東京の狭小住宅が得意なハウスメーカー選びガイド│7つのコツと2つの注意点で見つけよう

東京の狭小住宅が得意なハウスメーカー選びガイド

「東京都で狭小住宅が得意なハウスメーカーを探したい」

このように思う方もいるのではないでしょうか。

本記事では、東京の狭小住宅が得意なハウスメーカー選びをするために、どんな基準でハウスメーカーを選ぶべきなのか、7つのコツを紹介します。

 

ハウスメーカーを選ぶ上で気をつけたい点や、東京で実際に建てられたおしゃれで実用的な注文住宅の実例も紹介しますので、合わせて参考にしてください。

▶東京で建てる狭小住宅『クレバリーホーム東京』の施工事例

 

 

そもそも狭小住宅とは?どんな特徴があるの?

狭小住宅の特徴を持つ3階建て住宅の内装(東京都品川区・13.27坪)

【敷地13.27坪】こだわりの内装と音響計画のある狭小地の事例>>>

はじめに、狭小住宅とはどのような特徴を持っているのか確認しましょう。

国などが定める明確な定義はないものの、一般的に狭小住宅は敷地が30坪以下の住まいを指しています。

狭小住宅は、次のようなメリット・デメリットがあります。

▶東京都で建てた狭小住宅の施工事例を見てみる

狭小住宅のメリット

はじめに狭小住宅のメリット・利点を紹介します。

  • 住みたい・利便性が高い駅近の土地が選べる
  • 土地の取得費用が抑えられ、建築費用に予算を充てられる
  • 土地・建物がコンパクトで維持費や固定資産税が安くなる
  • 掃除など日々の家のお手入れが容易になる
  • 空間の縦活用で都市の課題も解決できる(眺望・採光・発電・菜園・地下利用など)

狭小住宅のデメリット

一方で狭小住宅で感じられるデメリットは以下のとおりです。

  • 3、4階建てなど多層階の建築予算の確保が必要
  • 隣家との距離が近くなるため、プライバシー確保策も重要
  • 居住スペースに開放感を得るための間取りの工夫が必要

こうしたメリット・デメリットを踏まえて、理想の住まいを目指す必要があります。

関連記事:狭小住宅が東京に最適な理由とは?

狭小住宅が得意なハウスメーカー選びガイド

狭小住宅を建てるなら、狭小住宅を建て慣れたハウスメーカーに依頼することがメリットを最大化させるために重要です。

どのような考え方でハウスメーカーを選べばよいのでしょうか。

主な着眼点は以下の7つです。

  • コツ1:土地探しが得意
  • コツ2:縦の空間利用の提案力が高い
  • コツ3:自由度が高い設計が得意
  • コツ4:用途変更にも柔軟に対応
  • コツ5:災害に強い家づくりが得意
  • コツ6:都内の法規制・地域事情に精通
  • コツ7:補助金活用・ファイナンス相談も充実

コツ1:土地探しが得意

1つ目のコツは、土地探しが得意なハウスメーカーを選択することです。

人口の多い東京23区では、有利な条件の土地が出た場合に競合相手が多く土地が見つからないケースがあります。

また、法規制が多く特に狭小地では家を建てるのに適した土地なのかが分からない場合もあるでしょう。

 

東京23区をはじめとする都心部で理想の家づくりをするためには、どのような立地条件でも柔軟に対応できるハウスメーカーである必要があります。

狭小地で建築実績が豊富なハウスメーカーと一緒に土地探しをすることで、土地探しの段階からその土地を最大限に活用できるプランや建築制限などに関する専門的なアドバイスを受けることができます。

コツ2:縦の空間利用の提案力が高い(3・4階建て・屋上・地下等)

東京の狭小地に建つ4階建て住宅の外観(東京都台東区・9.64坪)

【敷地9.64坪】10坪以下でも4階建てで23.85坪の床面積を実現した住宅の事例>>>

2つ目は、縦方向の空間利用の提案力が高いハウスメーカーを探すことです。

ハウスメーカーによって、得意とする建物は変わります。
平屋が中心のハウスメーカーもあれば、2階建てを得意とするハウスメーカーもあるでしょう。

 

東京で住宅を建てるなら、床面積を十分に確保できる3・4階建てを得意とするハウスメーカーをおすすめします。

こうしたハウスメーカーは床面積を最大化する工夫のほか、床下や小屋裏など、空間を有効活用して収納を生み出すノウハウも豊富です。

施工事例や建築のコンセプトなどを確認して、コンパクトな土地でも空間を上手に活用するハウスメーカーを探しましょう。

コツ3:自由度が高い設計が得意

収納を十分に設けた3階建て住宅の内装(東京都中野区・28.7坪)

