高気密高断熱の後悔とは?3つの理由、7つの対策を知って快適な温熱環境の家を建てる

高気密高断熱の後悔とは?3つの理由、7つの対策を知って快適な温熱環境の家を建てる

「高気密高断熱の家を建てて後悔している」
こうしたネガティブな感想のブログ記事やSNSのコメントを見かけることがあります。

高気密高断熱の家は快適な住環境になるはずが、どうして後悔を感じるのでしょうか。
本記事では、高気密高断熱の家で後悔を感じる主な3つの原因について解説します。

後悔を避けるための具体的な対策も紹介しますので、性能が高く温熱環境に優れた家を建てたいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

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高気密高断熱とは?

高気密高断熱とは、気密性と断熱性への配慮が十分になされていて、室内の温度が外気の影響を受けづらい住まいを指します。

  • 部屋間の温度差が小さく快適な温熱環境になる
  • 冷暖房の効率が高く光熱費を抑えられる
  • 結露の発生を防ぐことができ家の耐久性が高まる

高気密高断熱にすることで、こうしたメリットが生まれます。

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高気密高断熱の家で感じる可能性のある3つの後悔

家を建てる際に、高気密高断熱の家にした場合、感じる可能性のある主な後悔は次の3つです。

  • 気密性を高めたことで室内の湿度が高まり、カビやダニが繁殖し喘息やアレルギーを発症した
  • 断熱性を高めるために窓が小さくなり、閉塞感のある内装になった
  • 気密性や断熱性を高めるために、資材費や施工費用が高くなった

このように、高気密高断熱の家を建てる場合、健康面・デザイン面・費用面、3つのポイントについて後悔を感じる可能性があります。

では、どのような対策を取れば後悔を避けられるのでしょうか。

高気密高断熱の家で後悔を避ける、7つの対策を紹介

高気密高断熱の家で、紹介した理由の後悔を避けるためには、以下7つの対策を検討しましょう。

  • 計画的な換気を心がける
  • 全館空調を導入する
  • 吹き抜けなどつながりのある間取りにする
  • 高性能な窓を利用する
  • 住宅見学会に積極的に参加する
  • 施工実績が豊富な業者に依頼する
  • 光熱費なども含めて経済性を検討する

計画的な換気を心がける

高気密高断熱の家で後悔を避ける対策:計画的な換気を心がける

1つ目は、計画的な換気を心がけることです。
適切に換気することで、湿気やアレルギーの原因となる物質を排出することができます。

換気は定期的に窓を開けることも重要ですが、それ以上に適切な位置に換気口や給気口を取り付けることが重要です。

換気口と給気口が近い場所にあると、狭い範囲でのみ換気が繰り返されて、換気口、給気口から離れた場所の換気が行われません(ショートサーキットといいます)。

全館空調を導入する

2つ目は、全館空調を導入することです。

全館空調とは、小屋裏などに設置した大型の空調機器を利用して、温度を調節した空気を家の各所に送気することを指します。

換気が行き渡りづらく湿気が溜まりやすい、洗面室やトイレなども換気できますので、カビやダニの発生を防ぐことが可能です。

吹き抜けなどつながりのある間取りにする

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3つ目は、吹き抜けなど間取り間のつながりがある家にすることです。

吹き抜けなどを通じて、リビングを中心につながりのある間取りにすれば、空気が適度に移動してカビやダニを避けることができます。

また、吹き抜けに天窓を設けるなどすれば、都市部などでも採光を取ることができ、衛生的な環境を維持することが可能です。

関連記事:【3階建てで吹き抜けのある間取り】メリット・デメリット、4つのコツを解説

高性能な窓を利用する

高気密高断熱の家で後悔を避ける対策:高性能な窓を利用する

引用:国土交通省 省エネ性能向上のための窓の性能表示制度

4つ目は、高性能な窓を利用することです。

  • ペアガラスやトリプルガラスなどの複層ガラス
  • Law-Eガラスなど遮熱機能を持つガラス
  • アルミ樹脂複合サッシや樹脂サッシなどの断熱性が高いサッシ

