【3階建ては売れない?】理由や売却しやすい家の特徴、売却のコツ

【3階建ては売れない?】理由や売却しやすい家の特徴、売却のコツ

3階建ては売れない、売却しにくいと聞いた人もいるかと思います。

資産価値を維持し、売却しやすくするためには、どうすればいいのでしょうか?

そこで本記事では、3階建ての売れない理由売却しやすい家の特徴売却のコツについてご紹介します。

売却を検討している方も、これから3階建てを検討している方も、ぜひ参考にしてくださいね。

 

 

3階建ての特徴

まずは、3階建ての特徴をご紹介します。

  • 都市部や駅チカに多い
  • 狭小地でも延床面積が広い
  • 階段移動が多い
  • ビルトインガレージ付きや屋上付き物件も少なくない

都市部や駅チカに多い

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3階建ては、都市部や駅チカに多い傾向です。

土地代の高いエリアでは、広い土地を購入するより、建物の階層を増やして、縦長の住宅にしたほうが、経済的にお得になるケースが多いからです。

また、都市部であれば、建ぺい率や容積率などの点で、3階建てを建築しやすいことも理由の1つです。

  • 建ぺい率:敷地面積に対する建築面積の割合
  • 容積率 :敷地面積に対する建物の延べ床面積の割合

狭小地でも延床面積が広い

3階建ては、狭い土地でも延床面積を広くできます。

狭小住宅と聞くと、コンパクトな家をイメージされる方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、3階建て以上の物件は、ご家族が伸び伸び暮らせる床面積を確保している物件が、数多くあります。

【土地20坪の場合】

建ぺい率/容積率1階延床面積の上限階層
50%/100%約10坪約20坪2階建て
60%/150%約12坪約30坪3階建て

 

3階建ては土地を最大限に有効活用した、広い家が多い特徴があります。

関連記事:【3階建ての狭小住宅】約15坪でも快適な間取り5選│事例をご紹介​ 

狭小住宅をとことん楽しむ!

階段移動が多い

3階建ては、1階から3階までの階段移動が多くなりがちです。

ですが、ご家族が集まるリビングが2階に配置されているなど、機能的な間取りであれば、階段移動が少なくなります。

家事動線や生活動線を考慮した3階建ては、2階建て以上に暮らしやすくなります。

フロアごとに使用用途を分けられるため、ご家族のプライバシーを確保しやすいメリットもあります。

ビルトインガレージ付きや屋上付き物件も少なくない

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3階建ては、ビルトインガレージや屋上付きの物件も少なくありません。

1階を駐車場にしても、3階建てであれば、居住スペースを十分確保できるからです。

また、3階建ての高さを活かした屋上付き物件も人気です。

広い庭を確保する代わりに、屋上にご家族のプライベート空間をつくり、暮らしに楽しさをプラスさせた家づくりをされる方が多いためです。

関連記事:1階駐車場・2階以上が住居の家|間取りと外観画像、費用、メリット・デメリット、耐震性

 

3階建てが売れないと言われる理由

3階建てが売れない、売却しづらいと言われる理由は、下記の通りです。

  • 階段の上り下りが多いため、購入者が限定される
  • 耐震性に不安を持たれやすい
  • メンテナス費用やリフォーム費用が高くなりやすい

階段の上り下りが多いため、購入者が限定される

階段

3階建ては、どうしても階段移動が多くなるため、購入者が限定されることが、売れにくいと言われる理由の1つです。

若い世代であれば、階段移動も苦になりませんが、高齢者の場合、階段の上り下りが身体の負担になります。

高齢者や高齢のご家族がいるご家庭からのニーズが低くなるため、売却が困難になる恐れがあります。

耐震性に不安を持たれやすい

3階建ては、高さがあるため耐震性に不安を持たれやすい住宅です。

「地震によるダメージを受けやすいのではないか」「地震のときの揺れが大きいのではないか」と思われ、購入をためらう方もいらっしゃいます。

購入者の不安を払拭するために、耐震性の高さをアピールできる物件かどうかが、売却のポイントになります。

メンテナス費用やリフォーム費用が高くなりやすい

3階建ては、メンテナンスやリフォーム費用が高くなりやすい傾向です。

外壁の塗装や補修をする際に、高い足場を組む必要があり、価格が高くなりがちです。

維持管理費の高さを考えて、購入を断念する方もいらっしゃいします。

売却しやすい3階建ての特徴

売却しやすい3階建ての特徴をご紹介します。

これから3階建てを検討している方は、資産価値の維持のためにも、ぜひ下記項目を参考にしてくださいね。

  • エレベーターや階段昇降機が設置されている
  • 利便性の高い立地
  • 耐震等級3の物件
  • メンテナンスフリーな外壁材

エレベーターや階段昇降機が設置されている

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3階建ては、階段移動の負担を軽減できるかどうかによって、売却のしやすさが変わってきます。

