30坪のビルトインガレージ|間取り実例や費用を抑える方法、2台並列に必要な広さなどを解説
本記事では、延床30坪と敷地30坪のビルトインガレージの間取り実例をそれぞれご紹介します。
車1台・2台に必要な広さやビルトインガレージの費用を抑える方法についてもわかるため、ぜひ記事を参考にしてくださいね。
延床30坪のビルトインガレージの間取り実例
狭い間口でも車2台分を確保
- 敷地:17.33坪
- 延床:34.35坪
都内に建てられた木造耐火のT様邸。
間口は狭いですが、奥行きのある敷地なため、車2台分を確保できました。
都心に多い防火地域でも、木造耐火にすることでコストを抑えることが可能です。
その分、インテリアやデザインなどに予算をかけることができ、とてもご満足いただける家に仕上がりました。
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厳しい高さ制限をクリア
- 敷地:16.15坪
- 延床:37.25坪
厳しい高さ制限をクリアした3階建てのS様邸。
都心では、コンパクトな敷地が多く、北側斜線や道路斜線などによって、建てられる住宅の高さ制限が、厳しくなりがちです。
こちらの住宅は、ビルトインガレージを半地下にすることで、2階と3階の居住スペースに、必要な部屋数と広さを確保しました。
高さ制限によって「天井高が低くなる」「希望の間取りが入らない」などのケースもあるため、まずは、狭小地での施工実績が豊富な住宅会社への相談が、おすすめです。
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土地30坪のビルトインガレージの間取り実例
車2台並列できる鉄骨造並みの大開口
- 敷地:36.25坪
- 延床:82.81坪
車2台分の並列駐車を実現したA様邸。
車2台分を並列させるために、競合他社は鉄骨造での提案ばかりでしたが、クレバリーホーム独自の技術により、木造で鉄骨造並みの広い間口を実現しました。
木造のビルトインガレージでも、耐震補強することで、地震に強い家づくりが可能です。
子育て中の共働き夫婦に優しい家
- 敷地:29.22坪
- 延床:39.3坪
都内の約30坪の土地に建てられたO様邸。
木造耐火と鉄骨造で迷われており、どちらも実績豊富なクレバリーホームに相談して頂けました。
3階建てが多くなるビルトインガレージ付き注文住宅は、階段の上り下りをできるだけ少なくするために、収納や水回りの位置が重要です。
こちらの住宅は、朝の時間帯に、階段の上り下りなく身支度できるように工夫されており、忙しい共働き夫婦に優しい間取りになっています。
ビルトインガレージに必要な広さ
ビルトインガレージを造る前に、車1台・2台に必要な広さや長さ、幅員を確認してみましょう。
ガレージの広さ・幅員・長さ
国土交通省が公表している駐車スペースの広さの目安は、普通車で「幅員2.5m×長さ6.0m」です。
ですが、ビルトインガレージは、3面が壁で囲まれているため、国土交通省の公表しているサイズより、ゆとりのあるサイズがおすすめです。
ビルトインガレージに必要な広さの目安は、下記の通りです。
- 車1台分 :幅員3.0m×長さ6.0m 延床4坪~5坪
- 車2台分 並列:幅員6.0m×長さ6.0m 延床8坪~10坪
- 車2台分 直角:幅員3.0m×長さ12.0m 延床8坪~10坪
参照サイト:国土交通省 駐車場設計・施工指針
車1台に必要な敷地の広さ
車1台分の駐車スペースを確保したビルトインガレージは、15坪以下の狭小地でも建てることが可能です。
例えば、こちらは敷地13.47坪、延床28.13坪のビルトインガレージ付き注文住宅です。
駐車スペースに5坪使用しても、残り23坪でご家族に必要な部屋数を確保できます。
車2台に必要な敷地の広さ
敷地20坪前後あれば、車2台分の駐車スペースを確保したビルトインガレージを建築できます。
例えば、敷地20坪に建てられる住宅の広さは、1階14坪、延床40坪が上限です。(建ぺい率70%、容積率200%の場合)
ビルトインガレージで車2台分の10坪を使用しても、残り30坪が居住スペースとして使用できるため、4人~5人世帯のご家族が、のびのびと暮らせる住空間を実現できます。
30坪のビルトインガレージの費用を抑える方法
30坪のビルトインガレージの費用を抑える方法について、ご紹介します。
木造で建てる
ビルトインガレージは、選ぶ構造によって建築費用が大幅に異なります。
構造別の費用相場を令和6年度の国税庁による坪単価をもとに、概算した値を確認してみましょう。
【構造別、工事費用】
構造 | 全国平均の 坪単価 | 延床30坪のビルトインガレージ付き 注文住宅の費用相場 |
木造 | 約68万 | 約2,900万円 |
鉄骨造 | 約97万 | 約4,200万円 |
鉄筋コンクリート造 | 約100万 | 約4,300万円 |
※費用相場は延床面積×坪単価÷0.7で計算した値
参照サイト:国税庁 地域別・構造別の工事費用表【令和6年分用】
木造で建てることで、同じ30坪の広さの住宅でも、大幅に建築費用を抑えることが可能です。
ビルトインガレージは、1階部分が空洞になっているため、建物の耐力を確保するために、鉄骨造や鉄筋コンクリート造を選ばれる方も多いです。
ですが、木造でも、高い耐震性を維持したまま大開口のビルトインガレージを建てることは可能です。
コストを抑えたい方は、木造のビルトインガレージが、おすすめです。
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都心なら狭小地で建てる
都心の場合、土地代が1坪100万円や200万円と高額な地域が多くなります。
例えば、東京都財務局による令和6年度の地価公示価格によると、23区は「約230万円/1坪」、23区外で「約75万円/1坪」が平均です。
狭小地を有効活用できる3階建て・4階建てのほうが、トータルでお得になるケースが珍しくありません。
ビルトインガレージを建てる際の注意点
ビルトインガレージを建てる前に知っておきたい注意点をご紹介します。
前面道路の幅員や将来の車種も考慮する
前面道路の幅員が、4mと6mでは、駐車のしやすさが大きく変わってきます。
道路の幅員が狭い場合、切り返しを少なくするためには、ビルトインガレージの間口を通常より、広くする必要があります。
また、ビルトインガレージは簡単にリフォームして広げられないため、現在の車のサイズだけではなく、将来乗る予定の車のサイズも含めて検討することが大切です。
排気ガスやエンジン音への対策を考慮する
建物内部に車を駐車するため、車から出る排気ガスがガレージ内で充満しないために、換気設備や小窓の設置など、換気対策が必要です。
また、2階3階が居住スペースとなっているため、車のエンジン音やシャッターの開閉音が、室内に響く恐れがあります。
防音材やガレージの真上に寝室や子ども部屋を配置しないなど、騒音への対策が重要です。
まとめ
30坪のビルトインガレージ付き注文住宅の間取り実例や費用を抑える方法、注意点について解説しました。
ビルトインガレージを建てるなら、RC造や鉄骨造だけではなく、木造や混構造も自由に選べる住宅会社がおすすめです。
東京でビルトインガレージをご検討中の方は、23区内での施工実績が豊富なクレバリーホーム東京まで、お気軽にご相談ください。