『蓄電池は後悔する・やめたほうがいい』言われる6つの理由│つけてよかった理由も解説
蓄電池の導入について「後悔する」「やめたほうがいい」と言われることがあります。
太陽光発電で昼間に貯めた電力を使用することで光熱費を抑えられ、災害時にも安定して電気を供給できる蓄電池ですが、どうしてこのように言われるのでしょうか。
本記事では後悔すると言われる理由と対策を紹介します。蓄電池の導入を検討中の方、迷っている方はぜひご覧ください。
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Contents
蓄電池で感じる後悔・やめたほうがいい6つの理由
「蓄電池を導入することで後悔する」「蓄電池はやめた方がいい」
このように言われるのは、主に以下の6つの理由からです。
- 蓄電池を導入しても電気代が下がらなかった
- 蓄電池の導入費用を回収できない
- メンテナンス費用を考慮していなかった
- 蓄電池の設置で通路が塞がれた
- 補助金を申請していたが却下された
- 太陽光発電と併用したら発電量が下がった
蓄電池を導入しても電気代が下がらなかった
1つ目の理由は、蓄電池を導入しても電気代が下がらなかった場合です。
太陽光発電装置と蓄電池を導入することで、昼間に蓄えた電気を夜間も使えるようになります。
電気事業者から電気を購入せずに済むことから、一般的には電気代は安くなります。
しかし、元々家にいる時間が短く支払っていた電気代が少ない場合など、蓄電池を導入したにも関わらず期待していたほど電気代が安くならない場合、蓄電池の設置のメリットが感じられず後悔するかもしれません。
蓄電池の導入費用を回収できない
2つ目の理由は、蓄電池の導入にかかった費用を回収できないと分かったときです。
多くの人は蓄電池を導入する際に、「10年で元が取れる」「20年で元が取れる」と、導入の際にかかった費用を回収するまでの年数をシミュレーションします。
しかし期待したほど電気代が安くならない場合、設置費用の元を取るまでの年数が伸びてしまい、場合によっては回収できない状態になる可能性があります。
メンテナンス費用を考慮していなかった
3つ目の理由は、メンテナンス費用を考慮していなかった場合です。
蓄電池は電気設備であることから、本体や配線など、各所の清掃や定期的なメンテナンスが必要になります。
日常的な掃除は自分たちで行えても、電気関係のメンテナンスは業者に依頼することになります。
こうした費用を設置時に見込んでいなければ、期待していた経済的な効果を得られない可能性があります。
蓄電池の設置で通路が塞がれた
4つ目の理由は、通路を塞ぐ場所に蓄電池を設置してしまった場合です。
機種にもよりますが、蓄電池は一定度の大きさ・重さがあり、しっかりしたコンクリートの基礎の上に配置することとなります。
特に東京23区内など、コンパクトな敷地に家を建てる場合は、緊急避難時の通路が塞がれてしまわないように、蓄電池の設置場所も十分考慮しなければなりません。
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補助金を申請していたが却下された
5つ目の理由は補助金を申請して却下された場合です。
自治体によっては太陽光発電装置の設置に対して補助金が交付される場合があります。
補助金を受けられれば実質的な設置費用が減ることとなり、経済的に余裕をもって蓄電池を設置できます。
しかし、補助金の予算上限に達してしまったり、条件に適合しないケースは、補助金が受給できないことがあります。
「本来受け取れるはずであった補助金が受給できなかった」とならないように、入念な事前準備が重要です。
太陽光発電と併用したら発電量が下がった
6つ目の理由は、太陽光発電装置と蓄電池を併用した場合に発電量が下がった場合です。
太陽光発電装置と蓄電池の相性によっては、太陽光で発電した電気を変換する「パワーコンディショナー」と呼ばれる設備を蓄電池と併用できる場合があります。
併用することで設備の設置費や設置場所を少なくできるメリットがある一方で、配線の容量不足で太陽光発電装置の発電効率が下がるケースがあります。
結果として、太陽光発電の発電量が下がる恐れがありますので、蓄電池と太陽光発電装置を連携する場合は相性や配線の容量についても確認する必要があります。
このように、電気代の削減などに効果を発揮するはずの蓄電池ですが、適切な導入計画が策定されないまま設置してしまうと後悔を感じる場合もあるようです。
後悔を避けるためには、デメリットを把握して対処できる、太陽光発電や蓄電池を設置し慣れたハウスメーカーに依頼することをおすすめします。
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蓄電池の後悔を避けるには?4つのポイントを確認
ここまで紹介したケースは、事前にしっかり対策しておけば防げる後悔です。
