【2024年】アパートの建築費|30坪・50坪・100坪の費用や事例、ローンの目安や必要な自己資金
アパートの建築費は、いくらかかるのでしょうか?
2024年も引き続き、材料費や人件費が高騰しており、建築費の総額を押し上げています。
本記事では、構造別のアパート建築費を延床面積30坪・50坪・100坪ごとにご紹介します。
延床面積ごとの事例や部屋数、不動産投資ローンの目安や必要な自己資金などもわかるため、ぜひ記事を参考にしてくださいね。
アパートの建築費はいくら?
まずは、アパートの建築費がいくらになるのか、構造別の坪単価と計算方法をご紹介します。
構造別の坪単価
アパートの建築費は、選ぶ構造によって異なります。
構造ごとの坪単価の目安を確認してみましょう。
【構造別の坪単価の目安】
構造 | 費用の目安/坪単価 |
木造 | 70万円~100万円 |
鉄骨造 | 80万円~120万円 |
RC造(鉄筋コンクリート) | 90万円~125万円 |
木造が一番コストを抑えて建築できますが、アパートの規模が大きくなるほど、耐火性能の基準が厳しくなるため、鉄骨造や鉄筋コンクリートで建てるケースが多くなります。
ですが、コストを抑えた木造でも3階建て・4階建てアパートの建築は可能です。
高度な技術力が必要になるため、施工できる会社は圧倒的に数が少ないですが、建築コストを抑えてアパート建築をご希望の方は、木造での建築がおすすめです。
関連記事:【木造3階建ては危ない?】耐震等級3が難しい理由やビルトインガレージ付きの耐震性について
アパートの建築費の計算方法
アパートの建築費は、「坪単価×延床面積」で本体工事費を概算できます。
しかし、アパート建築には本体工事費以外に、別途工事費用や諸費用がかかり、費用の割合は一般的に「本体工事費:7 別途工事費:2 諸費用:1」といわれています。
そのため、アパート建築費は「坪単価×延床面積÷0.7」で求めることが可能です。
【アパート建築費の計算の一例】
100万円(坪単価)×70坪(延床面積)=7,000万円(本体工事費)
7,000万円(本体工事費)÷0.7=1億円(アパート建築費)
ただし、アパートの建築費は、デザインや仕上げ材、設備や立地によって、費用が異なるため、必ず見積もりを確認するようにしましょう。
次章から、延床面積30坪・50坪・100坪のアパートの建築費について、わかりやすく解説します。
【30坪】アパートの建築費と部屋数、事例
1部屋19.9㎡のワンルーム賃貸物件のこちらの事例を見てみる>>>
30坪アパートの建築費がいくらかかるのか、部屋数や事例も含めてご紹介します。
30坪アパートの建築費
【30坪アパートの建築費】
構造 | 費用の目安/坪単価 | 延床30坪 |
木造 | 70万円~100万円 | 3,000万円~4,300万円 |
鉄骨造 | 80万円~120万円 | 3,400万円~5,100万円 |
RC造(鉄筋コンクリート) | 90万円~125万円 | 3,900万円~5,400万円 |
※坪単価×延床面積÷0.7での概算の数値
30坪のアパートでは、「3,000万円~5,400万円」が建築費の目安です。
4LDKの一般的な住宅の延床面積は、30坪前後になるため、一般住宅と同程度の大きさのアパートになります。
東京でアパート建築を検討中の方は、23区での施工実績が豊富なクレバリーホーム東京までお気軽にご相談ください。
30坪アパートの部屋数と事例
30坪アパートの部屋数の目安を、間取りごとに確認してみましょう。
部屋の広さ | 部屋数の目安 |
単身者向け ワンルーム 20㎡~25㎡ | 3~4部屋 |
ファミリー向け 1LDK 35㎡~40㎡ | 2部屋 |
比較的コンパクトな30坪のアパートは、2階建ての単身者向けアパートが多い傾向です。
ワンルームの間取りにすることで、部屋数を増やし、収益性を高めることができます。
しかし、アパート建築で重要なのは、エリアのターゲット層に合わせた間取りをプランニングすることです。
30坪のアパートでも、アイデア次第でファミリー向けの間取りにできます。
延床33.93坪ファミリー向け間取りのこちらの事例を見てみる>>>
【50坪】アパートの建築費と部屋数、事例
50坪アパートの建築費や部屋数、事例をご紹介します。
50坪アパートの建築費
【50坪アパートの建築費】
構造 | 費用の目安/坪単価 | 延床50坪 |
木造 | 70万円~100万円 | 5,000万円~7,100万円 |
