「二拠点生活(デュアルライフ)は疲れる」理由は?5つの対策、2つの拠点に住むメリットも解説
都会と地方など、2つの場所に拠点を設ける二拠点生活(デュアルライフ)は、「疲れる」という感想を抱く方もいらっしゃいます。
そこで本記事では、二拠点生活で疲れを感じるのはどうしてなのか、主な理由と対策を紹介します。
二拠点生活で疲れを避けるための対策や、二拠点生活を送ることで得られるメリットについても解説しますので、都会での暮らし、地方での暮らしそれぞれに魅力を感じる方はぜひ参考にしてください。
▶複数の拠点で都会と田舎の暮らしを楽しむライフスタイル【デュアルライフ(二拠点生活)】
Contents
二拠点生活(デュアルライフ)とは?
二拠点生活(デュラルライフ)とは、都市部と地方それぞれに拠点を設け、仕事は都市部で、週末は地方で暮らすなど、2つの拠点での暮らしを楽しむライフスタイルを指します。
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国土交通省の資料では、以下のとおり「二地域居住」と記載されていますが、同じ意味合いの言葉と考えましょう。
二拠点生活で疲れる主な理由を紹介
「二拠点生活は疲れる」このような感想が生まれる、主な理由は以下の4つです。
拠点間の移動が疲れる
1つ目は、拠点間の移動が疲れることです。
拠点同士の距離が離れている場合は、都市部の拠点から地方の拠点に移動すること、また逆に帰ってくることに時間や体力を使うことがあります。
また、複数の交通機関を乗り継ぐ場合など、移動手段によっても疲れにつながることがあります。
環境の変化が大きい
2つ目は、環境の変化の大きさです。
拠点同士の距離が離れている場合など、気温差が大きい場合には体調不良を引き起こす可能性があります。
また、仕事とプライベートで生活リズムが変わる場合には、体が慣れずに疲れにつながる恐れがあります。
雑草の防除や清掃などやることが多い
3つ目は、雑草の防除や清掃などやることが多い場合です。
滞在時間が短い拠点でも、雑草の生育やホコリの蓄積は止まりません。
移動するたびにメンテナンスを続けていると、疲れを感じてしまいます。
二拠点を維持する費用負担が気になる
4つ目は、二拠点を維持する費用負担が気になることです。
2つの拠点を維持するためには一定の費用が必要です。
特に経済的負担が大きい場合、資産の目減りなどによって精神的なストレスを感じる可能性があります。
二拠点生活をする上で「疲れる」と指摘される主な理由には、こうしたものがあります。
「二拠点生活は疲れる」を回避する4つの対策
これから二拠点生活を始める検討をしている方に向けて、「疲れる」を回避するための具体的な対策をご紹介します。
- 駅や空港からアクセスのよい場所に拠点を設ける
- シンプルな暮らしを目指して家を建てる
- 二拠点間の環境変化を軽減する対策を講じる
- 2つの拠点を持つ経済的な負担を軽減する対策を取る
駅や空港からアクセスのよい場所に拠点を設ける
拠点間の移動への疲れを避けるためには、駅や空港などからのアクセスに優れた場所に拠点を設けることがおすすめです。
複数の交通機関を乗り継ぐと乗り継ぎ待ちなどで疲れを感じますので、距離とともに乗り継ぎの回数が少ない場所を選びましょう。
たとえば、「沖縄」と聞くと距離を感じるかもしれませんが、実は空港から拠点までの距離が短ければ移動の労力は少ないものです。
また、各所への移動距離が短くタクシーを利用しても費用が極端に増えない点もメリットといえます。
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シンプルな暮らしを目指して家を建てる
雑草の除去や建物の清掃といった、住まいのメンテナンスに関する疲れを回避するためには、家づくりの際にシンプルな暮らしを送れるよう対策することが重要です。
外まわりの対策
- 雑草が生えることを防ぐために、必要な箇所以外は土間コンクリートを打つ
- 外壁に耐候性が高く汚れが付着しづらい製品を選択する
- 瓦やガルバリウム鋼板など耐候性の高い屋根材を使用する
- アルミ製のフェンスや人工木のデッキなど再塗装不要な製品を使用する
- 年に数回、清掃や草刈りの代行を依頼する
室内の対策
- 適切な位置に給排気口を設けて適切に換気、カビやダニの発生を防ぐ
- 適切な間隔で木部に防虫処理を施してシロアリ被害を防ぐ
- 凹凸の少ない間取りにしてロボット掃除機が効率的に動作するようにする
