【3階建てで子育て】メリット・デメリット解説│子供部屋は何階がいい?1階~3階の部屋の使い方と注意点も紹介

【3階建てで子育て】メリット・デメリット解説│子供部屋は何階がいい?1階~3階の部屋の使い方と注意点も紹介

「3階建て住宅で子育ては大変?」
こうした疑問を持つ方もいるでしょう。

本記事では、3階建て住宅で子育てすることについて、メリット・デメリットなどの特徴を解説します。

子供部屋を設置するなら何階にするべきか、3階建てで子育てするなら知っておきたい注意点といった話題も解説しますので、3階建てや4階建てなど多層階住宅で子育てする予定の方は、ぜひ本記事を参考にしてください。

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「3階建てで子育て」5つのメリット

はじめに、3階建ての住宅で子育てする場合のメリットをお伝えします。

狭小地でも子育てしやすい居住空間が確保しやすい

子育て世帯が3階建てを選択する最大のメリットは、狭小地であっても十分な床面積、部屋数を確保しやすいことです。

子どものいる世帯では、リビングやダイニングなどの必要な面積が広くなることに加えて子供部屋も必要になりますので、床面積の大きな家が求められます。

3階建てや4階建てなど多層階住宅であれば、階数を増やすことで十分な床面積、部屋数を確保できます。

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子供部屋が設置しやすく、プライバシーが守りやすい

3階建てや4階建てなど、高い場所に子供部屋を設けることは、子供部屋のプライバシーを守ることにもつながります。

子供部屋の前を行き来する場面が少なくなりますので、家族間のプライバシーを確保することもできますし、前面道路などからの視線をカットし外部からのプライバシーを守ることも可能です。

のぞきや不法侵入といった犯罪を抑止するセキュリティ強化のメリットもありますので、子どもの安全を守れます。

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二世帯住宅も建てやすく子供の面倒も見てもらいやすい

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都内で家を建てる場合、親世帯が所有する土地を利用して家を建てるケースもあるでしょう。
このとき、3階建て、4階建てにして床面積を確保できれば、二世帯など親世帯と共同して家を建てることが可能になります。

二世帯住宅として家を建てれば、土地の取得費用が不要になることに加えて、二世帯別々に家を建てるより費用対効果を高めて家を建てられます。

また、子どもの送り迎えなどを祖父母にお願いできるなど、子育ての面でのメリットもあります。

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将来、3階を趣味や収納スペースとして活用できる

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3階建て住宅の場合、3階を子供部屋として活用するケースがあります。

将来子どもが独立してからは、子供部屋を趣味のスペースとして活用する、納戸や書斎など収納を兼ねたスペースとして活用する、といった使い方も可能です。

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浸水エリアでは洪水対策にもなる

3階以上の高層階があることは、洪水対策にもなります

東京23区内で家を建てる場合、川沿いのエリアを中心に浸水する危険性のあるエリアは広く存在します。
地域によっては2階部分まで浸水する危険性が指摘されるエリアもあり、洪水被害を受けた際の対策を立てることは必須事項です。

3階や屋上など、高い位置に避難できるよう配慮することで、万が一洪水に遭遇した場合でも、家族や貴重品などを安全に避難させることができます。

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「3階建てで子育て」5つのデメリット

3階建ての子育てにはデメリットもありますので紹介します。

子どもを抱いての階段移動が大変

3階建てを選択する場合、問題になりやすいのは階段を利用しての移動です。

特に自分で歩けない年齢の子どもがいる場合は、子どもを抱えながら荷物を持つなど、移動が大変になる恐れも。
ホームエレベーターの設置や、1、2階で生活を完結できる間取りの工夫などによって、階段移動の大変さを軽減する対策が効果的です。

関連記事:自宅にエレベーターを設置するメリット・デメリット

子どもの様子が分かりづらい

3階建て住宅では、水回りは1階、LDKは2階、寝室や子ども室は3階など、部屋の目的ごとに階が分かれることが一般的です。

このとき、LDKで家事をしていると3階の子どもの様子が分からないなど、コミュニケーションが取りづらい問題が出ることがあります。

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気になる方は吹き抜けを設けて階上・階下でコミュニケーションを取れるようにする、LDKと同じフロアにコンパクトな子供部屋を作るなど、子どもとのコミュニケーションが取りやすい間取りづくりを意識する必要があります。

関連記事:小さい家に吹き抜けをつける理由とは?

