注文住宅の平均価格はいくら?土地込み・なし相場や価格別の家の特徴、平均年収や平均借入額について
2024年1月作成記事
注文住宅の平均価格は、「土地込み」と「土地なし」の場合でいくらになるか、建てた人の平均年収や平均年齢についてご紹介します。
価格別の注文住宅の特徴や住宅ローンの借入額の目安などもわかるため、ぜひ参考にしてくださいね。
注文住宅の平均価格はいくら?
注文住宅の平均価格は、いくらなのでしょうか?
フラット35利用者調査データに基づく、平均価格をご紹介します。
土地込み注文住宅の平均価格
土地込み注文住宅の平均価格は、下記表の通りです。
【土地込み注文住宅の平均価格】
全国 | 首都圏 | |
価格の総額 | 4,694万円 | 5,406万円 |
建築費 | 3,194万円 | 3,117万円 |
土地購入費 | 1,499万円 | 2,288万円 |
床面積 | 111.5㎡ | 107.7㎡ |
(上記表はフラット35利用者調査データ 2022年度参照)
首都圏では、土地購入費用の割合が高く、注文住宅の総額が5,000万円を超えています。
東京都内で注文住宅をご検討中の方は、東京都の土地を最大限に活用できるクレバリーホーム東京までお気軽にご相談ください。
土地なし注文住宅の平均価格
土地なしの注文住宅の平均価格は、下記表の通りです。
【土地なし注文住宅の平均価格】
全国 | 首都圏 | |
価格(建築費) | 3,715万円 | 4,015万円 |
床面積 | 122.8㎡ | 123.4㎡ |
土地購入費用がない分、土地込みと比べて1,000万円程度、平均価格が低くなっています。
関連記事:【2024年以降】住宅ローン変動金利の今後は?動向や上昇した場合の対策について
注文住宅を建てた人の年収や年齢、住宅ローンの借入額
注文住宅を実際に建てた人の平均年収や平均年齢、住宅ローンの借入額の目安についてご紹介します。
年収や年齢の平均
【注文住宅を建てた人の年収と年齢の平均】
年齢 | 世帯年収 | |
土地込み注文住宅 | 39.6歳 | 660万円 |
土地なし注文住宅 | 46.2歳 | 624万円 |
(上記表はフラット35利用者調査データ 2022年度参照)
「家を建てるなら若いうちに」という話を聞いた人もいるかと思いますが、近年では、30代~40代の割合が、一番多くなります。
世帯年収は600万円台が平均となっており、夫:500万円 妻:150万円の年収であれば、注文住宅を十分検討することが可能だといえます。
住宅ローンの借入額の平均
無理のない住宅ローンを組むために、注文住宅を建てた方の借入額の平均を参考にしてみましょう。
【住宅ローン借入額の平均】
全国 | 首都圏 | |
土地込み注文住宅 | 4,018万円 | 4,581万円 |
土地なし注文住宅 | 2,967万円 | 3,092万円 |
注文住宅を建てた人は、住宅ローンを物件価格の100%で借りるのではなく、頭金など自己資金を入れて借入額を減らしていることがわかります。
また、住宅ローンの借入額の目安は、年収の「6倍~7倍」が定説です。
年収700万円の世帯では、「4,200万円~4,900万円」が、住宅ローンの目安になります。
注文住宅の建築費以外の費用や価格推移
注文住宅の予算をシミュレーションするために、建築費以外の費用や価格推移について、解説します。
建築費用や諸費用の相場は?
