マンションと戸建てどっちが正解?価格や住みやすさ、みんなの割合やメリット・デメリットを解説
マンションと戸建てのどっちが良いのかは、ご家庭が重視するポイントによって、異なります。
そこで本記事では、マンションと戸建ての価格や維持費、住みやすさや人気度など、さまざまな項目で徹底比較いたします。
それぞれのメリット・デメリットがわかるため、ご家庭にあったお住まいを選ぶ参考にしてくださいね。
マンションと戸建てはどっちが人気?割合は?
マンションと戸建てでは、どっちの人気が高く、みんなが購入しているのでしょうか?
国土交通省の住宅経済関連データによると、マンションと戸建ての新築着工数は、「木造住宅:47万戸」「マンション:11.4万戸」です。
参照サイト:国土交通省 令和5年度 住宅経済関連データ
家の広さやプライバシーを確保しやすい戸建ての需要が高くなっています。
一方でマンションは、近年の急激な価格上昇によって、東京23区の新築マンションの平均価格が1億円を突破するなど、購入しにくい状況が続いています。
フラット35を利用した世帯で統計したデータでは、「戸建て:79.9%」「マンション:20.2%」となり、注文住宅を含めた戸建てが、過半数を占めています。
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マンションと戸建ての価格・維持費・資産価値を比較
マンションと戸建てどっちが、コストパフォーマンスに優れているのでしょうか?
お住まいを選ぶうえで重要になる「価格」「維持費」「資産価値」について、順番に確認してみましょう。
平均価格
マンションと戸建ての全国と首都圏の平均価格は、下記の通りです。
住宅の種類 | 全国平均 | 首都圏平均 |
新築マンション | 5,425万円 | 5,801万円 |
土地付注文住宅 | 4,903万円 | 5,679万円 |
注文住宅 | 3,863万円 | 4,194万円 |
建売住宅 | 3,603万円 | 4,199万円 |
中古マンション | 3,037万円 | 3,378万円 |
中古戸建 | 2,536万円 | 3,171万円 |
参照サイト:フラット35利用者調査データ 2023年
首都圏では、新築マンション「5,801万円」、土地付注文住宅「5,679万円」となり、価格に大きな違いがありません。
ですが、同程度の価格でも、家の広さが1.5倍以上異なるため、1坪の価格が大きく異なることがわかります。
【全国平均】
住宅の種類 | 床面積 |
新築マンション | 66.2㎡(約20坪) |
土地付注文住宅 | 111.2㎡(約33坪) |
関連記事:【2024年】注文住宅の坪単価の平均や一覧表|坪単価とは?ハウスメーカーと工務店の価格差について
維持費やリフォーム費
マンションと戸建ての維持費は、どちらのほうが、高いのでしょうか?
マンションの場合、毎月必ず住宅ローンと合わせて支払う「管理費」や「修繕積立金」、「駐車場代」などがあるため、経済的な負担を感じやすくなります。
5年に1度おこなわれる国土交通省によるマンション総合調査によると、令和5年度のマンションでは、「管理費:11,503円/戸」「修繕積立金:13,054円/戸」でした。
つまり、毎月2.4万円、年間で28.8万円程度がコストランニングとしてかかります。
駐車場を借りた場合、首都圏なら別途、1万円~2万円程度かかる可能性があります。
もちろん、戸建ての場合でも、住宅を維持するためにリフォーム費がかかりますが、資産に合わせて、費用を調整できるため、家計を圧迫するリスクを軽減できるメリットがあります。
参照サイト:国土交通省 マンション総合調査結果概要
資産価値
新築マンションのほうが、資産価値を維持しやすいイメージがありますが、マンションは1戸あたりの敷地面積が少ないため、建物が劣化するにつれ、資産価値も低下します。
一方で、戸建ての場合、木造であれば、鉄筋コンクリート造のマンションと比べて、建物の資産価値の低下は早くなります。
一般的に、築20年~25年で、木造住宅の価値は0円になるといわれています。
しかし、土地の価格は、経年劣化することがないため、一定の資産を残すことが可能です。
関連記事:【2025年以降】住宅ローン控除はどうなる?変更点や控除額、省エネ基準や子育て世帯の優遇について
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マンションと戸建てどっちが住みやすい?
