【20坪の土地に3階建て】間取りのコツ5選│ビルトインガレージなど施工事例も紹介

【20坪の土地に3階建て】間取りのコツ5選│ビルトインガレージなど施工事例も紹介

「20坪前後の土地に3階建ての家を建てると、どんな間取りになるのかな?」

都内で注文住宅を建てる予定の方は、土地の単価が高いことから、こうした疑問を持つ場合もあるでしょう。

20坪と聞くとコンパクトな敷地に思えますが、実際に家を建てるとどのような間取りの家ができるのでしょうか。

 

本記事では、東京23区内で建てられた20坪前後の土地に建つ注文住宅の事例を紹介するとともに、20坪の土地に3階建てを建てる際の間取りのコツを解説します。

そもそも20坪の土地とはどのような大きさなのか、広さのイメージから解説しますので、ぜひ参考にしてください。

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20坪の土地。どれくらいの広さ?

21.19坪 二世帯住宅で広々暮らす3階建ての家

【21.19坪 二世帯住宅で広々暮らす】の事例を見る>>>

はじめに、20坪の土地のイメージについて解説します。

一体どのくらいの広さで、どのくらいの大きさの3階建てが建てられるのでしょうか。

20坪の土地のイメージは「小中学校の教室1つ分」

普段は使わない「坪」は、身近なメートルを用いると「1坪=3.305㎡(平米)」で表すことができます。

つまり、20坪の土地は「20坪✕3.305㎡=66.1㎡」となります。

20坪の土地をイメージしやすい小中学校の教室の広さ

引用:厚生労働省「主な検討事項及び論点に関する資料」

文部科学省の教育に関する資料によると、公立の小中学校の平均的な教室の広さは64㎡と記載されています。

このことから、20坪の土地は一般的な教室1つ分の広さと考えられます。

20坪の土地。どのくらいの3階建てが建つ?

20坪(66㎡)の土地に3階建ての家を建てる場合、単純に20坪を3倍して60坪の家を建てられる訳ではありません。

国土交通省「建物はどんなルールに従って建てられる?」

引用:国土交通省「建物はどんなルールに従って建てられる?」

土地の中で建物を建てられる面積の割合を建ぺい率といいます。

 

建ぺい率は地方自治体が定めるものですが、東京都の基準では住宅を建てられるエリアの建ぺい率は原則30~80%と定められています。

参考:東京都都市整備局「用途地域等の指定方針・基準について」

建築予定地の建ぺい率が最大の80%とすると、20坪66㎡の土地では「66㎡✕0.8=52.8㎡」が家を建てられる面積になります。

52.8㎡の面積で3階建てを建てると「52.8㎡✕3=158.4㎡(47.9坪)」が、20坪の土地に家を建てられる最大の面積といえるでしょう。

なお、北側斜線など、各種法令で3階部分は建ぺい率いっぱいまで家を建てられないケースも多い点には注意が必要です。

 

20坪の土地で3階建てを建てても必要な床面積に達しない場合は、近年の法改正で「木造4階建て」を選択できるようになりました。

木造4階建ては鉄骨造よりコストが抑えられ、SDGs(持続可能な開発目標)の取り組みにつながることから、都市部では有効な選択肢になっています。

20坪でも建てられる木造4階建ての家もくよん▶20坪でも建てられる木造4階建ての家「もくよん

20坪に3階建てを建てた施工事例を紹介

実際に東京23区内で、20坪の土地に3階建ての家を建てるとどのような住まいになるのでしょうか。

広さとともに実用性を確保した、5つの事例を紹介します。

【土地13.27坪 床面積21.23坪】こだわりの内装と音響の家

こだわりの内装と音響が素敵な3階建て 外観もタイルでおしゃれに

【13.27坪 こだわりの内装が素敵な3階建て】の事例を見る>>>

品川区、13.27坪の土地に建つ3階建ての家は、延床面積は21.23坪です。

敷地を最大限に活用するために、建物を道路ぎりぎりに建てている点が特徴的です。

建物が道路に近づくと素材の良し悪しが分かりやすくなりますが、高級感のあるタイルを利用しており重厚感ある仕上がりになっています。

こだわりの内装と音響が素敵な3階建て ワンフロアで広々暮らせる間取り

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外観と同様にスタイリッシュな雰囲気を感じる内装はモルタル調のクロスを利用しています。

