狭小住宅のおしゃれな間取りアイデア13選│10坪・15坪・25坪など土地面積別の事例も紹介
都内で家を建てる場合、土地の価格が高いことから狭小住宅を選択するケースがありますが、狭小住宅でもおしゃれな間取りを実現したいという方は多いでしょう。
そこで本記事では、30坪未満の住まいを中心に狭小住宅のおしゃれな13の間取りアイデアを解説します。
10坪・15坪・25坪と実際に建てられた注文住宅の実例も紹介しますので、これから都内で家を建てる計画がある方は必見です。
Contents
- 1 おしゃれな狭小住宅の間取り実例4選
- 2 狭小住宅のおしゃれな間取りアイデア13選
- 2.1 『吹き抜け』採光・通風に高い効果を発揮
- 2.2 『勾配天井』視線を高く導き広さを演出
- 2.3 『スケルトン階段』視線を遠くに・光を取り込む
- 2.4 『高窓・天窓』プライバシーを守りつつ外を取り込む
- 2.5 『壁を作らない』間取りをつなげて開放感を演出
- 2.6 『ロフト』小屋裏を有効活用して収納・書斎に
- 2.7 『造作収納』ぴったり寸法で空間を有効活用
- 2.8 『階段下』デッドスペースの有効活用
- 2.9 『明るい色の壁紙』視覚的に広く見える効果
- 2.10 『動線を短く』水回りをひとまとめに
- 2.11 『ビルトインガレージ』車・自転車用のスペースに
- 2.12 『地下室』シアタールーム・音楽室に
- 2.13 『中庭・屋上』プライベートな外を手に入れる
- 3 まとめ│狭小住宅のおしゃれな間取りはアイディア次第
おしゃれな狭小住宅の間取り実例4選
まずはおしゃれな狭小住宅の実例を見てみましょう。
10坪・15坪・20坪・25坪と坪数別に紹介します。
【約10坪】防火地域に建つ木造4階建て
【敷地9.64坪 】防火地域に建つ木造4階建ての事例を見る>>>
台東区、9.64坪の土地に建つ住まいは、縦に長く4階建ての住まいにすることで、23.85坪の延べ床面積を確保しています。
キッチンには十分な量の収納も確保し、奥行きを活かして居室は十分な広さを確保。
ロフトや階段下の土間収納など、デッドスペースを活用する意識を働かせています。
【約15坪】スケルトン階段で明るい防音室付きの家
【敷地15.69坪 】スケルトン階段のある3階建ての事例>>>
台東区、15.69坪の土地に建つ3階建ての家は、31.55㎡の延べ床面積を確保しています。
スケルトンの鉄骨階段に面して大きな窓を設けているため、都市部にありながら十分な採光を確保できています。
【敷地15.69坪 】スケルトン階段のある3階建ての事例>>>
リビングダイニングは照明をつけなくても過ごせるほどの明るさが得られます。
声楽教室を行うということで、防音ドア・二重サッシを利用。大きな音を出しても周囲への音の影響を低減できます。
こうしたこだわりは、注文住宅ならではといえるでしょう。
【約20坪】タイルと石目調の収納がおしゃれな家
【敷地20.32坪 】石目調の収納が綺麗な3階建ての事例>>>
世田谷区、20.32坪の土地に建つ3階建ての家は、シックな黒の外観に上質な木目調の格子がおしゃれな外観を持っています。
【敷地20.32坪 】石目調の収納が綺麗な3階建ての事例>>>
