新築に防犯カメラはいらない?「いる」理由も合わせて解説│カメラ以外の防犯対策も紹介
「新築の防犯性を高めたいのですが、個人の住宅なら防犯カメラまではいらないでしょうか?」
このように、家づくりを進める中で防犯カメラの設置に悩む方は少なくありません。
防犯性を高めたい意識がある一方で、「うちは必要ないかも」と考える理由も確かに存在します。
本記事では、防犯カメラが「いらない」と考える方の理由や「つけるべき」理由、防犯カメラ以外の選択肢など、防犯を考慮した家づくりのポイントを解説します。
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Contents
防犯カメラが「いらない」理由とは?
セキュリティの観点から効果が高い防犯カメラについて、「いらない」と考える理由は何でしょうか。
主な理由は以下の4つです。
- 治安がよい地域に住んでいる
- 窓や玄関の防犯対策で十分と考えている
- 監視されているようで落ち着かない
- 設置、維持にかかる費用を避けたい
治安がよい地域に住んでいる
地域全体の犯罪発生率が低く住民同士のつながりも強いエリアでは、治安が高い水準であることから防犯カメラの必要性を感じにくくなります。
特に郊外の閑静な住宅街などでは近隣の結びつきが強く、「人の目」で防犯できる意識が強くなりがちです。
窓や玄関の防犯対策で十分と考えている
補助錠やスマートロック、防犯フィルムなど防犯対策にすでに取り組んでいる場合、「現状の防犯対策に加えてカメラは不要」と考えることは当然です。
既存の防犯設備やグッズだけでも、防犯対策に一定の効果があるからです。
監視されているようで落ち着かない
防犯カメラがあることで、家族や来客に「常に見られているような感覚」を与えてしまい、居心地が悪くなるという懸念もあります。
設置方法によっては、来客が訪問を避ける、夫婦間の信用問題、思春期の子どものプライバシーなど、他の問題に発展する可能性があります
設置、維持にかかる費用を避けたい
新築のときは出費がかさむタイミングです。
防犯カメラの設置には10〜20万円程度の費用がかかるほか、機器の交換・メンテナンスにも継続的な費用が発生します。
機器の購入費や維持費用を避けたいという意識も、防犯カメラがいらない理由になります。
防犯カメラが「いる」と考える理由、設置するメリット
続いて、防犯カメラを設置する必要がある考え方の根拠をお伝えします。
必要と考える方、不要と考える方、双方の意見を確認してご自宅に設置する必要性を検討しましょう。
- 犯罪の抑止効果が期待できる
- 万が一の際の証拠として活用できる
- 家族の安心感が高まる
- スマートフォンで遠隔監視が可能
- 新築時の設置でコストと美観を両立できる
犯罪の抑止効果が期待できる
防犯カメラの設置は、犯罪の抑止に効果を発揮します。
カメラが設置されていることで、不審者が犯行を思い留まる可能性があるからです。
警察庁の調査によると、犯行を諦める要素として、「セキュリティーシステム」や「防犯ビデオ」といった項目が挙がっていて、防犯カメラなどのセキュリティ設備に一定の効果があることが分かります。
万が一の際の証拠として活用できる
防犯カメラは、万が一事件やトラブルが発生した際に証拠として活用することも可能です。
- 空き巣や不審者の侵入の記録
- 不審な車のナンバーなどの確認
- 宅配や近隣トラブルの状況確認
- 家族や子どもの安全確認
こうした様々な犯罪や近隣トラブルの発生時に映像を利用可能です。
参考:警察庁 科学技術の活用
家族の安心感が高まる
防犯カメラの設置は、家族の安心感を高める効果も期待できます。
- 共働きで日中家を明けている家庭
- 小さなお子さまがいらっしゃる家庭
- 高齢者が同居している家庭
- 単身赴任や出張が多い家庭
こうした例のように、空き巣などの犯罪に対して不安を感じるご家庭では、防犯カメラがあることで不安を軽減することが可能です。
また、防犯カメラを定期的に確認することで、ご家族、お子さまの防犯意識を高める効果も期待できます。
スマートフォンで遠隔監視、通話が可能
近年の防犯カメラは、スマートフォンと連携して遠隔監視できたり、カメラを通じて通話することも可能です。