こうした窓を利用することで、住宅の断熱性を高めることが可能です。
断熱性が高まると、窓辺を中心に結露の発生を抑えることでき、カビやダニの発生も抑えられます。

また、高性能な窓を利用することで、断熱性を維持しながら大きな窓を導入することもでき、温熱環境を整えながら開放的な空間構成を実現可能です。

住宅見学会に積極的に参加する

5つ目は、住宅見学会に積極的に参加することです。

完成した住宅を実際に体感できる住宅見学会は、検討中のハウスメーカーで家を建てた場合の暮らしを想像するためにぜひ活用したいイベントです。

  • 住まいの空気の清浄性
  • 暑さ寒さなどの温熱環境
  • 窓の大きさや数と明るさの関係

こうした住環境を体感できますので、ぜひ参加してみましょう。

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施工実績が豊富な業者に依頼する

6つ目は、施工実績が豊富な業者に依頼することです。

性能の高い断熱材を使用することで、計算上の断熱性を高めることは比較的容易です。
一方で、高い気密性を確保するためには、十分な技術が必要になりますので、高性能な住宅を建てた施工実績を確認する必要があります。

検討中の工務店、ハウスメーカーのホームページから施工実績を確認してみましょう。

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光熱費なども含めて経済性を検討する

東京ゼロエミ住宅を導入するメリット:光熱費が安価になり経済的

引用:東京都環境局 東京ゼロエミ住宅の手引

7つ目は、光熱費なども含めて経済性を検討することです。

高気密高断熱な家は、性能の高い断熱材や手間のかかる気密性を高める施工をするために、一定の費用がかかります。
一方で、高気密高断熱にすることで、以下のとおり継続的にかかる費用を抑えられます。

  • 効率的な冷暖房の利用による光熱費の軽減
  • 安定した温熱環境による健康の維持、および医療費の軽減
  • 結露の軽減による家の耐久性の向上

また、性能の高い住宅にすることで、東京ゼロエミ住宅などの補助金を利用することができますので、「高気密高断熱な家=高い、建てられない」とは考えず、補助金や継続的な費用の軽減も合わせて検討しましょう。

関連記事:東京ゼロエミ住宅を建てる!ハウスメーカーの選び方を解説

高気密高断熱な家に関するQ&A

高気密高断熱な家について、受けることの多い質問について回答も含めて紹介します。

Q.24時間換気でカビやダニは抑えられると思うのですが?

A.24時間換気に加えて、設計上の工夫を加えることでさらにカビ、ダニを抑えて健康的な家を建てられます。

給気口、排気口の位置が近く局所的に換気が完結すると、空気の流れが不足する場所が生まれてカビ、ダニの発生につながる恐れがあります。

また、室内干しが多い、加湿器を長時間使用するなど、生活スタイルによってはカビ、ダニの発生につながる恐れもありますので、24時間換気に加えてライフスタイルに合うように配慮した家づくりをすることが重要です。

Q.高気密高断熱の家は不健康と聞いたのですが本当ですか?

A.高気密高断熱の家は、適切な設計、施工がされていれば「健康」な住まいです。

高気密高断熱の家が不健康と指摘される理由は、適切な換気がされないことで、化学物質が溜まることや湿気が溜まることによる、シックハウスやカビ、ダニの影響です。

一方で、換気や湿気への対策がなされた家では、室温が安定してヒートショックを防ぐことができ、またシックハウスの原因物質の排除、適切な湿度に維持できることからカビ、ダニが繁殖しづらい環境を作ることができます。

まとめ│高気密高断熱な家はクレバリーホーム東京へ

高気密高断熱な家はクレバリーホーム東京へ

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「高気密高断熱な家を建てると後悔する」
こうした指摘について、主な原因と対策について解説しました。

実は高気密高断熱な家は、吸気・排気経路が明確になることから、適切な換気計画を立てておけば湿度管理をしやすく、カビやダニが発生しづらい住まいです。

湿度管理に加えて、快適な温度に維持しやすい特徴もありますので、高気密高断熱な家は住環境を整えたい方におすすめできる住まいといえます。

 

ただし、施工実績が豊富で適切な設計、施工ができる会社に依頼しなければ、紹介した後悔を抱える可能性もあります。

首都圏で高気密高断熱な家を建てたいと考えている方は、豊富な施工実績と高い設計、施工力を持つ、クレバリーホーム東京までお気軽にご相談ください。

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監修者情報

高坂 昇

高坂 昇ou2株式会社 専務取締役 一級建築士

木造密集地域や防火地域において、木造ならではの施工性や設計の柔軟性、コストパフォーマンスを活かして木造耐火4階建て住宅(もくよん®)や、災害時の避難場所となる地下室や屋上を備えた災害住宅も提唱しています。

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