リビングは床面にタイルを貼り、テレビボードも兼ねた壁面収納は石目調の高級感ある造作家具を選択しました。
壁面の寸法ぴったりに収納を設けられることから、わずかなすき間も有効活用している点に注目です。
【約25坪】収納が豊富な清潔感のある明るい住まい
【敷地24.30坪 】収納豊富な清潔感ある3階建ての事例>>>
葛飾区、24.30坪の土地に建つ住まいは、各所に設けられた十分な収納が魅力的です。
リビングはテレビボードを囲むように収納が確保されており、キッチンとの間にはワークデスクも設けられています。
【敷地24.30坪 】収納豊富な清潔感ある3階建ての事例>>>
玄関横には大型のシューズクロークを完備。ほかにも洗面台横や子ども室にも造作の収納を設けて、新たに収納を購入・配置しなくても快適に住めるよう設計されました。
このように、コンパクトな土地に家を建てる場合でも、工夫や建て方次第で、広々としたおしゃれな空間の間取りを作ることは可能です。
ただし、こうした住まいを建てるためには、都市部での建築経験に裏打ちされた緻密な設計力が必要になります。
狭小地での建築を検討している場合は、東京23区での建築経験が豊富なクレバリーホーム東京まで、お気軽にご相談ください。
狭小住宅のおしゃれな間取りアイデア13選
続いて、狭小住宅でおしゃれな間取りを実現したいと思ったときに取り入れたいアイデアを紹介します。
実例の写真も一緒に掲載しますので、間取りについて悩んでいる場合はぜひ参考にしてください。
『吹き抜け』採光・通風に高い効果を発揮
【敷地17.16坪 】おしゃれな鉄骨スケルトン階段がある3階建ての事例>>>
採光・通風の効果を高めたい場合は、吹き抜けの利用がおすすめです。
上階の床を抜いて下階に光や風を届ける吹き抜けは、実用面だけでなく、広がりを感じられることからおしゃれさを追求する場合も効果的です。
関連コラム:吹き抜けの後悔を防ぐ家づくりのポイント
『勾配天井』視線を高く導き広さを演出
【敷地21.74坪 】勾配天井で広さを感じやすい3階建ての事例>>>
おしゃれな間取りにするためには、勾配天井の利用もおすすめです。
視線が屋根勾配に従って高く導かれるため、実際の天井高以上の高さを感じられます。
加えて天窓を配置するなど、開口部と組み合わせることで空間はさらにおしゃれになるでしょう。
『スケルトン階段』視線を遠くに・光を取り込む
【敷地15.69坪 】スケルトン階段から採光する3階建ての事例>>>
光や風を呼び込みたい場合は、スケルトン階段の利用がおすすめです。
スケルトン階段は階段の踏み板と踏み板の間にすき間があり、光や風が通過するようになっています。
都市部で自然光や自然の風を取り込みたい場合に利用を検討しましょう。
『高窓・天窓』プライバシーを守りつつ外を取り込む
【敷地17.96坪 】吹き抜け・天窓から自然光が降り注ぐ3階建ての事例>>>
都市部で周囲を建物に囲まれている場合でも、高い位置に窓を配置する高窓や、天井に窓を配置する天窓を利用すれば、効率的に光を取り込めるでしょう。
周囲の道路や建物と視線が合いにくいことから、プライバシー性の高さにも注目です。
関連コラム:プライバシーに配慮した家の建て方とは?
