鉄筋コンクリート(RC造)住宅の9の特徴|耐震・断熱・費用やおすすめのハウスメーカーについて

鉄筋コンクリート(RC造)住宅の9の特徴|耐震・断熱・費用やおすすめのハウスメーカーについて

高級感のある鉄筋コンクリート(RC造)住宅ですが、断熱工事の仕方によっては寒いと感じやすい家になります。

そこで本記事では、鉄筋コンクリート住宅の9つの特徴おすすめのハウスメーカーについて、ご紹介します。

構造やハウスメーカー選びで後悔しないために、耐震性・断熱性・建築費用・耐久性などの特性を確認してみましょう。

 

鉄骨・ RC住宅M-LINE

鉄筋コンクリート(RC造)住宅とは

RC造住宅

鉄筋コンクリート造(RC造)住宅とは、鉄筋とコンクリートを組み合わせた住宅です。

耐久性の高さダイナミックな空間デザインなどが注目され、高級感のある住宅や建物の資産価値を重視した方に人気があります。

鉄筋コンクリート(RC造)住宅の価格は?

鉄筋コンクリート住宅の坪単価の相場は、木造や鉄骨造と比べて高くなります。

令和5年の国税庁のデータに基づく、下記表で価格を確認してみましょう。

 

【東京都の構造別の工事費用】

構造
木造約58万
鉄骨造(S造)約106万
鉄筋コンクリート造(RC造)約112万

参照サイト:国税庁 構造別の工事費用表【令和5年分用】

30坪の住宅の場合、「木造:約1,740万」「RC造:約3,360万」となり、木造と比べて約2倍高いことがわかります。

鉄筋コンクリート造は、建材が高いこと以外にも、工期が長くなりやすいため人件費も多くかかります。

建築費が高い鉄筋コンクリート造住宅ですが、メリットも多く、価格以上の価値を見出すご家庭も少なくありません。

後悔しない家づくりのために、次章で鉄筋コンクリート造の特徴を確認してみましょう。

関連記事:軽量鉄骨の家づくりに後悔しがちなポイントとは?特徴や魅力もご紹介 

鉄筋コンクリート(RC造)住宅の6つのメリット

【採光採風に成功】敷地38.78坪|延床57.93坪!変形敷地、境界すぐに隣家でも広々二世帯住宅

RC造+木造のこちらの事例をもっと見てみる>>>

まずは、鉄筋コンクリート(RC造)住宅のメリットについてご紹介します。

【6つのメリット】

  • 耐久性が高く、資産価値を維持しやすい
  • 耐震性が高い
  • 防音性・遮音性に優れている
  • 気密性が高く蓄熱性能に優れている
  • 耐火性が高い
  • デザインの自由度が高い

耐久性が高く、資産価値を維持しやすい

鉄筋コンクリート造は、耐久性に優れており、法定耐用年数が一番長い構造です。

 

構造法定耐用年数
木造22年
軽量鉄骨造(厚さ3㎜以下)19年
軽量鉄骨造(厚さ3㎜超え~4㎜以下)27年
鉄筋コンクリート造47年

参照サイト:国税庁 法定耐用年数

木造と比べて2倍以上、資産価値を維持しやすく、頑丈な建物だということがわかります。

将来的に、売却することも、孫の世代まで長く住み続けることも検討できますね。

一般的に、法定耐用年数を過ぎても住み続けられる可能性は高いため、建築費用は高くなりますが、長く住めることを考慮すると、決して割高な価格ではないといえます。

鉄骨・ RC住宅M-LINE

耐震性が高い

鉄筋とコンクリートを組み合わせた構造なため、耐震性が高く、大地震による倒壊や崩壊のリスクを軽減できます。

鉄筋は引っ張る力に強く、コンクリートは圧縮力に強い特性を持っているため、地震の横揺れは鉄筋で支え、縦の負荷をコンクリートが支えます。

防音性・遮音性に優れている

鉄筋コンクリート造は、壁にコンクリートを流し込んで壁をつくるため、木造と比べて隙間がなく、遮音性に優れています。

壁も分厚いため、音が伝わりにくく、交通量の多い道路に面していても、快適に暮らすことが可能です。

ただし、完全防音ではないため、ピアノを弾くなど楽器や音楽を楽しみたい方は、別途、防音工事を検討してみましょう。

気密性が高く蓄熱性能に優れている

鉄筋コンクリート造は、気密性が高いため、蓄熱性能に優れています。

熱を外に逃がしにくいため、一度室内が暖まると、適温を維持しやすくなります。

耐火性が高い

鉄筋コンクリート造は、耐火構造として認められているほど、耐火性が高い構造です。

コンクリートそのものは燃えないため、火災による建物の崩壊近隣への延焼リスクを軽減できます。

デザインの自由度が高い

リビング

鉄筋コンクリート造は強度が高い構造なため、柱が少ない広い空間をつくっても耐久性を維持できます。

大空間のリビングや曲線を活かした形状など、外観や間取りの自由度が高く、ほかとは違うオリジナルの住宅をつくることが可能です。

 

