15坪の新築の費用相場|ローコスト住宅の価格や3階建ての間取り実例、費用を抑えるコツ

15坪の新築の費用相場|ローコスト住宅の価格や3階建ての間取り実例、費用を抑えるコツ

本記事では「15坪の広さの新築」「15坪の土地に建つ新築」について、費用相場間取り注意点などをご紹介します。

ローコスト住宅ならいくらで建てられるのか、費用を抑えるコツなどもわかるため、ぜひ参考にしてくださいね。

 

15坪の新築の費用相場や広さ

15坪の新築の費用や広さ

15坪の広さ

15坪の新築の広さは、平方メートルに換算すると「49.59㎡」であり、正方形でイメージすると「約7m×約7m」になります。

間取りでは、1LDK2LDKを検討でき、単身者に適した広さです。

15坪の費用相場

15坪の新築の費用相場は、いくらになるのでしょうか?

フラット35利用者調査データによると、注文住宅の全国平均は、「建築費:3,861万円 床面積:119.5㎡」であり、坪単価に計算すると「約107万円/坪」です。

参照サイト:2023年 フラット35利用者調査データ

全国平均を参考にした場合、15坪の新築の費用相場は「建築費:1,605万円」になります。

1000万円以下でローコスト住宅は建てられる?

ローコスト住宅は、一般的に、坪単価40万円程度で建てられる住宅をさします。

15坪の新築の場合「坪単価40万円×15坪=600万円」となるため、1000万円以下で建てられそうですが、実際には、総額1000万円以下の住宅は、難しいのが現状です。

理由は、建物の本体工事費以外にも、付帯工事費や諸費用などがかかるためです。

「1000万円以下で平屋が建てられる」と公表している場合でも、総額がいくらになるのか、見積書を確認することが大切です。

 

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土地15坪に建つ新築の広さや費用相場

15坪の土地に建つ新築の費用相場と広さ

15坪の土地に建てられる新築の広さや費用相場について、解説します。

15坪に建てられる新築の広さ

15坪に建てられる新築の広さは、土地ごとに定まっている「建ぺい率」「容積率」によって異なります。

建ぺい率は、一般的に1階部分の広さの上限を計算でき、容積率は、建物全体の延床面積の上限を計算できます。

 

【15坪(49.59㎡)の土地の場合】

建ぺい率/容積率1階延床面積の上限
50%/100%7.5坪

(24.79㎡)

15坪

(49.59㎡)

60%/200%9坪

(29.75㎡)

30坪

(99.18㎡)

60%/300%9坪

(29.75㎡)

45坪

(148.77㎡)

 

3階建ての場合、容積率の高いエリアであれば、延床面積30坪~40坪前後の広い家づくりが可能です。

ですが、建ぺい率や容積率のほかにも、さまざまな建築制限があるため、建築前には、必ず住宅会社に確認してみましょう。

下記は、土地15.69坪に建つ、延床31.55坪の3階建てです。

15坪に建つ新築

 

15坪に建つ新築

▶15坪に建つ新築の事例

15坪の土地を有効活用した広い住宅を建てたい場合、縦に階層を増やした3階建て・4階建てがおすすめです。

 

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15坪に建つ新築の費用相場

まずは、15坪前後の狭小地に新築を建てることが多い、首都圏の注文住宅の費用相場を確認してみましょう。

 

【首都圏の土地付き注文住宅の平均費用】

項目費用面積
建築費3,402万円108.8㎡(延床)
土地購入費2,277万円160.4㎡(敷地)
総額5,679万円

参照サイト:フラット35利用者調査データ 2023年度

首都圏では、土地購入費も含めると「5,679万円」が平均費用となります。

上記データを基に、土地15坪でシミュレーションした結果は、下記の通りです。

【15坪の土地付き注文住宅の平均費用】

項目費用面積
建築費3,402万円108.8㎡(延床)
土地購入費703万円49.59㎡(敷地)
総額4,105万円

 

土地15坪の購入費も含めると、新築の費用相場は「4,105万円」となりました。

 

