要な幅」、「前面道路の幅員」などによっては、さらに、広さが必要になるでしょう。
参照サイト:国土交通省 駐車場設計・施工指針
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40坪・30坪台のビルトインガレージの間取り例
実際に、延床30坪~40坪台のビルトインガレージの間取り例を見てみましょう。
30坪台の間取り例
延床30坪のビルトインガレージの場合、車1台のガレージと広めの3LDK~コンパクトな4LDKの間取りを検討できます。
延床35坪ほどでは、車2台のガレージをつくっても、部屋数をしっかりと確保することが可能です。
下記事例は、敷地17坪に建てた延床34坪のビルトインガレージです。
都市部では、コンパクトな土地を有効活用できる3階建て・4階建てのビルトインガレージ住宅が、人気です。
40坪台の間取り例
延床40坪の場合、広さがあるため、ガレージ内に作業スペースを設けるなど、間取りの自由度が高くなります。
ガレージ内に照明やコンセントを設けることで、時間や天候に関係なく、車の整備や趣味を楽しむことができます。
延床45坪以上からは、「車2台分のガレージ+5LDK」や「車1台分のガレージ+二世帯住宅の間取り」を検討できる広さです。
下記は、40坪の車2台並列できるビルトインガレージの事例です。
関連記事:ビルトインガレージは危ないってホント?耐震性を高める方法や後悔しやすい事例と対策を解説
延床40坪・30坪のビルトインガレージに必要な土地の広さ
30坪~40坪のビルトインガレージを建てるために、必要な土地の広さについて、建ぺい率60%、容積率200%で計算した一例で、解説します。
建てられる住宅の規模は、建ぺい率と容積率で目安を確認できます。
- 建ぺい率:一般的に、1階部分の床面積の上限
- 容積率 :建物全体の延床面積の上限
【延床30坪のビルトインガレージに必要な土地の広さ】
建物の階層 | 土地の広さ |
平屋 | 51坪 |
2階建て | 25坪 |
3階建て | 17坪 |
【延床40坪のビルトインガレージに必要な土地の広さ】
建物の階層 | 土地の広さ |
平屋 | 67坪 |
2階建て | 34坪 |
3階建て | 23坪 |
容積率が高いエリアでは、平屋より、2階建て・3階建てのほうが、コンパクトな土地で、広い住宅を建てることができます。
土地40坪・30坪に建てられるビルトインガレージの広さ
40坪・30坪の土地に建てられる広さ
ここでは、30坪~40坪の土地に建てられるビルトインガレージの広さについて、建ぺい率60%、容積率150%を例として、ご紹介します。
【土地30坪に建てられるビルトインガレージの広さ】
建物の階層 | 建物の広さ |
平屋 | 18坪 |
2階建て | 36坪 |
3階建て | 54坪 |
【土地40坪に建てられるビルトインガレージの広さ】
建物の階層 | 建物の広さ |
平屋 | 24坪 |
2階建て | 48坪 |
3階建て | 72坪 |
土地30坪の場合、平屋では、夫婦二人暮らしの2LDKの間取り、2階建て以上からは、4人家族がのびのびと暮らせる4LDK以上を検討できます。
ただし、実際に建てられる規模は、土地ごとの細かな法令上の制限によって異なるため、事前に住宅会社に相談することが、大切です。
ビルトインガレージは容積率の緩和措置を適用できる
ビルトインガレージは「延床面積の1/5を限度として、容積率の計算から除外できる」という、容積率の緩和措置を受けられます。
例えば、土地30坪、容積率150%の場合「30坪×150%=45坪」になり、建てられる延床面積の上限は45坪です。
ですが、45坪の1/5である9坪のビルトインガレージであれば、容積率から除外して計算できます。
つまり「延床面積の上限45坪+ビルトインガレージ9坪=54坪」となり、ビルトインガレージのない住宅より、広い住宅を建てることが可能です。
ビルトインガレージのメリット
ビルトインガレージをつくるメリットは多いですが、代表的なメリットは、下記の3つです。
- 敷地を有効活用した家づくりができる
- 車を気軽に利用でき、月極駐車料金もかからない
- 愛車をキズや盗難から守れる
雨天時でも、雨に濡れることなく、乗り降りできるため、気軽に外出しやすいなど、暮らしの満足度が、グッと上がります。
ビルトインガレージのデメリット
後悔しないために、ビルトインガレージのおもなデメリットも確認しておきましょう。
- エンジン音やシャッター音が気になるケースがある
- 排気ガスのにおいが気になるケースがある
ビルトインガレージでは、エンジン音や排気ガスに対して、設計段階で対策することで、音やにおいが気にならない、快適な家づくりがしやすくなります。
【40坪・30坪台】ビルトインガレージの間取りの考え方
30坪~40坪のビルトインガレージの間取りを考える際に、重要となるポイントをご紹介します。
ガレージから室内の動線をスムーズにする
ガレージから室内までの動線が、スムーズな間取りがおすすめです。
例えば、「玄関とは別に、ガレージに直接移動できる入口を設ける」「天井のある空間で玄関まで移動できる」などの間取りだと、便利です。
ガレージ真上に寝室を配置しない
ガレージ真上のお部屋は、エンジン音やシャッター音が響くケースがあるため、夜遅くに帰宅する場合だと、寝ているご家族を起こしてしまう可能性があります。
そのため、ガレージ真上の間取りは、お風呂やキッチンなどの水回り、クローゼットやリビングなど、音が気になりにくい間取りが、おすすめです。
まとめ
30坪~40坪のビルトインガレージの間取り例やメリット・デメリット、間取りの考え方について、解説しました。
ビルトインガレージは、コンパクトな土地でも、駐車スペースを確保できるため、都心で常に、一定の人気がある住宅です。
東京でビルトインガレージの注文住宅をご検討の方は、23区内での施工実績が豊富なクレバリーホーム東京まで、お気軽にご相談ください。