具体的な5つのポイントを確認しましょう。
過去の電気使用量から導入シミュレーションをする
蓄電池を設置することで光熱費の負担を減らそうと考えている場合は、過去の電気使用量から電気料金がどの程度減るかシミュレーションしてみてください。
例として東京電力では2年間分の使用電力量や電気料金をさかのぼって確認できます。
過去の電気の使用量や時間帯から、蓄電池設置による光熱費の増減をシミュレーションしましょう。
蓄電池の補助金の内容をよく確認する
補助金を利用して蓄電池を導入する場合は、補助金の適用範囲や金額、予算の残額やスケジュールを確認しましょう。
補助金のホームページを確認すれば、要領・要項など各種詳細が掲載されていますので、間違いなく補助金の対象になるのか確認が必要です。
分からない場合は設置を依頼する予定のハウスメーカーや蓄電池の業者に確認しましょう。
関連記事:東京都の蓄電池の補助金を解説
蓄電池の設置・メンテナンスに必要な広さを確保
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狭小地に家を建てて蓄電池を設置する場合は、設置やメンテナンスに必要な広さを設計段階で確保しましょう。
蓄電池の設置にはコンクリートの基礎などが必要な場合があり、放熱やメンテナンスなどのことも考慮するとある定度の広さが必要です。
新築の場合は、設計段階で蓄電池用のスペースが確保されますのでご安心ください。
後付けする場合は、設置業者に必要スペースをしっかり確認するようにしましょう。
蓄電池の設置に慣れた業者に依頼する
最も大切なことは、蓄電池の設置に慣れた業者に依頼することです。
蓄電池の施工経験が豊富な業者であれば、蓄電池設置後の経済性のシミュレーションや設置やメンテナンスに必要な広さ、補助金の適切なタイミングでの申請など、後悔につながる様々な要素を避けられます。
導入を検討しているハウスメーカーや蓄電池の設置業者のホームページを確認しておきましょう。
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蓄電池を「つけてよかった」声もある?
もちろん蓄電池を設置することで電力の安定確保が可能になりますので、さまざまなメリットがあります。
どんな場合に「つけてよかった」と感じられるのか確認しましょう。
光熱費が下がり経済的に余裕ができた
シミュレーション通りに光熱費が下がって経済的に余裕ができると、蓄電池設置のメリットがあらためて実感できます。
太陽光発電装置単体でも、昼間の電気代を軽減したり売電したりと、経済的な効果を感じられます。
しかし実は照明や暖房器具を利用することの多い夜間の方が電気の使用量が多いケースがあり、蓄電池を設置して昼間に貯めた電力を夜に使用することで、大幅に光熱費を下げることも可能になります。
災害や停電に対する不安を取り除けた
大規模な地震や台風などによる災害が発生した場合、停電のリスクは避けられません。
蓄電池があることで、停電した場合でも電気を使用し続けられることから災害・停電に対する不安を軽減できる点は大きなメリットです。
関連記事:災害に強い家を実現する3つの工夫
蓄電池の容量やご家族の人数にもよりますが、およそ1日~2日分の電力をまかなうことができ、多くの場合復旧までの間、問題なく電気を使用し続けられるでしょう。
また、被災時に停電復旧まで時間がかかることに不安がある場合は、電力使用量を意識して抑えた生活をすれば、さらに長い時間、電力を確保できます。
近年は電気自動車を住宅の電源として利用できる「V2H」というシステムもあり、併用することでより長期間の停電にも耐えられるようになります。
関連記事:東京都のV2H補助金を解説
電気を買わずに済む環境に優しい生活に満足
太陽光で発電し蓄電池に貯め夜間は蓄電池の電気を使用する生活は、電力を自給することができるため、環境に優しい生活ができます。
SDGs(持続可能な開発目標)の考え方を求められる昨今、化石燃料に頼らない暮らしを実現できるツールとしても蓄電池は期待できます。
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まとめ│蓄電池の後悔は事前の対策で避けられる
蓄電池を導入した結果後悔するケースや、やめたほうがいいと言われる理由と対策について解説しました。
蓄電池は導入前に適切にシミュレーションを行い、メンテナンスまで考慮することで、光熱費の削減や災害への対策となる有用な設備です。
後悔しない蓄電池の導入には、入念なシミュレーションや適切な設計・施工ができる業者に依頼することが重要です。
新築の際に蓄電池や太陽光発電装置などがパッケージ化された家であれば、各種デメリットへの対策が盛り込まれていることも期待できますので、こうした住まいを選択することもおすすめです。
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