【2024年】注文住宅の坪単価の平均や一覧表|坪単価とは?ハウスメーカーと工務店の価格差について
2024年3月作成記事
注文住宅のハウスメーカーや工務店を選ぶ際に、目安となる坪単価ですが、平均はいくらになるのでしょうか?
本記事では、坪単価の平均やハウスメーカーや工務店の特徴一覧、注文住宅を建築した世帯の平均年収・平均年齢・住宅ローンの借入額をご紹介します。
実際に注文住宅を建てた人のデータを確認したい方は、ぜひ記事を参考にしてくださいね。
注文住宅の「坪単価」と「構造別」の平均
注文住宅の坪単価と構造別の平均をご紹介します。
坪単価や建築費の平均
注文住宅の坪単価や建築費の平均は、下記の通りです。
【注文住宅の坪単価と建築費の平均】
全国 | 首都圏 | |
坪単価 | 70万円 | 75万円 |
建築費の総額 | 3,715万円 | 4,015万円 |
延床面積 | 122.8㎡ (37.14坪) | 123.4㎡ (37.32坪) |
(上記の坪単価は、「建築費×0.7÷延床面積」で計算した値)
参照サイト:フラット35利用者調査データ 2022年
注文住宅の坪単価の平均は、「全国:70万円」「首都圏:75万円」となり、平均価格は「全国:3,715万円」「首都圏:4,015万円」です。
坪単価は「35万円~100万円以上」と、ハウスメーカーによって価格は大きく異なりますが、「70万円台」はミドルクラスの注文住宅になります。
関連記事:注文住宅の平均価格はいくら?土地込み・なし相場や価格別の家の特徴、平均年収や平均借入額について
構造別の平均
注文住宅を建築する際に「木造・鉄骨造・RC造」など、構造によっても坪単価の平均は異なります。
構造別の平均を確認してみましょう。
【構造別の平均坪単価】
構造 | 全国の坪単価 | 東京都の坪単価 |
木造 | 約58万円 | 約58万円 |
鉄骨造(S造) | 約90万円 | 約106万円 |
鉄筋コンクリート造(RC造) | 約92万円 | 約112万円 |
参照サイト:国税庁 地域別・構造別の工事費用表【令和5年分用】
30坪の注文住宅の場合、全国平均では「木造:1,740万円」「鉄骨造:2,700万円」「RC造:2,760万円」となります。
木造とRC造では、同じ広さの注文住宅を建築しても、1,000万円以上の価格差が生じることがわかります。
人気記事:【2024年以降】住宅ローン変動金利の今後は?動向や上昇した場合の対策について
注文住宅を建築した世帯の平均年収や住宅ローンは?
注文住宅を建築した世帯の平均年収や住宅ローンの借入額についてご紹介します。
平均年収
【注文住宅を建築した世帯の年収と年齢の平均】
全国平均 | 首都圏 | |
世帯年収 | 624万円 | 680万円 |
年齢 | 46.2歳 | 47.1歳 |
参照サイト:フラット35利用者調査データ 2022
注文住宅を建築した世帯の平均年収は「600万円台」、平均年齢は「40歳代」です。
晩婚化が進んでいる近年では、20代で家づくりをする世帯より、30代後半から40代にかけて建築する方が、多くなります。
世帯年収の平均は600万円台なため、年収が夫:500万円 妻:150万円の世帯であれば、注文住宅を十分検討できるといえます。
住宅ローンの借入額
注文住宅を建築した世帯の住宅ローン借入額をご紹介します。
【住宅ローン借入額の平均】
全国 | 首都圏 | |
建築費 | 3,715万円 | 4,015万円 |
住宅ローン借入額 | 2,967万円 | 3,092万円 |
注文住宅を建築した世帯は、建築費をフルローンで組むのではなく、自己資金を入れて借入額を減らしていることがわかります。
無理のない住宅ローンの借入額の目安は「年収の6倍~7倍」が定説です。
世帯年収600万円の場合、住宅ローンの借入額の目安は「3,600万円~4,200万円」になります。
坪単価の一覧表、ハウスメーカーの特徴は?
