【3階建てのホームエレベーター】間取りのコツ・実例紹介│メリット・デメリットも解説

【3階建てのホームエレベーター】間取りのコツ・実例紹介

3階建てや4階建ての住まいでは、階段を利用した移動に負担を感じやすいことから、ホームエレベーターを設置するケースがあります。

本記事では、ホームエレベーターのある家の間取りのコツを紹介します。

都内の注文住宅の建築実例も紹介しますので、都市部で一戸建てを建てる場合はぜひ参考にしてください。

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3階建てでホームエレベーターのある家│2邸の実例紹介

はじめに、3階建て住宅にホームエレベーターを設置する場合にどんな家を建てられるのか、都内の注文住宅の実例を紹介します。

ホームエレベーターのある木造耐火3階建て住宅(台東区)

ホームエレベーターのある木造耐火3階建て住宅(台東区)

【台東区】ホームエレベーターのある木造耐火3階建て住宅の事例>>>

台東区の事例は、ホームエレベーターをリビングとキッチンの中間に配置していて、各種動線の中央にあることから家族の誰もが使いやすい間取りです。

1フロア8坪、3階建てで24坪とコンパクトな造りですが、エレベーターを中心とした間取りで、子どもから高齢者まで使いやすい3階建て住宅です。

関連記事:【3階建ての狭小住宅】約15坪でも快適な間取り5選

主要な動線をつなぐホームエレベーターの住まい(文京区)

主要な動線をつなぐホームエレベーターの住まい(文京区)

【文京区】主要な動線をつなぐホームエレベーターの住まいの事例>>>

文京区の事例は、ホームエレベーターを玄関・2階リビング・3階寝室前に着くよう設計、いずれの階からも使いやすい間取りです。

老後のことまで考えて、玄関ポーチからホームエレベーターまで直接出入りできるよう工夫も凝らしています。

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3階建てにホームエレベーターを設ける間取りのコツ

このように、ホームエレベーターがあることで階段を使用する負担を抑えて暮らすことは可能です。
続いて、さらに快適な暮らしを送るためのコツを紹介します。

  • エレベーターの近くに収納を設ける
  • 十分な動線計画を練る
  • 家の中心に近い場所にエレベーターを設置する
  • 車イスの利用も含めた間取りにする
  • 屋上にも行けるようにする
  • メンテナンスや交換を想定した配置に
  • 寝室・子ども室とエレベーターの間に距離を取る
  • エレベーターを設計し慣れた業者に依頼

エレベーターの近くに収納を設ける

1つ目のコツは、エレベーターの近くに適切な収納を作ることです。

エレベーターの前に収納があれば、外出時に取り出し帰宅時に収納するなど物を持ったままの移動を最小限に抑えられます。
ハンガーパイプがあれば、外着を気軽に出しておける点も便利です。

家の中心に近い場所にエレベーターを設置する

中心に配置したホームエレベーターで住みやすい3階建ての住まい(江東区)

【大田区】ホームエレベーターが家の中心にある3階建ての住まい>>>

2つ目は、家の中心に近い場所にエレベーターを配置することです。
家の中心にあることで動線を短くでき、各部屋へ最短で移動できます。

エレベーターを中心に左右にバランスよく部屋が配置されることから、地震に強い家になることも期待できます。

関連記事:地震に強い家の特徴・コストを抑えて耐震性を高める方法

車イスの利用も含めた間取りにする

3つ目は、車イスの利用を前提にした間取りにすることです。

将来足腰が弱ったとき、ケガをしてしまったときにエレベーターは利用価値が高まります。

しかしエレベーターの寸法によっては、車イスが進入したり方向転換できない場合がありますので、エレベーター前の通路も含めて適切な寸法を確保することをおすすめします。

屋上・バルコニーにも行けるようにすると便利

バルコニーにもアクセスしやすいホームエレベーターのある住宅(大田区)

【大田区】バルコニーにもアクセスしやすいホームエレベーターのある住宅の事例>>>

4つ目は、屋上にもアクセスできるようにすることです。

土地が限られがちな都内では外部空間が貴重になります。
屋上を設けることで、趣味の道具を洗うなどレジャー利用から、物干し場として利用する日常利用まで、便利に活用できます。

1階から屋上やルーフバルコニーへ直接エレベーターでアクセスできれば、より効率的に外部空間を利用できますので検討してみましょう。

関連記事:ルーフバルコニーのある暮らし・メリットとデメリット

メンテナンスや交換を想定した配置に

5つ目は、エレベーターのメンテナンスや交換を想定して配置することです。

ホームエレベーターは定期的な点検やメンテナンスが必要で、20年前後使用すると交換を勧められることもあります。

このとき狭小な空間にホームエレベーターがあると、点検しづらい、交換できないといった事態になりかねませんので、メンテナンスも意識した配置をおすすめします。

参考:パナソニック「ホームエレベーターのリニューアルのご案内」

寝室・子ども室とエレベーターの間に距離を取る

6つ目は、寝室や子ども室といった静粛性が求められる空間とホームエレベーターの間に距離を取ることです。

ホームエレベーターは稼働時にモーター音がしますので、寝室や子ども室と隣接していると機械音がストレスにつながる場合もあります。
寝室などとの間に納戸やクローゼットを設けて、音の響きを抑えましょう。

