【建築家による狭小住宅の事例集】設計のポイントや有名な施工会社について
都市部の狭小住宅には、建築家が手掛けた事例が、数多くあります。
建築家は、一般的なハウスメーカーと比べて、設計・工法の自由度が高く、コンパクトな土地を活かした家づくりが可能です。
本記事では、建築家による狭小住宅の施工事例や設計のポイントについて、ご紹介します。
狭小地に「明るく開放的なお住まい」を希望している方は、ぜひ参考にしてくださいね。
建築家がつくる狭小住宅の魅力
都市部の狭小住宅は、厳しい法令上の制限のなかで施工するケースが多いため、土地に合わせた柔軟な設計や施工が重要です。
一般的なハウスメーカーの場合、自由設計と宣伝していても、ある程度プランニングに制限があることが多く、希望通りの間取りにできないケースや狭小地の建築自体をお断りされるケースがあります。
完全自由設計ができる建築家の魅力について、ご紹介します。
土地を最大限に活用した広々空間
狭小住宅は10坪や15坪など、限られた土地につくるため、施工の仕方や間取りによっては、窮屈に感じてしまう恐れがあります。
建築家は、「空間を広く見せる工夫」や「採光の取り方」、「デットスペースを活用した収納」など、土地を活かした設計が可能です。
狭小住宅でも、ご家族が伸び伸びと暮らせる家づくりができます。
東京23区に特化しているクレバリーホームの城東店・新宿店では、10cmも無駄にしない柔軟な「設計・工法・構造」の家づくりをおこなっています。
暮らしやすい間取りの工夫
狭小住宅は、ワンフロアがコンパクトな縦に細長い住宅が多く、3階建て・4階建ても珍しくありません。
建築家は、狭小住宅ならではの特性を活かした設計が可能なため、階段移動を極力少なくした、機能的な家づくりを実現します。
家事動線や生活動線のスムーズなお住まいになります。
細長い家をおしゃれなデザインに
狭小住宅は、マンションのような細長い外観になることも多く、シンプルすぎて物足りなさを感じてしまう方もいらっしゃいます。
しかし、細長い狭小住宅でも、建築家に依頼することで、オリジナルのおしゃれな外観にできます。
外壁材や色、ベランダの出し方や屋根の形状など、デザイン性を向上させるアイデアが豊富です。
関連記事:隣の家との距離が近い|1mなど法律上の制限と理想の距離、日当たり確保方法、トラブル回避法など
狭小住宅の建築事例
建築家が手掛けた狭小住宅をご紹介します。
「開放感」「採光の取り方」「生活動線」「収納」など、建築家のアイデアや工夫がわかるため、ぜひご家族の理想のお住まいを設計する参考にしてくださいね。
細長いフォルムの狭小住宅【敷地9.64坪】
敷地10坪未満に建てた4階建ての狭小住宅です。
統一された大開口の窓が、スタイリッシュな外観のおしゃれなアクセントになっています。
ワンフロアがコンパクトながらも、天井を部分的に上げることで、開放感のある空間を実現しています。
吹き抜けのある狭小住宅【敷地17.96坪】
吹き抜けとスケルトン階段の縦の空間設計によって、広々とした開放的なリビングを実現しました。
吹き抜け上部の天窓から採光が入るため、お部屋の隅まで明るくなります。
10cmも無駄にしない狭小住宅【敷地20.32坪】
木目調の格子×黒のシックなモダンスタイルの狭小住宅です。
間接照明の陰影により、高級感を演出。
斜線の関係で、斜めになっている壁に収納棚を設けるなど、10cmも無駄にしない工夫が施されています。
狭さを感じない明るい狭小住宅【敷地15.69坪】
スケルトン階段を採用したことで、大開口の窓から入る採光を遮らず、明るい開放的なリビングを実現しました。
階段奥まで視線が抜けるため、狭さを感じさせません。
玄関横の省スペースを利用した手洗いやキッチン横のワークスペースなど、デットスペースを活用したアイデアが満載です。
常識に捕らわれずに、ご家庭に合わせた機能的な間取りを実現しています。
機能的な間取りの狭小住宅【敷地28.7坪】
ご家族が集まるリビングに、ランドセルやカバンなど、日常的に使うアイテムをまとめて収納できるスペースを設けています。