注文住宅を建築するためには「本体工事費・付帯工事費・諸費用」がかかります。
施工会社を決める際に、坪単価で比較する方も多いかと思いますが、坪単価は本体工事費のみの価格です。
坪単価50万円の施工会社で、床面積30坪の注文住宅を建てた場合、1,500万円は総額ではなく、本体工事費ということを覚えておきましょう。
また、注文住宅の諸費用の相場は、土地代と建物代の総額の「10%~12%」といわれています。
5,000万円の注文住宅の場合、諸費用は「500万円~600万円」が相場です。
建築費以外の費用も高額になりやすいため、資金計画を立てる際には、総額でシミュレーションすることが大切です。
注文住宅の価格推移
注文住宅に限らず、マンションや建売住宅など、すべての住宅価格は年々上昇傾向です。
要因としては、建築資材や人件費の高騰、ウッドショックなどがあげられます。
2024年以降、注文住宅の価格がマンションのように急激に上昇することは考えにくいですが、高騰した価格帯をしばらく維持していくと予想されます。
住宅価格上昇による経済的負担を軽減するために、現在、国や自治体が積極的におこなっている補助金や減税制度を活用し、購入タイミングを逃さないことが大切です。
注文住宅の価格別の特徴
予算別にどのような注文住宅を建てることができるのか、1,000万円~3,000万円の特徴をご紹介します。
ご家庭の条件にあった注文住宅を建てるために、ぜひ参考にしてくださいね。
1000万円台
1,000万円台の住宅は、坪単価35万円~50万円のローコスト住宅がメインです。
1,000万円前半の場合、注文住宅ではなく、間取りやデザインを複数のプランから選ぶ規格住宅が多くなります。
注文住宅と違い、完全自由設計ではありませんが、コストパフォーマンスに優れており、間取りやデザインで大きな失敗をしにくいメリットがあります。
ただし、こちらの価格帯では、建築資材や設備、断熱性や耐震性などの住宅性能が低い場合があります。
住んでからの快適性に大きく関わってくるため、住宅性能の項目は事前に確認することをおすすめします。
2000万円台
2,000万円台の注文住宅は、間取りやデザインの自由度が高く、こだわることができる価格帯です。
高級感のあるシステムキッチンや無垢材の床など、ご家庭の希望を叶えることができます。
しかし、こだわる項目を絞り、メリハリをつけてプランニングしないと、あっという間に予算オーバーしてしまう価格帯でもあります。
ご家族で話し合い、費用をかける項目に優先順位をつけましょう。
3000万円台
3,000万円台は、注文住宅の平均価格帯です。
平均ですが、断熱性や耐震性など住宅性能が高く、快適なお住まいを実現しやすい価格帯になります。
3,000万円台後半であれば、太陽光発電システム搭載のZEH住宅など、高性能な住宅の検討もできます。
予算には限りがあるため、すべてを実現することは難しいですが、憧れのお住まいを建てやすくなります。
注文住宅費用を抑えるポイント
注文住宅の費用に大きく影響するポイントをご紹介します。
高額になりやすいポイントを抑えることで、総額を大きく減らすことが可能です。
- 土地の広さ
- 床面積の広さ
- 間取りや外観デザイン
土地の広さ
敷地9.64坪の狭小住宅のこちらの事例をもっと見てみる>>>
土地購入費用は、都市部になるほど、注文住宅の総額に大きく影響を与えます。
とくに東京都では、住宅地の坪単価平均が「多摩地域:71万円」「23区内:211万円」と高額です。(地価公示価格 令和4年データ参照)
たとえば、東京23区内で30坪の土地を購入した場合、土地代だけで6,330万円になる計算です。
一般の世帯年収では購入が難しい価格帯になるため、予算に合わせて土地の広さを10坪や15坪など狭くすることを検討してみましょう。
縦に階層を増やす3階建てや4階建ての注文住宅であれば、15坪の敷地でもご家族が伸び伸びと暮らせる住空間を実現しやすくなります。
2階建てと比べて3階建ての建築費用は割高ですが、土地代が高いエリアでは、トータルでお得になるケースが、少なくありません。
関連記事:【木造3階建ては危ない?】耐震等級3が難しい理由やビルトインガレージ付きの耐震性について
床面積の広さ
家の広さに比例して、住宅価格は高くなります。
家の広さは、広ければ広いほど、購入価格やランニングコスト、リフォーム費用や掃除の手間がかかります。
逆に狭すぎる場合には、使い勝手の良い間取りやくつろげるリビングの実現が難しくなります。
そのため、ご家族の人数に合わせた適切な広さを検討することが大切です。
国土交通省の下記データを参考にしてみましょう。
【国土交通省による居住面積水準】
1人 | 2人 | 3人 | 4人 | ||
誘導居住 面積水準 | 一般型 | 55㎡ | 75㎡ | 100㎡ | 125㎡ |
都市型 | 40㎡ | 55㎡ | 75㎡ | 95㎡ | |
最低居住面積水準 | 25㎡ | 30㎡ | 40㎡ | 50㎡ |
(上記表は国土交通省の令和4年度 住宅経済関連データ 参照)
誘導居住面積水準とは、多様なライフスタイルに対応しながら、豊かな住生活を実現するために必要とされている面積です。
シンプルな間取りや外観
注文住宅は、複雑な間取りやデザインにするほど、建築費用が高くなります。
建築資材の費用が増える以外にも、作業工程が増えるため、人件費がかかります。
直線を活かしたシンプルな外観にすることで、建築費用や将来のリフォーム費用を抑えることが可能です。
まとめ
注文住宅の「土地込み」と「土地なし」の平均価格や予算別の家の特徴、年収や年齢の平均についてご紹介しました。
注文住宅の相場を参考にすることで、資金をシミュレーションすることができます。
ご家庭の予算に応じて、理想のお住まいを手に入れましょう。
東京都内で注文住宅をご検討中の方は、都内での施工実績が豊富なクレバリーホーム東京までお気軽にご相談ください。
クレバリーホーム東京は、お客様のご希望やライフスタイルに合わせた住まいづくりを提供しています。
- 3階建て住宅・4階建て住宅
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