デュアルライフとは?二拠点生活のメリット・デメリットなど特徴解説│よくある疑問にも回答

デュアルライフとは?二拠点生活のメリット・デメリットなど特徴解説│よくある疑問にも回答

デュアルライフ(二拠点生活)とは、居住できる拠点を2つ持ち、都市部と地方など環境の異なる2つの暮らしを楽しむライフスタイルを指します。

2つの拠点を持つことでどのような暮らしを送れるのか、メリット・デメリットやよくある疑問についても解説しますので、都市と地方、どちらの暮らしにも魅力を感じている方はぜひ参考にしてください。

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▶複数の拠点で都会と田舎の暮らしを楽しむライフスタイル【デュアルライフ(二拠点生活)】

デュアルライフ(二拠点生活):2つの拠点を持つ暮らし

デュアルライフ:2つの拠点を持つ暮らし

デュアルライフとは二拠点生活とも呼ばれ、距離が離れた場所にそれぞれ住居を構えるライフスタイルを指します。

また、デュアルライフを実践する人を対象に「デュアラー」と呼ぶこともあります。

デュアルライフを送るメリット

2つの拠点を持つ「デュアルライフ」を送る場合の7つのメリットを紹介します。

  • 自然の多い地域で過ごせる
  • 趣味やレジャーを思い切り楽しめる
  • 家族と過ごす時間が充実する
  • 広めの一戸建てを取得できる
  • 新しいビジネスを始められる
  • デュアルライフを始める費用を抑えられる
  • 災害時のバックアップ拠点になる

自然の多い地域で過ごせる

1つ目のメリットは、自然豊かな暮らしで長い時間を過ごせることです。

東京23区内などの都市部に居住する場合、川や森、海などの自然を気軽に体感することは困難です。
一方で、田舎など自然豊かな地域に2つ目の拠点があれば、自然に触れて癒やしと充実感を感じる暮らしが可能です。

特に固定の拠点があることで地域の人との交流も生まれ、通常の旅行では体験できない楽しみを見出すことができます。

趣味やレジャーを思い切り楽しめる

趣味やレジャーを思い切り楽しめる

2つ目のメリットは、趣味やレジャーを心ゆくまで楽しめることです。

自然の多い田舎では、キャンプや釣り、登山といったアウトドア系の趣味を満喫可能です。

特にサーフィンや登山など、その場所特有の波や地形を楽しみたい方にとっては、拠点を設けてじっくり楽しめるデュアルライフは最高の選択肢になりえます。

家族と過ごす時間が充実する

3つ目のメリットは、家族と過ごす時間が充実することです。

様々な種類の店舗があること、多様なイベントがあることなど、都市部には都市部の良さがあります。
一方で、キャンプや家庭菜園など地方でなければしづらい(できない)体験もあります。

デュアルライフを選択すれば、家族と一緒にどちらの暮らしも体感できますので、配偶者や子どもとの時間をより有意義に過ごすことが可能です。

広めの一戸建てを取得できる

広めの一戸建てを取得できる

4つ目のメリットは、広めの一戸建てを取得できることです。

東京23区内などの都市部では、土地の価格が高く庭や駐車場を備えた十分に広い住まいを購入することは困難です。
一方で都市部から離れた地域であれば土地の単価が安くなることから、広い家や土地を購入できます。

ガーデニングや家庭菜園など広い土地ならではの趣味も楽しめますので、新しい趣味を始めることも可能です。

新しいビジネスを始められる

5つ目のメリットは、新たなビジネスを始めるきっかけになることです。

都市部と地方とでデュアルライフを送る場合、それぞれ異なるニーズや市場がありますので、一拠点での暮らしで想像できなかった事業を始められる可能性があります。

また、「いつかは個人でお店を開きたかった」こうした夢を実現することも可能ですので、店舗併用住宅なども含めてライフスタイルを検討しましょう。

関連記事:店舗兼住宅で賃貸経営するメリットや注意点

新しい暮らしを始める費用を抑えられる

新しい暮らしを始める費用を抑えられる

6つ目のメリットは、新しい暮らしを始める際の費用を抑えられる点です。

土地や住宅価格が比較的安価な地方では、デュアルライフを開始する費用を抑えられます。

また、地方には独自に移住などの補助制度が用意されていることもあり、活用することでさらに暮らしのコストを抑えられます。

引用:内閣府「移住支援金」

災害時のバックアップ拠点になる

7つ目のメリットは、災害が発生した場合のバックアップ拠点となる点です。

たとえば首都直下地震が発生した場合でも、2つ目の拠点が距離を置いた場所にあれば迅速に避難できますので、建物やインフラ設備にダメージがある場合でも生活水準を落とさず暮らすことが可能です。

