延床20坪の家の費用相場や間取り事例|ローコスト住宅や2階建て・3階建ての価格の目安
本記事では、延床20坪の家の費用相場や間取り事例をご紹介します。
ローコスト住宅や2階建て・3階建ての費用、広々とした住空間にするための間取りアイデアについても、解説します。
建築費を抑えて、20坪の家を明るく開放的にしたい方は、ぜひ記事を参考にしてくださいね。
Contents
20坪の家を建てる費用相場や間取り
20坪の家の費用相場
20坪の家を建てる費用相場をフラット35利用者調査による注文住宅の平均費用を基に計算した、下記表で確認してみましょう。
エリア | 20坪の費用相場 | 坪単価 |
全国 | 2,120万円 | 106万 |
首都圏 | 2,300万円 | 115万 |
参照サイト:フラット35利用者調査 2023年度
延床20坪の家の費用相場は「2,120万円~2,300万円」という結果になりました。
注文住宅の全国平均「3,861万円」と比べて、ややコンパクトな20坪の家は、「約1,600万円程度」安く建てることが可能です。
家が広くなるほど建築費は高くなるため、延床25坪の場合、「106万円×25坪=2,650万円」が全国の費用相場になります。
関連記事:【2025年以降】住宅ローン控除はなくなる?改正点や年収ごとの控除額、いくら戻るかについて
▶資金計画や間取りプランなど東京で家を建てる方に役立つイベント情報
20坪の家の構造別費用相場
20坪の家の費用に大きく影響するのが、木造や鉄骨造などの構造です。
構造別の建築費の相場は、下記の通りです。
【構造別の坪単価】
構造 | 全国の坪単価 | 20坪の建築費 |
木造 | 約68万 | 1,900万円 |
鉄骨造(S造) | 約97万 | 2,700万円 |
鉄筋コンクリート造(RC造) | 約100万 | 2,860万円 |
※20坪の建築費は、坪単価×延床面積÷0.7で概算した値
木造が一番コストパフォーマンスに優れており、鉄骨造やRC造と比べて、約800万円ほど安く建てることが可能です。
建築費を抑えて家を建てたい方は、コストを抑えられる木造が、おすすめです。
都市部や駅チカに多い防火地域でも、木造を耐火構造にすることで、問題なく建てることができます。
参照サイト:国税庁 令和6年分 地域別・構造別の工事費用表
▶【都内トップクラスの施工実績】防火・準防火地域で建てる「木造耐火住宅」
20坪の家の間取り
20坪の家の広さは、平方メートルに換算すると「約66㎡」です。
間取りでは、広々とした2LDKやコンパクトな3LDKを検討できます。
国土交通省の下記データによると、延床20坪台の家で快適に暮らせる家族人数の目安は「3人~4人」です。
3人以上の世帯の方は、22坪~25坪前後の広さの住宅を検討するのが良いでしょう。
【都市部の住まいを想定した都市居住型誘導居住面積水準】
家族人数 | 2人 | 3人 | 4人 |
床面積 | 55㎡ | 75㎡ | 95㎡ |
坪数 | 約16坪 | 約22坪 | 約28坪 |
参照サイト:国土交通省 令和5年度 住宅経済関連データ
20坪の2階建て・3階建ての費用
20坪の家でも、2階建てと3階建てでは、かかる費用は異なります。
費用の違いや建築費を抑えるポイントについて、確認してみましょう。
2階建て
同じ2階建てでも、1階と2階が同じ床面積の「総2階」と、1階が広く、2階が狭い形の住宅があります。
建築コストを抑えたい方は、シンプルな長方形の外観になる「総2階」が、おすすめです。
外壁の凹凸が少ないことで、材料費や人件費のコストを抑えることが可能です。
また、シンプルな形状の家は、将来かかるリフォーム費用を抑えやすいメリットもあります。
3階建て
3階建ては、構造計算など高度な計算を用いて建築するため、2階建てと比べて、建築費が高くなります。
ですが、縦に階層を増やすため、土地代を抑えて、広々とした住宅にできるメリットがあります。
土地が1坪150万円以上するケースもある都市部では、購入する土地を30坪から15坪にすることで、2,250万円も土地代を安くできます。
13坪の狭小地でも、延床25坪程度の注文住宅を建てることは、可能です。
土地代が高い都市部では、3階建てにしたほうが、トータルコストが安くなるケースが、少なくありません。
東京で狭小住宅や3階建て・4階建てをご検討中の方は、23区内での施工実績が豊富なクレバリーホーム東京まで、お気軽にご相談ください。
▶資金計画や間取りプランなど東京で家を建てる方に役立つイベント情報
▶東京で注文住宅の施工実績が豊富な「クレバリーホーム東京」のカタログはこちら
20坪の家をローコスト住宅で建てるといくら?
