安く建てる具体策|注文住宅を300万~1000万安くする方法やハウスメーカー選びのコツ

安く建てる具体策|注文住宅を300万~1000万安くする方法やハウスメーカー選びのコツ

注文住宅を安く建てるには、必ずしも坪単価の低いローコスト住宅で建てれば良いというわけではありません。

予算内でこだわりの注文住宅を建てるために、安く建てるための具体策安く建てる際の注意点について、解説します。

また、費用を300万~1000万大幅にコストダウンする方法ハウスメーカー選びのコツについてもご紹介するため、ぜひ記事を参考にしてくださいね。

 

安く注文住宅を建てる具体策

安く注文住宅を建てる具体策

安く注文住宅を建てる具体策をご紹介します。

  • 屋根形状と種類を見直す
  • 窓の数と種類を見直す
  • 建物形状をシンプルにする
  • 壁で細かく区切らない
  • 和室をつくらない
  • 外構工事を見直す
  • 設備のグレードを下げる

屋根形状と種類を見直す

安く注文住宅を建てる具体策

屋根は、複雑な形状より、一般的な三角形の「切妻屋根」や片方に傾斜がある「片流れ屋根」のほうが、作業工程が少なくなり、コストダウンにつながります。

また、屋根材の種類によっても、費用を安く抑えることが可能です。

屋根材には「瓦・スレート・ガルバリウム鋼板・アスファルトシングル」があり、低コストなのは、アスファルトシングルです。

ですが、耐久性が低いデメリットがあるため、近年では、コストパフォーマンスに優れ、耐用年数が長いガルバリウム鋼板が、人気です。

窓の数と種類を見直す

窓の数やサイズ、グレードは、建築費に影響を与えます。

単純に「窓の数を減らす」「窓のグレードを下げる」ことで、窓にかかる費用を安く抑えることが可能です。

ただし、窓のグレードは、住宅の断熱性に大きく影響するため、安さだけではなく、性能も考慮して選ぶと良いでしょう。

 

【窓のグレード】

アルミ窓アルミ樹脂複合窓樹脂窓
価格安い高い
断熱性低い高い

 

建物をシンプル形状にする

安く注文住宅を建てる具体策

▶敷地約10坪に建てた延床23坪の注文住宅事例

建物形状を凹凸の少ないシンプルな正方形や長方形にすることで、建築費を安く抑えることが可能です。

シンプルな形状は、工期を短縮し、高騰している人件費や材料費の削減につながります。

壁で細かく区切らない

▶東京に建てた注文住宅事例

空間を壁で細かく区切ることで、作業が増えて、人件費や材料費のコストが高くなります。

壁や柱で区切らずに、照明や壁紙の色、天井や床の段差など、視覚的に空間を区切り、明るく開放的な大空間を検討してみましょう。

和室をつくらない

洋室と比べて、畳や障子がある和室のほうが、費用が高くなる傾向です。

すべての部屋を洋室にすることで、費用を安く抑えられます。

また、和室が欲しい場合、畳スペースという選択肢もあります。

2畳~3畳ほどの畳スペースでも、お子様のお昼寝やおむつ替えなどができて便利です。

外構工事を見直す

駐車場や玄関までのアプローチ、庭の芝生や目隠しフェンスなど、外構工事は、意外と費用が高くなりやすいポイントです。

とくに、面積の広い庭の仕上げ材は、素材の単価だけではなく、実際にかかる費用を比較することが大切です。

キッチンやお風呂のグレードを下げる

キッチンやお風呂、トイレや照明などの住宅設備には、ハイグレードからカジュアルなものまであり、50万円~100万円以上違うケースも珍しくありません。

利便性や耐久性などを見て、費用をかける設備に優先順位をつけると良いでしょう。

 

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注文住宅を300万~1000万安く建てる具体策

注文住宅にかかる費用を300万円~1000万円など、大幅にコストダウンして建てる方法をご紹介します。

  • 縦を有効活用して土地代を抑える
  • 防火地域でも木造で建てる
  • 強固な土地で地盤改良費を削減

縦を有効活用して土地代を抑える

▶敷地15坪に建てた延床31坪の3階建て注文住宅事例

土地代が高い都市部では、縦の空間を有効活用した家づくりをおこない、購入する土地をコンパクトにすることで、土地代を大幅に抑えることができます。

例えば、縦に階層を増やせる3階建て・4階建てにすることで、15坪ほどの狭小地でも、延床30坪台の広々とした注文住宅を建てることが可能です。

土地1坪が150万円の場合、30坪の土地代は4500万円ですが、15坪の土地代は2250万円となり、2000万円以上も安く抑えられます。

 

クレバリーホームの木造4階建て

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防火地域でも木造で建てる

注文住宅の構造には「木造・鉄骨造・鉄筋コンクリート造」があり、選ぶ構造によって、建築費が大きく異なります。

国税庁による令和6年度の構造別の坪単価を参考に、費用の違いを見てみましょう。

 