注文住宅の坪単価一覧と坪単価ごとのハウスメーカーの特徴を確認してみましょう。
【坪単価一覧】
坪単価 | 特徴 |
35万円~50万円 | ローコスト住宅 完全自由設計ではなく、規格住宅が多い |
55万円~75万円 | ミドルクラス住宅 自由度が高く、こだわりを実現しやすい |
80万円~100万円以上 | ハイグレード住宅 ZEH住宅や長期優良住宅など、高性能な住宅にできる |
順番に詳しく解説します。
【坪単価35万~50万】ローコスト住宅
坪単価35万円~50万円は、ローコスト住宅に分類され、延床面積30坪の住宅なら「1,050万円~1,500万円」で建築できます。
ただし、こちらの価格帯は、間取りやデザインを複数のプランから選ぶ規格住宅が多くなります。
完全自由設計の注文住宅ではありませんが、コストパフォーマンスに優れており、プロが設計したプランから選べるため、大きな失敗をしにくいメリットがあります。
デメリットは、耐震性や断熱性など、住宅性能が低い傾向にある点です。
【坪単価55万~75万】ミドルクラス住宅
坪単価55万円~75万円は、ミドルクラスの住宅に分類され、延床面積30坪の場合「1,650万円~2,250万円」が費用の目安です。
間取りやデザインの自由度が高く、こだわれる価格帯ですが、こだわりを追求しすぎると、あっという間に予算オーバーしてしまう恐れがあります。
そのため、「キッチンなどの設備」や「断熱性」など、こだわりに優先順位をつける必要があります。
【坪単価80万~100万円以上】ハイグレード住宅
坪単価80万円~100万円以上のハイグレード住宅は、延床面積30坪の場合「2,400万円~3,000万円」と、本体工事費だけでも高額になります。
ZEH住宅や長期優良住宅など、高性能で省エネ性の優れた住宅の建築ができる価格帯です。
おしゃれなデザインだけではなく、快適性も優先できます。
そもそも注文住宅の坪単価とは?計算方法や内訳
注文住宅の坪単価とは、なにをさすのか?計算方法や内訳も含めて解説します。
坪単価とは
坪単価とは、「1坪=約3.3㎡」の本体工事費をさします。
「坪単価×延床面積」で、ハウスメーカーごとの本体工事費を計算できます。
【例】
80万円(坪単価)×30坪(延床面積)=2,400万円(本体工事費)
ただし、注文住宅の建築費には、「本体工事費+付帯工事費+諸費用」がかかるため、坪単価だけでは、建築費の総額を計算できません。
一般的に、建築費の割合は「本体工事費:7」「付帯工事費:2」「諸費用:1」になるため、本体工事費÷0.7で費用の総額を概算できます。
【例】
2,400万円÷0.7(割合)=3,400万円(建築費の総額)
坪単価だけで建築費を計算してしまうと、予算オーバーする可能性が高くなるため、注意しましょう。
付帯工事費
注文住宅の付帯工事費には、おもに下記項目が入ります。
- 電気・ガス・水道管の引き込み費
- 外構工事費
- 地盤改良工事費
- 土地の造成工事費
ただし、どの項目を付帯工事費に入れるかは、ハウスメーカーごとに異なるため、必ず見積もりと費用の内訳を確認することが大切です。
諸費用
注文住宅の諸費用は、土地代と建物代を合計した総額の1割程度が相場です。
建築費が2,500万円、土地購入費が2,000万円の場合、「4,500万円×10%=450万円」となり、諸費用は450万円が目安です。
【諸費用の内訳】
- 仲介手数料
- 登記費用(所有権移転登記や所有権保存登記)
- 税金関係(不動産取得税や印紙税)
- 住宅ローン関連費(事務手数料や保証料)
ハウスメーカーと工務店の価格差や違い
注文住宅を建てる際にハウスメーカーを選べばいいのか、工務店を選べばいいのか迷いますね?
どちらがご自身の条件に合うのか判断するために、価格差やそれぞれの特徴について確認してみましょう。
ハウスメーカー
ハウスメーカーは、全国展開している大手住宅会社のことをさします。
知名度があるため、安心感があり、住宅展示場で実物を見学できるメリットがあります。
デメリットは、工務店と比べて「価格が高い・柔軟な対応が難しい」点です。
大手ハウスメーカーは、CMなど建築とは関係ない広告費を多くかけているため、同じレベルの住宅でも、工務店と比べて高くなりやすい傾向です。
工務店
工務店には、地元密着の小規模会社やエリア全域をカバーする中堅会社があります。
地域での施工実績が豊富なため、地域の特性を活かした家づくりを得意としています。
メリットは、「建築費を抑えられる・融通が利きやすい・自由度が高い」点です。
デメリットは、選ぶ工務店によって技術力や設計力にバラつきがあることです。
施工実績や評価など、事前に確認することが大切です。
まとめ
注文住宅の坪単価の平均や一覧表、ハウスメーカーと工務店の違いについて解説しました。
坪単価とは、本体工事費のみの価格になるため、必ず総見積もりを比較することが大切です。
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