防火地域のハウスメーカー5つの選び方│防火地域で家を建てる注意点も紹介
「防火地域で家を建てるとき、ハウスメーカーはどう選んだらいいの?」
本記事では、こうした疑問にお答えします。
東京23区内などの都市部では、建物の密度が高く延焼・類焼など火災による被害が広がりやすいことから、防火地域や準防火地域に指定され、家の構造や使用する建材が限られることがあります。
こうしたエリアで家を建てる場合は、防火地域での建築に慣れたハウスメーカーに依頼することが重要です。
どのようにハウスメーカーを選べばよいのか、選び方を確認しましょう。
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Contents
防火地域のハウスメーカー5つの選び方
防火地域でハウスメーカーを選ぶ場合、以下の5つの選び方を検討してみましょう。
- 耐火建築物の建築実績・エリアを確認する
- 耐火性についての性能を確認する
- 防火に関する技術や資材の調達ルートを確認する
- 外観・内装デザインの事例を確認する
- 見学会やイベントなどで耐火建築物の実物を見る
耐火建築物の建築実績・エリアを確認する
1つ目の選び方は、ハウスメーカーのホームページから、耐火建築物の建築実績と施工エリアを確認することです。
豊富な実績があれば、耐火性の高い住まいの施工ノウハウが蓄積されます。
また、耐火建築物の施工実績が豊富なハウスメーカーは、防火地域を主な施工エリアとしているケースも多く、建築実績や技術の蓄積スピードが高まることも期待できるでしょう。
耐火性についての性能を確認する
2つ目の選び方は、耐火性についての性能を確認することです。
防火地域で家を建てることを得意とするハウスメーカーは、以下のように耐火性に関する性能をアピールしています。
- 外壁タイルなどの不燃材料が標準仕様になっている
- 木造でも耐火建築物を建てられる技術力
- 4階建てでも耐火建築物にできる耐火性・技術力
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こうしたアピールポイントを、検討候補のハウスメーカーと比較して検討してみましょう。
防火に関する技術や資材の調達ルートを確認する
3つ目の選び方は、防火に関する技術や資材の調達ルートを確認することです。
防火についての技術や資材は、工務店やハウスメーカーによって流通経路が異なります。
大手のハウスメーカーに依頼するメリットのひとつは、こうした技術・ルートに関するもので、大手ならではの開発力や技術力を使える点にあります。
クレバリーホーム東京も、クレバリーホームならではの以下の技術・資材を活用して火災に強いづくりを実現しています。
- 火災に強い木材
- 防火仕様のタイルベース
- ファイヤーストップ構造
外観・内装デザインの事例を確認する
【台東区】耐火・耐久性の高いタイルを利用した防火地域の木造4階建て>>>
4つ目の選び方は、外観や内装のデザインを確認することです。
防火地域内で家を建てる場合は、屋根や軒裏のほか、外壁や窓といった箇所まで建材の指定を受けます。
具体的には、不燃材料や防火設備を使用することなどが対象となりますが、その結果使用できる建材のデザインも限られることとなります。
耐火性の高い建材を使用してどのような家を建てられるのか、施工事例を見る際はこうした視点で見てみましょう。
見学会やイベントなどで耐火建築物の実物を見る
5つ目の選び方は、見学会やイベントに参加することです。
防火地域内でどのような家が建つのか、ハウスメーカーのホームページ上の情報や施工事例を見るだけでも、ある程度確認は可能です。
しかし、耐火建築物にした場合の外観・内装のイメージは、実際に建物に入り見なければ伝わりづらいもの。
また、防火地域に対するスタッフの知識なども確認できますので、完成見学会や勉強会などのイベントがある場合は積極的に参加しましょう。
▶東京23区での完成見学会・相談会など「クレバリーホーム東京」のイベントはこちら
こうした5つの選び方を参考にしながら、防火地域内での新築のパートナーとなるハウスメーカーを探しましょう。
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防火地域とは?確認方法も紹介
ここで改めて、防火地域とはどのような特徴を持つ地域なのか確認しましょう。
防火地域は建築基準法で定められる地域で、対象とするエリアに入る場合、以下の図のように耐火建築物・準耐火建築物など、一定の基準に適合する仕様の住宅にすることが求められます。
