広い家に住みたい|間取りアイデア7選【東京編】実例で解説

広い家に住みたい|間取りアイデア7選

「広い家に住みたい」

家を建てるとき、このように思う方は多いでしょう。

特に、アパートなど現在の住まいで、部屋の広さや収納の不足など広さの面での不満を抱えている方は広い家に住みたいと感じるのではないでしょうか。

 

本記事では、広い家とはどの程度の広さなのか目安を紹介した上で、広い家に住むメリット・デメリットや後悔、そして広い家を実現するための間取りのアイデアを紹介します。

加えて土地の面積がコンパクトになりがちな東京など、都市部で広く暮らすためのアイデアも解説します。

クレバリーホーム東京の木造4階建て(もくよん)

▶【希望の広さを叶える4階建て】クレバリーホーム東京の木造4階建て(もくよん)

 

 

広い家は何坪から?広い家の基準を確認

はじめに何坪から広い家と言えるのか、家の広さの基準を確認します。

国土交通省が定める居住面積水準

住宅の広さの指標として利用できるものは、国土交通省が定める居住面積水準です。

居住面積水準とは、健康で文化的な住生活を送るために必要な住宅の面積を計算で求められるようにしたものです。

国が定める広さの間隔の目安(居住面積水準)

引用:国土交通省「住生活基本計画における居住面積水準」

「誘導居住面積水準(豊かな住生活を実現するために必要な広さ)・都市居住型・4人家族」の条件で面積を計算すると95㎡(約28.73坪)となります。

また、郊外の戸建て住宅で4人家族の場合、125㎡が広めとされていることから、都市部で戸建てを建てる場合、国が定める基準を参考にすると、おおむねその中間値の110㎡(約33.28坪)前後を超える広さが広い家のひとつの目安となりそうです。

ハウスメーカー・工務店独自の基準

「広い家」の基準は人それぞれの感じ方によるところもあります。

このためハウスメーカーや工務店によっても、どこまでが広い家でどこまでが狭小住宅なのか、会社によって考え方は変わります。

 

たとえばクレバリーホーム東京では、30坪以下の住まいを狭小住宅と定義しています。

このように会社によって広さの感覚は異なります。
見学会などに参加してご家族の考える広さ感覚も確認することが大切です。

▶【10cmを無駄にしない】クレバリーホーム東京の狭小住宅

広い家に住む!5つのメリット

広い家に住むメリット・デメリット

広い家に住むことができた場合、以下の5つのメリットがあります。

  • 開放的な空間で気持ちよく暮らせる
  • 家族ごとに個室を確保しやすい
  • ライフステージに変化があっても対応できる
  • 収納を増やしても狭さを感じない
  • 家族の居場所が増えて居心地がよくなる

中でも特に大きなメリットは、視線が遠くまで抜ける開放的な空間で暮らせることです。

特に勾配天井や吹き抜けといった間取りは賃貸住宅では実現しにくく、こうした特徴的な間取りを実現できる点が戸建ての広い家のメリットといえます。

広い家に住む!5つのデメリットや後悔

広い家に住む場合には、以下のようにメリットだけでなくデメリットや後悔を感じる瞬間もあります。

  • 掃除する面積が広くなり手間がかかる
  • 床面積が大きくなると建築費用も上がる
  • メンテナンス・リフォームの費用も高額に
  • 冷暖房する体積が増えるため光熱費が高額に
  • 広めの土地を準備する必要があり土地費用が上がる

デメリットや後悔は、広すぎることにより、日々の手入れやメンテナンスの手間・費用が高額になること、また冷暖房などの光熱費が高くなることが挙げられます。

広すぎるとデメリットが生じやすいため、家族構成やライフスタイルに応じて最適な居住スペースであることが重要です。

広い家を実現する間取りなどのアイデア7選

広い家は、単に床面積が広い家を指す訳ではありません。

同じ床面積でも空間を広く見せるアイデアがありますので紹介します。

部屋を区切らず視線の抜けを重視する

ダイニングキッチンとリビングを1部屋につなげる間取り(東京都世田谷区)

