「ZEH補助金が間に合わない?」3つの対処法│2024年の補助金情報もチェック!
「ZEHの補助金が間に合わないときは、どうすればいいの?」
このような疑問を抱く場合があります。
本記事では、ZEHに関連する補助金を利用するとき、期限に間に合わない場合はどうするべきか、具体的な対策を紹介しています。
2023年の補助金に間に合わない場合は、2024年の補助金を利用することも有効な対策です。
2024年の補助金についても紹介していますので、補助金を利用して家を建てたい方はぜひ参考にしてください。
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Contents
ZEH補助金に「間に合わない」とは?
はじめに、そもそもZEH補助金とはどういった制度なのか、補助金に間に合わないとはどういった状況なのか解説します。
これから家を建てる予定がある方は、知っておいて損はありません。
そもそもZEHってどんな制度なの?
ZEH補助金は、ZEHの基準に合致した住まいに対して補助金が交付される仕組みのことです。
ZEHとは、断熱性を高めるとともに高い効率を発揮する設備を導入して消費するエネルギーを削減、太陽光発電システムなどの再生可能エネルギーを利用してエネルギーを生み出し、家庭内でのエネルギーの収支をゼロにする住まいを指します。
経済産業省と環境省が実施する「戸建ZEH補助事業」を利用することで、通常のZEH基準を達成した場合55万円、より条件の厳しいZEH+基準を達成した場合に100万円の補助金が交付されます。
なお、戸建ZEH補助事業のほか、2023年に国土交通省が実施する「こどもエコすまい支援事業」でも、ZEHの基準に合致していれば100万円の補助が出るなど、ZEHに関連して補助金を受けられる制度は複数あります。
※2023年度 こどもエコすまい支援事業は9月28日に予算が上限に達し、交付申請の受付を終了しました。
関連記事:ZEH住宅とは?わかりやすく解説
補助金が間に合わないってどんな状況?
では、ZEHに関連する補助金が「間に合わない」とは、一体どのような状況なのでしょうか。
主に以下の2つの場合が考えられます。
申請期限が間に合わなかった
1つ目は、申請期限に間に合わなかった場合です。
たとえば戸建ZEH補助事業は、2023年度は一次公募が11月10日に、二次公募が1月9日に公募期間が終了します。
土地探しやプランニングに時間を要して、こうした申請の受付期限に間に合わなければ、戸建ZEH補助事業に関連する補助金は受けられません。
竣工期限が間に合わなかった
2つ目は、竣工(建物の完成)が間に合わなかった場合です。
ZEHに関連する制度は、建物が完成した後に実績報告書を提出しなければ補助金を受け取ることはできません。
実績報告書を作成するためには、工事の完了と引き渡し、建築費の支払い等が完了している必要があります。
万が一、工事に遅れが生じて建物の完成が実績報告書の提出期限に間に合わない場合も、補助金の申請が完了していても補助金は受け取れません。
ZEH補助金を活用するには、土地探しやプランニングから建物の完成・引き渡しまで、前倒しのスケジューリングが重要です。
都内での家づくりのご相談は、クレバリーホーム東京までお気軽にお問い合わせください。
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ZEH補助金、間に合わない場合どうすればいい?
