狭小地に住宅を建てる、5つのメリット・3つのデメリット紹介│間取りやハウスメーカー選びのコツも解説
「狭小地に住宅を建てたい」
このように思う方は多いものです。
東京23区内など、都市部で家を建てる場合、費用の多くを土地の取得費が占めることは珍しくありません。
希望の地域に家を建てるため、土地の面積をコンパクトにするケースもあります。
そこで本記事では、狭小地に家を建てる場合のメリット・デメリットなどの特徴や間取り、ハウスメーカー選びのコツといった話題について解説します。
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Contents
狭小地とは?
狭小地とは、比較的コンパクトな面積の土地を指します。
明確な定義はないものの、一般的には10~20坪ほどの面積の土地が該当します。
中には10坪を切る面積の土地に住宅を建てるケースもありますが、この場合は4階建てにするなど、設計によって必要な床面積を確保する工夫が必要です。
関連記事:約10坪の3階建て広々間取り5選|狭小住宅の実例解説
狭小地に住宅を建てる5つのメリット
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狭小地で住宅を建てる場合、次の5つのメリットがあります。
- 土地を取得する費用を抑えられる
- 利便性の高い土地を取得できる
- 固定資産税、都市計画税を抑えられる
- ランニングコストを抑えられる
- 日常的なメンテナンスの手間が少ない
特に大きいメリットは、土地を取得する際の費用を抑えられる点です。
同じ坪50万円の土地があった場合でも、60坪の土地であれば3,000万円が必要ですが、20坪の土地であれば1,000万円で済みます。
また、建築後に継続的にかかる税金や、外構関連の費用なども抑えられることから、生活にかかるコストを抑えられるメリットもあります。
関連記事:狭小住宅の「よかった」事例7選
狭小地に住宅を建てる3つのデメリットと対策
狭小地に住宅を建てる場合、デメリットもありますので、対策も含めて紹介します。
- 土地建物を売却しづらい
- 建築費用が高くなる
- デザインが制限される
狭小地に家を建てる場合、特殊な間取りになりやすく売却しづらい点がデメリットに挙げられます。
対策としては、需要の高い土地を購入すること、ホームエレベーターを設置して多くの年齢を対象に売却を検討できるようにすることが挙げられます。
また、建築費用が高くなりやすい点や、法規制が厳しくデザインが制限されること、といった点もデメリットに挙げられますが、どちらも狭小地での建築実績が豊富な業者に依頼することで解消可能です。
▶東京23区内の土地をフル活用する│10cmも無駄にしない【狭小住宅】
狭小地に住宅を建てる、間取りのコツ
狭小地で住宅を建てる場合、快適な住環境の住まいにするためには、次のとおり間取りのコツを確認することをおすすめします。
3階建て・4階建てで床面積を確保する
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1つ目は、3階建て、4階建てといった多層階の住宅にすることです。
階数を増やすことで単純に床面積が増えることとなり、土地がコンパクトであっても必要な床面積を確保することが可能となります。
ただし、階段部分は移動スペースとして利用することになりますので、増えた階数の分そのまま床面積が増える訳ではない点に注意が必要です。
関連記事:【木造4階建て】メリット5個・その他の特徴5個解説
ロフト・地下・屋上など空間を有効活用する
2つ目は、限られた空間を有効活用する工夫を加えることです。
- ロフト
- 地下
- 屋上
- 階段下
このように、住宅を建築するにあたって活用できる空間は豊富にあります。
こうした空間を有効活用することで、狭小地で不足しがちな床面積や収納などを補うことが可能です。
地下は防音性が高くなり、屋上は都市部で貴重な外部空間を確保できるなど、特徴を活かした利用方法を検討すると、暮らしをさらに豊かにできます。
吹き抜け、勾配天井で採光・通風に配慮する
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3つ目は、吹き抜けや勾配天井を活用して、採光・通風に配慮することです。
吹き抜けや勾配天井といった間取りで上下階をつなぐことで、上階からの光を下階に落としたり、上下方向の空気の流れを生み出して通気性を向上させることができます。
吹き抜けに面して天窓・高窓などを取り入れることで、さらに快適な住環境になります。
関連記事:小さい家に吹き抜けをつける理由とは?