エレベーターを設計し慣れた業者に依頼

7つ目は、ホームエレベーターを設計・施工し慣れた業者に依頼することです。

ここまで紹介したように、ホームエレベーターは気をつけるべきポイントがあります。
設計・施工に慣れた業者であればノウハウが蓄積していますので、効率的に使える間取りにする方法をアドバイスしてくれるでしょう。

3階建てのホームエレベーターのメリット

家の中心に配置した使い勝手に優れるホームエレベーター(大田区)

【大田区】中心に配置したホームエレベーターで住みやすい3階建ての住まい>>>

間取りのコツを意識することで、ホームエレベーターのある3階建ての家はより優れた住環境になります。
ここで、改めて3階建てにホームエレベーターを設ける場合のメリットを紹介します。

  • 買い物など重い物を持つ移動が楽
  • 洗濯など家事のための移動も楽に
  • 最上階をリビングにしても負担が少ない
  • 屋上の利用頻度が上がる
  • 高齢者になっても上階に移動できる
  • 4階建て・5階建ても選択肢に含まれる

こうしたメリットを魅力的に感じる場合は、ホームエレベーターを利用すると満足度が高まります。

なお、3階建てで床面積が不足する場合は、4階建て・5階建てが選択肢に上がります。このときもホームエレベーターが活用できますので、階段を利用した移動に不安を感じる方は検討してみましょう。

クレバリーホーム東京の木造4階建て(もくよん)

▶【希望の広さを叶える4階建て】クレバリーホーム東京の木造4階建て(もくよん)

3階建てのホームエレベーターのデメリット

メリットがある一方で、ホームエレベーターの設置にはデメリットもありますので把握しておきましょう。

  • 設置費用を準備する必要がある
  • エレベーター用のスペースが必要になる
  • メンテナンス・交換費用が必要に
  • 停電時に利用できない
  • エレベーターの稼働音が気になる場合も

特に気になることは、ホームエレベーターの設置やメンテナンスにかかる費用ではないでしょうか。

大きさや仕様によって異なりますが、一般的には設置費用として400~500万円、メンテナンス費用として以下の費用が必要ですので予算に含める必要があります。

引用:パナソニック「メンテナンス契約のおすすめ/案内」

ホームエレベーターを設置する場合の疑問点

記事の終わりに、ホームエレベーターを設置する場合に聞かれることの多い疑問点について回答します。

ホームエレベーターは後付けできますか?

A.後付けすることは可能ですが、設置するためのスペースを確保しておく必要があります。

設置に必要な寸法のスペースを確保した上で、ホームエレベーターを設置するまでは納戸などとして活用しましょう。

定期的なメンテナンスは必要ですか?

A.常に安全に利用できるように定期的なメンテナンスが必要です。

なお、通常はエレベーターは定期検査行政庁への定期検査・報告が必要ですが、ホームエレベーターであれば不要です。

引用:三菱日立ホームエレベーター「法手続き・管理義務について」

まとめ│ホームエレベーターで3階暮らしを快適に

ホームエレベーターのある木造耐火3階建て住宅(台東区)

【台東区】ホームエレベーターのある木造耐火3階建て住宅の事例>>>

3階建てや4階建ての一戸建てを建てる場合、希望されるケースの多いホームエレベーターについて、間取りのコツを解説しました。

ホームエレベーターがあれば階段を使わずに昇降できますので、買い物を持ったまま移動できるなど日常動作が楽になります。
また、車イスで生活される方や高齢者など、階段を利用した移動に不安を感じる方にもおすすめです。

一方で費用やメンテナンス、稼働音など設計や資金計画の段階で検討するべき内容も多いため、ホームエレベーターのある家を建て慣れたハウスメーカーに依頼するほうが安心です。

クレバリーホーム東京は、「東京だからできる最高の家づくり」を目指し、お客様のご希望やライフスタイルに合わせた住まいを提供しています。

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監修者情報

高坂 昇

高坂 昇ou2株式会社 専務取締役 一級建築士

木造密集地域や防火地域において、木造ならではの施工性や設計の柔軟性、コストパフォーマンスを活かして木造耐火4階建て住宅(もくよん®)や、災害時の避難場所となる地下室や屋上を備えた災害住宅も提唱しています。

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