『オール電化はやめとけ』はどうして?新築で後悔を感じる5つの理由と対策│よかったと思う瞬間も紹介
「オール電化はやめとけ」「オール電化は時代遅れ」
こうした口コミを目にすることがありますが、その原因は何でしょうか。
本記事では、「オール電化はやめとけ」と指摘される理由と、その対策について解説します。
家庭で使用する設備機器の電源をすべて電気でまかなう「オール電化」には様々なメリットがあります。
しかし、オール電化設備の特徴を把握しなければ、後悔につながる恐れもありますので注意しましょう。
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Contents
オール電化とは?
そもそもオール電化とは、IHクッキングヒーターやエコキュートといった設備を導入し、家庭で使用するエネルギーを全て電力でまかなう仕組みを指します。
具体的には、オール電化住宅は以下のような設備で構成されます。
- 給湯:エコキュートや電気温水器
- 調理:IHクッキングヒーター
- 冷暖房:エアコン など
このように、家庭内の各種設備の熱源、動力源をすべて電気にすることで、オール電化の住まいになります。
「オール電化はやめとけ」指摘される5つの理由
「オール電化はやめとけ」このように指摘される主な理由は次の5つです。
- 設備機器を導入するための初期費用が高くなる
- 昼間の電気代が高くなる(オール電化用の料金プランにするため)
- 停電時に火気が使えなくなる
- IHコンロに対応する調理器具を使うこととなる
- 定期的なメンテナンスが必要になる
初期費用が高額になること、昼間の電気代が高くなることなど経済的な理由に加えて、停電時の火気使用、使用できる調理器具が限られることやメンテナンスなど使い勝手にも関係します。
ただし、こうした後悔は次章で紹介する対策を講じれば防ぐことができます。
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オール電化の後悔を避ける5つの対策
こうしたオール電化に関する後悔やデメリットを避けるためには、以下のような対策を検討することをおすすめします。
- 太陽光発電設備を導入して自家発電する
- 蓄電池を利用して夜間や停電時に備える
- オール電化設備への補助金を活用する
- IHやエコキュートなど設備の特徴を理解する
- メンテナンスを考慮した設備配置にする
太陽光発電設備を導入して自家発電する
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太陽光発電設備を導入すれば、家庭で電気をまかなうことができ、電力会社から購入する電力量を減らせます。
その結果、昼間を中心に電気代の負担を軽減することが可能です。
また、長期的には電気料金の上昇(インフレ)への備えにもなり、経済的な安心感を得ることもできます。
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蓄電池を利用して夜間や停電時に備える
太陽光発電には、「夜間」や「悪天候時」に発電できないという弱点があります。
そのため、蓄電池を導入しておけば、昼間に発電した電力を夜間や停電時に利用できるようになります。
これにより太陽光発電の効率を最大化でき、光熱費の削減にも貢献します。
停電時にも電気が使えるため、防災対策としても有効です。
関連記事:【蓄電池は必要か?】メリット・デメリットや蓄電池なし太陽光発電のみの場合
オール電化設備への補助金を活用する
IHクッキングヒーターやエコキュートなどのオール電化設備は省エネ性能が高く、従来の機器よりもエネルギー消費を抑えられますが、導入費用が高いというデメリットがあります。
ここで、国や自治体によっては、オール電化設備など一定の性能を持つ機器(住宅)に対して補助金を交付する場合があります。
- 子育てグリーン住宅支援事業(160万円 / 戸)
- 戸建住宅ZEH化等支援事業(55万円 / 戸)
- 東京ゼロエミ住宅(240万円 / 戸)
このような補助制度を活用すれば、設備を導入する初期費用の負担を軽減できます。
IHやエコキュートなど設備の特徴を理解する
IHクッキングヒーターやエコキュートは、ガスを利用する設備とは異なる特徴があります。
たとえば、IHは専用の調理器具が必要ですし、ガスコンロのような強火調理には向かないと感じる方もいらっしゃいます。
また、エコキュートは深夜にお湯を沸かして貯めておく仕組みであることから、ライフスタイルによってはお湯が不足し再沸騰が必要となることもあります。
あらかじめそれぞれの設備のメリット・デメリットを理解しておくことで、「こんなはずではなかった」と後悔するリスクを減らせます。
メンテナンスを考慮した設備配置にする
オール電化住宅では、エコキュート、IHクッキングヒーター、太陽光パネル、蓄電池など、多くの設備を設置することになります。
そのため、将来のメンテナンスや修理、設備の交換に備えて、設計、施工の段階で修理、交換を前提とした設置場所を計画することが重要です。
点検しやすく、作業スペースも確保された配置にしておけば、トラブル時の対応や交換費用の抑制にもつながります。
オール電化は一見すると便利で経済的に見えますが、注意すべき点も多く存在します。
今回紹介したように、適切な対策と事前の理解があれば、後悔することなくオール電化のメリットを感じられます。
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オール電化で「よかった」と思える瞬間とは?
