【3階建ての二世帯住宅】メリット・デメリットや間取りの成功事例、タイプ別の価格相場について
3階建て二世帯住宅は、15坪~20坪の狭小地でも、必要な広さを確保しやすいメリットがありますが、間取りの制限など、注意したいデメリットもあります。
そこで本記事では、3階建て二世帯住宅のメリット・デメリットや間取りの成功事例、タイプ別の価格相場について、解説します。
土地代の高い都市部で、二世帯住宅をご検討中の方は、ぜひ間取りや費用をイメージする参考にしてくださいね。
3階建て二世帯住宅の特徴
3階建ての二世帯住宅は、1階が親世帯、2階3階が子ども世帯と、世帯ごとにフロアをわける間取りが、人気です。
お風呂やキッチンなど、すべてわけるタイプは「完全分離型」、玄関など部分的に共有スペースを設けるタイプは「部分共有型」になります。
ちょうど良い距離を保ちながら、お互いにサポートしやすい家づくりが可能です。
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3階建て二世帯住宅のメリット
3階建て二世帯住宅のメリットについて、順番にご紹介します。
- 狭小地でも部屋数や広さを確保しやすい
- 各世帯のプライバシーを確保しやすい
- 採光や風通しの良い家づくりがしやすい
狭小地でも部屋数や広さを確保しやすい
3階建て二世帯住宅の大きなメリットは、狭小地でも各世帯に必要な部屋数や広さを確保しやすい点です。
縦に階層を増やすため、土地を有効活用して、広い住宅を建築できます。
土地代の高い都市部でも、予算を抑えつつ、通勤・通学の短縮や福祉施設の充実した利便性の良いエリアを選びやすくなります。
たとえば、東京都の土地価格の平均は、1坪約157万円です。(参照:令和6年度東京都公示価格)
敷地を5坪減らすことで、785万円も費用を削減できます。
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各世帯のプライバシーを守りやすい
3階建ての二世帯住宅は、世帯ごとにフロアをわける間取りにできるため、2階建てや平屋に比べて、お互いのプライバシーを守りやすいメリットがあります。
二世帯住宅では、掃除の音・テレビの音・話し声など、生活リズムが違うことで、ストレスに感じるケースが多いようです。
寝室や仕事部屋など、静かにしたい空間を各フロアで明確にわけることで、生活音に不満を感じることなく、快適に暮らすことが可能です。
採光や風通しの良い家づくりがしやすい
都心の住宅は、隣の建物との距離が近く、2階建ての場合、採光や風通しの確保が、難しくなりがちです。
しかし、3階建ての場合、「吹き抜け」や「スケルトン階段」、「天窓」など、上から採光を確保した間取りにできるため、明るいリビングを実現できます。
3階建ての高さを活かした「屋上」や「バルコニー」で洗濯物を干すことはもちろんのこと、家庭菜園やセカンドリビングとして楽しむことも可能です。
明るく快適な空間で、ワンランク上の暮らしを実現します。
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3階建て二世帯住宅のデメリット
3階建て二世帯住宅のデメリットについても、確認しておきましょう。
- 階段の上り下りが増える
- 高さ制限により間取りに制限を受ける場合がある
階段の上り下りが増える
3階建ては、必然的に階段の上り下りが増えます。
1階に親世帯、2階に共有リビング、3階に子ども世帯の場合、食事や入浴の際に、上下階へ移動する負担が生じます。
10年後20年後も安心して暮らすために、できるだけ階段移動を少なくできる間取り設計が大切です。
「1階の親世帯のフロアにも水回りを設ける」「ホームエレベーターを採用する」など、予算と合わせて検討してみましょう。
また、建築時ではなく、将来、必要になった際にリフォームする方法もあります。
高さ制限により間取りに制限を受ける場合がある
3階建ては、高さ制限を受けて、「天井高を低くする」「勾配天井にする」など、間取りの制限を受ける場合があります。
住宅の高さの上限は、エリアごとに「絶対高さ制限」や「北側斜線制限」など、建築基準法で定められています。
いくつかの制限が重なっていることも多いため、高さの上限や間取りについては、事前に、専門家である住宅会社に確認しておくと安心です。