引用:豊島区「準防火地域・新たな防火規制区域・防火地域について」
建築を希望するエリアが防火地域に含まれるか確認する、最も確実な方法は対象とする自治体に確認することです。
最新の防火地域・準防火地域や類する地域(22条区域、新たな防火規制区域など)について教えてもらえます。
また、自治体によっては、インターネット上で防火地域・準防火地域に含まれるか確認できるサービスもありますので、まずは自治体のホームページを確認してみましょう。
関連記事:防火地域・準防火地域の調べ方をマップで確認する方法
防火地域で家を建てる際の注意点
防火地域に含まれる土地で家を建てる場合、火災に強い家になる一方で使用する建材など一定の制限を受けます。
設計の段階で注意するべき点がありますので、確認しましょう。
使用する建材が制限を受ける
防火地域では、家を建てる材料である建材が制限を受けます。
建材には、一般的な建材のほか、火災による熱を受けても燃焼しづらいことを認定された不燃材料があります。
防火地域・準防火地域では、屋根や外壁など対象とする箇所に不燃材料を使用することが義務付けられることを確認しましょう。
関連記事:不燃材料とは?耐火構造との関係も解説
外観デザインが制限を受ける
建材の種類が限定される結果、使用できる建材の種類が減ることから外観デザインが制限を受けます。
たとえば、防火地域のため外壁に天然木は使用できないなどの制限はありますが、不燃材料として認定を受けた木材やタイルなどの素材で温かみのある外観にすることは十分可能です。
このように、制限を受ける中でも優れた外観デザインの住まいを建てることは可能ですので、検討中しているハウスメーカーの耐火建築物の事例を見て、どのようなデザインの家を建てられるのか確認することをおすすめします。
建築費用が高くなる
耐火性の高い特殊な建材を使用することで、建築費用が高くなる点にも注意が必要です。
特にデザイン性の高い外観を目指す場合は、不燃材料としての認定を受けた木材など特殊な材料を使用するケースも出ますので、建築費用の管理をしっかり行いたいところです。
関連記事:防火地域で耐火建築物を建てる費用・値段、安くする方法も解説
防火地域で家を安く建てるには?
防火地域内で家を建てる場合、不燃材料などを利用する必要があることから、建築費用が高くなりがちです。
しかし防火地域内でも建築費用を下げる方法はありますので紹介します。
3階建て・4階建てにして土地を有効活用する
1つ目の方法は、空間を有効活用できる3階建て・4階建てにすることです。
階数を増やすことでコンパクトな土地でも十分な床面積を確保でき、家を建てる際に必要な土地の面積を抑えることができますので、土地の取得費用を抑えられます。
東京23区内では、土地の坪単価が100万円を超えることは珍しくありません。
土地の取得面積を5坪減らすことができれば、500万円も費用を抑えられます。
3階建て・4階建ては耐火建築物になることが多いため、都市部で建築実績が多い空間を有効活用できるハウスメーカーを探しましょう。
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木造の耐火建築物を選択する
2つ目の方法は、木造の耐火建築物を選ぶことです。
耐火建築物と聞くと、RC(鉄筋コンクリート)や鉄骨を利用した建物が思い浮かぶかもしれません。
しかし建築方法を工夫することで、木造でも耐火建築物を建てることは可能です。
木造住宅は、RCや鉄骨と比較して、以下の点で建築費用を抑えられます。
- 材料の単価が安い
- 軽量であることから基礎工事や地盤改良が安価になる
- 軽量であることから使用するクレーンなどを小型化できる
このため、進んで木造の耐火建築物を取り扱うハウスメーカーを探すことで、防火地域内で一戸建てを建てる場合でも建築費用を抑えられる可能性があります。
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まとめ│防火地域ならクレバリーホーム東京にお任せ
防火地域や準防火地域といった、耐火性が求められるエリアで家を建てる場合、耐火建築物や準耐火建築物にする必要があります。
費用やデザインに納得して耐火建築物を建てるためには、耐火性の高い住まいを建て慣れたハウスメーカーに依頼することが大切です。
なお、耐火建築物は不燃材料を利用することから、建築費用が高くなりがちです。
3・4階建てや木造の耐火建築物を選択することで、建築費用を抑えながら耐火性が高く、広々とした空間構成の住まいを建てましょう。