【延床26.30坪】ワンフロアで広々したLDKのある二世帯住宅の事例>>>

部屋を広く見せるためには、部屋と部屋を区切らずに視線が通るようにすることをおすすめします。

設計の段階では、リビング・ダイニング・キッチンはそれぞれつなげることも離すこともできます。

広々とした空間構成にしたい場合は、可能な限り部屋同士をつなげましょう。

造作家具で空間を最大限に活用する

収納やワークデスクを造作した注文住宅(東京都世田谷区)

【延床56.30坪】木のぬくもりにつつまれる3階建て二世帯住宅の事例>>>

空間を有効に活用するためには、収納やテーブルなどの家具を造作にすることを検討しましょう。

造作家具は、家具と壁・天井との隙間をなくして空間を最大限に活用できます。

狭小敷地に家を建てる場合など、敷地や床面積が限られる場合こそ造作家具がおすすめです。

関連記事:【3階建ての狭小住宅】約15坪でも快適な間取り5選

家具は低さを意識して視線を遠くに誘導する

ローソファと埋め込み収納で実現した広々リビング(東京都練馬区)

【延床40.64坪】半地下の駐車場のある変形敷地に建つ3階建ての事例>>>

部屋を広く見せるためには、低めの家具を選択することをおすすめします。

ローソファなど背の低い家具を選ぶことで視線が遠くに抜けます。
収納用の家具を選ぶときも、意識して背の低い家具を検討してみましょう。

勾配天井や吹き抜けを利用して縦方向に広げる

鉄骨階段と吹き抜けで光を取り込む住まい(東京都文京区)

【延床27.53坪】鉄骨階段と吹き抜けで光を取り込む3階建ての事例>>>

狭小地など、横方向に建物を広げられる範囲に限りがある場合は、勾配天井や吹き抜けの利用で縦方向に建物を広げましょう

人の目線は縦方向にも抜けることから、部屋が広く見える効果を期待できます。

勾配天井や吹き抜けに窓を設置すると、太陽光を取り入れて部屋が明るくなる効果もありますので、高い位置の窓も検討してみましょう。

関連記事:小さい家に吹き抜けをつける理由とは?

明るい色味の仕上げにして光を奥まで届ける

床・壁・天井を明るい色味の仕上げにした3階建て(東京都台東区)

【延床31.55坪】スケルトン階段と明るい壁・床のある3階建ての事例>>>

広い家を目指す場合、壁面や天井など内装を選ぶ場合にベージュ~白の明るい色味のものを選びましょう

明るい色は太陽光や照明の光を反射させて住まいの奥の方まで照らしてくれます。

視線が伸びる先のほうが明るいと部屋が広く見えますので、広い家を目指す方は明るい色の仕上げがおすすめです。

十分な収納を作って部屋を整頓する

部屋を広く見せたい場合は、十分な量の収納を設けることもおすすめです。

収納が不足するとリビングやダイニングに物があふれてしまい、雑多な印象になってしまいます。

整理整頓の行き届いた住まいは広々と感じられますので、LDKのまわりを中心に適切な収納計画を立てましょう。

関連記事:【狭い家におすすめ】リビングに適したおしゃれな収納5選

廊下をなくすなど移動のための空間を減らす

廊下や階段のホールなど、移動以外の目的に使えない部屋を減らしましょう

節約した場所は収納として、LDKの拡張として利用できます。

通路を作らざるを得ない場合でも、通路に面して収納を設置するなど他の目的を含めることをおすすめします。

 

こうしたアイデアを取り入れることで、これから建てる家を広く開放的なものにできます。

東京など都市部で広い家を実現するためのアイデア5選

続いて、東京23区内などの都市部で広い家を実現するためのアイデアを紹介します。

  • 3階建て・4階建てにして空間を有効活用する
  • 多目的に利用できる屋上空間を作る
  • 天窓や高窓を利用してプライバシーを守る
  • モデルハウスや見学会に積極的に参加する
  • 土地探しのエリアを広げる

関連記事:狭小住宅が東京に最適な理由とは?