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15坪に建てる新築の費用を抑えるコツ

新築の費用を抑えるコツ

土地の選び方

都市部では、土地1坪が100万円~200万円以上するケースも珍しくなく、購入する土地の広さや選び方によって、新築にかかる総額が大きく異なります。

費用を抑えて、15坪前後の土地に、ご家族に必要な広さの家づくりをするためには、狭小住宅に適した土地選びが大切です。

【土地選びの基本となる建築制限】

  • 建ぺい率
  • 容積率
  • 高さ制限
  • 斜線制限

 

とくに、15坪前後に建てる狭小住宅の場合「容積率の高さ」「斜線制限」が重要になります。

容積率が高いほど、コンパクトな土地を有効活用できるため、土地代を抑えることが可能です。

また、斜線制限による高さ制限が緩いほど、縦の空間を広く利用した住空間を実現できます。

ローコスト住宅のほうが高くなるケースも

ローコスト住宅は、完全自由設計ではなく、複数の間取りの中から選ぶケースが多くなります。

そのため、15坪の土地にあった間取りがなく、希望の広さや部屋数を確保できなかったり、間取り変更やオプション工事が増えて、大幅に費用が高くなったりする恐れがあります。

土地15坪に新築を建てる場合、細かなプランニングができる完全自由設計の注文住宅が、おすすめです。

 

クレバリーホーム東京は、東京都内で3階建てや4階建ての狭小住宅の施工実績が豊富な住宅会社です。

土地探しからのご相談も、お気軽にご相談ください。

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15坪前後に建つ新築の間取り実例

15坪前後に建つ新築の間取り実例をご紹介します。

「空間を広く見せる工夫」「採光の確保」「縦の空間設計」など、間取りアイデアが豊富なため、ぜひ快適なお住まいをイメージする参考にしてくださいね。

敷地13坪・延床21坪の開放的な間取り

15坪前後に建つ新築

▶敷地13.27坪に建つ3階建て事例

敷地13.27坪に建つ、延床21.23坪の狭小住宅です。

黒を基調とした落ち着いた雰囲気の内装ですが「天井を部分的に上げる」「高窓を設置する」ことで、明るく開放的な住空間を実現しています。

おしゃれなスケルトン階段の下には、大容量の収納棚を設け、デットスペースを有効活用した間取りです。

敷地13坪・延床28坪の効率的な間取り

15坪前後に建つ新築

▶敷地13.47坪に建つ3階建て事例

敷地13.47坪の土地を縦に最大限に活用した3階建ての狭小住宅です。

回遊性のあるアイランドキッチンを採用し、スムーズで暮らしやすい間取りを実現しました。

屋上スペースは、庭の代わりになるため、コンパクトな土地でも家庭菜園やご家族のリラックススペースとして利用できます。

敷地15坪・延床33坪の広がりのある間取り

15坪に建つ新築

▶敷地15.89坪に建つ3階建て事例

敷地15.89坪に、広々としたリビングや必要な部屋数を確保した3階建ての狭小住宅です。

玄関と連続した和室など、空間を細かく区切らないことで、大空間のエントランスを可能にしました。

敷地17坪・延床25坪の明るい間取り

15坪前後に建つ新築

▶敷地17.96坪に建つ3階建て事例

敷地17.96坪に建てた延床25.69坪の吹き抜けのある3階建て住宅です。

ワンフロアがコンパクトながらも、吹き抜けとスケルトン階段を採用したことで、空間に広がりが生まれ、実際の床面積より広く見せることができます。

都市部の住宅密集地でも、吹き抜けに窓を設けることで、採光を十分取り入れた明るい家づくりが可能です。

まとめ

15坪の広さの新築と15坪の土地に建つ新築の費用相場や間取り実例などをご紹介しました。

15坪の土地に、ご家族に必要な部屋数や広々としたリビングをご希望の場合、3階建て・4階建ての注文住宅がおすすめです。

東京で狭小住宅をご検討の方は、23区での施工実績が豊富なクレバリーホーム東京まで、お気軽にご相談ください。

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監修者情報

高坂 昇

高坂 昇ou2株式会社 専務取締役 一級建築士

木造密集地域や防火地域において、木造ならではの施工性や設計の柔軟性、コストパフォーマンスを活かして木造耐火4階建て住宅(もくよん®)や、災害時の避難場所となる地下室や屋上を備えた災害住宅も提唱しています。

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