マンションと戸建ての住みやすさを「間取り」「騒音トラブル」「セキュリティ面」の順番で解説します。
間取り
間取りでは、マンションと戸建てそれぞれにメリット・デメリットがあります。
【マンション】
マンションは、ワンフロアの間取りのため、生活動線がスムーズで暮らしやすい特徴があります。
洗濯家事「洗濯→干す→畳む→収納」の動線を短くできるため、時短にも繋がります。
ただし、マンションの出入り口から部屋までが遠いため、帰宅や外出に時間がかかりやすいデメリットがあります。
とくに、外出時間が被りやすい朝の時間帯は、エレベーターを待つ時間が長くなり、ストレスを感じる恐れもあります。
【戸建て】
戸建ては、フロアが分かれているため、間取りによっては、階段の上り下りが多くなります。
しかし、家族間でもプライバシーが守られやすく、お子様の成長をちょうど良い距離感で、見守りやすくなるメリットがあります。
また、駐車場から玄関までの動線が短いことから、まとめ買いをした荷物を比較的容易に運ぶことが可能です。
騒音トラブル
鉄筋コンクリート造のマンションの場合、壁にコンクリートを流しているため、気密度が高く、防音性に優れています。
ですが、騒音トラブルは、上下左右に隣人が住んでいるマンションのほうがリスクは高まります。
「鉄筋コンクリート造だから安心」というわけではなく、壁の厚さや床の構造によって、音が響きやすいマンションもあるため、注意が必要です。
木造戸建ての場合、マンションと比べて防音性は低くなりますが、近年では、省エネ設計によって、気密性に優れ、遮音性が向上しています。
隣の家とも距離があることから、生活音や足音などで、騒音トラブルになるリスクが低く、小さいお子様がいるご家庭でも、安心してのびのびと子育てできるメリットがあります。
セキュリティ面
セキュリティ面では、オートロックや監視カメラなど、充実したセキュリティシステムが整っているマンションのほうが、安心です。
戸建ての場合、自身でセキュリティ性の高い設備を導入する必要があります。
1階2階にシャッターを付けたり、人感センサー付き照明を付けたりなど、費用をかけることで、セキュリティ性を高めることが可能です。
マンションと戸建てのメリット・デメリット
マンションと戸建てのメリット・デメリットを比較し、ご家庭が重視するポイントを確認してみましょう。
マンションのメリット・デメリット
【メリット】
- 駅チカの物件が多く、通勤通学に便利
- セキュリティ面が充実しており、安全性が高い
【デメリット】
- 戸建てと比べて床面積の狭い物件が多い
- 管理費や修繕積立金が毎月かかる
戸建てのメリット・デメリット
【メリット】
- プライバシーが守られやすい
- マンションと比べて広い家が多い
【デメリット】
- 駅チカの物件が少ない
- 庭のお手入れが必要
利便性の良い立地で「狭小住宅」という選択肢
都市部では、コンパクトな土地を活かせる狭小住宅の人気が高まっています。
狭小住宅とは、一般的に、15坪~20坪以下の土地に建てられる住宅をさします。
土地代の高い駅チカでも、縦に階層を増やした3階建て・4階建ての狭小住宅にすることで、土地代を抑えて、ご家族に必要な広さや部屋数を確保できます。
利便性の良い立地に、プライバシーが守られやすい戸建てで、のびのびと暮らすことが可能です。
まとめ
マンションと戸建てのどっちが良いのか判断するために、費用面や住みやすさ、人気度について、解説しました。
それぞれメリット・デメリットがあるため、ご家族が重視するポイントが、どちらに多いかを比較して、検討してみてくださいね。
東京で狭小住宅や3階建て・4階建てをご検討の方は、23区内での施工実績が豊富なクレバリーホーム東京まで、お気軽にご相談ください。