【3階建ての注文住宅】9つのメリット、5つのデメリット特徴解説│価格や間取りのポイントなど実例とともに紹介
「3階建ての注文住宅を建てる場合、どんな特徴がありますか?」
本記事では、こうした質問に対してメリットやデメリット、価格といった特徴について解説します。
東京23区内で建てられた3階建て注文住宅の実例とともにお伝えしますので、3階建てや4階建てなど多層階住宅を検討中の方はぜひ参考にしてください。
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Contents
3階建ての注文住宅とは?実例を紹介
はじめに、3階建ての注文住宅とはどういった住まいなのか、具体的な実例を紹介します。
注文住宅を3階建てで建てる場合、上の写真のような外観の住まいになります。
1階部分は玄関やガレージ、2階や3階に居住スペースが設けられる傾向があります。
3階建ては土地の面積がコンパクトである場合でも、十分な床面積を確保できる点が大きなメリットです。
写真のように大型のL型ソファを設置しても、十分に余裕のある空間構成の住まいになります。
3階建ての屋根部分は屋上スペースとして利用されることも多く、東京23区内など屋外空間を確保しづらい地域で、大きな屋外空間を確保できる点も特徴的です。
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3階建ての注文住宅9つのメリット
3階建ての注文住宅を建てる場合、次の9つのメリットがあります。
- 優れた眺望を得られる
- プライバシーに配慮した暮らしを送れる
- 家族間のプライバシーにも配慮した家になる
- 採光、通風に効果的
- 虫害を受ける割合を減らせる
- 十分な床面積、部屋数を確保できる
- 屋上を活用した間取りにしやすい
- 1階をガレージにするなど水害対策になる
- 賃貸併用住宅として活用できる
優れた眺望を得られる
3階建てを選択することで、優れた眺望の住まいになります。
特に屋上がある場合は、近隣の建物に高さがある場合でも視線が入りづらく開放的な空間が手に入ります。
また、窓の位置や高さなどを自由に変更でき、見たい方向に開口を向けられる点は、注文住宅ならではのメリットです。
プライバシーに配慮した暮らしを送れる
前面道路の交通量が多い場合や周囲に高い建物が多い場合でも、プライバシーに配慮した家になる点もメリットです。
東京23区内など住宅が密集する地域では、平屋や2階建ての場合は通行人や車、周囲の建物からの視線が気になる場合があります。
3階建て注文住宅であれば、視線を避けるよう配慮して外観や間取りを決められます。
関連記事:プライバシーに配慮した家の建て方とは?
家族間のプライバシーにも配慮した家になる
3階建ての注文住宅は屋外からのプライバシーに加えて、家族間のプライバシーも確保できます。
2階にリビング、3階に寝室や子ども室といった間取りにすれば、リビングで家族が深夜までテレビを見ていても3階に光や音が伝わりづらく、安眠を妨げることがありません。
集中したい趣味や勉強の時間も、静かな環境を確保できますので生活の質が向上します。
採光、通風に効果的
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縦方向に長い住まいにすることで、採光や通風の確保も効果的です。
高い建物に囲まれている場合は日陰になる時間が長くなりがちですが、3階建てにして高さを確保すれば常に十分な採光を見込めます。
また、吹き抜けにして上下方向に空間をつなげると、採光のほか通風にも優れた住まいになります。
関連記事:小さい家に吹き抜けをつける理由とは?