こうした各種工夫には、建築後には実施しづらいものもありますので、設計の段階で十分な検討を加えることが重要です。
二拠点間の環境変化を軽減する対策を講じる
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2つの拠点では地域が異なることから、気温や湿度、周辺環境が変わりますので、以下のとおり環境の変化によって体に負担がかかることがあります。
- 寒暖差による体調不良
- 湿度や空気質の変化による呼吸器への影響
- 光や騒音など外部環境の変化
拠点間の環境の変化を避けるためにも、家づくりの段階で十分な工夫を加えることが重要です。
特に重要な対策は、断熱性や気密性といった住まいの基本的な性能を高めた、高性能な仕様にすることです。
高気密高断熱に加えてエアコンなどを利用することで、移動や外作業で疲れた場合でも体に優しい住環境を整えることが可能です。
また、食事や就寝、起床時間といった基本的な生活習慣を変えることのないよう、移動に余裕を持ったスケジュールを組む、照明や寝具などを共通のものを使用する、といった対策が効果的です。
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2つの拠点を持つ経済的な負担を軽減する対策を取る
拠点を2つ持つことに対する経済的な負担を減らすためには、各拠点の維持費を抑える工夫を加えることをおすすめします。
たとえば、拠点間の環境変化による疲れを防ぐ対策として紹介した、住まいの断熱性や気密性を高める対策を講じれば、各拠点で生活する上での光熱費を抑えることが可能です。
特に、仕事をする目的を持ち長期間居住する主要な拠点では、高性能な住まいにすることに加えて、太陽光発電設備や蓄電池といった設備を導入することで、毎月発生する光熱費を抑えることができます。
なお、住宅の性能を高めたり、高効率でエコな設備を導入することで、以下のように国や地方自治体から補助金が交付されることがあります。
- 子育てグリーン住宅支援事業(最大160万円)
- 東京ゼロエミ住宅支援事業(最大240万円) など
関連記事:東京ゼロエミ住宅を建てる!ハウスメーカーの選び方を解説
こうした補助制度を活用することで、実質的な建築費用を軽減して経済的な負担を減らせます。
使用していない期間だけ貸し出して拠点を収益化することも可能ですので、経済性に不安を感じている方は、設計の段階で賃貸することも検討してみましょう。
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「疲れる」意見があっても二拠点生活を送るべき理由
紹介したように、「疲れる」ことが不安視される二拠点生活ですが、それでもおすすめされる理由は何でしょうか。
二拠点生活を送る主要なメリットは、以下の3つです。
- 都会と地方の暮らしを体験できる
- 地方ならではのレジャーなどライフスタイルを楽しむことができる
- 事業を営む方は災害リスクの軽減につながる
二拠点生活は、一般的に都会と地方に拠点を設ける暮らし方です。
このため、都会と地方、それぞれでしか味わえない体験を楽しめる点は大きなメリットです。
たとえば、都内に住んでいると登山やサーフィンといったアウトドアな趣味を楽しむためには多くの手間がかかります。
一方で地方にも拠点がある暮らしであれば、アウトドア系の趣味を身近に楽しむことが可能です。
加えて事業を営んでいる方であれば、都会と地方、どちらにも拠点があることで、どちらかが災害で被災した場合でも、残る拠点で営業することが可能です。
このように事業をお持ちの方にとっては、災害に対するリスクヘッジにもなる点もメリットといえます。
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まとめ│二拠点生活の「疲れた」を住まいの工夫で避ける
都会と地方、2つの拠点を設けることで多様なライフスタイルに応じた暮らしを実現することが可能な「二拠点生活」について解説しました。
2つの拠点を持つことで、手間や費用が増える要素があることは確かです。
一方で、それぞれに拠点を持つことでしか得られない体験や暮らしがありますので、都会と地方、どちらの暮らしにも魅力を感じている方は、二拠点生活を検討してみましょう。
興味はありながら悩んでいる方は、都会と地方、どちらの住まいづくりにも対応できる「クレバリーホーム東京」まで、お気軽にご相談ください。