【敷地28.70坪】各所に収納を設けた機能的な狭小二世帯住宅の事例>>>

3つ目は、自由度が高い設計を得意とするハウスメーカーです。

狭小住宅では、狭小地・変形地であることも多く、限られた敷地を最大限に活用するためにクリエイティブな発想の家づくりが求められます。

また、居住スペースの確保を優先すると、収納などのユーティリティスペースが狭くなりがちです。狭小住宅が得意な完全オーダーメイドのハウスメーカーであれば、残り10cmまでこだわる空間利用の設計を行ってくれるでしょう。

コツ4:用途変更にも柔軟に対応

4つ目は、用途の変更に応える対応力です。

子どもが大きくなる、高齢になった両親と同居するなど、ライフスタイルに大きな変化が生じたとき、子供部屋をワークスペースにする、空いた部分を賃貸住宅として活用したり、二世帯住宅として利用できれば家を無駄なく利用できます。

ほかにも、店舗として利用する可能性がある場合は併用住宅に対応できる間取りにすることも考えられます。

このように用途の変更に柔軟に対応できる家を建てられることも、ハウスメーカー選びの指針となるでしょう。

コツ5:災害に強い家づくりが得意

5つ目は、災害に強い家づくりを行うハウスメーカーを選ぶことです。

日本に住んでいる以上、地震や水害、災害に起因する停電や火災といった各種災害はどこで発生するか分かりません。

災害に対応できる、高耐久な住まいを建てられるハウスメーカーがおすすめです。

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住宅密集地に家を建てる場合は、耐火性能をに優れた家を建てるなど、各種災害に対応した家を実現できるハウスメーカーを選びましょう。

▶都内トップクラスの施工実績|防火地域で建てる「木造耐火住宅」

コツ6:都内の法規制・地域事情に精通

防火地域に建てた3階建て木造耐火住宅(東京都台東区・12.16坪)

【敷地12.16坪】防火地域内に建築した24坪3階建ての事例>>>

6つ目は、各種法規制への対応力です。

東京で家を建てる場合、各種法律や条例による制限を知っておく必要があります。

代表的なものとしては、絶対高さ制限北側斜線隣地斜線制限といった制限が該当し、建物の最大高さや建築可能な形などを規定します。

都内での建築に慣れたハウスメーカーであれば、こうした高さ制限や斜線制限を熟知していることが多く、安心して建築を依頼できます。

コツ7:補助金活用・ファイナンス相談も充実

都内で実現した3階建てのZEH住宅(東京都港区・20.09坪)

【敷地20.09坪】都内で実現した断熱性の高いZEH住宅の事例>>>

7つ目は、補助金やファイナンス面の相談体制があることです。

ZEH住宅や太陽光発電設備を導入する場合、蓄電池やV2H(電気自動車のバッテリーを宅内の電力として利用する技術)を導入する場合など、各種条件を満たすことで補助金を活用できるケースがあります。

関連記事:東京都の太陽光発電導入促進事業を解説

関連記事:東京都の蓄電池設置の補助金を解説

関連記事:東京都のV2H補助金を解説

補助金の分だけお得に高性能な家を建てられるため、補助金を活用できるハウスメーカーがよいでしょう。

また、補助金に限らず住宅を購入する際に適切な資金計画を行うなど、お金の面での不安を取り除いてくれる業者がおすすめです。

東京でハウスメーカーを選ぶ際に気をつけたい点とは?

東京で狭小住宅が得意なハウスメーカーを選ぶ際に、気をつけておきたい点をご紹介します。

東京23区で狭小住宅の建築実績が豊富な業者を選ぶ

東京で狭小住宅を建てる場合、東京23区での建築経験が豊富なハウスメーカーを選択しましょう。

ハウスメーカーは会社によって得意とする工法が変わります。
東京23区での建築経験が豊富な業者を選択すれば、狭小地を最大限に有効活用した最高の空間づくりができるでしょう。

たとえば、斜線制限などの法規制をクリアできる最大限の高さでの屋上利用や、地下室の利用など土地を最大限に有効活用するプランが提案できます。

▶狭小地を最大限に活用した狭小住宅の事例

ハウスメーカーの見学会に参加する

ハウスメーカーを決める前に複数回、見学会に参加することもおすすめします。

完成見学会に参加することで、検討中のハウスメーカーで家を建てるとどんな家になりそうか、どのようなスタッフと一緒に家づくりを進めていくのか、具体的なイメージがつかめるでしょう。

自分が建てたい家のイメージをより具体化できますので、その後の家づくりの流れがスムーズになります。

 

なお、完成見学会に加えてモデルハウスを見学することもおすすめします。

得意とする工法やデザインが多用されていて、ハウスメーカーの特徴をつかみやすいからです。

完成見学会の事例よりもワンランク上のグレードも体験できますので、今後の家づくりの参考になるでしょう。

3階建てのモデルハウス_新宿公開中

▶空間を有効に活用する3階建て「新宿モデル」

3階建てのモデルハウス_新錦糸町公開中

▶空間を有効に活用する3階建て「錦糸町モデル」

東京の狭小住宅が得意なハウスメーカーの建築実例

記事の終わりに、東京都で狭小住宅が得意なハウスメーカーの建築実例を紹介します。

敷地15.69坪】防火地域内でも明るい3階建て

防火地域に立つ3階建て耐火木造住宅の外観(東京都台東区・15.69坪)

