二世帯住宅の費用相場を「タイプ別・坪数別・構造別」に紹介|26坪~75坪の成功事例や補助金について

二世帯住宅の費用相場を「タイプ別・坪数別・構造別」に紹介|26坪~75坪の成功事例や補助金について

2024年1月作成記事

二世帯住宅の費用相場について、タイプ別・坪数別・構造別でご紹介します。

26坪~75坪の成功事例補助金についてもわかるため、ぜひ参考にしてくださいね。

 

二世帯住宅の平均価格はいくら?

家

二世帯住宅は一般的な住宅の2割~4割程度、価格が高くなるといわれています。

一般的な住宅価格が3,000万円であれば、二世帯住宅は「3,600万円~4,200万円」が目安です。

キッチンやお風呂など、設備を増やすことでコストがかかるのはもちろんですが、二世帯住宅自体の必要な床面積も広くなることから、高額になります。

二世帯住宅のタイプ別費用相場

二世帯住宅は「完全分離型」「一部共有型」「完全共有型」の3タイプがあります。

いくらで建てることができるのか、タイプ別に目安となる費用特徴注意点をご紹介します。

完全分離型:4000万~5500万円

完全分離型の二世帯住宅は、玄関やキッチン、お風呂などすべてが二世帯分揃っている住宅です。

プライバシーを確保しやすいため、人気がありますが、3タイプのなかで一番費用相場が高額です。

費用は「4000万円~5500万円」程度かかるとイメージしておくと良いでしょう。

完全分離型には、左右で世帯をわける「左右分離型」と上下階でわける「上下分離型」があります。

都市部など、広い土地を確保しにくいエリアでは、3階建て・4階建ての「上下分離型」が人気です。

縦に階層を増やすことで、狭い土地でも二世帯が伸び伸び生活できる広さを確保することが可能です。

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一部共有型:3500万~4500万円

一部共有型の二世帯住宅は、「リビング」や「玄関」など、部分的に共有した住宅です。

部分的に共有することで、完全分離型より安くなり、費用の目安は「3500万円~4500万円」程度です。

プライバシーを確保しつつ、二世帯でのコミュニケーションも取りやすい間取りです。

注意点は、暮らしを円滑にスタートさせるために、共有部分の使い方や時間帯、掃除の仕方など、ある程度、事前に話し合う機会が必要になる点です。

完全共有型:3000万~3500万円

完全共有型の二世帯住宅は、1つの設備をすべて共有する同居型の住宅です。

3タイプのなかで一番価格を抑えることができ、費用は「3000万円~3500万円」が目安です。

こちらのタイプは、プライバシー確保が難しくなるため、二世帯でのコミュニケーションが十分に取れるご家庭や賑やかな雰囲気が好きなご家庭に向いています。

 

東京都内で二世帯住宅をご検討中の方は、23区内での施工実績が豊富なクレバリーホーム東京までお気軽にご相談ください。

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二世帯住宅の坪数別の費用相場や間取り

二世帯住宅のリビング

二世帯住宅の坪数別の費用間取りについてご紹介します。

実際にいくらかかるのかは、選ぶ施工会社の坪単価によって大きく異なるため、あくまで費用をイメージするための目安として参考にしてくださいね。

30坪~40坪の費用や間取り

【延床35坪の費用のイメージ】

50万円/坪単価65万円/坪単価85万円/坪単価
費用1,750万円2,275万円2,975万円

 

延床面積35坪の二世帯住宅は、「1,750万円~2,975万円」が費用の目安です。

一般的に、30坪前後の二世帯住宅の場合、一部共有型が多くなりますが、アイデア次第では完全分離型も可能です。

50坪の費用や間取り

【延床50坪の費用のイメージ】

50万円/坪単価65万円/坪単価85万円/坪単価
費用2,500万円3,250万円4,250万円

 

延床面積50坪の二世帯住宅は、費用の目安が「2,500万円~4,250万円」です。

二世帯住宅では、延床50坪前後を希望される方が多く、プライバシーを確保しつつ、広々とした間取りを実現できます。

広い土地の購入が難しい都市部でも、3階建て・4階建てを検討することで、50坪台の住宅も十分可能です。

関連記事:【木造3階建ては危ない?】耐震等級3が難しい理由やビルトインガレージ付きの耐震性について 

60坪~70坪の費用や間取り

【延床65坪の費用のイメージ】

50万円/坪単価65万円/坪単価85万円/坪単価
費用3,250万円4,225万円5,525万円

 

延床65坪の二世帯住宅は「3,250万~5,525万円」が費用の目安です。

広さにゆとりがあるため、世帯ごとのこだわりの間取りをプランニングしやすくなります。

二世帯住宅の構造別の費用相場

二世帯住宅を一般的な「木造」ではなく、「鉄骨造」「RC造」での建築を検討されている方も多いかと思います。

構造別の費用の相場を令和5年の国税庁のデータに基づく、下記表で確認してみましょう。

 