ローコスト住宅は、坪単価40万~45万程度が、一般的な相場であり、1,000万円台から2,000万円前半で建てられる住宅をさします。
延床20坪の家の場合「坪単価45万円×20坪=900万円」ですが、こちらの費用は、本体工事費にのみになります。
実際にかかる費用には、本体工事費のほかに、付帯工事費や諸費用がかかるため、1,000万円以下で建てることは、難しいといえます。
20坪の家を広々とした間取りにするコツ
20坪の家は、間取り次第で、広々とした明るい住空間にすることが可能です。
おすすめの間取りアイデアを順番に、確認してみましょう。
「吹き抜け・勾配天井」で広々空間
吹き抜けや勾配天井は、縦に空間が広がるため、実際の床面積より広く見せることが可能です。
限られた床面積でも、効果的に開放感を演出できます。
また、高さを活かせる高窓を設けることで、隣の家が近い住宅密集地でも、採光を確保しやすくなり、明るいリビングを実現します。
「折り上げ天井・折り下げ天井」で奥行きのある空間
生活スペースを狭くせずに、開放的な空間にできる間取りが「折り上げ天井」と「折り下げ天井」です。
折り上げ天井は、部分的に天井を上げることで、上階の生活スペースを狭くすることなく、空間に広がりをもたせることが可能です。
逆に、折り下げ天井は、キッチンなどの天井を部分的に下げることで、リビングの天井が高く感じられ、開放感を得やすくなります。
どちらも、天井に段差が生まれるため、奥行きのある空間づくりが可能です。
「ロフト・壁面収納」で大容量の収納力
20坪の家では、縦の空間を有効活用できる「ロフト」や「壁面収納」がおすすめです。
広々とした生活スペースを確保しつつ、大容量の収納スペースを設けることが可能です。
ロフトには、窓や照明、コンセントなどを設置することで、収納だけではなく、お子様の遊び場や書斎など、ライフスタイルに合わせて多目的に使用できます。
20坪台の家の間取り事例
延床20坪台の家の間取り事例をご紹介します。
【延床21坪】開放的な間取り
13.27坪の狭小地に建てた延床21.23坪の3階建てです。
ワンフロアがコンパクトながらも、「折り上げ天井」や「スケルトン階段」など、空間を開放的に見せる間取りによって、広々とした住空間を実現しています。
リビングの高窓は、外からの視線を防ぎながら、採光を確保できるため、隣家が近い都市部の住宅で、人気です。
【延床24坪】土地10坪を有効活用した間取り
約10坪の敷地に建つ、延床24.49坪のビルトインガレージ付き3階建てです。
3階建ての場合、1階を駐車スペースにしても、2階3階で、ご家族に必要な生活スペースを確保できます。
こちらの住宅は、広さと建物の強度を確保するために、1階は鉄骨造、2階3階は木造の「混構造」を採用しています。
構造に縛られることなく、細かなプラニングをすることで、土地10坪でも、十分な広さの家づくりを可能にします。
【延床25坪】縦を活かした明るい間取り
縦の空間を活かした「吹き抜け」と「スケルトン階段」のある明るく開放的な狭小住宅です。
空間を贅沢に使った吹き抜けは、開放感だけではなく、おしゃれさや高級感も演出してくれます。
まとめ
延床20坪の家の費用相場と間取り事例をご紹介しました。
都市部で、費用を抑えて、広々とした家づくりをするには、10cmも無駄にしない細かなプランニングが重要です。
東京で狭小住宅や3階建て・4階建てをご検討中の方は、23区内での施工実績が豊富なクレバリーホーム東京まで、お気軽にご相談ください。