東京都で3階建て二世帯住宅をご検討中の方は、23区内での施工実績が豊富なクレバリーホーム東京まで、お気軽にご相談ください。
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3階建て二世帯住宅の間取りの成功事例
3階建て二世帯住宅の間取りの成功事例をご紹介します。
【敷地12坪:延床27坪】完全分離型の屋上バルコニー付き
世帯ごとにキッチンやお風呂、玄関を設けた完全分離型の3階建て二世帯住宅です。
敷地面積12.17坪の狭小地を最大限に活かすことで、広々としたロフトなど収納力もある間取りを実現。
フロアごとに、世帯の好みにあったデザインを選べるため、それぞれの居心地の良い空間づくりが可能です。
屋上ルーフバルコニーで、休日はご家族が集まって、気軽にバーベキューなど、旅行気分を楽しむことができます。
【敷地19坪:延床31坪】玄関1つ、水回り2か所
玄関1つ、水回りが2か所の部分共有型の3階建て二世帯住宅です。
水回りを2か所設けても、圧迫感を感じさせないリビングにするために、壁を部分的に設けて、奥行きのある空間を実現しています。
また、外からの視線対策として、外壁にデザイン性と目隠し要素を兼ね備えた「ルーバー」を設けています。
外からの視線を遮りつつ、光や風を通すため、明るく居心地の良い家づくりが可能です。
【敷地25坪:延床42坪】ホームエレベーター付き
2つの玄関があるこちらの3階建て二世帯住宅は、ホームエレベーターによって、親世帯と子ども世帯をちょうど良い距離で、繋いてくれるお住まいです。
お互いのプライバシーを尊重しつつ、エレベーターを使用することで、身体に負担をかけることなく、家族みんなが集まることが可能です。
親世帯のバルコニーの高さを身長に合わせて設定するなど、それぞれの世帯にあった使い勝手のよいこだわりを実現しています。
【敷地36坪:延床82坪】ビルトインガレージ付き
車3台駐車できるビルトインガレージ付きの3階建て二世帯住宅です。
3階建て二世帯住宅では、1階部分をビルトインガレージにしても、2階3階で二世帯分の居住スペースを確保することが可能です。
敷地内に駐車スペースがあるため、雨の日のお出かけや日々の買い物にも、気軽に車移動ができるため、暮らしが一段と便利になります。
ホームエレベーターを採用しているため、階段の上り下りが負担に感じるようになった場合でも、安心して暮らすことができます。
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3階建て二世帯住宅の価格相場
3階建て二世帯住宅の価格相場を確認してみましょう。
二世帯住宅の価格相場
3階建ての二世帯住宅は、一般的な住宅と比べて2割から4割程度、高くなるといわれています。
一般的な住宅価格が3,000万円の場合、3階建て二世帯住宅の価格は「3,600万円~4,200万円」が目安です。
キッチンやお風呂など、必要な設備が単純に増えることや3階建てにすることで、構造計算が必要なることが要因です。
二世帯住宅のタイプ別費用
二世帯住宅の3タイプごとの費用を確認してみましょう。
【完全分離型】
費用の目安は「4,000万円~5,500万円」です。
近年では、一番人気のタイプになりますが、必要な設備が世帯ごとに必要になるため、コストが高額になります。
【部分共有型】
費用の目安は「3,500万円~4,500万円」です。
リビングや玄関など、部分的に共有することで、完全分離型と比べて費用が安くなります。
【完全共有型】
費用の目安は「3,000万円~3,500万円」です。
昔ながらの同居型の住宅になるため、一番コストを抑えることが可能です。
ただし、建築費用は延床面積や構造、設備のグレードや立地によっても異なるため、必ず見積もりを確認してから、検討するようにしましょう。
まとめ
3階建て二世帯住宅のメリット・デメリットや間取りの成功事例、価格相場について解説しました。
3階建てにすることで、利便性の良い住環境で、二世帯に必要な広さの家づくりを予算内で、検討しやすくなります。
東京で3階建て二世帯住宅をご検討中の方は、23区内での施工実績が豊富なクレバリーホーム東京まで、お気軽にご相談ください。
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