外出や帰宅時にスムーズな移動が可能です。
リビング収納が充実していることで、サッと片付けができ、綺麗なリビングを保ちやすいメリットがあります。
スタイリッシュな狭小住宅【敷地13.27坪】
スケルトン階段とモルタル調のクロスによって、クールでかっこいいデザイン住宅に仕上がっています。
黒を基調としたデザインでも、「天井を部分的に上げる」「高窓を設置する」工夫によって、明るく開放的な印象を与えます。
スケルトン階段の下に、デットスペースを活用した大容量の収納スペースを確保しました。
狭小住宅の設計のポイント
狭小住宅は、「デザイン性」と「暮らしやすさ」を両立させた設計がポイントです。
アイデア次第で、居心地の良い機能的な住空間を実現できます。
おもな設計のポイントは下記の通りです。
- 日当たり確保
- デットスペースを活用した収納
- 吹き抜けリビング
- スケルトン階段
- ビルトインガレージ
順番に押さえるポイントをわかりやすく解説します。
日当たり確保
狭小住宅は住宅密集地に多いため、日当たり確保のための工夫がポイントです。
「吹き抜け」や「天窓」は、高い位置から採光を確保できるため、明るいリビングにできます。
吹き抜けが難しい場合には「高窓」がおすすめです。
視線が外に抜けるため、プライバシーを確保しつつ、開放的な空間づくりができます。
デットスペースを活用した収納
狭小住宅を暮らしやすいお住まいにするためには、デットスペースを活用した間取り設計が大切です。
「階段下収納」「リビング収納」以外にも、「階段の壁」や「廊下の壁」など、ちょっとしたスペースでも収納はつくれます。
生活動線上にあることで、使い勝手がよく、片付けしやすいお住まいになります。
吹き抜けリビング
吹き抜けは、縦に視線が広がるため、コンパクトなリビングでも開放的にみせる効果があります。
細長い狭小住宅では、縦の空間を贅沢に使った吹き抜けによって、高級感を演出するデザインが人気です。
間接照明やスポットライトを使った空間演出と相性抜群です。
スケルトン階段
スケルトン階段は、骨組みだけの階段なため、視線や採光を遮りにくくなります。
視線が部屋の奥まで抜けるので、広がりのある空間を実現します。
素材や色のバリエーションが豊富にあるため、お部屋のテイストに合わせやすく、インテリアの一部としてデザイン性を向上させます。
吹き抜けとの相性も良く、おしゃれで開放的なお住まいにしたい方に向いています。
ビルトインガレージ
3階建て以上の狭小住宅の場合、1階をビルトインガレージにする方は、多くいらっしゃいます。
広い土地を確保しなくとも、自宅に駐車スペースを確保できるビルトインガレージは、都市部の住宅で人気です。
ご家族でのお出かけや休日のお買い物など、車のある便利な暮らしを可能にします。
シャッター付きにするか、照明やコンセントはどうするかなど、ご家庭に合ったオリジナルの設計を検討してみましょう。
関連記事:1階駐車場・2階以上が住居の家|間取りと外観画像、費用、メリット・デメリット、耐震性
狭小住宅の有名な施工会社は?
都市部に多い狭小住宅は、「防火地域」「高さ制限」「建ぺい率」「容積率」など、厳しい法令上の制限のなかで施工するケースが多くなります。
そのため、厳しい条件下に対応できる確かな設計力と技術力が必要です。
クレバリーホーム東京は、東京23区に特化した狭小住宅の施工実績が豊富な施工会社です。
「木造」「鉄骨造」「RC造」「混構造(木造×RC造、木造×鉄骨)」など、土地や予算に合わせて柔軟な工法を選んで施工できます。
まとめ
狭小住宅の施工事例や設計のポイントについて、ご紹介しました。
柔軟な設計や工法が可能な建築家に依頼することで、ご家族が暮らしやすい機能的な狭小住宅にすることが可能です。
クレバリーホーム東京は、お客様のご希望やライフスタイルに合わせた住まいづくりを提供しています。
- 3階建て住宅・4階建て住宅
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