補助を受けて家を建てたいと考えているのに、補助金の申請期限に間に合わない。または工事が実績報告書の申請期限に間に合わない。
このようなケースでは、どうすれば補助金を受けながら家を建てられるのでしょうか。
方法(1)補助を受けずにそのまま建築する
1つ目の方法は、補助金を受け取らないと決めてそのまま建築することです。
通常、補助金は各年度ごとに予算や申請期間が決まっていて、申請期限を逃すと次年度まで申請はできません。
子どもの入学や転勤など家庭の事情で早めに家を建てる必要がある場合は、補助金の受け取りよりも早く家を建てることを重視する場合もあるでしょう。
なお、補助金によっては1つの年度で複数回、補助金の申請受付を行う場合もありますので、利用する可能性のある補助金のホームページを確認しましょう。
また、国のほか県や市町村など、地方自治体が独自に補助金を実施しているケースもありますので、合わせて補助を受けられないか確認が必要です。
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方法(2)次年度の補助金を利用する
2つ目の方法は、次年度の補助金を利用することです。
入居時期に明確な希望がない場合は、ハウスメーカーとの契約や工事の開始を遅らせて、補助制度を利用できる期間に家を建てる手があります。
補助金によっては前年度から情報が公開されている場合もありますので、最新の情報を参照して、補助制度の内容に魅力を感じる場合は家を建てる時期をずらすことも考えられます。
なお、令和6年(2024年)は、ZEHに関連して2つの補助金の情報がすでに公開されていますので、例として紹介します。
関連記事:令和6年東京ゼロエミ住宅【最大240万円】補助金の条件と申請の疑問を解説
令和6年度 戸建ZEH補助事業
本事業は令和3年から継続して行われている制度で、ZEHやZEH+の基準に合致した家を建てることで、仕様によって55万円~100万円の補助金が交付される制度です。
ほかにも蓄電システムやV2H充電設備など、よりエネルギー削減に効果を発揮することが期待される住まいには、補助金が追加されるメニューも用意されています。
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子育てエコホーム支援事業
本事業はZEH基準に合致する家を建てることで、80万円の補助金が交付される制度です。
注文住宅の新築は子育て世帯、または若者夫婦世帯(夫婦いずれかが39歳以下)を対象とした制度です。
対象となる世帯が限られる一方で、通常のZEH基準であれば戸建ZEH補助事業よりも補助金額が高い点がメリットに挙げられます。
方法(3)補助制度の事務局に問い合わせる
申請が完了している一方で、工事が間に合わずに実績報告が出せない場合は、補助制度を運用している事務局に問い合わせることをおすすめします。
戸建ZEH補助事業のホームページには「完了予定日までに事業が完了しない見通しとなった場合、どうすればよいですか?」というQ&Aが公表されています。
Q&Aでは「速やかにSII(事務局)までご相談ください」と記載があります。
明確な理由があって完了予定日が遅れる場合、実績報告の提出日を延長できる可能性があります。
例として挙げられているのは、以下の理由です。
- 隣家等との調整に不測の日数を要した場合
- 自己都合によらない設計変更があった場合
- 建築確認その他の関係機関との協議・許認可に不測の日数を要した場合
- 工事の施工に伴い明らかになった状況変化(土質、地盤等)があった場合
- 豪雨、豪雪等が発生した場合
- 資材の入手難、特注品の納期延期があった場合
- 新型コロナウィルス感染症の影響による工程遅延等があった場合
こうした理由があって竣工日が遅れる場合は、速やかに事務局に相談しましょう。
ZEH補助金を利用する場合の注意点
記事の終わりに、ZEH補助金を利用する場合に知っておきたい事柄がありますので、利用を検討している方は把握しておきましょう。
ZEH申請後は基本的に設計変更できない
ZEHは申請時に、基準に適合することを証明するために各種計算書や、計算の根拠となった図面や設備のカタログなどを提出する必要があります。
こうした根拠資料は原則として変更できないことから、申請に間に合わせるために図面や設備を暫定的に決めることはできない点に注意が必要です。
期限が到来する前に予算がなくなることも
全ての補助金に共通して言えることですが、申請の締め切り前に予算がなくなる可能性があります。
申請期限が先だからと、時間をかけて検討していると予算が底を尽きて補助金を受けられなくなるかもしれません。
設計変更と予算の限度、どちらの注意点も早めに設計に取り組んで仕様を決めることで、補助を受けられない事態は避けられます。
早めにハウスメーカーに相談して、適切なスケジュールで家づくりを行いましょう。
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まとめ│補助金を利用する場合は早めに計画を
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「ZEH補助金を利用する予定だったが申請に間に合わない」
「ZEH補助金を申請済みだが期限までに工事が終わらない」
こういった悩みに対して、間に合わないと感じたときの具体的な対処法について解説しました。
ZEHに適合する住まいは、補助金を活用することで100万円前後の補助を受けられる可能性があることから、ZEHに関連する制度はぜひ活用したいものです。
しかし入居のタイミングや土地選びの進捗など、様々な理由で補助金を受けられない可能性があります。
確実に補助金を受け取るために最も効果的な方法は、早めに家づくりを始めて余裕を持ったスケジュールで土地探しや設計を始めることです。
早めに家づくりを始めるためにも、まずは土地のこと、住まいのことを総合的に相談できるハウスメーカーを探すことから始めましょう。
クレバリーホーム東京では、土地探しから補助金の申請補助、引き渡しまで一貫して家づくりお手伝いを致します。
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