虫害を受ける割合を減らせる
3階建てや4階建てなど、主な生活空間が2階以上にある住まいでは、虫の侵入を減らせる点はメリットです。
2階以上にリビングがあれば、虫が侵入しやすい1階の窓の開閉階数を減らせます。
また、1階がガレージの住まいでは、湿気の影響も避けやすく、アリやムカデといった這って移動する虫の侵入確率を大幅に下げられます。
関連記事:【ガレージ付きの家】9つのメリット・5つのデメリット
十分な床面積、部屋数を確保できる
東京都内など、土地の単価が高い地域では取得する敷地がコンパクトになりがちで、2階建てでは十分な床面積を確保することが困難です。
3階建てや4階建てであれば、十分な広さの床面積、必要な数の個室を確保可能です。
関連記事:【3階建ての狭小住宅】約15坪でも快適な間取り5選
1階をガレージにするなど水害対策になる
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多層階住宅では、1階部分をガレージにするなどして水害対策になる点もメリットです。
浸水する可能性のある地域に家を建てる場合でも、1階をガレージにして2階や3階に主要な居住空間を確保すれば、万が一水害に遭遇した場合でも被害を最小限に抑えられます。
屋上を活用した間取りにしやすい
3階建てなど高さがある建物では、屋上を利用しやすい点もメリットです。
周囲からの視線にさらされる可能性が低く、洗濯などの家事利用から子どもやペットの遊び場として、また休日のバーベキューなど幅広く活用可能です。
関連記事:【住まいのプロが伝授】一軒家で屋上ライフを楽しむ方法8選
賃貸併用住宅として活用できる
3階建て、4階建てといった多層階住宅は、フロアが分かれていることから賃貸併用住宅として活用しやすい点もポイントです。
1階をテナントとして貸し出すことで、2階以上で居住しながら賃貸収入を得ることもできますので、住宅ローンの返済に充てることができ経済的負担を軽減できます。
特に利便性が高い地域の土地であれば、入居率が高まりますので安定した収入源にすることも可能です。
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3階建ての注文住宅5つのデメリットと対策
3階建ての注文住宅を建てる場合、デメリットもありますので紹介します。
また、具体的な対策についても解説します。
上下階の温度差を軽減する工夫が必要
3階建て住宅では、上下階で温度差が生じやすい点がデメリットです。
空気には温かくなると上昇する性質があり、下階との寒暖差が生じますので、次のような対策が必要です。
- 高気密高断熱にして外気温の影響を受けづらくする
- 適切な容量のエアコンを導入する
- 太陽光発電の導入などで光熱費を軽減する
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メンテナンスの回数を少なくする工夫が必要
3階建て住宅は高さがあることから、外壁塗装などメンテナンスに費用がかかりがちです。
このため、メンテナンスの回数を減らす工夫が必要になります。
たとえば、タイル外壁など長期間メンテナンスフリーで利用できる建材の利用や、凹凸の少ない外観デザインなどが効果的です。
土地に対する法律への理解が必要
多層階住宅は、土地に対する法律への理解が不可欠です。
家を建てるとき、北側斜線や隣地斜線制限など、複数の制限があり建物の高さや形状が制限されることがあります。
土地によっては3階建てにできないケースもありますので、都市部での建築実績が豊富で法律への理解が深い工務店、ハウスメーカーに依頼することが重要です。
火災時の延焼リスクへの対策が必要
多層階住宅を建てられるエリアは、防火地域や準防火地域として指定されるケースが多くなります。
このため周囲で火災が発生した際の延焼リスクへの対策が必要です。
費用を抑えつつ、デザインや間取りにも満足できる耐火性の高い住宅を建てる場合は、防火地域での建築実績が豊富な工務店・ハウスメーカーに依頼することがおすすめです。
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階段の昇降や動線計画を綿密する必要がある
3階建て住宅は、階段を利用する移動が多くなる点がデメリットに挙げられます。
- リビングなど過ごす時間が長い間取りを2階に配置する
- 1階にWICを設けて外の荷物を置けるようにする
- ホームエレベーターを設けて移動の負担を軽減する
