狭小住宅のよかった事例7選|口コミや経験者の満足ポイント、快適な間取りアイデアを解説
狭小住宅は、狭いイメージがありますが、4人~5人世帯でも、のびのびと暮らしている成功事例は、多数あります。
本記事では、口コミや経験者からの情報などを基に、狭小住宅のよかった事例をまとめました。
明るく広々とした狭小住宅にするための間取りアイデアもわかるため、ぜひ参考にしてくださいね。
狭小住宅とは
狭小住宅とは、一般的に15坪~20坪以下の狭小地に建てられた住宅をさします。
土地代の高い都市部での人気が高く、コンパクトながらも、間取りを工夫することで、暮らしやすい家づくりが可能です。
こちらは、敷地15.69坪に建てた延床面積31.55坪の狭小住宅です。
狭小住宅でも、3階建て・4階建てにすることで、二世帯住宅や子ども部屋を2部屋確保した5LDKなども検討することが可能です。
関連記事:【3階建ての狭小住宅】約15坪でも快適な間取り5選│事例をご紹介
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狭小住宅のよかった事例7選
狭小住宅のよかった事例をご紹介します。
- 利便性の良い立地を選べた
- 土地代を安く抑えられた
- ゆとりのある住宅ローンで暮らしを楽しめる
- 固定資産税を安く抑えられる
- 建物を広くして、子ども部屋を確保できた
- 2階リビングで外からの視線が気にならない
- 電気代が安い
利便性の良い立地を選べた
狭小住宅は、駅チカや都市部など、利便性の良い立地を選びやすいメリットがあります。
通勤時間を短縮し、家族と過ごす時間を増やすなど、暮らしの満足度を上げることが可能です。
「平日の家族との時間を取りやすくなった」「通勤がラクになった」など、ワークライフバランスが充実したという意見が目立ちます。
土地代を安く抑えられた
都市部では、土地1坪が100万円~200万円以上するエリアも珍しくなく、狭小住宅にすることで、土地代を大幅に抑えることができます。
例えば、令和6年度の地価公示価格によると、東京都の平均価格は「157万円/坪」でした。
参照サイト:令和6年地価公示価格 東京都財務局
敷地30坪の場合、土地代だけで「4,710万円」ですが、15坪であれば「2,355万円」となり、2,000万円以上安く抑えることが可能です。
ゆとりのある住宅ローンで暮らしを楽しめる
都市部では、同じ広さの住宅でも、2階建てより、3階建て・4階建てのほうが、土地代を含めた総額が、安くなるケースが珍しくありません。
一般的に、適正な住宅ローンの借入額は、世帯年収の6倍~7倍が目安です。
住宅ローンにゆとりを持つことで、家族旅行やライフイベントを楽しむことができます。
固定資産税を安く抑えられる
土地と建物には、毎年、固定資産税がかかりますが、狭小住宅は安く抑えられるメリットがあります。
【土地】
200㎡以下の住宅用地は、固定資産税が1/6になる「住宅用地の特例」を利用できるため、200㎡以下である狭小住宅では、毎年の税金を抑えることができます。
【建物】
建物の固定資産税が、1/2になる軽減措置は、2階建ては適用期間が「3年」ですが、狭小住宅に多い3階建て以上の耐火・準耐火建築物は「5年」に延長されます。
参照サイト:国土交通省 住宅の特例措置
建物を広くして、子ども部屋を確保できた
土地代を抑えられるため、その分、建物代に予算をかけることができます。
コンパクトな土地でも、縦に階層を増やすことで、広さを確保でき、子ども部屋や書斎、仕事部屋など、プラス1部屋の希望も叶いやすくなります。
2階リビングで外からの視線が気にならない
3階建ての狭小住宅の場合、生活動線がスムーズになりやすい2階リビングの間取りが、多くなります。
2階リビングの場合、人通りが多い道路に面していても、外からの視線が入りにくいため、くつろげる空間を実現できます。
1階と比べて採光も確保しやすく、明るいリビングで、ご家族みんなで休日を過ごすことができますね。
電気代が安い
ワンフロアがコンパクトな狭小住宅は、エアコン代を抑えやすいメリットがあります。
さらに、断熱性と気密性の高い住宅にすることで、大幅なランニングコストの削減につながります。