鉄骨造 | 80万円~120万円 | 5,700万円~8,600万円 |
RC造(鉄筋コンクリート) | 90万円~125万円 | 6,400万円~8,900万円 |
※坪単価×延床面積÷0.7での概算の数値
50坪アパートの建築費は、「5,000万円~8,900万円」が目安です。
ニーズに合わせた間取りのプランニングがしやすい大きさになります。
ただし、これぐらいの規模になると、木造ではなく、坪単価が高い鉄骨造や鉄筋コンクリート造をおすすめされるケースが増えます。
一つの構造だけを強く提案してくる会社ではなく、構造を自由に選べる施工会社だと、予算や条件を合わせやすくなります。
50坪のアパートの部屋数と事例
50坪アパートの部屋数の目安は、下記の通りです。
部屋の広さ | 部屋数の目安 |
単身者向け ワンルーム 20㎡~25㎡ | 6~7部屋 |
ファミリー向け 1LDK 35㎡~40㎡ | 3~4部屋 |
50坪のアパートは、ワンルームなら6~7部屋が目安です。
7部屋を家賃10万円で賃貸した場合の表面利回りを計算してみましょう。
【表面利回りの一例】
7部屋×10万円=70万円(月間収入)
70万円(月間収入)×12カ月=840万円(年間収入)
840万円(年間収入)÷8,000万円(アパート購入費)×100=10.5%(表面利回り)
部屋数が多いため、高い利回りを見込むことが可能です。
【100坪】アパートの建築費や部屋数、事例
100坪アパートの建築費や部屋数、事例をご紹介します。
100坪アパートの建築費
【100坪アパートの建築費】
構造 | 費用の目安/坪単価 | 延床50坪 |
木造 | 70万円~100万円 | 1億円~1億4,000万円 |
鉄骨造 | 80万円~120万円 | 1億1,000万円~1億7,000万円 |
RC造(鉄筋コンクリート) | 90万円~125万円 | 1億3,000万円~1億8,000万円 |
※坪単価×延床面積÷0.7での概算の数値
100坪のアパートの建築費は、「1億円~1億8,000万円」が目安です。
100坪ほどの規模になると、1億円以上かかるため、より慎重に収支計画を立てる必要があります。
100坪アパートの部屋数と事例
100坪アパートの部屋数の目安を確認してみましょう。
部屋の広さ | 部屋数の目安 |
単身者向け ワンルーム 20㎡~25㎡ | 12~15部屋 |
ファミリー向け 1LDK 35㎡~40㎡ | 7~9部屋 |
延床100坪のアパートを2階建てで建築する場合、広い土地が必要になります。
都市部など、広い土地の購入が難しいエリアでは、3階建て・4階建てと縦に階層を増やす間取りがおすすめです。
マンションのような高級感を演出でき、入居率向上につながります。
アパート建築に必要な自己資金はいくら?
アパート建築に必要な自己資金は、建築費の「10%~30%」が目安です。
建築費が8,000万円の場合、「800万円~2,400万円」が自己資金の目安になります。
自己資金が少なく、ローンの借入額を多くした場合、想定外の支出や家賃の値下がりがおきたときに、賃貸経営の継続が難しくなるリスクが高くなります。
アパート建築のためのローンはいくらが目安?
アパート建築のための費用は、不動産投資ローンを利用するのが一般的です。
不動産投資ローンは、金融機関にもよりますが、「年収の7倍~10倍」まで借りることが可能です。
年収800万円の方は、5,600万円~8,000万円までの融資が想定されます。
ただし、不動産投資ローンは、一般の住宅ローンと比べてローンの審査が厳しいといわれています。
建築するアパートの収益性や売却した場合の価格など、年収以外の項目も含めて慎重に審査されます。
関連記事:【2024年以降】住宅ローン変動金利の今後は?動向や上昇した場合の対策について
まとめ
構造別にアパートの建築費がいくらかかるのか、延床30坪・50坪・100坪ごとにご紹介しました。
選ぶ構造によって、建築費の総額が大きく変わります。
規模の大きいアパートでも、高度な技術力のある施工会社であれば、建築費を抑えやすい木造で建築が可能です。
クレバリーホーム東京は、木造4階建てアパートの建築を得意としている施工会社です。
東京23区でアパート建築をご検討中の方は、クレバリーホーム東京までお気軽にご相談ください。
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