こうした対策を取ることで、階段移動の負担を減らしましょう。
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3階建ての注文住宅、気になる価格の特徴
3階建ての注文住宅を建てる場合、気になるのは建築価格です。
価格についての主な特徴は以下のとおりです。
- 土地と建物のトータル費用だと割安になる場合がある
- 利便性高いエリアで土地取得費を抑えられる
- 土地の固定資産税が安くなる
- 水害リスクのある土地も選択肢になる
- 基礎や構造材などの建築費が高くなる
- 地盤改良に費用がかかる場合がある
設計、施工費用とも平屋や2階建てと比べると高くなる傾向があります。
一方で狭小地でも家を建てられますので、特に土地の単価が高い東京23区では建築にかかる総額を抑えられる可能性が高まります。
土地と建物、どちらも考慮した総額で比較することをおすすめします。
3階建ての注文住宅 間取りのポイント
記事の終わりに、3階建ての注文住宅を建てる場合、知っておきたい間取りづくりのポイントをお伝えします。
階ごとの使い方を設計段階で明確にする
最も重要なことは、階ごとの使い方を明確にして間取りを作ることです。
各階、各間取りの使い方が明確であれば、階をまたいだ移動の回数が減りますので優れた動線の住まいになります。
また、ガレージや屋上、3階部分などを「使わなくなる」ケースを避けられますので、コストパフォーマンスに優れた家づくりができます。
階段の位置は建物の中心がおすすめ
動線を短くする目的では、階段の位置は建物の中心にすることをおすすめします。
中心に階段があることで、階段から各間取りに最短でアクセスできますので、生活動線や家事動線を短くできます。
過ごす時間の長いリビングに階段を設ける、リビング階段も同じ理由でおすすめです。
3階建て、4階建てなら二世帯住宅も
平屋や2階建てでは床面積の関係から実現が難しいものの、3階建てや4階建てなら都市部の二世帯住宅も現実的になります。
特に多層階住宅は、1階を両親の世帯、2階、3階をご自身の世帯などフロアごとに世帯を分けやすい点もメリットです。
関連記事:二世帯住宅の予算はどれくらい?費用を抑える方法も解説
書斎やホームオフィスの追加でテレワークにも対応
3階建てにして十分な床面積を確保できた場合、書斎やホームオフィスといったテレワークや趣味の時間を楽しむ間取りを作ることもおすすめです。
お仕事にも個人の時間を楽しむ際にも使える専用の部屋があれば、家を建てる満足度はさらに高まります。
キッチン周りの物を整頓できるパントリー
関連記事:家事動線のいい間取りを考えよう
間取りを検討する際、散らかりがちなキッチン周りを整頓できるパントリーもおすすめです。
キッチンに加えて隣接するリビングやダイニングの物を収納することもできますので、主要な生活空間であるLDKの整頓にも役立ちます。
デッドスペースを収納などに活用する
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多層階住宅では、デッドスペースの活用も積極的に検討しましょう。
階段の下や小屋裏部分など、空間はあるものの活用できていないスペースは多いもの。
限られた土地や床面積を有効に活用するために、階段下収納やロフトといった間取りがおすすめです。
屋上やバルコニー、インナーガレージを利用する
都市部で家を建てる場合は、屋上やバルコニー、インナーガレージといった間取りを作ることをおすすめします。
次のようなアウトドアやスポーツ、および日常的な家事に関わるシーンで飛躍的に利便性が高まります。
- 趣味の釣り道具を洗う
- ゴルフバッグを保管する
- 自転車やバイクを置く
- ペットの足を洗う
- 靴や園芸道具、雑巾などの洗浄
このように、外の空間が求められる機会は多いものです。
建築後に確保することは困難ですので、設計の段階で検討することが重要です。
まとめ│3階建ての注文住宅はクレバリーホーム東京へ
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3階建ての注文住宅について、メリットやデメリット、価格についてなど特徴を紹介しました。
コンパクトな土地であっても、平屋や2階建てより多くの床面積を確保できる3階建ては、東京23区内などの都市部にぴったりです。
なお、デメリットでお伝えしたとおり設計、建築の際注意するべきこともありますので、依頼する会社を選ぶ際は建築実績の豊富な業者に依頼することをおすすめします。