50代の住宅ローンはいくら借りられる?上限額や年齢による制限、2000万・1000万のシミュレーション

50代の住宅ローンはいくら借りられる?上限額や年齢による制限、2000万・1000万のシミュレーション

「50歳からでも住宅ローンを組める?」

「50代でいくら借りられる?」

 

50代でも住宅ローンを組むことはできますが、完済までの期間が短くなるため、条件が厳しくなるのは事実です。

そこで本記事では、50代の住宅ローンについて、借入額の上限年齢による制限2000万・1000万のシミュレーション住宅ローンの組み方について解説します。

 

 

50代で住宅ローンを組む割合

50代で住宅ローンを組む割合

50代で住宅ローンを組む割合は、フラット35利用者調査データによると、15.6%になります。

 

【住宅ローンの利用者の割合】

年齢割合
30歳未満11.9%
30歳代34.2%
40歳代27.4%
50歳代15.6%
60歳以上10.9%

参照サイト:フラット35利用者調査データ 2022年度

住宅ローンの利用者のメイン層は、30代~40代ですが、50代でも住宅ローンを組むことは、十分可能です。

50代の住宅ローンはいくら借りられる?

50代の住宅ローンの場合、完済時の年齢で住宅ローンの借入額が大きく異なります。

完済年齢ごとの借入上限額についてご紹介します。

50代の住宅ローンが組める期間

住宅ローンの完済時の年齢は「満80歳」としている金融機関が多くなります。

50代の住宅ローンの場合「50歳なら30年間」「55歳なら25年間」が借入期間の上限です。

ですが、定年の65歳までを目安に住宅ローンを完済したいとお考えの方も、多いかと思います。

その場合、借入期間は「50歳なら15年間」「55歳なら10年間」と短くなります。

では、実際にいくらまで借りられるのか、確認してみましょう。

50代の借入額の上限【満80歳】

50代の住宅ローンの借入期間を「80歳まで」とした場合の借入額は、下記の通りです。

 

【年収・年齢別の借入可能額】

年収50歳→80歳

借入可能額

55歳→80歳

借入可能額

400万円3,380万円2,920万円
500万円4,230万円3,650万円
600万円5,070万円4,380万円
700万円5,920万円5,100万円

※上記表は、金利1.5% 元利均等返済 返済負担率35%で算出

50代からでも十分な金額を借りられることがわかります。

ただし、安定した収入や資産に余裕がない方は、住宅ローンの審査に通りにくいため注意しましょう。

 

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50代の借入額の上限【定年65歳】

多くの企業が定年としている「65歳まで」を借入期間とした場合、借入額の上限はいくらになるのでしょうか?

 

【年収・年齢別の借入可能額】

年収50歳→65歳

借入可能額

55歳→65歳

借入可能額

400万円1,880万円1,300万円
500万円2,350万円1,620万円
600万円2,820万円1,950万円
700万円3,290万円2,270万円

※上記表は、金利1.5% 元利均等返済 返済負担率35%で算出

借入期間を定年65歳までとした場合、一気に借入可能額が少なくなりました。

借入期間を何歳までとするかは「退職金の有無」「将来の働き方」によって、検討してみましょう。

 

次章では、50代から注意したい住宅ローンの年齢制限などについて、解説します。

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50代からの住宅ローンの注意点

50代の住宅ローンの注意点

50代から住宅ローンを組む場合の注意点は、下記の通りです。

 

【50代の住宅ローンの注意点】

  • 健康状態が悪いと住宅ローンを組めない
  • 35年の住宅ローンを組めない
  • 8大疾病や全疾病保証がつけれない
  • 役職定年による収入減少の可能性
  • 定年後に住宅ローンが残る可能性

順番に、わかりやすく解説します。

健康状態が悪いと住宅ローンを組めない

50歳55歳と年齢が高くなるにつれ「過去に手術した経験がある」「持病を抱えている」など、健康状態に不安を抱く方が増えます。

ここで問題になるのが、住宅ローンを組むには「団体信用生命保険への加入」を必須条件としている金融機関が、ほとんどということです。

団体信用生命保険とは、万が一、住宅ローンを借りている人が亡くなった場合に、残りの住宅ローンの返済が免除される保険です。

健康状態が悪い場合、団体信用生命保険に加入できず、住宅ローンの審査が通らない可能性があります。

その場合、「フラット35」など、、団体信用生命保険への加入を必須条件としていない、一部の金融商品を検討してみましょう。

50代で住宅ローンを組む方は、まずは、自身の健康状態を確認し、審査が通りやすい住宅ローンを確認することが大切です。

 