階段利用の安全性に配慮が必要

3階建てで子育てする場合は、階段を利用する際の安全性に配慮する必要があります。

子どもが階段を利用する場合、転倒する可能性はゼロではありません。
踊り場を設けたり、屈曲部で踏み板が半分になることを避けたりして、転倒する危険性を下げる工夫を加えましょう。

子どもの独立後に部屋が余る

3階に子供部屋を作る場合には、子どもが独立してからは部屋が余ることも。

  • 納戸として活用できるよう可動棚を設けておく
  • 趣味の部屋として活用できるよう空調に配慮する
  • 書斎や仕事部屋として利用できるよう電気通信配線に配慮する

このように、家を建てる段階から、子どもが独立した後の部屋の使い方を考えておくことで、使わない部屋になることを防げます。

洗濯をはじめとする家事が大変に

階段を利用するシーンの多い3階建てでは、洗濯をはじめとする家事が大変になる点もデメリットです。

重い洗濯物を持って移動することは避けたいもの。
そのためには、洗濯室・ランドリールームを作るなど対策を取りましょう。

洗濯後すぐ乾燥機にかけられたり、洗濯機のある部屋にそのまま干せる洗濯室・ランドリールームがあれば、洗濯物を持ったまま移動せずに済みます。

他の間取りも、動線はできるだけ短くするのが基本です。

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「3階建てで子育て」子供部屋は何階がいい?

子育て世帯が3階建ての家を建てるとき、悩ましいのは子供部屋を何階に作るのか、ということです。
1階、2階、3階それぞれ、作る場合の特徴を紹介します。

【子供部屋が「1階」の場合】

  • 家具家電を運び入れやすい
  • 子ども用品がリビングに溢れない
  • 子どもの友人からリビングなど見られない
  • 家族のコミュニケーションが取りづらい

【子供部屋が「2階」の場合】

  • コミュニケーション取りやすい
  • 子どもの独立後も活用しやすい

【子供部屋が「3階」の場合】

  • セキュリティとプライバシー性に優れる
  • 断熱性によっては暑さを感じやすい
  • 家具家電の搬入が大変
  • 2階リビングを通過する動線でコミュニケーションを取りやすくなる

このように、子供部屋を作る階によって子育てする際の特徴は変わります。

子どもの人数や一部屋あたりの広さ、子供部屋を作る目的などによって作るべき階数は変わりますので、検討を重ねて子供部屋を作る階を決めましょう。

3階建てで子育てする場合に知っておきたい注意点

記事の終わりに、3階建てで子育てする場合、知っておきたい注意点がありますので紹介します。

断熱性や耐震性など基礎的な性能を重視する

1つ目は、断熱性や耐震性など基礎的な性能を重視して家を建てることです。

3階建てで後悔を抱えやすい問題のひとつは、階が変わるごとに暑い、または寒いなど、温熱環境を整えづらいことです。
性能の高い断熱材や窓を使用し、家の断熱性を高めて温熱環境の悩みを減らしましょう。

また、日本ではどの地域でも地震に遭遇する可能性は捨てきれません。
ご自身や子どもの身の安全を守るために、十分な耐震性を確保することも重要です。

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ホームエレベーターを設置するスペースを検討

2つ目は、ホームエレベーターを設置するスペースを確保することです。

3階建ての家で、階段を利用した家のデメリットを軽減する方法のひとつは、ホームエレベーターを設置すること。
費用の面で建築時に導入できない場合は、設置するためのスペースだけでも確保しましょう。

将来取り付けるまでは収納などとして活用し、高齢近くになり上下の移動が大変になってから取り付けることができます。

関連記事:【3階建てのホームエレベーター】間取りのコツ・実例紹介

法令・規制を踏まえ、土地選びは慎重に

3つ目は、法令・規制を専門家に相談してから土地を選ぶことです。

3階建てや4階建てなど、多層階住宅を建てる場合、法的な制限を受けてしまい理想の形の家を建てられないことも。

目的を達成できる床面積、階数の家を建てられるのか、建築予定のハウスメーカーの担当者に確認しながら家づくりすることをおすすめします。

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まとめ│子育てしやすい3階建てを建てるならクレバリーホーム東京

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3階建てで子育てすることについて、メリット・デメリットなどの特徴や対策、何階に作るべきかといった話題を解説しました。

都内など土地の単価が高くコンパクトな土地で家を建てる場合でも、3階建てであれば十分な床面積を確保できます。
一方で階段を利用する機会が多くなることや、家族間で会話しづらくなる点など、デメリットを感じるケースもあります。

メリットを最大化しデメリットを軽減できるよう、工夫して3階建てを建てましょう。

 

子育てしやすい3階建てなら、都内での3階建てや4階建て、狭小住宅の建築実績が豊富なクレバリーホーム東京にご相談ください。

土地選びから建築まで一貫したサポートをし、理想の家づくりをお約束致します。

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監修者情報

高坂 昇

高坂 昇ou2株式会社 専務取締役 一級建築士

木造密集地域や防火地域において、木造ならではの施工性や設計の柔軟性、コストパフォーマンスを活かして木造耐火4階建て住宅(もくよん®)や、災害時の避難場所となる地下室や屋上を備えた災害住宅も提唱しています。

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