陸屋根の木造住宅は、スタイリッシュでクールな外観になります。

デザイン性や屋上を設けるなどの点から、高い人気がありますが、防水加工の種類や住宅性能によっては、後悔する可能性があります。

本記事では、陸屋根の木造住宅のよくある失敗例や対策案、メリットなどをご紹介します。

事前にこれだけは知っておきたい点をわかりやすくまとめているため、ぜひ最後まで読んで参考にしてくださいね。

陸屋根とは？木造でも問題ない？

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陸屋根（ろくやね）とは、勾配のないフラットな屋根のことをさします。

外観がスタイリッシュな印象になるため、長く住んでも飽きにくく、幅広い世代から愛されるデザインです。

陸屋根は雨漏りしやすいデメリットがあるため、水分に弱い木造住宅には、向いていないイメージがあります。

しかし、近年では防水加工の種類も豊富になり、耐用年数が10年～20年と長いため、防水を維持しやすい環境です。

防水加工と保証がしっかりしている施工会社を選ぶことで、安心して木造住宅でも陸屋根を建築できます。

次章では、陸屋根や屋上付き住宅にした場合のよくある失敗例をご紹介します。

完成後に後悔しないために、ぜひ参考にしてくださいね。

クレバリーホーム東京では、屋根をつくる費用とほぼ同じ費用で屋上がつくれます。

陸屋根木造住宅の失敗例＆後悔しないための対策

陸屋根の木造住宅のよくある失敗例は、下記の通りです。

• 防水費用を節約して雨漏り
• メンテナンスをせずに雨漏り
• 真夏に部屋が暑くて後悔
• 屋上が使いにくい
• 屋根裏収納つくれない

後悔しないための対策も合わせて、順番にご紹介します。

防水費用を節約して雨漏り【防水の種類】

木造住宅に関わらず、フラットな陸屋根は雨水が溜まりやすいため、勾配のある屋根より雨漏りのリスクが高くなります。

建築費の安さを重視して、防水の種類や施工会社を選んでしまうと、数年で雨漏りしてしまう可能性も。

【後悔しないための対策】

陸屋根のある木造住宅では、最初から防水加工の耐用年数が長い種類がおすすめです。

メンテナンス回数が減るため、初期費用は高くなりますが、長期的に見てコストパフォーマンスに優れており、安心して住むことができます。

「シート防水」「ウレタン防水」「アスファルト防水」「FRP防水」などの種類があり、工法によっても耐用年数が変わってきます。

費用と耐用年数の見積もりを確認し、比較検討してみましょう。

関連記事：【屋上のある家】雨漏りしやすい原因とは？対策方法を解説 

メンテナンスをせずに雨漏り【確認点はこれ】

陸屋根での雨漏りを防ぐためには、防水効果を維持するための定期的なメンテナンスが重要です。

メンテナンスをしないことで、雨水が構造上の重要な柱を腐らせてしまう可能性があります。

【後悔しないための対策】

陸屋根部分が「色あせ」「ひび割れ」「剥がれ」「表面がふくらむ」などが見られた場合、防水加工が劣化している可能性があります。

症状が悪化する前に、早めにメンテナンスを検討しましょう。

また、雨水を流す排水口が詰まっていると、水溜まりができやすく、雨漏りのリスクを高めます。

とくに台風のあとは、葉っぱやゴミなどで排水口が詰まっていないか、点検することがポイントです。

真夏に部屋が暑くて後悔【住宅性能のポイント】

陸屋根の木造住宅は、屋根裏の空間がないため、太陽光による熱が室内に伝わりやすいデメリットがあります。

真夏に部屋が暑くなり、エアコンの電気代が高くなる可能性があります。

【後悔しないための対策】

断熱性や気密性の高い住宅を選ぶことで、真夏でも快適な室内環境を保ちやすくなります。

逆に、断熱性の低いローコスト住宅で陸屋根や屋上を建築してしまうと、後悔する可能性が高くなります。

屋上が使いにくい【工夫の仕方】

屋上のある住宅は、誰もが憧れるおしゃれでワンランク上のお住まいになります。

しかし、周辺の住宅の高さによっては、プライバシーが守られにくく、せっかくの屋上空間を楽しめない可能性があります。

【後悔しないための対策】

住宅密集地や周辺の建物が高い場合には、目隠しフェンスでプライバシーを守りやすくなります。

