マンションから戸建てへ住み替えるメリット|後悔しないための注意点や流れ、おすすめの人

マンションから戸建てへ住み替えるメリット|後悔しないための注意点や流れ、おすすめの人

「マンションから戸建てに住み替えて、後悔しないか不安」

「戸建てに住み替えるメリットって?」

マンションから戸建てに住み替えるタイミングは「家族が増えた」「職場が変わった」などさまざまですが、共通して上記のような疑問や不安をお持ちの方は、大勢いらっしゃいます。

そこで本記事では、マンションから戸建てに住み替えるメリット注意点住み替える流れについて、解説します。

戸建てへの住み替えに不安をお持ちの方は、ぜひ記事を参考にしてくださいね。

 

マンションと戸建てはどっちが人気?

マンションと戸建てはどっちが人気

マンションから戸建てに住み替える前に、どっちの人気が高いのか、知りたい方も、多いのではないでしょうか。

住宅ローンのフラット35を利用した世帯で統計したデータでは、「戸建て:79.9%」「マンション:20.2%」となり、注文住宅を含めた戸建てが、過半数を占めています。

日本では、広さやプライバシーを確保しやすい戸建ての需要が、高い傾向です。

参照サイト:フラット35利用者調査2023年度

マンションから戸建てに住み替えるメリット

マンションから戸建てに住み替えるメリットについて、順番に確認してみましょう。

家を広くできる

マンションから戸建てに住み替えるメリット

マンションから戸建てに住み替える理由として多いのが、「家族が増えて家が狭くなった」「子ども部屋が必要になった」などです。

マンションと比べて、戸建ては、広さや部屋数を確保しやすいメリットがあります。

全国平均では、土地付注文住宅のほうが価格は安いのに、家の広さは1.5倍以上です。

 

【全国平均】

床面積平均価格
新築マンション66.2㎡(約20坪)5,425万円
土地付注文住宅111.2㎡(約33坪)4,903万円

参照サイト:2023年度 フラット35利用者調査

 

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管理費や修繕積立金の支払いがなくなる

マンションは、「管理費」「修繕積立金」「駐車場代」などの支払いが毎月かかりますが、戸建てに住み替えることで、それらの支払いをなくすことが可能です。

また、今後、修繕積立金の値上がりなどを心配する必要もなくなります。

上下階の騒音ストレスがなくなる

マンションから戸建てに住み替えるメリット

マンションは、上下階に他のご家族が住んでいるため、足音や生活音による騒音トラブルのリスクが高くなります。

戸建てに住み替えることで、上下階に気をつかう必要がなくなるため、小さいお子様がいても、のびのびと子育てができます。

土地を所有し、資産価値を維持できる

戸建てに住み替えることで、土地の所有ができます。

建物は、マンションでも戸建てでも、築年数が長くなるほど、資産価値は低下します。

しかし、土地は、経年劣化することがないため、地価が大きく変動しない限り、一定の資産を残すことが可能です。

庭や駐車場が持てる

マンションから戸建てに住み替えるメリット

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戸建ての場合、庭や駐車場を持てるメリットがあります。

とくに、駐車場から玄関までの動線が短くなるため、日々の買い物がしやすくなり便利です。

コンパクトな土地が多い都市部でも、ビルトインガレージ付きの戸建てにすることで、駐車場を確保することが可能です。

 

マンションから戸建てに住み替える際の注意点

マンションから戸建てに住み替える際の注意点

マンションから戸建てに住み替える際に、後悔しないための注意点を順番に確認してみましょう。

適正な住宅ローン借入額

住み替える際に、新たに住宅ローンを組む方がほとんどですが、暮らしを楽しむために、適正な住宅ローンにすることが大切です。

一般的に、無理のない住宅ローンは、年収の「6倍~7倍」が定説です。

例えば、年収600万円の方は「3,600万円~4,200万円」が目安となります。

実際に、住宅ローンを組んでいる方は、世帯年収に対して、いくらの住宅を購入しているのか、下記表の「年収倍率」を参考にしてみましょう。

 

【全国平均】

住宅の種類年収倍率所要資金
土地付き注文住宅7.6倍4,903万円
注文住宅7.0倍3,863万円
建売住宅6.6倍3,603万円
中古戸建て5.3倍2,536万円

参照サイトフラット35利用者調査 2023年度

関連記事:【2025年以降】住宅ローン控除はなくなる?改正点や年収ごとの控除額、いくら戻るかについて

通勤・通学の時間

駅チカや都市部に多いマンションと比べて、戸建ては郊外に多いため、住み替えるエリアによっては、通勤・通学が不便になります。

利便性の良い都市部で、予算を抑えて戸建て住む方法として、「狭小住宅」や「3階建て・4階建て」が検討できます。

土地代を大幅に抑えて、通勤・通学に便利な立地を選ぶことが可能です。

 