外出先からでも自宅の様子をリアルタイムで確認でき、異常があればすぐに対応することができます 。
新築時の設置でコストと美観を両立できる
新築時に防犯カメラを設置することで、配線を壁の中に通すことができ、美観を損なわずに設置できます。
また、建築段階で設置することで、後付けする場合と比べて費用を抑えることが可能です 。
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防犯カメラ以外の対策も確認
防犯カメラの設置が難しい場合や、「いらない」と判断した場合でも、防犯対策を取らないことで犯罪被害に遭遇するリスクが高まります。
以下のような代替手段を活用することで、防犯効果を高めましょう。
- センサーライトで不審者に警告する
- 防犯砂利を敷いて足音で異常を察知する
- 補助錠やスマートロックで玄関、窓からの侵入を防ぐ
- 地域の防犯活動に参加し、周囲との連携を強化する
センサーライトで不審者に警告する
人の動きを感知して自動で点灯するセンサーライトは、夜間の侵入者に心理的プレッシャーを与える効果があります。
設置も簡単で、電源不要のソーラー式などもありますので手軽に導入できる点もメリットです。
防犯砂利を敷いて足音で異常を察知
防犯砂利とは、踏むと大きな音がする特殊な砂利を指します。
敷地内への侵入を音で察知できるうえ、足音を嫌って侵入をためらわせる効果もあります。
補助錠やスマートロックで玄関、窓からの侵入を防ぐ
戸締まりの基本である鍵の強化も重要です。
補助錠を設けるだけでも侵入にかかる時間が延び、犯行をあきらめる確率が高まります。
スマートロックなら遠隔操作やオートロック機能も利用でき、利便性と防犯性を両立できます。
地域の防犯活動に参加し、周囲との連携を強化する
地域ぐるみでの防犯意識が高まれば、個人宅への侵入リスクも減少します。
町内会の防犯パトロールや挨拶など、日頃からの関係づくりが犯罪の抑止力となります。
関連記事:空き巣が嫌がる一軒家とは?
防犯カメラを設置する場合の注意点
防犯カメラは安心感をもたらす一方で、場合によってはトラブルを起こす可能性もありますので、以下のような注意点を認識しましょう。
- 近隣住民から「監視されている」と思われることがある
- 死角を突かれた場合、かえって油断につながる
- 防犯カメラが“狙われる家”のサインになる場合もある
近隣住民から「監視されている」と思われることがある
防犯カメラの設置位置によっては、隣家の玄関や通行人が映り込んでしまうことがあります。
このような場合、「見られている」と感じたご近所との間でトラブルに発展する可能性があります。
撮影範囲やカメラのレンズが向いている方向を意識した上で、どの場所、方向に設置するか検討しましょう。
死角を突かれた場合、かえって油断につながる
「カメラがあるから大丈夫」と過信してしまい、死角となる場所への注意が薄れるリスクもあります。
特に裏口や勝手口、2階バルコニーなどの侵入口は見落とされがちですので、防犯カメラの設置やセンサーライト、補助錠の設置を検討しましょう。
関連記事:オープンガレージ(ビルトインガレージ)の防犯・盗難防止策について解説
防犯カメラが“狙われる家”のサインになる場合もある
空き巣犯の中には、「カメラがある=何か価値のあるものがある家」と判断し、逆に標的とするケースも存在します。
カメラの存在が一目では分からないように設置することや、セキュリティサービスを併用することなども検討しましょう。
まとめ│防犯性能の高い家はクレバリーホーム東京へ
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防犯カメラは、「全ての新築住宅にとって必要」とは限りません。
しかし、「いらない」と思っていたのに後から後悔するケースもありますので、ご自身やご家族のライフスタイルや地域性に合わせた判断が大切です。
なお、防犯に配慮した住まいづくりはハウスメーカーに相談することもおすすめです。
東京23区内での防犯性の高い注文住宅は、都市部での建築実績が豊富なクレバリーホーム東京まで、お気軽にご相談ください。