『壁を作らない』間取りをつなげて開放感を演出
【敷地31.90坪 】仕切りのない間取りが特徴の3階建ての事例>>>
1つのフロア当たりの広さが制限されやすい狭小住宅では、柱や壁を取り払い間取りをつなげることで開放感を感じられます。
間取りをつなげることで廊下がなくなり、動線が短くなることで家事が行いやすい点もメリットです。
『ロフト』小屋裏を有効活用して収納・書斎に
【敷地9.64坪 】10坪以下の敷地で広々住む4階建ての事例>>>
最上階の部屋では屋根の下の空間、いわゆるロフトの利用もおすすめです。
ロフトがあることで一気に収納が大きく拡張され、収納のほか書斎などにも利用できます。
費用を抑えつつ、収納を拡張できる点にも注目です。
コンパクトな敷地でも十分な床面積を確保するためには、建築費用を抑えられる「木造4階建て」という方法もあります。
木造4階建てのメリット・デメリットや施工事例などについて、知りたい方は「もくよん(木造4階建て)」のページをご覧ください。
参考:もくよん(木造4階建て)
『造作収納』ぴったり寸法で空間を有効活用
【敷地13.27坪 】空間を有効活用した造作収納のある3階建ての事例>>>
狭小住宅を選択する場合こそ、大工が設える造作収納の利用がおすすめです。
計算したうえでぴったりの寸法の家具を作れるため、床面積が限られる狭小住宅において家具と壁の間のすき間を詰められる造作収納は特におすすめです。
『階段下』デッドスペースの有効活用
【敷地27.67坪 】階段下をトイレとして活用した3階建ての事例>>>
床面積を確保したい場合は、階段下のデッドスペースを利用しましょう。
階段の下は天井が低くなることから、通常の部屋としての利用は見込めません。
収納・トイレ・書斎など、高さがなくても利用できる部屋として活用方法を考えます。
『明るい色の壁紙』視覚的に広く見える効果
【敷地24.30坪 】明るい色の壁紙で広く感じる3階建ての事例>>>
部屋を広く見せるためには、明るい色の壁紙を利用します。
色には広く見える膨張色と、引き締まってみえる収縮色があります。
膨張色である明るい色味の壁紙を選択して、広さを感じられるようにしましょう。
『動線を短く』水回りをひとまとめに
【敷地17.96坪 】水回りの動線を短くまとめた3階建ての事例>>>
狭小住宅での暮らしは、移動の時間を短くするための動線計画が欠かせません。
特に水回りをまとめることで、炊事・洗濯・掃除と家事動線を短くすることにつながりますので検討してみましょう。
関連コラム:家事動線のいい間取りの考え方
『ビルトインガレージ』車・自転車用のスペースに
【敷地16.15坪 】ビルトインガレージで愛車を守る3階建ての事例>>>
狭小住宅では車や自転車の置き場所に困るケースがありますが、1階部分をビルトインガレージにすることで駐車・駐輪スペースを確保できます。
車やバイク、自転車をイタズラや風雨から守り、綺麗な状態を保てる点もメリットに挙げられます。
関連コラム:ビルトインガレージを建てよう!特徴を解説
『地下室』シアタールーム・音楽室に
【敷地16.15坪 】地下にシアタールームのある3階建ての事例>>>
趣味や家族との時間を充実させ楽しく過ごすためには、地下室を設けて好みのおしゃれな空間を作ることもおすすめ。
音漏れが少ない地下室では、シアタールームや音楽室といった音を出す趣味との相性に優れています。
関連コラム:地下室の7つの使い道と建築実例
『中庭・屋上』プライベートな外を手に入れる
【敷地13.47坪 】広々使い勝手のよい屋上を持つ3階建ての事例>>>
地下室とは反対に、中庭や屋上の利用もおすすめです。
都内の狭小地では十分な広さの庭や外構を作ることは困難です。
中庭や屋上を設けられれば、周囲からの視線を気にすることのない、プライベート感のある外を手に入れられるでしょう。
関連コラム:生活に取り入れたい屋上庭園の魅力
まとめ│狭小住宅のおしゃれな間取りはアイディア次第
【敷地29.03坪 】屋上付きで開放的な間取りが特徴の4階建ての事例>>>
東京都内で実現した、30坪未満を中心とした注文住宅の実例とともに、コンパクトな家にぴったりの間取りアイデアを紹介しました。
こうした間取りを実現することで、狭小住宅でもおしゃれで機能的な間取りを実現することができるでしょう。
ただし、紹介した事例のように機能性とおしゃれさを備えた住まいを実現するためには、暮らしやすさにこだわる緻密な動線設計・施工が必要です。
クレバリーホーム東京では、狭小住宅に求められる「10cm」の空間を最大限に有効活用する設計で、お施主様の要望を叶えます。
これから東京23区内で家を建てる可能性がある場合は、お気軽にご相談ください。
クレバリーホーム東京は、お客様のご希望やライフスタイルに合わせた住まいづくりを提供しています。
- 3階建て住宅・4階建て住宅
- 木造耐火住宅
- 狭小住宅
- 地下室付き住宅・屋上付き住宅
- 二世帯住宅
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