ワンフロアにLDKを設けていることから、13坪とコンパクトな土地でも広々と感じられます。

【土地15.69坪 床面積31.55坪】防火地域に立つ明るい吹き抜けの家

15.69坪 明るい吹き抜けが印象的な3階建ての家

【15.69坪 明るい吹き抜けが印象的な3階建ての家】の事例を見る>>>

台東区では15.69坪の敷地に、延べ床面積31.55坪の3階建てを建てました。

ホワイトでまとめた外観は玄関にのみ黒のアクセントタイルを使用。すっきりした印象に仕上げています。

白を中心にまとめたキッチンは広々と感じられる

【15.69坪 明るい吹き抜けが印象的な3階建ての家】の事例を見る>>>

こちらの住まいもLDKをひとまとめにして、コンパクトな土地でも十分な広さを確保しています。

床・壁・天井と白や薄緑の素材を利用し、光を十分に反射させている点にも注目です。

上階からの光を取り込んで明るさを提供する吹き抜け階段

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階段部分はスケルトン階段になっていて吹き抜け形状です。

3階から2階、2階から1階へと光を落とし込み、都市部でも十分な採光を確保できています。

【土地20.09坪 床面積35.70坪】都心で実現したZEHの住まい

3階建ての家に太陽光・バルコニー・駐車場を設けた3階建ての家

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港区白金に建てられた住まいは、敷地面積20.09坪、延床面積35.70坪です。

屋根に太陽光パネルを利用するとともに蓄電池を設置。断熱性も高めることでZEH(ゼッチ:家庭で生み出すエネルギーが、使用するエネルギーを超える住まい)を実現しています。

建物右側には駐車スペースも設けて、非常に利便性の高い間取りです。

光が差し込む2階リビングは明るく広々と感じられる

2階リビングの奥にあるインナーバルコニーで雨の日も便利に過ごせる

【20.09坪 都心で実現したZEHの3階建ての家】の事例を見る>>>

LDKは光が差し込むように設計しており、非常に明るく清潔感あふれる雰囲気です。

奥にはインナーバルコニーも設けており、晴れの日でも雨の日でも、便利にプライバシーを守りつつ洗濯物を干すことができます。

 

本事例のように、家に取り付ける設備を工夫することで、晴れの日でも雨の日でも快適に過ごせる住まいを実現可能です。

太陽光と蓄電池をセットで導入することで、災害が発生して停電になっても電気を使い続けられる点もメリットです。

2023年からは東京都で太陽光発電に対する助成金も始まっていますので、災害に強い家を求める方も、太陽光発電の導入を検討してみましょう。

関連記事:2023年 東京都の太陽光発電導入促進事業ついて

東京都補助金対象の太陽光発電と蓄電池があるサステナブルな住まいSKYSHARE OG

【土地24.30坪 床面積38.57坪】十分な収納力が魅力的な家

広々した2階リビングは奥に水回りも設けて動線も優れる

【24.30坪 造作家具で収納力が自慢の3階建ての家】の事例を見る>>>

葛飾区の24.30坪の土地に建つのは、延床面積38.57坪の住まいです。

敷地が24坪にもなると、LDK空間も十分広々感じられ、LDKに加えて水回りをひとつのフロアに設ける余裕が出てきます。

個室にも造作家具を設けて空間を有効活用している

シューズクロークは外で使う用品も収納でき、非常に便利

【24.30坪 造作家具で収納力が自慢の3階建ての家】の事例を見る>>>

こちらの住まいではリビングに加えてシューズクロークや子供部屋など、各部屋に造作の収納を設けて空間を最大限に活用しています。

土地や床面積が限られている場合は、壁と家具のすきまなど、細かなところまで意識して活用することが大切です。

【土地9.64坪 床面積23.85坪】10坪以下の土地に4階建ての住まい

縦方向に伸びる4階建ての家は限られた土地を最大限活用して実現している

【9.64坪 狭小敷地で広々暮らす4階建ての家】の事例を見る>>>

最後に紹介するのは、台東区の9.64坪の敷地に建つ、延床面積23.85坪の4階建ての住まいです。
3階建てで床面積が不足する場合は、選択肢のひとつとして4階建てを加えてみましょう。

10坪に満たない土地でも、設計の工夫で広々した空間を手に入れられる

【9.64坪 狭小敷地で広々暮らす4階建ての家】の事例を見る>>>

空間を有効に活用することで、10坪以下のコンパクトな土地でも収納を十分に備えた使い勝手のよい空間も実現可能です。

 