また、都市部で仕事を営んでいる場合も、家族だけ地方の拠点に疎開する、土地や建物の広さに余裕のある地方の拠点に備蓄をするなど、弾力性のある運用ができます。

関連記事:首都直下地震は『来ない』は本当?被災時に助かる7つの対策を紹介

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デュアルライフ(二拠点生活)を送るデメリット

複数のメリットがあるデュアルライフですが、デメリットもありますので把握しておきましょう。

  • 両拠点の定期的なメンテナンスが必要
  • 二拠点分の維持費が必要になる
  • 地域独自の悩みに対応する必要がある

デュアルライフは、生活を営む拠点が2つに増えますので、移動やメンテナンスにかかる手間や費用が増える点が最大のデメリットです。

また、地方の拠点を検討する際は次のとおり地域独自の悩みを事前に把握する必要があります。

  • 医療機関や買い物施設が少ない
  • 雪の多い地域では除雪作業が必要
  • 気温の高い地域での雑草、カビや害虫対策 など

このようにデメリットに対しても適切にアドバイスを受けられる、移住をサポートする人の存在も重要といえます。

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デュアルライフ(二拠点生活)について、よくある疑問

デュアルライフに関連して、よく聞かれる疑問がありますので、記事の終わりに回答します。

Q.デュアルライフで「失敗」するケースは?

A.想定通りに二拠点を活用できない場合に失敗を感じる可能性があります。

デュアルライフは拠点の維持や移動について、手間や維持費がかかります。

費用や時間を費やしているにも関わらず、仕事や家庭の都合で利用頻度が低い場合、「どうして2つ目の拠点を持っているんだろう」と失敗や後悔を抱える可能性があります。

Q.デュアルライフに適した仕事はありますか?

デュアルライフに適した仕事:パソコンを使用する仕事やフリーランス

A.リモートワーク可能な職種やフリーランスの働き方をしている方はデュアルライフに適しています。

例としては、次のような職種です。

  • プログラマー
  • デザイナー
  • ライターや編集者
  • 翻訳家
  • 動画編集者 など

こうした職種は対面でのやり取りが求められる場面が少ないことから、地方で過ごす時間を長く取ることができ、都市部と地方、双方の暮らしを満喫することが可能です。

また、自分で仕事の時間などを決められる個人事業主もデュアルライフに適しています。

Q.どういった住まいの選択肢がありますか?

A.一戸建て・賃貸アパートやマンション・シェアハウスといった選択肢が考えられます。

地方の暮らしを最大限満喫するためには、理想の間取りや収納量などを実現できる一戸建てが最良の選択肢です。

また、費用を抑えたい場合は賃貸アパートやマンション、複数人で1つの住居を利用するシェアハウスといった選択肢もあります。

デュアルライフを推進する地域によっては、一戸建ての建築への補助や、空き家を割安に貸し出すサービスなどがあるケースもありますので、検討中の自治体に問い合わせてみましょう。

関連記事:【一生賃貸が賢い】は本当?賃貸のままの特徴解説

Q.長期不在時の防犯はどうすればよいですか?

A.デュアルライフにおける防犯対策は、物理的な設備に加えて、周囲との関係性を活かすことが重要です。

防犯性を高めるためには、次のような対策を基本に考えます。

  • 防犯カメラやセンサーライトなど、防犯設備の導入
  • 防犯ガラスやシャッターなど、防犯性の高い住まいの建築
  • ホームセキュリティサービスの導入

こうした対策に加えて、地方の拠点周囲の住民と良好な人間関係を築き、不在にしている間に異常があった場合に連絡をもらえる態勢を整えるなど、地域コミュニティを活用した防犯対策を検討しましょう。

関連記事:セキュリティ最強の一軒家を建てる27の方法

まとめ│デュアルライフはクレバリーホーム東京へ

クレバリーホームの「沖縄モデルハウス」

▶複数の拠点で都会と田舎の暮らしを楽しむライフスタイル【デュアルライフ(二拠点居住)】

都市部と農村など、2箇所を拠点に暮らしを楽しむデュアルライフについて解説しました。

平日は都市部で仕事に勤しみ、週末は農村の住まいで自然やレジャーを楽しむ、こうした暮らしに憧れている方はデュアルライフを将来の選択肢に加えてみましょう。

首都圏にお住まいで、地方との2拠点生活を検討している方は、クレバリーホーム東京まで、お気軽にご相談ください。

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監修者情報

高坂 昇

高坂 昇ou2株式会社 専務取締役 一級建築士

木造密集地域や防火地域において、木造ならではの施工性や設計の柔軟性、コストパフォーマンスを活かして木造耐火4階建て住宅(もくよん®)や、災害時の避難場所となる地下室や屋上を備えた災害住宅も提唱しています。

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