3階建て・4階建てにして空間を有効活用する

4階建てを選択して都内でも十分な床面積を確保した住まい(東京都台東区)

【延床72.63坪】便性なエリアで十分な床面積を確保した4階建ての事例>>>

東京23区内などの都市部では、平屋や2階建てでは十分な面積を確保できないことがあります。

3階建て・4階建てなどを活用して、同じ土地であっても十分な床面積を確保できるようにしましょう。

▶【希望の広さを叶える4階建て】クレバリーホーム東京の木造4階建て(もくよん)

多目的に利用できる屋上空間を作る

屋上で実現する東京でもプライベートを感じる家(東京都江戸川区)

【延床34.33坪】プライベート感のある屋上を持つ狭小住宅の事例>>>

土地が限られる場合、駐車場や外構が削られやすいことから、都内で戸建て住宅を建てる場合は使い勝手のよい外構部分が不足しがちです。

そこで陸屋根にして多目的に使える屋上スペースを作ることをおすすめします。

洗濯物を干すなど実用的な使い方から、家庭菜園やバーベキューなどアウトドアの趣味の場としても活用できますので、利用を検討してみましょう。

関連記事:生活に取り入れたい屋上庭園の魅力

天窓や高窓を利用してプライバシーを守る

高窓を設けることで広さを感じる空間を実現(東京都港区)

【延床68.37坪】勾配天井の高窓で光を取り込む三世帯住宅の事例>>>

大きな窓を設置したり、窓の数を増やしたりすることで日光を取り入れるとともに、外の景色を取り込めるため広さを感じられます。

一方で都市部では建物に囲まれやすいことから、周囲の建物や道路からの視線が気になることもあります。

この場合は視線を感じずに日光を取り入れられる、天窓や高窓など利用がおすすめです。

モデルハウスや見学会で体験する

大きな連窓が印象的な新宿モデル

▶東京での暮らしのイメージが膨らむ、クレバリーホーム東京の新宿モデル

実際にどの程度の広さが必要になるのか、広さの感覚は分かりにくいものです。

ご家族にとって最適な広さの住まいを作るために、見学会やモデルハウスに出向くと広さの感覚がリアルに体感できます。

特に完成現場見学会は、実際に住む人の住まいを見られますので、何度も参加して最適な広さの感覚をつかみましょう。

▶東京の家づくりに役立つ、クレバリーホーム東京のイベント情報

土地探しのエリアを広げる

十分な広さの土地や建物を実現するためには、土地探しのエリアを広げることも検討してみましょう。

駅前などは利便性は高いですが土地の単価も高いもの。土地に費用をかけすぎてしまうと、建物本体に必要な費用がなくなる恐れがあります。

今まで検討していた地域より郊外も含めて検討して、広めの土地を入手するとともに建物にかけられる予算を確保しましょう。

関連記事:注文住宅用の土地探しのコツを紹介

まとめ│東京23区で広い家を建てるには

一体的なLDKで広さを感じる3階建て(東京都大田区)

【延床32.83坪】一体感を感じる広々LDKを持つ3階建ての事例>>>

「広い家に住みたい」という希望を持つ方に向けて、広い家とはどの程度の広さか、住む上でどんな特徴があるのかなど解説しました。

 

都内で家を建てる場合は土地の値段が高いことから、広い家を諦めてしまう方もいるかもしれません。

しかし土地や建物への要望を明確にして取捨選択し、本記事で紹介したアイデアを取り入れれば、同じ予算でも広い家を手に入れられるかもしれません。

 

都内で広い家を建てるなら、クレバリーホーム東京にご相談ください。土地探しからあなたの理想の住まいまで、広い家を実現するためのアイディアを提案を致します。

東京で実現する、10cmも無駄にしない<span class=®️狭小住宅” width=”960″ height=”600″ />

▶【10cmを無駄にしない】クレバリーホーム東京の狭小住宅

 

クレバリーホーム東京は、「東京だからできる最高の家づくり」を目指し、お客様のご希望やライフスタイルに合わせた住まいを提供しています。

  • 3階建て・4階建て・多層階住宅
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監修者情報

高坂 昇

高坂 昇ou2株式会社 専務取締役 一級建築士

木造密集地域や防火地域において、木造ならではの施工性や設計の柔軟性、コストパフォーマンスを活かして木造耐火4階建て住宅(もくよん®)や、災害時の避難場所となる地下室や屋上を備えた災害住宅も提唱しています。

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