敷地がコンパクトになる場合、狭い空間での暮らしを想像しがちですが、設計の工夫次第で、紹介した事例のような広々とした空間での暮らしが実現できます。

狭小・変形地などで家を建てる場合でも、「10センチの大切さ」を知るクレバリーホーム東京にお気軽にご相談ください。

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20坪の土地に3階建て。間取りのコツ5選

紹介した事例のような、コンパクトでも広々快適な住まいは、間取りのコツをつかむことで実現が近づきます。

20坪の土地に3階建てを建てる際に知っておきたいのは、以下の5つのコツです。

地下・小屋裏など空間を有効活用する

階段下に十分な収納を設けた3階建ての事例

【28.70坪 収納力にこだわる二世帯3階建ての家】の事例を見る>>>

1つ目は、地下や小屋裏といった空間を有効に活用することです。

横方向に家を広げられない以上、広げる方向は上か下の縦方向に限られます。

特に階段下や小屋裏は費用をかけずに、収納や書斎などのスペースとして活用できるので、確実に利用できるようにしましょう。

関連記事:地下室のある生活と快適に暮らす工夫

ライフスタイルの変化を想定する

ライフスタイルの変化に強いホームエレベーターのある3階建ての家

【22.79坪 ホームエレベーターのある3階建ての家】の事例を見る>>>

2つ目は、子どもが独立した後や老後まで、ライフスタイルの変化を想定した家づくりを行うことです。

2階建ての住まいでも、子どもが独立してから2階の子供部屋が空くことで、2階の使用率が減ったという話を聞きます。

上り下りの多い3階建てや4階建てであれば、上階の使用率はさらに減るでしょう。

ホームエレベーターの設置や、将来住み替えができる売却しやすい土地の購入など、ライフスタイルの変化に耐えられる家づくりが大切です。

関連記事:自宅にエレベーターを設置するメリット・デメリット

1階部分をビルトインガレージにする

3つ目は、1階部分をビルトインガレージとして利用することです。

ビルトインガレージは車を購入した場合のほか、バイクや自転車、様々なアウトドア用品の収納や多目的スペースとして活用できます。

玄関まわりの使い勝手もよくなるため、都市部で家を建てる場合にメリットの多い間取りといえるでしょう。

奥行きがあり、2台を置けるガレージを持つ3階建ての家

【17.33坪 1階に2台置きのガレージを設けた3階建ての家】の事例を見る>>>

文京区に建てられた本事例は、奥行きがあるため2台分の駐車スペースを確保しています。

こうした屋根のある空間は雨の日の出入りや自転車の置き場としても活用できる便利な空間です。

ビルトインガレージは、限られた土地を最大限に活用でき、同時に日々の生活の利便性を向上させてくれるでしょう。

関連記事:ビルトインガレージのメリット・デメリットと注意点

 

また、東京都内を中心に、太陽光発電設備の拡大とともに電気自動車を夜間・非常用の電源として利用できる「V2H(ビークルトゥホーム)」の利用が広まっています。

ガレージを設ける場合は、将来電気自動車を購入した場合に備えて、充放電設備を設置するスペースを確保することも検討しましょう。

関連記事:東京都のV2H補助金を解説

吹き抜けなど採光・通風の工夫を加える

吹き抜けを設けて日差しを取り込む3階建ての家

【17.16坪 吹き抜けを設けた明るさを感じる3階建ての家】の事例を見る>>>

4つ目は、吹き抜けや高窓、天窓を利用して、採光・通風を取りやすくする工夫を加えることです。

都市部の土地では周囲を高い建物で囲まれていることから、自宅が日陰に入る時間が長くなるケースが多いもの。

家の中が暗くなることを防ぐには、吹き抜けを中心とする光や風を呼び込める家づくりが大切です。

関連記事:小さい家に吹き抜けをつける理由とは?

プライバシー性を向上させる

5つ目は、プライバシー性を向上させることです。

都市部でコンパクトな土地を購入した場合、周囲を自宅より高い建物に囲まれるケースは少なくはありません。

視線を感じながら暮らすとくつろいで過ごせないため、視線に配慮した住まいを目指すことが大切です。

 

コンパクトな土地に3階建てを建てる場合は、こうした間取りの工夫を加えることで、広々と快適な住まいを実現できます。

ただし、間取りや土地選びはケースごとに注意するべき点や考えるべき点が変わります。

東京23区内で家を建てるならクレバリーホーム東京まで、お気軽にご相談ください。

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まとめ│20坪の土地でも間取りの工夫で広く過ごす

20坪台の土地でも広々おしゃれに暮らす3階建ての家

【25.68坪 ラグジュアリーモダンな雰囲気の3階建ての家】の事例を見る>>>

20坪の土地と聞くと、コンパクトな土地・狭小敷地と思う方もいるかもしれません。

しかし、間取りのコツを意識することで、本記事で紹介したような明るく広さを感じる注文住宅を実現することも可能です。

 

取得する土地の面積を減らすことで東京23区内でも便利な土地を安価に購入することは可能です。

そして縦方向に大きな家を建てて、利便性も広さも十分に感じられる素敵な3階建て・4階建ての家を実現しましょう。

 

もっと3階建て・4階建ての家の実例を確認したい方は、都内での施工実績が豊富なクレバリーホーム東京まで、お気軽にご相談ください。

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監修者情報

高坂 昇

高坂 昇ou2株式会社 専務取締役 一級建築士

木造密集地域や防火地域において、木造ならではの施工性や設計の柔軟性、コストパフォーマンスを活かして木造耐火4階建て住宅(もくよん®)や、災害時の避難場所となる地下室や屋上を備えた災害住宅も提唱しています。

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