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住宅会社ごとの違い

戸建ての場合、住宅会社によって、価格や住宅性能に大きく差が生じます。

ご家族の条件にあう戸建てを選ぶために、住宅会社ごとの強みや特徴を比較することが大切です。

【住宅会社の比較したいポイント】

  • コストパフォーマンス
  • 断熱性・気密性・耐震性の高さ
  • 保証やアフターサービスの充実度
  • デザイン性の高さ

セキュリティ性

戸建ては、マンションのように「防犯カメラ」や「エントランスのオートロック」などがありません。

そのため、立地や間取りに応じて、セキュリティ性を高める必要があります。

侵入しやすい開口部に「シャッター」の設置や「人感センサー付きライト」「防犯カメラ」の導入などが、考えられます。

マンションの住宅ローン残債があっても住み替える方法

マンションの住宅ローン残債があっても住み替える方法

マンションの住宅ローン残債がある状態で、戸建てに住み替えるには、2通りの方法があります。

  • マンションの売却益でローンを完済
  • 住み替えローンを利用する

 

順番に、注意点も含めて解説します。

マンションの売却益でローンを完済

マンションの売却益で住宅ローンを完済させ、抵当権を抹消することで、新たな戸建てに、問題なく住み替えることが可能です。

ただし、マンションの売却益で残債が完済できない場合、自己資金で一括返済する必要があります。

自己資金では返済が困難な場合、次にご紹介する住み替えローンを検討できます。

住み替えローンを利用する

住み替えローン(=買い替えローン)とは「元の住宅ローン残債」+「住み替える住宅の住宅ローン」を1つにまとめて、新たに契約する方法です。

【例】

  • 500万円(元の住宅ローン残債)+3000万円(住み替える住宅の住宅ローン)=3500万円(住み替えローン)

つまり、マンションの売却後に、住宅ローンが残っていても、「住み替えローン」を利用することで、戸建てに住み替えることができます。

 

【住み替えローンの注意点】

  • 住宅ローンの返済額が高額になりやすい
  • 審査基準が厳しくなる
  • 金利が高い

担保になる住宅の評価額以上の融資になるため、金融機関によるローン審査が厳しくなり、通常の住宅ローンが通った人でも、住み替えローンは通らない可能性があります。

マンションから戸建てに住み替える基本の流れ

マンションから戸建てに住み替える基本の流れ

マンションから戸建てに住み替える流れとして「売却先行」「購入先行」の2パターンあります。

住宅ローンが残っている方は「売却先行」がおすすめです。

順番に、住み替えの流れを確認してみましょう。

マンションを複数の会社に査定依頼

まずは、住んでいるマンションが、いくらで売却できそうなのか、複数の会社に査定依頼します。

 

査定後の状態検討できる方法
売却価格>住宅ローン残債一括返済して住み替える
売却価格<住宅ローン残債住み替えローンを利用する

 

住み替えローンを利用する場合、「売却後の住宅ローン残債+新しい住宅の購入代金」を合わせて融資額を決定します。

売却先行・おすすめの人

売却先行とは、今住んでいるマンションを売却してから、住み替え先の戸建てを購入する方法です。

先に売却することで、「二重ローン」になるリスクを回避できます。

デメリットは、売却後に「仮住まい」が必要になる点です。

【おすすめの人】

  • 住宅ローン残債がある人
  • 売却資金を新居の購入資金にあてたい人

購入先行・おすすめの人

購入先行とは、住んでいるマンションの売却前に、住み替え先の戸建てを購入する方法です。

仮住まいも必要ないため、スムーズな引っ越しが可能です。

デメリットは、前のマンションの住宅ローンが残っている場合、二重ローンになるため、毎月の返済額が高額になりやすい点です。

【おすすめの人】

  • 住宅ローンを完済している人
  • 住宅ローン残債を自己資金で一括返済できる人

まとめ

マンションから戸建てに住み替えする際のメリットや後悔しないための注意点、住み替えの流れについて、解説しました。

住み替えを成功させるポイントは、できるだけ高く売却し、ご家族の希望にあった住まいを購入することです。

東京で注文住宅をご検討の方は、23区内での施工実績が豊富なクレバリーホーム東京まで、お気軽にご相談ください。

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監修者情報

高坂 昇

高坂 昇ou2株式会社 専務取締役 一級建築士

木造密集地域や防火地域において、木造ならではの施工性や設計の柔軟性、コストパフォーマンスを活かして木造耐火4階建て住宅(もくよん®)や、災害時の避難場所となる地下室や屋上を備えた災害住宅も提唱しています。

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