【3階建てで1階駐車場の家】5つのメリット4つのデメリットを解説│間取りや費用など気になるポイントも紹介
都内で注文住宅を建てるとき、「3階建てで1階が駐車場の家」の間取りを希望する方が多いです。
そこで本記事では、3階建てで1階が駐車場の家について、メリットやデメリットを中心に解説します。
住まいのデザインを決める前に知っておきたい、間取りや費用についてのポイントも紹介しますので、3階建てや4階建て、ビルトインガレージといった間取りが気になる方は、ぜひ参考にしてください。
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Contents
「3階建てで1階が駐車場の家」5つのメリット
はじめに、3階建てで1階が駐車場の家の5つのメリットを紹介します。
- 建築予定地が狭小地でも駐車場を確保できる
- 採光・通風に効果的な間取りになる
- 遊びや趣味にも使える外の空間ができる
- 風雨やイタズラ、盗難などから愛車を守れる
- 雨の日でも車を利用しやすい
建築予定地が狭小地でも駐車場を確保できる
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1つ目のメリットは、建築を予定している土地の面積がコンパクトでも駐車場を確保できることです。
東京23区内などの都市部では十分な広さの土地を確保しづらいことから、駐車場を確保できないケースがありますが、3階建てにして1階を駐車場にすれば愛車を自宅に駐めることが可能となります。
3階または4階建てにすることで、コンパクトな土地で駐車場付きの家を建てても十分な居住スペースを確保することも可能です。
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採光・通風に効果的な間取りになる
2つ目のメリットは、採光や通風に効果的な間取りになることです。
2階、3階が主な居住スペースとなることから、隣の家などの影に入ることが少なくなりますので、光や通風を取り込みやすくなります。
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吹き抜けや高窓、天窓を活用することで、さらに効率的に採光・通風を取ることも可能です。
また、1階部分は湿気が溜まりやすい傾向にありますが、駐車場にすることで風通しが良くなり、湿気を効率的に排出することが可能となります。
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遊びや趣味にも使える外の空間ができる
3つ目のメリットは、遊びや趣味に使える外部空間を確保できることです。
1階の駐車場部分は車を駐車することに加えて、バイクや自転車を停める、アウトドア用品を置く、スポーツ用品の手入れをする、また子供が遊ぶ空間としても活用できます。
このように様々な目的で利用できますので、新築住宅における生活のクオリティを高めることにもつながります。
風雨やイタズラ、盗難などから愛車を守れる
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4つ目のメリットは、雨風や紫外線による愛車の塗装の劣化を防げることです。
屋根がない駐車場では、酸性雨や直射日光の影響で塗装が傷むことがありますが、1階の駐車場の上に居住スペースがある家では、上層階が屋根の役割を果たすため、このような心配はありません。
また、シャッター付きのガレージにすることで通行人からのいたずらや、近年増加している車やバイクの盗難を防ぐことにもつながります。
雨の日でも車を利用しやすい
5つ目のメリットは、雨の日でも車を利用しやすいことです。
2階以上の居住スペースが屋根としての役割を果たしますので、雨や雪などの影響を受けずに車を乗り降り可能です。
子供の送迎や、買い物時の荷物の運搬といった様々な場面で便利に活用できます。
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「3階建てで1階が駐車場の家」4つのデメリット
3階建てで1階が駐車場となっている家には、デメリットもありますので紹介します。
居住スペースが狭くなることがある
1つ目は、居住スペースが狭くなる可能性があることです。
土地には建物を建てられる高さの上限があり、場合によっては3階や4階部分の建築が認められないケースがあります。
こうした場合に1階を駐車場にすると、十分な居住スペースを確保できません。