住宅ローンの最適な組み方は、ご家庭の条件によって異なります。

東京都で住宅ローン・補助金・返済計画・家づくりなど、詳しく知りたい方は、ぜひクレバリーホーム東京までお気軽にご相談ください。

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35年の住宅ローンを組めない

50代の住宅ローンの場合、35年間は組めず、最長でも30年間です。

返済期間が短くなることで、同じ借入額でも毎月の返済額が高くなります。

想定外の支出や収入減少によって、返済が滞ることがないように、借入額に余裕を持たせることが大切です。

8大疾病や全疾病保証をつけられない

50歳の団体信用生命保険

住宅ローンの団体信用生命保険に付けられる疾病保証には、年齢制限があり、50歳以上になると付けられない金融商品が多くなります。

疾病保証とは「がん・心筋梗塞・脳卒中」などになった場合に、残りの住宅ローン返済が免除される保証です。

疾病保証が付けられない場合、ほかの保険を手厚くすることを検討してみましょう。

役職定年により収入減少する可能性

企業によっては、50代後半から役職定年がおこなわれます。

役職定年によって、収入が大幅に減少する恐れがあるため、自身が勤めている会社の「社内規則」を確認しておきましょう。

定年後に住宅ローンが残る可能性

50代からの住宅ローンは、定年後も住宅ローンが残る可能性があります。

住宅ローンが残った場合「退職金で一括返済」「再雇用やアルバイトをして返済」「年金で返済」などが考えられます。

定年後にいくら残るのか?繰り上げ返済したほうがいいのか?など、ご家庭の資産状況に合わせて、シミュレーションしてみましょう。

 

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50歳で2000万・1000万をシミュレーション

50歳で2000万円・1000万円の住宅ローンをシミュレーションしました。

毎月の返済額や65歳時点での残債を確認してみましょう。

2000万の住宅ローン

【50歳で2000万円の住宅ローンを組んだ場合】

返済期間15年間20年間30年間
完済年齢65歳70歳80歳
毎月の返済額115,000円87,000円59,000円
総返済額2,080万円2,100万円2,150万円
65歳時点の残債0円520万円1,040万円

※上記表は、金利0.5% 元利均等返済で算出

借入期間を80歳までとした場合、定年時には1,000万円以上残ることがわかります。

1000万の住宅ローン

【50歳で1000万円の住宅ローンを組んだ場合】

返済期間15年間20年間30年間
完済年齢65歳70歳80歳
毎月の返済額57,000円44,000円30,000円
総返済額1,040万円1,050万円1,080万円
65歳時点の残債0円260万円520万円

※上記表は、金利0.5% 元利均等返済で算出

30年間の借入期間の場合、毎月の返済額を大幅に減らすことが可能です。

50歳からの住宅ローンの組み方

50歳の住宅ローンの組み方

50歳からの住宅ローンの組み方について、順番にご紹介します。

  • 頭金を多めに準備
  • 利便性の高いエリアで購入
  • 複数の住宅ローンに申請
  • 親子リレーローンを検討
  • リバースモーゲージを検討

頭金を多めに準備

50歳からの住宅ローンの場合、頭金を多めに準備することがポイントです。

借入額を少なくでき、住宅ローンの審査が通る確率を上げることができます。

利便性の高いエリアで購入

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老後の住まいとして住宅を購入しても「親の介護が必要になった」「返済が難しくなった」など、マイホームを売却する可能性もゼロではありません。

状況に合わせて動きやすいように「利便性の良い立地」「資産価値の高い売却しやすいエリア」での住宅購入を検討してみましょう。

 

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複数の金融機関に住宅ローンを申請

金融機関ごとに、審査の基準が異なるため、A社では断られた条件でも、B社では通る可能性があります。

50代からの住宅ローンは、審査が厳しくなりやすいため、複数の住宅ローンに申請してみましょう。

親子リレーローンを検討

親子で住む場合「親子リレーローン」を検討できます。

親子リレーローンは、親から子どもに返済債務が引き継がれる住宅ローンです。

子どもの年齢に合わせて住宅ローンを組めるため「返済期間を長くできる」「借入額を増やせる」などのメリットがあります。

リバースモーゲージを検討

毎月の返済に不安がある方は、「リバースモーゲージ型住宅ローン」も選択肢の一つになります。

リバースモーゲージ型は、毎月の支払いは利息のみで、契約者の死亡後に、自宅を売却して一括返済する住宅ローンです。

55歳や60歳以上のシニア向けのローンになります。

まとめ

50代の住宅ローンの借入上限額や注意点、住宅ローンの組み方などについて解説しました。

将来の見通しがつきやすい50代で、住宅購入を検討される方は、大勢いらっしゃいます。

理想の暮らしを手に入れるために、定年後の返済も考慮し、無理のない返済プランを目指しましょう。

 

クレバリーホーム東京は、お客様のご希望やライフスタイルに合わせた住まいづくりを提供しています。

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監修者情報

高坂 昇

高坂 昇ou2株式会社 専務取締役 一級建築士

木造密集地域や防火地域において、木造ならではの施工性や設計の柔軟性、コストパフォーマンスを活かして木造耐火4階建て住宅(もくよん®)や、災害時の避難場所となる地下室や屋上を備えた災害住宅も提唱しています。

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