東京都内で注文住宅や賃貸住宅をご検討中の方は、東京都の土地を最大限に活用できるクレバリーホーム東京までお気軽にご相談ください。

LINEでお問い合わせ

鉄筋コンクリート(RC造)住宅の4つのデメリット

鉄筋コンクリート造(RC造)住宅のデメリットをご紹介します。

【4つのデメリット】

  • 地盤改良費が高額になりやすい
  • コンクリート壁のみは寒い
  • 結露やカビが発生しやすい
  • 増築や間取り変更がしにくい

地盤改良費が高額になりやすい

地盤改良

建物重量が重い鉄筋コンクリート造は、地面に与える負荷が大きいため、地盤改良費が高くなる傾向です。

地盤改良費は、工事の内容や広さによって異なりますが、200万円以上するケースもあるため、経済的な負担が大きくなります。

事前に建築費用だけではなく、地盤改良費も含めた資金計画をおこないましょう。

コンクリート壁のみは寒い

鉄筋コンクリート造は、木造と比べて、熱伝導比率が高く、外気の影響を受けやすい構造です。

コンクリートむき出しの住宅の場合、真冬に寒いと感じやすくなります。

そのため、コンクリートの外側を断熱材で覆う「外断熱」工事が必要になります。

結露やカビが発生しやすい

気密性が高いことで、結露やカビが発生しやすくなります。

空調や換気システムを、プラン作成の段階で考慮することが大切です。

関連記事:【新築】いらない設備7選とあったら嬉しい設備6選

増築や間取り変更がしにくい

頑丈な鉄筋コンクリート造は、壁を取り壊すことが困難なため、増改築や間取り変更工事がしにくくなります。

土地形状や前面道路の関係上、増改築ができないケースもあるため、できるだけ大がかりなリフォーム工事をしない前提でプランニングすると良いでしょう。

RC造住宅がおすすめのハウスメーカー

鉄筋コンクリート(RC造)住宅を依頼するハウスメーカーを、どこにすればいいか迷いますよね?

実は、鉄筋コンクリート造住宅を建築できる施工会社は、限られているため、比較前にそもそも対応可能なのか確認することが大切です。

その上で、おすすめのハウスメーカーの条件を参考にしてみましょう。

 

【おすすめのハウスメーカーの条件】

  • 施工実績が豊富
  • 混構造ができる施工会社

施工実績が豊富

鉄筋コンクリート造の施工実績が豊富な会社は、経験による高い技術力や設計力が期待できるため、安心して任せることができます。

施工事例を確認し、デザインや会社ごとの強みを比較してみましょう。

鉄骨・ RC住宅M-LINE

混構造ができる施工会社

鉄筋コンクリート造が絶対条件ではない方も、多いかと思います。

価格・デザイン・住宅性能など、ご家庭ごとの条件に合う工法を選べる「混構造」ができる施工会社がおすすめです。

混構造とは、「RC+木造」「鉄骨+木造」など、複数の構造・工法を合わせた構造のことです。

下階は鉄筋コンクリート造、上階は木造など、構造を組み合わせることで、ぞれぞれのメリットを活かすことができます。

防音性の高い鉄筋コンクリート造で、上下階や隣家の騒音対策をおこない、木造の木の温もりや調湿効果で、快適な住空間を実現するなど、可能性は無限大です。

 

クレバリーホーム東京は、RC造や混構造など条件に合わせた施工を得意としている施工会社です。

東京23区内で注文住宅をご検討中の方は、お気軽にお問い合わせください。

LINEでお問い合わせ

まとめ

鉄筋コンクリート(RC造)住宅の特徴やおすすめのハウスメーカーについてご紹介しました。

鉄筋コンクリート造は、建築費用や地盤改良費などトータルコストが高くなりますが、耐久性が高く、長く安心して住めるお住まいにできます。

クレバリーホーム東京は、鉄筋コンクリート造だけではなく、木造・鉄骨造・混構造を選べるため、ご家庭の条件に合わせた最適な家づくりが可能です。

  • 3階建て住宅・4階建て住宅
  • 木造耐火住宅
  • 狭小住宅
  • 地下室付き住宅・屋上付き住宅
  • 二世帯住宅
  • 賃貸住宅

「こんな暮らしがしてみたい」「このエリアで暮らしたい」「狭小地過ぎて建てられないかもしれない」などの不安や疑問、そしてあなたの想いをお聞かせください。

お客様との何気ない会話からご要望を汲み取り、最適なプランのアドバイスをいたしますので、お気軽にご相談ください。

ヨコだけではなくタテの空間を上手に活用する住宅を、私たちと一緒に建ててみませんか。

LINEでお問い合わせ

監修者情報

高坂 昇

高坂 昇ou2株式会社 専務取締役 一級建築士

木造密集地域や防火地域において、木造ならではの施工性や設計の柔軟性、コストパフォーマンスを活かして木造耐火4階建て住宅(もくよん®)や、災害時の避難場所となる地下室や屋上を備えた災害住宅も提唱しています。

詳しいプロフィールはこちら