土地選びの段階で工務店やハウスメーカーに相談できる体制を作り、購入予定の土地で3階・4階建てが建てられるのか、または地下を活用して必要な床面積が確保できるのか、このように土地と建物双方の相談ができるようにしておきましょう。
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間取りの都合上、階段利用が多くなる
2つ目は間取りの都合上、階段を利用する場面が多くなることです。
1階を駐車場にする場合、主な居住空間が2階、または3階になりますので、日常的に階段を利用する場面が多くなり移動が大変に感じられる可能性があります。
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対策として、次のような方法を検討しましょう。
- ホームエレベーターを導入する
- 各階で動線を完結させて階段を利用する場面を減らす
- 1階に収納を作り気軽に取り出せるようにする
- 主な間取りであるリビングやダイニングを2階に配置する
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建築費用を捻出する必要がある
3つ目は、建築費用を捻出する必要があることです。
3階建ての家は、構造計算や強度の高い建材の利用などから建築費が高くなりがちです。
希望する間取りや仕様の家を建てるために、一定の建築費用を用意する必要があります。
ただし、3階建てや4階建ては必要とする土地の面積がコンパクトになります。
都市部で家を建てる際の費用の大きな割合を占める土地の取得費用を抑えられますので、土地と建物の総額で予算を検討し建築費用を捻出しましょう。
耐震性能を高める工夫が必要になる
4つ目は、耐震性能を高める工夫が必要になることです。
耐震性を高めるためには地震に耐える壁(耐力壁)を増やすことが効果的です。
一方で1階が駐車場の家では車が出入りするための開口部を設ける必要がありますので、耐震性が低くなりがちです。
開口部を中心に高強度な部材を使用する、地震の揺れを吸収する効果を持つ制震装置を導入するなど、耐震性を高める工夫を検討しましょう。
広さや間取りなど気になるポイントを紹介
3階建てで1階が駐車場の家を建てる際には、広さや間取りなど知っておきたいポイントがありますので紹介します。
駐車場に最低限必要な広さは15m2
駐車場を作る場合、最低限必要な広さは15m2です。
駐車場を作る際に参考となる資料は、国土交通省が公表している「駐車場設計・施工指針」です。
資料の中で、普通乗用車1台あたりに必要な駐車マス(駐車場)の大きさは、長さ6.0m、幅員2.5m(15m2)と記載されています。
なお、1階が駐車場となるビルトインガレージの場合、周囲が壁に囲まれますので、より余裕をもった寸法にすることをおすすめします。
騒音対策で寝室や子ども室との隣接を避ける
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ビルトインガレージにした場合、対策を考える必要がある事柄は騒音についての悩みです
エンジン音が室内まで響く可能性がありますので、寝室や子供室など、静粛性が必要な部屋を1階駐車場と隣接しないよう配慮しましょう。
シャッターを取り付ける場合は早朝や夜間に開閉音が気になる可能性もありますので、電動シャッターを利用するといった工夫も効果的です。
車の買い替えを考慮して寸法を決める
将来、車を買い替えることも考慮した寸法にすることも重要です。
1階が駐車場、2階以上が居住スペースの家では、車の買い替えに伴い駐車スペースを増やすことは困難です。
このため、車を買い換える可能性があるなら、買い替えも考慮して大きめに駐車場スペースを設計しましょう。
自転車やバイク、小型の倉庫などを置く場合も同様です。
まとめ│1階駐車場の家はクレバリーホーム東京へ
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3階建てで1階が駐車場の家について、メリット・デメリットや知っておきたいポイントを紹介しました。
1階を駐車場にすることで多目的ガレージとして、バイクや自転車を止める、スポーツ用品やアウトドア用品を収納する、子どもが遊ぶといった様々な目的で利用可能です。
また、2階や3階、4階部分に居住スペースを設けることで十分な床面積を確保することも可能です。
こうした3階建てで1階が駐車場の家を建てる場合は、特殊な設計や施工が必要になりますので施工実績の豊富な業者に依頼することが重要です。
首都圏でビルトインガレージのある家を検討中の方は、豊富な施工事例を持つクレバリーホーム東京までお気軽にご相談ください。