敷地30坪以下に狭小住宅を建てたい|建築実例や価格相場、間取りアイデアや注意点について

敷地30坪以下に狭小住宅を建てたい|建築実例や価格相場、間取りアイデアや注意点について

本記事では、敷地30坪以下に建てた狭小住宅の建築実例間取りアイデア価格相場注意点について、東京の狭小住宅が得意なクレバリーホーム東京が、ご紹介します。

敷地10坪・20坪・30坪前後に建てたおしゃれな実例を多くご紹介するため、ぜひ参考にしてくださいね。

 

 

狭小住宅とは

 

30坪以下の狭小住宅

まずは、狭小住宅の特徴を確認してみましょう。

狭小住宅とは、一般的に敷地面積15坪前後の土地に建てた住宅のことをさします。

土地代の高い都市部でも、限られた土地を有効活用できる3階建て・4階建ての狭小住宅にすることで、予算内でご家庭に必要な広さの家づくりがしやすくなります。

通勤や通学のしやすい利便性の良いエリアでマイホームをご希望の方に、人気があります。

 

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敷地30坪以下の狭小住宅の建築実例

敷地30坪以下の狭小住宅の建築実例をご紹介します。

建築家が手掛けた暮らしやすい間取りとおしゃれなデザインをぜひ参考にしてくださいね。

【敷地9.64坪】縦長の木造4階建て

狭小住宅

▶狭小住宅の4階建ての実例

敷地9.64坪、延床23.85坪の4階建ての狭小住宅です。

東京都心に多い防火地域に該当するエリアなため、木造を耐火構造にしています。

広々としたロフトや階段下収納など、デットスペースを活用した収納力が自慢の住宅です。

狭小住宅

ワンフロアがコンパクトながらも、スタイリッシュで開放感のある家づくりに成功しています。

狭小住宅

【敷地12.16坪】ホームエレベーター付き3階建て

狭小住宅

▶木造耐火建築の狭小住宅の実例

敷地12.16坪、延床24.76坪のホームエレベーター付きの3階建て狭小住宅です。

限られた床面積の狭小住宅でも、工夫次第で小型のホームエレベーターを設置できます。

床は大理石調のタイル張りを採用し、高い耐久性を兼ね備えたデザイン住宅に仕上がっています。

敷地30坪以下の狭小住宅

 

【敷地15.69坪】明るく開放的な狭小住宅

敷地30坪以下の狭小住宅

▶敷地30坪以下の狭小住宅の実例

敷地15.69坪、延床31.55坪の屋上付き3階建ての狭小住宅です。

スケルトン階段や大開口の窓によって、圧迫感を感じさせない明るく開放的なリビングを実現しています。

30坪以下の狭小住宅

 

【敷地20.32坪】モダンシックな3階建て

30坪以下の狭小住宅

▶敷地30坪以下の狭小住宅の実例

敷地20.32坪、延床37.88坪のモダンスタイルの3階建て狭小住宅です。

デザインにこだわり、外観も内装も落ち着きのある高級感を演出しています。

30坪以下の狭小住宅

 

【敷地25.68坪】豊かな暮らしができる3階建て

30坪以下の狭小住宅

▶敷地30坪以下の3階建て狭小住宅実例

敷地25.68坪、延床37.63坪の細部までこだわった3階建てのお住まいです。

洗練されたデザインと機能的で暮らしやすい間取りが、ゆとりのある暮らしを実現させます。

30坪以下の狭小住宅

 

【敷地28.7坪】収納力が充実した二世帯住宅

30坪以下の狭小住宅

▶3階建て二世帯の狭小住宅実例

敷地28.7坪、延床48.4坪の二世帯住宅です。

敷地30坪未満でも、3階建てや4階建てを検討することで、二世帯がのびのびと暮らせる部屋数と広さを確保できます。

リビング収納を充実させることで、帰宅時や外出時の移動をスムーズにした間取りです。

狭小住宅

 

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延床20坪・25坪・30坪の狭小住宅の価格相場

30坪以下の狭小住宅の価格相場

延床面積30坪以下の狭小住宅の価格相場をご紹介します。

狭小住宅の価格相場

狭小住宅の価格相場は、構造別の坪単価から計算できます。

国税庁の令和6年度の構造別坪単価と、それを基に概算した価格相場を確認してみましょう。

 

【構造別坪単価と価格相場】

構造全国の平均

坪単価

延床面積

20坪

木造約68万1,940万円
鉄骨造(S造)約97万2,770万円
鉄筋コンクリート造(RC造)約100万2,860万円

※坪単価×延床面積÷0.7で概算した値

参照サイト:国税庁 構造別の工事費用表(1m当たり)【令和6年分用】

狭小住宅の価格相場は、延床面積が20坪の場合、「1,940万円~2,860万円」と想定できます。

ただし、建築費用は、仕様やデザイン、立地などによっても異なるため、上記は参考程度にして頂き、必ずお見積りを確認してみましょう。

延床面積ごとの価格相場

先ほどの、全国平均の坪単価を参考に、狭小住宅の延床面積ごとの価格相場をご紹介します。

【延床面積ごとの価格相場】

構造延床

25坪

延床

27坪

延床

30坪

木造2,430万円2,620万円2,910万円
S造3,460万円3,741万円4,200万円
RC造3,570万円3,860万円4,300万円

※坪単価×延床面積÷0.7で概算した値

 