ホームエレベーターや階段昇降機が設置されている物件であれば、高齢のご家族がいても安心して購入できます。

ターゲット層が広がるため、売却しやすくなります。

利便性の高い立地

駅チカなど利便性の高い立地の場合、需要が高いため売却しやすい傾向です。

共働きのご家庭は年々増加傾向にあり、立地を重視して住宅を購入する方は多くいらっしゃいます。

また、都市部の土地は、将来的に値下がりしにくく、資産価値を維持しやすいメリットもあります。

耐震等級3の物件

3階建ては、耐震等級3を獲得することで、耐震性の高さをアピールすることが可能です。

耐震等級は1~3まであり、数字が高いほど、地震による倒壊のリスクを軽減できます。

 

等級詳細
耐震等級1

(最低限の強度)

震度6強でも倒壊・崩壊しない。

大地震後は住み続けることが困難になるリスクが高い。

耐震等級2

 

耐震等級1の1.25倍の地震に耐えられる。

長期優良住宅は耐震等級2以上が必要になる。

耐震等級3

(最高等級の強度)

耐震等級1の1.5倍の地震に耐えられる。

大地震後も住み続けられる可能性が高い。

 

また、地震に強い3階建ては、頑丈な鉄筋コンクリート造というイメージをお持ちの方もいらっしゃいますが、建物重量が重いほど地震による揺れは大きくなります。

木造3階建ては、建物重量が軽いため、地震による揺れを少なくできる特徴があります。

耐震等級3の木造3階建ての場合、耐震性や地震による揺れに不安を感じてる方に対して、安心感を与えることが可能です。

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メンテナンスフリーな外壁材

3階建ての外壁材が、メンテナンスフリーの素材であれば、メンテナンスやリフォーム費用を抑えることが可能です。

維持管理費が割高にならないことをアピールできるため、売却しやすくなります。

長く住む家だからこそ、メンテナンスフリーの外壁は、物件の評価に大きく影響を与えます。

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3階建てを売却するコツ

3階建てをスムーズに売却するコツを、順番にご紹介します。

  • ホームインスペクション(住宅診断)を受ける
  • 耐震診断を受ける

ホームインスペクション(住宅診断)を受ける

ホームインスペクション

3階建てに限りませんが、ホームインスペクション(住宅診断)をすることで、売却しやすくなります。

ホームインスペクションとは、第三者機関によって住宅の劣化状況や不具合、雨漏りなどの隠れた瑕疵がないか調査することです。

第三者機関が調査することで、買主・売主共に、安心して売買できます。

調査を受けた物件として、ほかの物件と差別化できるため、買主にアピールしやすくなるメリットがあります。

耐震診断を受ける

3階建ての築年数が古い場合には、耐震診断を受け、問題がないことをアピールする方法があります。

ただし、当初の耐震等級や劣化具合なども関係するため、依頼する前に不動産会社に相談すると良いでしょう。

まとめ

3階建てが売れないと言われる理由や売却しやすい物件、売却のコツについてご紹介しました。

3階建ては「階段移動の多さ」や「耐震性」に対する不安などを払拭できるかが、売却のポイントになります。

将来、売却することも視野に入れている方は、今回ご紹介した項目を含めて、ご家族が暮らしやすい家づくりを検討してみてはいかがでしょうか?

クレバリーホーム東京は、お客様のご希望やライフスタイルに合わせた住まいづくりを提供しています。

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監修者情報

高坂 昇

高坂 昇ou2株式会社 専務取締役 一級建築士

木造密集地域や防火地域において、木造ならではの施工性や設計の柔軟性、コストパフォーマンスを活かして木造耐火4階建て住宅(もくよん®)や、災害時の避難場所となる地下室や屋上を備えた災害住宅も提唱しています。

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