【敷地15.69坪】階段から太陽光が降り注ぐ明るく暖かい家の事例>>>

15.69坪の敷地に建つ注文住宅は、31.55坪の床面積を確保しています。

建築した土地は防火地域内で変形敷地です。
都内での建築に慣れていることから、こうした条件下でも過ごしやすい家の実現に成功しています。

防火地域に立つ3階建て耐火木造住宅の内装(東京都台東区・15.69坪)

【敷地15.69坪】階段から太陽光が降り注ぐ明るく暖かい家の事例>>>

各フロアが吹き抜け階段と大きなFIX窓に面していて、照明を点けていなくても太陽光で十分な明るさを実現しています。

床や天井の木目も相まって、穏やかな雰囲気の空間が広がります。

【敷地20.32坪】斜線制限で斜めになる壁も収納に

斜線制限に合わせた3階建て住宅の外観(東京都世田谷区・20.32坪)

【敷地20.32坪】斜めの壁収納として利用。デッドスペースを活用する家の事例>>>

20.32坪の東京都世田谷区の土地に建つのは、3階建て37.88坪の家です。

法律的な制限から屋根の形が斜めになっています。

斜線制限で斜めになった箇所を収納に利用(東京都世田谷区・20.32坪)

畳の下も収納として利用した住宅の内装(東京都世田谷区・20.32坪)

屋根がある箇所は、一部は部屋天井が斜めになりますが、空いてしまう箇所も収納として活用し、コンパクトな住まいでも十分な収納力を確保しています。

1階部分も畳の下を大型の収納にするなど、使わない空間がなくなるように配慮して設計している点にも注目です。

【敷地20.32坪】斜めの壁収納として利用。デッドスペースを活用する家の事例>>>

敷地29.03坪】縦方向の活用で72.63坪の床面積を実現

間口の狭い土地を活用した4階建て住宅(東京都台東区・29.03坪)

【敷地29.03坪】地下鉄出口直上に建つ細長い敷地事例>>>

東京都台東区、29.03坪の土地に建つ家は、木造4階建てで72.63坪もの床面積を確保しています。

都内でコンパクトな土地であっても、上方向に伸ばすことで十分な床面積を確保できるという好例です。

空間利用で内装が広く感じる4階建て住宅(東京都台東区・29.03坪)

【敷地29.03坪】地下鉄出口直上に建つ細長い敷地事例>>>

一方で中に入ると非常に広々とした空間が広がります。

4階建て住宅は、縦空間を最大限に有効活用すれば想像以上に開放的な間取りが実現できます。

おしゃれで快適な間取りの狭小住宅を建てるなら、東京23区の狭小住宅を得意とするハウスメーカーがおすすめです。

▶『クレバリーホーム東京』の施工事例

まとめ│狭小住宅が得意なハウスメーカーならクレバリーホーム東京

家事動線にこだわった3階建て狭小住宅の内装(東京都新宿区・19.77坪)

【敷地19.77坪】快適な各種動線が見事な住宅の事例>>>

都内で注文住宅を建てるとき、土地や建物をコンパクトにして予算を抑えたいと思う方も多いでしょう。

本記事ではこうした、狭小住宅を建築するときにおすすめできる「狭小住宅が得意なハウスメーカー」を選ぶ際のポイントを紹介しました。

 

狭小住宅は限られた敷地面積を最大限に活用するためのクリエイティブな空間設計が求められます。

 

また、立地条件に応じた足場組み、縦方向の間取り・動線設計など、建築する上で狭小ならではの経験値が必要になるケースが多く、多くの施工事例を持ち狭小住宅を得意とするハウスメーカーに依頼することが大切です。

 

クレバリーホーム東京は、「東京だからできる最高の家づくり」を目指し、お客様のご希望やライフスタイルに合わせた住まいづくりをお手伝いしています。

  • 3階建て・4階建て・多層階住宅
  • 木造耐火・高耐久・耐震住宅
  • ZEH・太陽光発電・蓄電池付き住宅
  • 地下室付き・屋上付き住宅
  • 狭小住宅・二世帯住宅

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お客様に寄り添い、最適なプランをアドバイスいたしますので、お気軽にご相談ください。

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監修者情報

高坂 昇

高坂 昇ou2株式会社 専務取締役 一級建築士

木造密集地域や防火地域において、木造ならではの施工性や設計の柔軟性、コストパフォーマンスを活かして木造耐火4階建て住宅(もくよん®)や、災害時の避難場所となる地下室や屋上を備えた災害住宅も提唱しています。

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