洗濯などの家事動線を意識する
4つ目は、洗濯などの家事動線を意識して設計することです。
狭小地で床面積を確保するために有効な3階建て、4階建ての間取りは、階段を使用するシーンが増える点がデメリットです。
上下方向の移動に大変さを感じないように、次のような対策を検討しましょう。
- ランドリールームを設けて洗濯動線を短くする
- ホームエレベーターの利用で重い物を持つ移動の負担を軽減する
- 水回りをまとめて家事動線を短くする
関連記事:【3階建てのホームエレベーター】間取りのコツ・実例紹介
1階ガレージの利用を検討する
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5つ目は、1階部分をガレージとして活用することです。
建物の1階をガレージとして利用するビルトインガレージは、駐車場を確保しづらい狭小地において愛車を身近に駐車する有効な手段です。
車を停めることのほか、バイクや自転車の駐輪場所として、またスポーツ用品やアウトドア用品の保管やメンテナンスをする場所としても活用可能で、暮らしを豊かにすることにも利用できます。
関連記事:【3階建てのホームエレベーター】間取りのコツ・実例紹介
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狭小地でのハウスメーカー選びのコツ
狭小地で住宅を建てる場合、法規制への適合や住環境、動線に配慮された間取りにすることなど、複数の目的で狭小地での施工に慣れたハウスメーカーに依頼することが重要です。
そこで狭小地で住宅を建てる際に確認したい、ハウスメーカー選びのコツを紹介します。
施工事例の確認と見学会への参加
1つ目は、検討中のハウスメーカーのホームページから施工事例を確認すること、モデルハウスや完成見学会に参加して実際の住宅を体感することです。
住宅のデザインは、住宅への満足度を高めるために重要です。
施工事例を確認するとともに、実際に住宅に足を運んでデザインや間取りなどを体感することをおすすめします。
耐震性・耐火性など災害対策を確認
2つ目は、耐震性や耐火性といった災害への対策を検討することです。
土地がコンパクトになりがちな首都圏で家を建てる場合、在宅避難や延焼を避ける目的で、首都直下型地震への対策や密集市街地における火災対策は欠かせません。
耐震性・耐火性の高い仕様の家を建てた経験がどの程度あるのか、またどういった工夫が取られているのか確認しましょう。
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断熱性・気密性など性能を確認
3つ目は、断熱性や気密性など住宅の性能を確認することです。
狭小地で人気の高い3階建て、4階建てといった仕様の住まいでは、日の当たり具合や温かい空気が上昇する性質があることから1、2階で寒さを感じがちです。
高性能な断熱材の利用や気密性に配慮した建て方などで、優れた住環境の住まいにすることをおすすめします。
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建築費の相場を確認
4つ目は、建築費用の相場を確認することです。
ハウスメーカーには、会社ごとに建築費用の相場があります。
デザインや仕様が気に入っても、予算を大幅に超えれば家を建てることはできません。
検討中のハウスメーカーでの建築費用はどの程度か、また建築予定のエリアでの土地取得費用はどの程度になるのか、検討中のハウスメーカーに相談してみましょう。
関連記事:東京で家を建てると総額いくら?
まとめ│狭小地の一戸建てはクレバリーホーム東京へ
狭小地で住宅を建てる場合の特徴や間取りのコツ、ハウスメーカーの選び方といった話題について解説しました。
狭小地は土地の取得面積がコンパクトであることから、建築費用の総額を抑えられ、その分利便性の高いエリアを選んだり建物に費用をかけることが可能です。
一方で3階建て、4階建ての住まいは間取りを検討する上で気をつけるべきポイントもありますので、狭小地での建築に慣れたハウスメーカーに依頼することをおすすめします。