【東京都の構造別の工事費用】

構造延床50坪の場合
木造約58万2,900万円
鉄骨造(S造)約106万5,300万円
鉄筋コンクリート造(RC造)約112万5,600万円

参照サイト:国税庁 地域別・構造別の工事費用表(1m当たり)【令和5年分用】

木造と比べて、鉄骨造やRC造の建築費用が割高になることがわかります。

コストを抑えたい場合には木造を選択し、耐久性のある頑丈な住宅をご希望の方は、鉄骨造やRC造がおすすめです。

二世帯住宅の間取り【成功事例】

二世帯住宅の間取りの成功事例をご紹介します。

【延床26.3坪】完全分離型の二世帯住宅

二世帯住宅

完全分離型の二世帯住宅の事例を見てみる>>>

完全分離型の二世帯住宅です。

限られた床面積でも、プライバシーを確保し、広々としたリビングを実現しています。

二世帯住宅のリビング

 

【延床31.24坪】コンパクト設計の二世帯住宅

二世帯住宅

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一部共有型の二世帯住宅です。

延床面積31.24坪と二世帯住宅としてはコンパクトサイズながらも、開放的なリビングや奥行きのあるバルコニーなど、くつろぎの住空間を実現しています。

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【延床42.09坪】ホームエレベーター付き二世帯住宅

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ホームエレベーター付きなため、ご両親のお身体に負担をかけることなく、2階や3階に移動できます。

お互いのプライバシーを尊重しつつ、ちょうど良い距離感で支え合える間取りです。

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【51.89坪】効率的な間取りの二世帯住宅

二世帯住宅のリビング

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リビングと階段の間仕切りをスケルトンにした、明るく開放的な二世帯住宅です。

キッチン・トイレ・洗面所・バスルームを一直線につないだことで、家事の時短が期待できます。

洗面所

【延床56坪】ぬくもりを感じられる二世帯住宅

二世帯住宅 リビング

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こちらは、延床56坪の3階建て二世帯住宅です。

充実したリビング収納は、二世帯分のお荷物を十分収納できるため、綺麗なリビングを保ちやすくなります。

関連記事:天井のクロスを木目にすると後悔しがちな3つのポイント【事例あり】

【延床75.93坪】明るく広々とした二世帯住宅

二世帯住宅

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光が差し込む3階建ての明るい二世帯住宅です。

お子様とおじいちゃんおばあちゃんが、一緒の空間でくつろげる小上がり畳コーナーなど、ご家族のつながりを大切にした間取りになっています。

二世帯住宅のリビング

 

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【2024年】二世帯住宅の補助金

二世帯住宅を新築する際に、条件を満たすことで、補助金制度を利用できます。

ただし、補助金には「予算の上限」があり、申請する方が多い場合、申請期限前に、受付が締め切られてしまうケースがあります。

補助金の金額や条件、申請スケジュールなどは、年度ごとに変更するため、必ず最新の情報をチェックしてくださいね。

2024年の二世帯住宅の補助金

二世帯住宅 家族

2024年1月時点で、確定している二世帯住宅の補助金は、「子育てエコホーム支援事業」のみです。

 

【補助金の内容

  • 長期優良住宅:100万円/戸
  • ZEH住宅:80万円/戸
  • 18歳未満の子どもを有する子育て世帯
  • 39歳以下の若者夫婦世帯
  • 申請時期:2024年3月中下旬予定

参照サイト:子育てエコホーム支援事業【公式】

しかし、新築の補助金の予算や内容は、年度ごとに決定するため、これから支援事業が発表される可能性は大いにあります。

参考にするために、2023年の補助金一覧を確認してみましょう。

二世帯住宅の補助金一覧

2023年に利用できた二世帯住宅の補助金をご紹介します。

 

【補助金一覧】

事業名補助金
地域型住宅グリーン化事業上限140万円/戸
ZEH化等支援事業定額55万円・100万円/戸
次世代ZEH+実証事業定額100万円
こどもエコすまい支援事業100万円/戸
LCCM住宅整備推進事業上限140万円/戸
各自治体による補助金各自治体による

 

国がおこなっている補助金制度は、施工会社や設計会社が申請することが多いため、条件を満たす制度がないか、事前に確認するのが良いでしょう。

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まとめ

二世帯住宅の費用相場についてタイプ別・坪数別・構造別でご紹介しました。

費用は、選ぶ施工会社によって大きく異なりますが、一般住宅より必要な設備や建具が増えるため、費用相場が高くなります。

二世帯住宅のタイプや間取りの理想は、ご家庭ごとに違うため、柔軟な設計と確かな技術力のある施工会社を選び、ご家庭にあった二世帯住宅づくりを目指しましょう。

東京都内で二世帯住宅をご検討中の方は、23区内での施工実績が豊富なクレバリーホーム東京までお気軽にご相談ください。

クレバリーホーム東京は、お客様のご希望やライフスタイルに合わせた住まいづくりを提供しています。

  • 3階建て住宅・4階建て住宅
  • 木造耐火住宅
  • 狭小住宅
  • 地下室付き住宅・屋上付き住宅
  • 二世帯住宅
  • 賃貸住宅

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監修者情報

高坂 昇

高坂 昇ou2株式会社 専務取締役 一級建築士

木造密集地域や防火地域において、木造ならではの施工性や設計の柔軟性、コストパフォーマンスを活かして木造耐火4階建て住宅(もくよん®)や、災害時の避難場所となる地下室や屋上を備えた災害住宅も提唱しています。

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