【構造別、工事費用】

構造全国平均の

坪単価

延床30坪の

建築費相場

木造約68万約2,900万円
鉄骨造約97万約4,200万円
鉄筋コンクリート造約100万約4,300万円

※建築費相場は延床面積×坪単価÷0.7で計算した値

参照サイト:国税庁 地域別・構造別の工事費用表【令和6年分用】

木造が一番安く建てることができ、同じ延床30坪の住宅でも、1000万円以上コストを削減できます。

都市部に多い防火地域でも、耐火木造であれば、問題なく建てることが可能です。

 

木造耐火住宅

▶【都内トップクラスの施工実績】防火・準防火地域で建てる「木造耐火住宅」

強固な土地で地盤改良費を削減

想定外に費用が高額になりやすいのが、地盤改良費です。

地盤が緩い土地の場合、住宅を建てる前に、必ず地盤改良工事が必要になります。

地盤改良工事の種類や工事面積によっても異なりますが、200万円~300万円以上するケースも、珍しくありません。

地盤の固い土地を選ぶことで、地盤改良費にかかる費用を節約することが可能です。

安く建てる際の注意点

安く建てる際の注意点

注文住宅を安く建てる際の注意点について、順番に解説します。

  • 断熱性・気密性をUA値で確認
  • 耐震性の等級を確認
  • 坪単価ではなく総額を比較
  • 将来かかるメンテナンス費

断熱性・気密性をUA値で確認

断熱性や気密性は、住まいの快適性に大きく影響を与える部分です。

断熱性や気密性が低い場合、外気の影響を受けやすくなるため、エアコン代など、ランニングコストが高くなります。

家自体の断熱性の高さは「UA値」で確認できます。

UA値は、数値が低いほど断熱性が高い住宅になり、季節に関係なく室内を適温で維持しやすくなります。

 

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耐震性の等級を確認

地震の多い日本では、コスト面と同じくらい、耐震性を重要視されている方は、大勢いらっしゃいます。

地震に対する建物の強度は、「耐震等級1~3」で確認でき、数字が高いほど耐震性が高く、倒壊や崩壊が起きにくくなります。

  • 耐震等級1:震度6~7の地震で倒壊・崩壊しないと考えられる強度。
  • 耐震等級2:耐震等級1の1.25倍の強度。
  • 耐震等級3:耐震等級1の1.5倍の強度。

 

安心して長く暮らすために、最高等級である「耐震等級3」の家づくりが、おすすめです。

制震王

▶「耐震」+「制震」で実現する地震に強い住まい【制震王】

坪単価ではなく総額で比較

住宅会社を選ぶ際に坪単価を参考にされる方は、多いかと思います。

ですが「坪単価×延床面積」で算出される建築費は、本体工事費のみです。

注文住宅を建てるには、本体工事費のほかに、付帯工事費や諸費用がかかります。

いつの間にか、追加料金が発生していることがないように、必ず総額の見積書を比較することが大切です。

将来かかるメンテナンス費

初期費用を安く抑えることも大切ですが、30年・50年と住み続けるには、定期的なメンテナンスが重要です。

高額になりやすいメンテナンス費用は、外壁と屋根の工事です。

初期費用は高くなりますが、耐久性のある素材を選ぶことで、雨漏りや高額なメンテナンス費用のリスクを軽減できます。

安く建てる際のハウスメーカー選びのコツ

安く建てる際のハウスメーカーを選ぶコツ

単純に安いだけではなく、安心して、安く建てるハウスメーカー選びのコツをご紹介します。

安く建てられる理由を確認

ハウスメーカーによって、安く建てるための工夫の仕方が異なります。

断熱材や外壁材のグレードを下げたり、無理に作業工程を減らしたりするケースもあるため、注意が必要です。

安く建てられる理由が納得できるものか確認し、安心できる住宅のクオリティなのか判断しましょう。

セミオーダーのプランを確認

ハウスメーカーのなかには、完全自由設計の注文住宅ではなく、複数の間取りやデザインから選ぶセミオーダーや規格住宅に対応している場合があります。

自由度は低くなりますが、フルオーダーと比べて、建築費を安く抑えやすくなります。

施工予定地での実績確認

予算内で、土地を有効活用した注文住宅を建てるには、土地ごとに定められている法令上の制限を熟知している必要があります。

とくに、隣の家との距離が近い都市部では、細かなプランニングが重要です。

エリアでの施工経験が豊富なハウスメーカーであれば、土地を最大限に活用したプランの提案が期待できます。

まとめ

注文住宅を安く建てる具体策や費用を300万~1000万コストダウンする方法、ハウスメーカー選びのコツについて、解説しました。

予算内で理想の注文住宅を建てるには、ご家族にあった細かなプラニングの提案ができるハウスメーカーを選ぶことがポイントです。

東京で注文住宅をご検討の方は、23区内での施工実績が豊富なクレバリーホーム東京まで、お気軽にご相談ください。

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監修者情報

高坂 昇

高坂 昇ou2株式会社 専務取締役 一級建築士

木造密集地域や防火地域において、木造ならではの施工性や設計の柔軟性、コストパフォーマンスを活かして木造耐火4階建て住宅(もくよん®)や、災害時の避難場所となる地下室や屋上を備えた災害住宅も提唱しています。

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