オール電化にはデメリットや後悔の声もありますが、「オール電化にしてよかった」と感じる瞬間も多くあります。
ここでは、住まいをオール電化にしたことで実感できるメリットを6つ紹介します。
- 光熱費の安さを実感できたとき
- 停電のときも電気を使い続けられたとき
- オール電化関連の補助金を受け取ったとき
- 火災を起こさない安心を感じたとき
- インフレで電気代が上がっていくとき
- IHコンロの掃除が楽に感じるとき
光熱費の安さを実感できたとき
1つ目は、光熱費の安さを実感できたときです。
深夜電力を活用して給湯するなど、時間帯別に料金の安い電気を使えるため、経済的にエネルギーを活用できます。
特に、太陽光発電や蓄電池を併用している家庭では、発電した電気を自家消費できるため電気代の節約効果が高くなります。
さらに、電気とガスを併用していたときと比べて光熱費が一本化され、管理しやすくなる点もメリットのひとつです。
停電のときも電気を使い続けられたとき
2つ目は、停電時でも電気を使い続けられたときです。
太陽光発電と蓄電池を組み合わせている家庭では、停電しても冷蔵庫や照明、スマートフォンの充電など、生活に欠かせない電力を確保できます。
災害時には特にこの恩恵が大きく、南海トラフ巨大地震や首都直下型地震などへの備えとしても安心感があります。
関連記事:【首都直下型地震で助かるには?】いつ来る・どう備える
オール電化関連の補助金を受け取ったとき
3つ目は、オール電化に関連する補助金の交付を受けたときです。
IHクッキングヒーターやエコキュートなど、省エネ性能の高い設備は自治体や国の補助金の対象になることがあります。
実際に補助金が交付されれば初期費用の一部が戻ってくるため、経済的な負担を軽減できます。
補助金を活用することで、より性能の高い設備を導入できる点も、オール電化にしてよかったと思えるポイントです。
火災を起こさない安心を感じたとき
4つ目は、火災を起こす危険性が低いことを認識したときです。
IHクッキングヒーターは火を使わないため、調理中の火災リスクやガス漏れ、一酸化炭素中毒などの心配がありません。
特に小さな子どもや高齢者がいる家庭では、安全性の高さが大きな安心につながります。
さらに、保険会社によってはオール電化住宅に対して火災保険料の優遇措置が適用されることもあり、経済的メリットも得られる可能性があります。
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インフレで電気代が上がっていくとき
5つ目は、エネルギー価格の上昇で電気代が高くなったときです。
近年はエネルギー価格の高騰が続いており、電気代の上昇も避けられない状況です。
しかし、太陽光発電や高効率の設備を導入していれば、電力会社からの電気購入量を減らせるため、電気代の高騰リスクを抑えられます。
物価全体が上昇する中で、生活コストを安定させられることは、オール電化の大きな強みです。
関連記事:『創エネ』とは?蓄エネ・再エネとの違いや事例、特徴を解説
IHコンロの掃除が楽に感じるとき
6つ目は、掃除などのメンテナンスが楽に感じたときです。
IHコンロの表面はフラットなガラストップ構造になっているため、吹きこぼれや油跳ねもサッとひと拭きで掃除できます。
ガスコンロのように五徳やバーナーを分解して洗う必要がなく、清潔なキッチンを保ちやすい点が魅力です。
料理好きな方だけでなく、家事を効率的にこなしたい方にも好評です。
このように、オール電化には光熱費の削減や防災面の安心、安全性の高さなど、多くのメリットがあります。
導入前にはデメリットも含めて冷静に比較検討し、自分たちのライフスタイルに合った設備を選びましょう。
まとめ|オール電化の住まいをクレバリーホーム東京で実現
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オール電化に対して「やめとけ」「後悔した」といった口コミがなぜ生まれるのか、その原因や対策、そしてオール電化住宅ならではのメリットについてご紹介しました。
オール電化設備は、日々の調理や洗濯といった生活に直結する重要なインフラです。
太陽光発電設備を組み合わせることで、災害時の備えにもなり、日常の安心感を高めてくれます。
オール電化に関心がある方、また太陽光発電や蓄電池、エコキュートなどの省エネ設備を活用した「ZEH(ゼロエネルギーハウス)」の導入をご検討中の方は、省エネ性の高い住まいをご提供するクレバリーホーム東京までご相談ください。