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30坪以下の狭小住宅の注意点

30坪以下の狭小住宅

30坪以下の敷地に狭小住宅を建築する前に、事前に確認しておきたい注意点について、解説します。

  • ビルトインガレージ付きは耐震性に注意
  • 高さ制限に注意
  • 都市部は耐火建築物の指定に注意

ビルトインガレージ付きは耐震性に注意

狭小住宅では、1階が駐車場、2階以上に居住スペースを設けるビルトインガレージ付き住宅も、少なくありません。

ビルトインガレージ付きは、1階部分の壁面積が少ないため、地震によるダメージが一部の壁や柱に集中しやすくなり、耐震性が弱くなる可能性があります。

そのため、壁や柱を太くするなど、構造上の耐力を補強しているか?耐震性の高さはいくつか?など、事前に確認することが大切です。

ビルトインガレージ付き狭小住宅でも、技術力のある住宅会社を選ぶことで、耐震性の最高等級3を獲得することもできます。

 

制震王

▶狭小住宅は「耐震」+「制震」で地震に強い家づくり【制震王】

高さ制限に注意

都市部に多い狭小住宅で注意したいのが、高さ制限です。

エリアごとに「絶対高さ制限」「北側斜線制限」「隣地斜線制限」などがあり、建物の高さに上限が決まっています。

高さ制限により、天井高を低くしたり、勾配天井にしたりと、間取りに制限を受ける場合があります。

土地購入前に、希望のプランが入るか確認しておくと良いでしょう。

都市部は耐火建築物の指定に注意

駅チカや都市部は、防火地域準防火地域に指定されているケースが多く、建てられる住宅が、耐火建築物準耐火建築物に限定されます。

耐火建築物にする場合、建築コストが割高な「鉄骨造」「鉄筋コンクリート造」での建築が多くなるため、予算オーバーする恐れがあります。

その場合、木造で耐火建築物にできる住宅会社を検討してみましょう。

鉄骨造や鉄筋コンクリート造と比べて、予算を抑えて、都市部に耐火建築物の狭小住宅を建てることが可能です。

 

木造耐火住宅

▶30坪以下の狭小住宅を防火・準防火地域で建てる「木造耐火住宅」

狭小住宅の暮らしやすい間取りアイデア

狭小住宅の間取り

30坪以下の敷地に建てた狭小住宅で、暮らしやすい間取りにするには、どうすれば良いのでしょうか?

狭小住宅の間取りアイデアを順番にご紹介します。

  • 部屋を細かく区切らない
  • ロフトやスキップフロアで縦の空間を活用
  • 吹き抜けや勾配天井で開放感を演出
  • デットスペースに収納を確保
  • 高窓や天窓で採光を確保

部屋を細かく区切らない

狭小住宅では、部屋を細かく区切らずに、開放感を持たせる間取りを検討してみましょう。

視線を遮らず、奥行きのある空間をつくることで、圧迫感を感じさせない、ゆとりのある暮らしを実現できます。

ロフトやスキップフロアで縦の空間を活用

狭小住宅は、縦の空間を有効活用したロフトやスキップフロアの間取りが人気です。

ロフトは、収納スペースだけではなく、お子様の秘密基地仕事部屋、書斎など、多目的に使用できます。

吹き抜けや勾配天井で開放感を演出

吹き抜けや勾配天井など、天井を高くすることでコンパクトなお部屋でも、開放感を演出できます。

また、高窓の設置もしやすくなることから、採光や風通しの良い家づくりが可能です。

デットスペースに収納を確保

狭小住宅の間取り

狭小住宅では、できるだけデットスペースをなくした間取りが、暮らしやすさに大きく影響します。

廊下に壁面収納や本棚、階段下に扉付き収納など、生活動線上に細かく設けることで、整理整頓しやすい住宅になります。

高窓や天窓で採光を確保

隣の建物と距離が近い都市部の狭小住宅は、採光の確保が難しいケースが、多くあります。

高窓や天窓を利用して、上から採光を取り入れ、明るいリビングづくりを目指しましょう。

 

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まとめ

敷地面積30坪以下に建てた狭小住宅の建築実例や間取りアイデア、注意点についてご紹介しました。

狭小住宅は、土地を有効活用できるため、利便性の良いエリアでご家族がのびのびと暮らせる広さや部屋数を実現できます。

東京都で狭小住宅をご検討中の方は、23区内での施工実績が豊富なクレバリーホーム東京まで、お気軽にご相談ください。

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監修者情報

高坂 昇

高坂 昇ou2株式会社 専務取締役 一級建築士

木造密集地域や防火地域において、木造ならではの施工性や設計の柔軟性、コストパフォーマンスを活かして木造耐火4階建て住宅(もくよん®)や、災害時の避難場所となる地下室や屋上を備えた災害住宅も提唱しています。

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