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狭小住宅で取り入れたい間取りアイデア
狭小住宅で快適に過ごすために、取り入れたい間取りアイデアを順番にご紹介します。
- 吹き抜け+スケルトン階段
- 高窓で採光を確保
- 折り上げ天井
- 収納力のある造作棚
- 縦の空間を活かしたロフト
- 玄関にシューズクローク
吹き抜け+スケルトン階段
吹き抜け+スケルトン階段は、実際の床面積より広く見せる効果があり、常に人気が高い間取りです。
スケルトン階段の種類は豊富にあるため、インテリアの一部として、おしゃれな空間に仕上げてくれるメリットもあります。
高窓で採光を確保
高窓は、プライバシーを確保しつつ、採光が取れるメリットがあります。
高い位置から自然光を取り入れることができるため、住宅密集地でも採光を確保しやすくなります。
最適な高窓の位置や大きさは、間取りによって異なるため、プロの設計士と十分相談した上で、検討してみましょう。
折り上げ天井
吹き抜けが難しい場合、部分的に天井を上げる「折り上げ天井」という選択肢があります。
部分的に天井が上がることで、視線が縦に広がり、開放感を楽しむことができます。
収納力のある壁面収納
狭小住宅は、限られた床面積のなかで、いかに生活スペースを広く設ける間取りにするかを重要視するケースが多くなり、収納スペースが足りなくなりがちです。
その際に、選択肢の1つとしておすすめなのが、省スペースで収納力のある壁面収納です。
広いリビングを確保しつつ、整理整頓がしやすい住まいにできます。
縦の空間を活かしたロフト
縦の空間を活かしたロフトは、生活スペースを狭くすることなく、大容量の収納スペースを確保できます。
ロフトに照明や小窓を設けることで、子どもの遊び場や書斎など、多目的な利用が可能です。
玄関にシューズクローク
狭小住宅は、コンパクトな玄関になりがちですが、あえて収納力のあるシューズクロークを設けることで、快適性がグッと向上します。
シューズクロークには、靴以外にも、ベビーカーや外用のおもちゃ、日常的に使うカバンやコートなどを収納できます。
そのため、外出時の身支度や帰宅時の片付けがスムーズになり便利です。
狭小住宅のデメリットと対策
狭小住宅のデメリットと対策について、ご紹介します。
- 3階建ては階段移動が多い
- 間取りに制限を受ける場合がある
3階建ては階段移動が多い
狭小住宅は、3階建て以上になることが多く、必然的に、階段移動が多くなります。
階段移動を少なくし、老後も安心して暮らすためには、間取り設計が重要です。
【対策】
- リビングを2階にする
- 水回りをまとめる
- 洗濯家事をワンフロアにまとめる
- 小型ホームエレベーターを設置する
間取りに制限を受ける場合がある
土地ごとに定められている建築制限によって、間取りに制限を受けて、希望の間取りが入らない場合があります。
【建築制限】 | 【内容】 |
建ぺい率 | 敷地に対する1階部分の床面積 「敷地面積×建ぺい率(〇%)」 |
容積率 | 敷地に対する建物全体の延床面積 「敷地面積×容積率(〇%)」 |
高さ制限 | 用途地域によって10mや12mの高さ制限 |
斜線制限 | 「道路斜線」「隣地斜線」「北側斜線」など高さの上限 |
3階建て以上の狭小住宅の場合、「容積率」と「斜線制限」が、とくに重要になります。
容積率が高いほど、土地を有効活用した広い家づくりが可能です。
また、斜線制限が厳しい場合、「勾配天井」や「天井高を低くする」など、間取りに制限を受ける場合があります。
エリアごとの細かな制限をすべて把握するのは難しいため、プロである住宅会社や不動産会社に相談するのが、おすすめです。
関連記事:3階建ての高さは何メートル?平均・10・12・13・16m知っておきたい4つの高さ制限も解説
まとめ
狭小住宅のよかった事例や快適な間取りにするアイデア、狭小住宅のデメリットや対策について解説しました。
狭小住宅は、ポイントを押さえて設計することで、広々とした明るい家づくりが可能です。
東京で狭小住宅をご検討の方は、23区での施工実績が豊富なクレバリーホーム東京まで、お気軽にご相談ください。