屋上の出入り口を利用して、視線を遮るなど間取りの工夫もできるため、屋上空間をご家族で楽しみたい方は、プラン作成時に設計士に相談してみましょう。

屋根裏収納がつくれない【収納の決め方】

陸屋根は、屋根のすぐ下が居室になるため、屋根裏がありません。

将来、収納が足りないと感じても、屋根裏収納を簡単にリフォームで追加できず、失敗したと感じるケースもあります。

【後悔しないための対策】

屋根裏収納は広いスペースを確保しやすく、家族人数が多いご家庭でも満足できる大容量の収納をつくれます。

しかし、「取り出しにくい」などの意見が多い収納場所でもあるため、代わりに動線をスムーズにできるファミリークローゼットで収納力をカバーする方法があります。

将来の家族構成を含めて必要な収納量を確認し、ご家族にとって屋根裏収納が必要か話し合うことが大切です。

陸屋根の木造住宅のメリット

陸屋根の木造住宅のメリットをご紹介します。

• スタイリッシュな外観になる
• 屋上にして、住まいに楽しさをプラスできる
• メンテナンスしやすい
• 天井を高く開放的な室内にできる
• 太陽光パネルを設置しやすい

スタイリッシュな外観になる

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陸屋根のある外観は、スタイリッシュでクールなデザインになります。

マンションやビルのようなフォルムになるため、外壁材にこだわることで高級感を演出できます。

直線を活かしたデザイン性の高い住宅をご希望な方におすすめです。

屋上にして、住まいに楽しさをプラスできる

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屋上バルコニーは活用方法が豊富にあり、ライフスタイルに合わせて楽しめる魅力的な空間です。

【活用例】

• セカンドリビングにして、ランチやディナーを楽しむ
• 家キャンプやバーベキューで休日を満喫
• 家庭菜園や屋上ガーデニングで緑のある暮らし
• 布団や洗濯物を一度に干して家事の時短
• お子様やペットの遊び場として公園のようなスペースに

屋上付きの木造住宅なら、屋外を活かした楽しみを気軽に取り入れることができます。

夫婦で夜空や夜景を眺めながらお酒を飲んだり、お子様と天体観測したりと、優雅な暮らしを実現します。

東京などの都市部では、広々とした庭の代わりに、プライベートな空間になる屋上付き住宅が人気です。

メンテナンスしやすい

フラットな陸屋根は、そのまま乗って点検や塗装ができるため、比較的簡単にメンテナンスできます。

勾配のある屋根の場合、足場を組む必要がありますが、陸屋根の防水工事であれば足場を組まずにリフォームできるケースも多いです。

屋上であれば、自身で点検や簡単な補修もしやすいですね。

天井を高く開放的な室内にできる

陸屋根の木造住宅は、三角屋根と比べて、天井を高く設計しやすいメリットがあります。

屋根裏スペースも含めて、室内の空間にできるため、広々とした開放的な住空間を実現できます。

床面積が限られた狭小住宅でも、窮屈感を感じにくい家づくりが可能です。

太陽光パネルを設置しやすい

電気代が高騰するなかで、太陽光発電システムの導入を検討している方も多くいらっしゃいます。

陸屋根は、屋根全面に太陽光パネルを設置できるため、電力を確保しやすいメリットがあります。

関連記事：【東京】屋上のある家＋太陽光パネルを設置しよう！｜東京でZEHを活用する補助金情報 

まとめ

陸屋根木造住宅の失敗例や後悔しないための対策、メリット・デメリットをご紹介しました。

水分に弱い木造住宅ですが、防水加工をしっかりおこなうことで、陸屋根でも快適に暮らすことが可能です。

技術力の高さや保証の手厚い施工会社を選んで、安心した家づくりをおこなってくださいね。

クレバリーホーム東京は、お客様のご希望やライフスタイルに合わせた住まいづくりを提供しています。

• 3階建て住宅・4階建て住宅
• 木造耐火住宅
• 狭小住宅
• 地下室付き住宅・屋上付き住宅
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